PTA会長「祝辞」など

私がした,高松市立紫雲中学校のPTA会長の祝辞、あいさつ等です。

入学式祝辞(平成18年4月10日)

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 今日からこの伝統ある紫雲中学校で、皆さんの中学校生活がはじまります。
 私も皆さんと同じようにこの紫雲中学校の卒業生です。
 今振り返ってみると、当時、私はちょっと生意気な中学生でした。
 剣道部の先輩に向かって、「先輩なら先輩らしく尊敬できる先輩でいてください。
一年早く生まれたと言うだけで、いばるんじゃない」などと言ったりしたことから、
剣道部をやめたりしたこともありましたが、その後バドミントン部に入って新先生という
素晴らしい先生や先輩、同級生の仲間に恵まれて充実した部活動生活を送ることができました。
 そして当時の仲間とは今でも年に何回か集まっては、当時のことや、
今の仕事や家族のこと等を話したりしています。
 中学校では部活動を通して、同級生だけではなく、先輩、後輩といった仲間がたくさんできます。
 同じスポーツや文化活動を通して出来た友情は、一生の宝物になると思います。
 また、私は三年生の時に、生徒会長選挙に立候補しましたが、その際、ちょうどこの場所で、
「私は生徒会は大嫌いです。でも、侍ジャイアンツという野球マンガの主人公が、
大嫌いだったジャイアンツに入って、ジャイアンツを変えようと決意したのと同じ気持ちで
立候補しました」などと演説して生徒会改革を訴えて当選し、その後、みんなからアンケートを取り、
コーラの自動販売機を設置するように当時の高橋校長先生にお願いしてこれを実現して
いただきました。
 その収益で図書室にクーラーを入れようとも思っていました。
 学校内に自動販売機が設置されたのは画期的でたいへん便利でしたが、
 私が卒業した後、いつの間にか、なくなってしまったようです。
当時の自分を振り返ってみると、かなり積極的で、ちょっとやんちゃな中学校生活であり、
今思うとちょっと恥ずかしく思ったりもしますが、当時の自分としては一生懸命だったと
思いますし、今では良い思い出になっています。
 ところで、以前、瀬戸内寂聴さんの講演で「切に生きる」ということを教わりました。
「切に生きる」の「切」という字は、切れるという字ですが、
「しきりに。心をこめて」という意味もあるそうで、「今を大切にして生きよう」ということです。
 まだ、これから先のことをいろいろ不安がっても仕方がない。
 過ぎたことをいろいろ悔やんでも仕方がない。
 今できるやりたいことを精一杯やろう、そしてやりたいことをやれる幸せを感じようということです。
 中学校生活は三年間。ぼーっとしているとあっという間に過ぎてしまいます。
 皆さんが、伝統ある紫雲中学校で、素晴らしい仲間に出会い、また、自分の目標を決めて、
今、この一瞬一瞬を大切に生きて、積極的な充実した三年間の中学校生活を過ごされることを
お祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。


