聖刻群龍伝 亢龍の刻1
著者 千葉 暁 出版社
(シリーズ)
中央公論社 C・NOVELS
本体価格 900円 ISBNコード ISBN4-12-500742-X
読了日 2002/03/12 初版発行日 ----/--/--
感想  借り物シリーズ(;^^)
 今回は前回でひとまずバルーザ戦に終止符が打たれ、疲弊した帝国が徐々に盛り返していく中で繰り広げられる謀略に、主人公であるデュマシオンが翻弄される物語となっています。これまでのシリーズの中ではかなり異質な一冊だったと思いますが、個人的には少々慌ただしすぎるんじゃないかなぁと思いましたね。


聖刻群龍伝 昇龍の刻4
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
中央公論社 C・NOVELS
読了日 2001/11/??
感想  「昇龍」編完結、だそうです。人馬操兵を駆るバルーザとの戦いもここに決着します。またこの戦いに寄り、帝国内の『敵』とも本格的に対立していく・・・。
 かなり話は動きます。動いているんですが・・・なんかちょっとリアリティに乏しい感じがしますね。スケールが少し大きくなりすぎているのかも。


宿縁の八聖者 聖刻1092黒き僧正編6
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
朝日ソノラマ ソノラマ文庫
読了日 2001/06/07
感想  あれ? なんか飛んでますね、「黒き僧正編」の5巻。買ってなかったかな? まぁいいや(;^^)
 ようやく本書で「黒き僧正編」が完結しますが、それはまた新たな物語へと続いていく、と書きたくなってしまうラストでした。つーか、ダム・ダーラがああいう立場とは思わなかったな。あと、バール・デンドルの乗機が八機神の一体だったんですが、このエピソードは取ってつけたような、いまいちしっくりこないものを感じましたね。
 全体に物語がこなれたせいか、無難に展開しているような部分も見られるし・・・。ちょっと悪い意味での『慣れ』が出ているのかも。


聖刻群龍伝 昇龍の刻1〜3
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
中央公論社 C・NOVELS
読了日 2001/01/20
感想  これは3巻で終わっているわけではないんですが、またしても借り物でまとめて読んだもので・・・(;^^)
 で、お話しは前回の続きで、いよいよディマシオンの戦いが始まる訳ですが、当初は同じ帝国内の敵と戦っていたのが、途中から南の蛮族(と帝国の人間は思っている種族)が異形の操兵、人馬操兵を駆って帝国領へと大進行を開始。それによって図らずも敵対していた者同士が轡を並べてともに戦わなければならない事態へと急激に話は展開していく・・・。
 ストーリーが壮大になってきました。が、同時に焦点がだんだんぼやけてきているような印象があります。あまりこの症状が悪化しなければいいんですが・・・。


聖刻群龍伝 1〜4
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
中央公論社 C・NOVELS
読了日 2000/12/21
感想  今回も借り物でまとめて読んだので、一気に行きます(;^^)
 いよいよこの「龍」のシリーズに入ることによって、物語が本格的に動き出します。言ってみれば、「群狼伝」は登場人物紹介的な感じであり、本編はこれから、と言ったところでしょうか。物語が動き出したため、これまでの気ままな旅風情があった前シリーズとは異なり、ずいぶんと政治色が強いシーンも出てきました。またそういった部分にずいぶんウェイトが割かれたため、今までとは若干、イメージが変わってしまったところもありましたが、ストーリーそのものの面白さは充分です。本編ともいうべき「1092」シリーズとは異なり、数多く登場する女性キャラも、それぞれがなかなか個性的で光っているし、これからも期待できそうです。


聖刻群狼伝 1〜4
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
中央公論社 C・NOVELS
読了日 2000/11/28
感想  まとめて読んだので、まとめてしまいます(;^^)
 いぜんからこのシリーズは知っていたのですが、なんとなく読んでいませんでした。ちょっと本編ともいうべき聖刻1092がやや惰性の感が出てきたのも一因でしたが。しかしこのシリーズ、予想と違いなかなかに興味深いストーリーで、一気に読めてしまいました。
 物語は小さな国の公子として生を受けた主人公が、その胸のうちに秘めた野望のために諸国を回ってさまざまな有形無形の力をつけていくというもので、主人公の成長譚でもあります。
 作者によるとここまでが序章であり、本編はこれからとか。なかなか楽しみではあります。


復活の黒僧正 聖刻1092黒き僧正編4
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
朝日ソノラマ ソノラマ文庫
読了日 2000/05/09
感想  なんとまぁ、前回から半年以上開いての続刊、『黒き僧正』編第4巻、通巻で19巻目(外伝含む)の聖刻本編です。
 今回はまあしかし、派手なのか地味なのか、よくわからない話でしたね(;^^) ストーリーは主に3つ、それらが同時に進行し、しかもそのうち2つは合戦。最初、この2つの合戦は途中から合流するのかと思ってしまいました。
 あと今回読んでてちょっと思ったのは、この人、女性を書くのって苦手