卒業式祝辞(平成18年3月14日

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 中学校生活はどうでしたか。
 たくさんの楽しい思い出が出来たことでしょう。
 そして、今日、卒業の日を迎え、皆さんは、これからの将来に向け、希望に胸をはずませて
いることでしょう。
 ところで、今、社会では、様々な分野で急激な改革が行われています。
 そして、皆さんには、これからこの新しい時代の中での活躍が期待されています。
私は、弁護士という法律に携わる仕事をしていますが、この分野でも「司法改革」と称する
大きな改革が行われています。
 その中でも一番大きな改革は、「裁判員制度」です。
 数年後、皆さんも裁判員に選ばれるかもしれません。
 裁判員に選ばれると、皆さんが裁判官と一緒に、被告人が有罪か無罪か、有罪だとしたら
どんな刑にするのかを決めることになります。
 これからの皆さんにはこのような重要な役割も期待されているのです。
 それ以外でも皆さんは、これから受験、就職、結婚など、人生を歩んで行く上で、いたるところで
決断や判断をしていかなけばなりません。
 そして、そこで何を選択するかが自分の人生を決めることになります。
 では、そのとき何を基準に判断したらいいのでしょう。
 最近、京セラの設立者である稲盛和夫さんの「生き方」という本を読みました。
 その中で、稲盛さんは、どんなことも「人間として何が正しいのか」という基準で決断し、
それで成功を収めてきたそうです。
 嘘をつくな、人には迷惑をかけるな、人には親切にせよなど、本来当たり前のことです。
 しかし、人間はつい自分の利益のことだけを考えたりして、この基準からはずれることがあります。
 しかし、このシンプルだけれど筋の通った基準に沿って判断していくことで迷いなく正しい道を
歩むことが出来、事業を成功に導くことができたそうです。
最近の社会問題を振り返ってみるとどうでしょう。
 ライブドアを引っ張ってきたホリエモンはどうだったでしょうか。
 耐震偽装問題のあの設計士さんはどうだったでしょうか。
 何とかインというホテルの社長さんはどうだったでしょうか。
 堀江メール問題も同じですよね。
 どの問題も、稲盛さんの言う「人間として何が正しいのか」という基準で決断していれば
起きなかったのではないでしょうか。
 また、稲盛さんは、この本の中で、「人生の方程式」についても教えてくれました。
その方程式とは、
     人生や仕事の成果は、「能力」×「熱意」×「考え方」
であらわされるというものです。
 すなわち、人生や仕事の成果は、能力・熱意・考え方という三要素のかけ算であらわされる。
「能力」があっても「熱意」に乏しければ良い結果はでないし、また、「能力」と「熱意」があっても、「考え方」
の方向が間違っていれば、−(マイナス)がつくので、その結果は大きなマイナスとなってしまうというものです。
 もちろん、この「考え方」の基本は先程の、「何が人間として正しいか」ということだと思います。
皆さんもこれからいろんな人生の選択をしなければならないでしょうが、その際には、是非、
「人間として何が正しいか」という極めてシンプルだけど重要な基準で選択し、自分の「能力」を信じ、
「熱意」を持って努力し、人生の成功をおさめて欲しいと思います。
皆さんが、伝統ある紫雲中学校の卒業生として、実りある人生を過ごされることをお祈りし、
 お祝いの言葉とさせていただきます。
 本日はご卒業おめでとうございます。


運動会祝辞(平成17年5月28日)

 
来賓を代表してお祝いの言葉を申し上げます。
 本日は、好天、「ネバーギブアップ」をスローガンに紫雲中学校の第59回運動会が
開催されるとのこと、誠におめでとうございます。
 生徒の皆さん、今日までの授業や早朝からの練習は、さぞ大変だったと思いますが、
今日は、その成果を十二分に発揮してください。
 リレーでバトンを落としたりしないかなあとか、組み立て体操で失敗しないかなあなどと不安な人が
いるかもしれませんが、「練習は裏切らない!」と信じてかんばってください。
 きっとこれまで努力がみのって素晴らしい成果を上げることが出来ると思います。
 クラスマッチもあるそうですが、みんな一人一人が自分のできること悔いなく精一杯がんばって
クラスをみんなで盛り上げて中学校生活のいい思い出にしてください。
 ご来賓の皆様、ご父兄の皆様、本日は朝早くからご苦労様です。
 生徒へのご声援をお願いします。
 最後になりましたが、ご指導いただきました先生方に感謝の意を表するともに、
運動会が、みんな元気に無事に終了し、中学校生活の素晴らしい思い出となることを
お祈り申し上げましてお祝いの言葉とさせていただきます。皆さんがんばってください。

入学式祝辞(平成17年4月8日)


  来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 今日からこの伝統ある紫雲中学校で、皆さんの中学校生活がはじまります。
 中学校生活を送るにあたって、まず、大切にしてほしいのは、「仲間」、「友だち」です。
 この紫雲中学校には、二番丁、亀阜、日新、四番丁の四つの小学校を中心にたくさんの小学校の卒業生が
入学してきています。
 クラスの中でも知らない人のほうが多いかもしれません。友だちができるだろうかと不安かもしれませんが、
それはみんな同じ気持ちです。
 クラスに戻ったら、さっそく恥ずかしがらずに積極的に声をかけてみてください。
 きっと、素晴らしい友だちがみつかると思います。
 また、中学校では部活動を通して、同級生だけではなく、先輩、後輩といった仲間もできます。
 同じスポーツや文化活動を通して出来た友情は、一生の宝物になると思います。
 私は、この紫雲中学校で、バドミントン部に属していましたが、今でも年に何回かは集まっては当時のことを
懐かしく話したり、それぞれの今の家庭や仕事の話をしたりしています。
 今年もつい最近集まりましたが、本当に楽しいひとときを過ごせました。
 皆さんも是非、素晴らしい仲間に巡り会って楽しい思い出の残る中学校生活を送ってほしいと期待しています。
 ところで、紫雲中学校は、「本校に学ぶ者 大志をいだき 自らの力で 強く正しく 立とう」という
「自主独立」を校訓としています。
 皆さんには、これから中学校生活を送るに当たって、まず、自分の目標をきちんと立ててほしいと思います。
 将来、ノーベル賞を取るんだとか、宇宙飛行士になるんだという目標でもかまいません。
 また、英語の勉強を頑張る、部活動でレギュラーに入る、県大会で優勝する、テストで一番になるという近い
目標でもかまいません。とにかく自分自身で自分の目標を決めてください。
 そして、目標を決めたら、次は、その目標を達成するには、何をしたらいいのかを具体的に考えて、
それをこれから毎日毎日一生懸命に頑張ってみてください。
 ご両親や友人に相談してもかまいませんが、決めるのはあなたです。
 もしうまくいかなくても他人のせいにせず次はどうしたらよいのかまた自分でよく考え、決断してください。
 失敗は、すばらしい経験として、きっとあなたの人生の役にたつはずです。
 このように自分で目標を決め、その決めたことに責任をもつ、これが、本校の校訓である「自主独立」だと思います。
皆さんが、伝統ある紫雲中学校で、素晴らしい仲間に出会い、また、自分の決めた目標に向かって、
毎日を真剣に取り組んで、充実した三年間の中学校生活を過ごされることをお祈りし、お祝いの言葉と
させていただきます

卒業式祝辞(平成17年3月11日)

 来賓を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 中学校生活はどうでしたか。たくさんの楽しい思い出が出来たことでしょう。
 私も紫雲中学校の卒業生ですが、今も当時の思い出は大切な宝物だと思っています。
 さて、これで「義務教育」も終わりです。
 これからは、自分で、自分で進む道を決め、きちんとした目的を持って進んでほしいと思います。
「高校」へ行く人も、自分の将来の仕事や進むべき道を決めるために、もっと勉強するんだという
はっきりとした目的を持って頑張って欲しいと思います。
 今回、生徒会誌「紫雲」にも書きましたが、日本IBMというコンピューター会社の会長の
北城恪太郎氏は、今日の皆さんと同じ中学校卒業時に担任の先生から「数学や理科の
成績はいいけど、英語の成績はあまりよくないね」と言われ、負けず嫌いだった北城氏は
「高校に行ったら英語を必死に勉強しよう」と決意し、高校での三年間、英語漬けの毎日を
送って英語をマスターしたのです。
 また、「これからはコンピューターの時代が来る」という記事を読んで感銘し、大学では
コンピューターの勉強に明け暮れました。その結果、コンピューターの知識が役にたって、
日本IBMに入社出来ました。
 そして、入社二年目で社内の海外留学試験に応募したところ、「英語」が役にたち、試験に
合格し留学できたのです。
 彼はその後も自分の得意分野の知識を活かすことによって、結局、日本IBM会長
にまでなりました。
 皆さんも、北城氏の「英語」や「コンピューター」のように、自分の興味のある分野を早く見つけ
深く勉強していき、「これだけは誰にも負けない」ものを作ってください。
 そして、その得意分野を活かした仕事について、「働くこと」の喜び、生きがいを感じて
ほしいのです。
皆さんが、伝統ある紫雲中学校の卒業生として、楽しみ、喜びを見いだせる仕事に出会って、
実りある人生を過ごされることをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。
本日はご卒業おめでとうございます。


生徒会誌「紫雲」寄稿(平成17年3月)

「これだけは誰にも負けない」          
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 中学校生活はどうでしたか。たくさんの楽しい思い出が出来たことでしょう。
 私も紫雲中学校の卒業生ですが、今も当時の思い出は大切な宝物だと思っています。
 さて、これで「義務教育」も終わりです。皆さんは、これからどのように生きていくのでしょうか。
 まず、「高校」に行くのですか、それとも「社会」に出て働くのですか。
 「高校」に行く人が多いのかもしれませんが、みんなが行くから自分も行くんだと漫然と思っていませんか。
 これからは、何をするにしろ、自分でよく考えて、自分で進むべき道を決め、きちんとした目的を持って
進んでほしいと思います。
 「高校」へも、自分の将来の仕事や進むべき道を決めるために、もっと勉強するんだというはっきりとした目的を
持った上で、「高校」で頑張って欲しいと思います。
 最近では、NEET(ニートNot in Employment, Education or Training)と呼ばれる職業にも学業にも職業訓練にも
就こうとしない人が増えているそうです。
 しかし、皆さんにはこれからの生活の中で、将来進むべき自分の道を自分で見つけ出して、それに向かって
努力して欲しいと思います。そして、「働くこと」の喜び、生きがいを見つけて欲しいと思います。
 先日、世界的なコンピューター会社である日本IBM会長の北城恪太郎氏の「経営者、15歳に仕事を教える」という本を読みました。
 北城氏は、中学校卒業時に担任の先生から「数学や理科の成績はいいけど、英語の成績はあまりよくないね」と言われ、
負けず嫌いだった北城氏は「高校に行ったら英語を必死に勉強しよう」と決意しました。
 それからの高校3年間は、英語漬けの毎日を送って英語をマスターしたそうです。
 また、「これからはコンピューターの時代が来る」という記事を読んで感銘し、大学では、コンピューターの勉強を
はじめたところ、非常に面白くてのめり込み、どんどん勉強を進めていき、毎日プログラム作りに明け暮れました。
 その結果、コンピューターの知識が役にたって、自分が大好きなコンピューター会社である日本IBMに入社出来ました。
 入社2年目で社内の海外留学試験に応募したところ、高校時代にがんばって勉強した「英語」が役にたって、試験にも
合格して留学ができたそうです。
 中学時代に「英語の成績はよくないね」と言われた一言で英語を勉強してそれが留学に結びついたのでした。
 そして、彼はその後も自分の得意分野の知識を活かすことによって、日本IBM会長にまでなりました。
 北城氏は、この本の中で、皆さんのような若い人たちへ次のようなアドバイスを送ってくれています。
 @人生のいろんなきっかけの中で、「自分」の関心のあるものは何か、「自分」は将来何をしたいのか、何に
  なりたいのか、常に意識して、そのためにはどんな勉強が必要なのかを考えてそれに打ち込むこと
 A「これだけは誰にも負けない」といえる教科や得意分野をを持つこと
 B国際社会で活動したいなら、特に「英語」と自己主張する能力を身につけること
 皆さんも是非、これからの生活の中で、北城氏の「英語」や「コンピューター」のように、自分の興味のある分野を
早く見つけて、深く勉強していき、「これだけは誰にも負けない」ものを作ってください。
 そして、その得意分野を活かした仕事について、「働くこと」の喜び、生きがいを感じてほしいのです。
皆さんが、伝統ある紫雲中学校の卒業生として、楽しみ、喜びを見いだせる仕事に出会って、
実りある人生を過ごされることを祈っています。



運動会祝辞(平成16年6月5日)

 来賓を代表してお祝いの言葉を申し上げます。
 本日は、すばらしい晴天のもと、「紫気欄舞」をスローガンに紫雲中学校の第58回運動会が
開催されるとのこと、誠におめでとうございまず。
 生徒の皆さん、今日までの練習、さぞ大変だったと思いますが、今日は、その成果を十二分に
発揮してください。
 私も何十年か前に、この運動会で100メートル走に出て、11秒4という記録で優勝したことがあり、
そのタイムを自慢していたら、後で、実際には80メートルしかなかったと聞かされたことを思い出し
ますが、今でもいい思い出です。
 クラスマッチもあるそうですが、みんな一人一人が自分のできること悔いなく精一杯がんばって
中学校生活のいい思い出にしてください。
 ご来賓の皆様、ご父兄の皆様、本日は朝早くからご苦労様です。
 どうか自分の子どもはもちろんのこと、他の生徒の活躍にもご声援いただきますよう
お願い申し上げます。
 最後になりましたが、ご指導いただきました先生方に感謝の意を表するともに、
運動会が、みんな元気に無事に終了することをお祈り申し上げましてお祝いの言葉と
させていただきます。皆さんがんばってください。



私がした,高松市立二番丁小学校のPTA会長の祝辞、あいさつ等です。

入学式祝辞(平成16年4月9日)

 来賓を代表してお祝いの言葉を申し上げます。
 新入生のみなさん。ご入学おめでとうございます。
 皆さんはこれから始まる小学校生活にワクワクドキドキしていることでしょう。
 ところで今日は、皆さんに「あいさつは いつも笑顔で私から」ということを
お願いしたいと思います。
 新入生のみなさんは、これからたくさん友達が出来たらいいなあと思っているのではないでしょうか。
 私も、皆さんと同じように35年位前にこの二番丁小学校に入学したとき、
友だちが出来るかなあと思って心配でした。
 そんなとき、はじめて会った同じクラスの女の子が、「こんにちは、これから仲良くしようね」
って、声をかけてくれました。 
 私は、本当にうれしかったし、その後、直ぐに仲良くなって、それから学校に行くのが楽しくなりました。
 自分から声をかけるのは、なんだか恥ずかしいなあと思っている人もいるでしょう。
 けれど、勇気を出して、さっそく今日、クラスの人にも笑顔で、
「おはよう」、「こんにちは」って、声をかけてみてください。
 きっと、あなたに声をかけてもらった人は、とってもうれしい気持ちになるし、
それをきっかけにして友だちになれるでしょう。
 あいさつは、相手の人を幸せにするし、それによって自分も幸せになれる魔法のひとつだと思います。
 だから、是非、自分のほうから、先に、声をかけて相手の人を幸せな気持ちにしてあげてくださいね。
 お父さん、お母さんやおうちの方にも、照れくさがらずに、きちんと、「おはよう」、「おやすみなさい」、
「いってきます」、「ただいま」とあいさつをしましょう。
 また、人から何かしてもらったら、必ず、「ありがとう」と言ってほしいなあと思います。
 みなさんも「ありがとう」って言われると良い気持ちになるでしょう。
 「あいさつは いつも 笑顔で私から」是非、このことばを覚えて実行してください。
 また、最初はいろいろと戸惑うことがあるかもしれませんが、わからないことは先生や上級生に直ぐに聞いてください。
 心配はいりません。二番丁小学校の先生も上級生のお兄さんやお姉さんも、皆やさしく親切な人ばかりです。
 保護者の皆様、この度はお子様のご入学、本当におめでとうございます。
 二番丁小学校の先生方は、児童一人一人のいいところを見いだして伸ばす教育を推進してくれています。
 安心してお子様を預けて頂いたらと思います。
 ところで、今年、二番丁小学校を初めとする紫雲ブロックでは、「あいさつは いつも笑顔で私から」を
スローガンにあいさつ運動を展開しております。
 そして、私たちが、まず、積極的に子どもたちに声をかけ、励まし、地域全体でみんなの子どもをみんなで育てる
活動をしていきたいと考えております。
  どうか子どもたちのため、PTA、子ども会その他の活動への積極的なご参加とご支援、ご協力を
お願い申し上げます。
 以上でPTA会長のお祝いの言葉とさせて頂きます。本日はおめでとうございます。

卒業式祝辞(平成16年3月17日)

 卒業生の皆さん 保護者の皆さま この度はご卒業おめでとうございます。
 たくさんの思い出や友だちができたことでしょう。これらすべてが、あなたの一生の宝物です。
 ずっと大切にしてください。
 さて、皆さんは、将来どんな仕事に就きたいと思っていますか。
 私が、皆さんと同じように二番丁小学校を卒業したときのPTA新聞を見ると、
私は、それに,「最高裁判所長官になって日本の犯罪をなくしたい。」と書いていました。
 子どもの頃から時代劇が好きで、大岡越前や遠山の金さんというお奉行様や、水戸黄門が、
悪代官などの悪い奴をやっつけるのを見るのが大好きな,正義感の強い子どもだったように思います。
 そして、結局、私は、司法試験という試験を受けて、検察官という仕事をすることになりました。
 検察官というのは、法律に基づいて、悪いことをした人を裁判にかけて、刑務所に入れるよう
求めていく仕事であり、まさに子どものときに考えていたような仕事についたのでした。
 今は、検察官と同じように法律を扱う弁護士という仕事をしています。
 最近、「行列の出来る法律相談所」 などのテレビ番組にも弁護士が出て「訴えてやる」とかやってますね。
 弁護士の仕事は、いろんなトラブルに巻き込まれて困っている人を、
法律の世界からみてアドバイスをして助けてあげる仕事です。
 また、本当は犯人ではないのに犯人だと疑われている人を無罪にしてもらって
助けてあげるということもあります。
 弁護士の仕事は、いろんなもめごとの中に入っていくわけですから決して楽な仕事ではありません。
しかし、事件を解決してあげてその人から感謝されたとき、本当にやりがいのある仕事だと感じます。
 世の中にはたくさんの仕事があります。
 お父さんで作っている「おやじ会」のお父さん方の職業も、公認会計士さん、お坊さん、獅子頭職人さん、
たばこ会社の会社員さん、クレーンのペンキを塗る会社の社長さん、日本銀行の銀行員さん、
警察の科学捜査研究所の人などいろんな職業の人がいます。
 そして、みんな自分の仕事に自信と誇りを持ってがんばっています。
 みなさんにも、その仕事をすることに生き甲斐を感じられる職業に就いて欲しいと思います。
 そしてそれには、自分が最も興味のあることを活かせる仕事につくのが一番です。
 そのためには、自分は何が好きなのか、何に興味があるのか、自分は世の中の人のためにどんなことを
してあげられるのかを今から考えながら毎日の生活を送ってください。
 最近、村上龍さんが、「一三歳のハローワーク」という本を出しました。
 この本は、自分が持っている興味をもっている事柄について,その本で引いてみると、
その興味を活かせる仕事にどのようなものがあるかを教えてくれます。
 例えばお花や植物が好きな人は、お花屋さん、庭師、フラワーデザイナー、樹木医など植物に関する
こんなにたくさんの仕事がありますよ、と書いてあります。
 弁護士、検察官は、人の役に立つのが好きという欄に書いてありました。
 是非、一度読んでみてください。きっとあなたが目指す職業のヒントが見つかるでしょう。
 もちろん、まだ、どんな仕事につこうか決めていない人のほうが多いかも知れません。
 そんな人は、いろんな本をたくさん読んだり、いろんな人から話を聞いて、いろんな経験をしてください。
 そして,自分が何に興味があるのかを見つけて、その興味を活かせる仕事を探してください。きっと見つかると思います。
 目指す職業が決まったら、人から教えられるのを待つのではなく、自分からすすんで積極的に勉強してください。
 目指すものが難しいものであったとしても、必ずやり遂げられるという気持ちで真剣に努力すれば必ず良い結果をもたらすはずです。
 そう信じて頑張ってください。
 みなさん一人一人が自分にふさわしい仕事を見つけて、将来、社会で活躍されることを心から祈っております。
 がんばってください。
 保護者のみなさん、おめでとうございます。子どもの卒業式は感慨深いものがあろうかと思います。
 私も、卒業生の保護者の一人として、本当に感激しております。
 また、これまで子どもたちをご指導頂きました先生方、地域の方々に熱く御礼申し上げます。ありがとうございました。
 最後になりましたが、卒業生の今後ますますのご活躍をお祈りいたしまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。
 本日はご卒業おめでとうございました。


PTA新聞「二番丁」原稿(平成16年3月)

 カードは君が切れ!

 ご卒業おめでとうございます。 たくさんの思い出と友だちができたことでしょう。
 これらすべてがあなたの一生の宝物です。ずっと大切にしてください。
 ところで皆さんは、これからいろんな選択をしなければなりません。
 どこの学校へ行くのか、部活は何にするのか、将来何になるのかなど選ばなければならないことばかりです。
 しかしどうか自分でよく考えて決断をしてください。そして自分の決断に責任を持てる人間になってください。
 ご両親はいろいろとアドバイスをしてくれるでしょう。仲の良い友人と相談してもかまいません。
 しかし、決めるのはあなたです。友だちやお母さんの意見ではなく自分でよく考えて決断してください。
 そして自分で決めたことに責任をもつ、これが「自立する」ということです。
 たとえ失敗しても、他人のせいにせず次はどうしたらよいのかまた自分でよく考え、決断するのです。
 このことさえ忘れなければ、その失敗は、すばらしい経験としてあなたの人生の役にたつはずです。
 卒業生の皆さんがいつでも前向きに自分の人生を切り開いていけるよう、心から応援をしています。
 伝統ある二番丁の卒業生だという誇りを持ってがんばってください。

 卒業式祝辞(平成15年3月18日)

   PTA会長の○○でございます。来賓を代表してご挨拶させていただきます。
   卒業生の皆さん 保護者の皆さま この度はご卒業おめでとうございます。
   また、地域の皆さま、ご来賓の皆さまにはお忙しい中,
   足をお運びいただきありがとうございました。
   長いようで短かった6年間ではなかったでしょうか。
   たくさんの思い出ができましたか。
   運動会、音楽会、修学旅行、子ども会キャンプどれも一生の思い出になることでしょう。
   それに皆さんは創立百周年のときにこの二番丁小学校で過ごしたラッキーな方たちです。
   20年後にタイムカプセルを開けるのが楽しみですね。
   さて、私は弁護士という法律の仕事をしていますので、今日は、日本国憲法のお話しをしたいと思います。
   憲法というのは国の最高の法律です。皆さんは憲法を読んだことがありますか?
   その13条には、「すべて国民は個人として尊重される」と書かれています。
   これは個人が個人として尊重されることが,最も大事なことであると言うことです。
   皆さん一人一人はみんな違っていますよねえ。
   勉強が得意な子も苦手な子も、水泳が出来る子も泳げない子も、
   牛乳が3秒で飲める子、いろんな子がいますねえ。
   みんなその人にしかない「個性」を持っているのです。
   この「個性」こそが、かけがえのないものであって、誰もが同じようにかけがえのない人格を持つ
   一人の人間として尊重されるべきである。ということです。
   これは皆が好き勝手なことをしていいということではなく、誰もが相手の立場を考え
   尊重しあわなけれなばならないということなのです。
    卒業生のみなさんも、自分のいいところはどこかをもう一度考えてみてください。
    また、友だち一人一人のいいところも考えてみてください。
   いいところのない人間はひとりもいません。 
    生まれてきた人間、個性の異なるすべての人間が、おうちの中でも学校でも
   社会にとっても必要とされているのです。
    そして自分のいいところをこれからも伸ばすよう、また友だちのいいところを尊重し、
   見習うよう頑張ってください。
    最後になりましたが、卒業生の今後ますますのご活躍をお祈りいたしまして、
   ご挨拶とさせて頂きます。本日はご卒業おめでとうございました。

 入学式祝辞(平成15年4月10日)

   PTA会長の○○です。来賓を代表してお祝いの言葉を申し上げます。
   新入生のみなさん。ご入学おめでとうございます。
   皆さんはこれから始まる小学校生活にワクワクドキドキしていることでしょう。
   皆さんと同じように私も35年位前にこの二番丁小学校に入学しました。
   その頃のことを思い出しますと,私が1年生の頃のことでした。
   当時私は給食に出るパンがとっても嫌いで,残ったパンを給食袋にこっそり隠していたんです。
   そうしたらある日,ネズミがかじってそれをちらかしたので,大事件となり先生に叱られました。
   私はそれで6年生になって児童会長に立候補したときには,ちょうど今話しているこの場所ですが,
   「私が児童会長に選ばれたらパン給食はやめて,全部ゴハン給食にします」と演説し,
  ついでに私は牛乳も嫌いだったので,「コーヒー牛乳にします」などと演説をして,
  今度は児童会の先生に叱られたりもしました。
  でも,今のお話しは35年も前の話しです。皆さんは心配しなくても大丈夫です。
  今の二番丁小学校の給食はとってもおいしいんですよ。
  パンもとってもおいしいし,ゴハン給食の日もありますし,プリンやクレープも出ることもあるんですよ。
  お楽しみ給食というのもあるそうです。私も皆さんと一緒に毎日食べたいくらいです。
  もちろん今では,教室にネズミがでることもありません。
  1年生になったら友達100人できるかなあという歌がありますが,友達も直ぐに出来ます。
  わからないことは先生や上級生に直ぐに聞いてください。
  二番丁小学校の先生も上級生のお兄さんやお姉さんは,皆やさしく親切な人ばかりです。
  ところで,今日は私から皆さんにお願いがあります。
  それは学校であったことを一つでもいいから,毎日,寝る前に,おうちの方に話してあげてほしいのです。
  それは例えば,「今日は大きな声で校長先生におはようございますのご挨拶が出来たんだよ」でもいいし,
  「今日は元気に手を挙げて発表が出来たよ」でも,「給食にピーマンが入っていたけど全部食べたよ」
  でもかまいません。
  出来れば,今日一日の生活の中で,自分をほめてあげたいなあ,今日の自分のよかったことはこれだなあ
  と思うことを教えてあげてください。
  そうすれば1年たつと365個の自分のいいところが見つけられるでしょう。
  毎日それをノートに書いておけばもっといいですね。自分の宝物ノートが出来るでしょう。
  早速今日からやってみてくださいね。おうちの人もきっと楽しく聞いてくれると思います。
  今日は初めての小学校。たくさんお話しが出来そうですね。
  保護者の皆様,この度はお子様のご入学,本当におめでとうございます。
  二番丁小学校の先生方は,児童一人一人のいいところを見いだして伸ばして頂く教育を
  推進していただいてくれています。
  安心してお子様を預けて頂けると確信しております。
  そして,私たち自身も積極的にこども達に接し,私たちのほうから積極的に声をかけ,
  地域全体でこども達を育てていくんだ,「みんなのこどもをみんなで育てよう」
  そんなPTA活動を展開していこうと考えています。
  どうかねこども達のため,PTA活動への積極的な御参加とご支援,ご協力をお願い申し上げます。
  PTA活動を義務と思わず,プラス思考で積極的に楽しんで頂ければと思います。
  以上でPTA会長のお祝いの言葉とさせて頂きます。本日はお
めでとうございます。
 

 PTA定期総会あいさつ(平成15年4月26日)

  PTA会長の○○でございます。
  平素はPTA活動に対し,格別のご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
  また,本日はご多忙中のところ,平成15年度のPTA総会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。
  ご存じのとおり,昨年から学校完全5日制が実施され,子どもを取り巻く環境は大きくかわりました。
  学校,家庭,地域の結びつきの重要性,それをどうやってPTAが関わっていけるかを
  改めて考えさせられた一年でした。
  再編成された子ども会の「土曜開放」に協力したり,老人クラブ,自治会などにも協力をお願いし,
  各種の活動を行ってまいりました。
  本年度は,学校完全5日制も2年目に入ります。
  昨年の経験を踏まえ,子どもたちのため,さらに積極的な取り組みを行っていきたいと思います。
  また,今ご紹介申し上げたとおり,本年度から,新しく校長先生をはじめ,
  あたらしく入ってこられた教職員の皆様もいらっしゃいます。
  保護者と教職員の皆さんとの結びつきをより一層深め,協力していくことが大切ではないでしょうか。
  他方,昨年は,○○小学校をはじめ,小学生に対する事件もありました。
  現在,本校では100メートル運動を実施しておりますが,更に子どもたちの安全確保の対策も
  検討していかなければと思っております。
  また,後で,本年度の活動方針,事業計画案などについてもご説明申し上げますが,
  本年度は,PTA会員みなさまひとりひとりが,子どもたちのため,PTA活動に ご協力頂く,
  全員参加型のPTAを推し進め,心豊かでたくましい児童の育成をすすめていきたいと思いますので,
  何卒,ご協力のほど,よろしくお願いします。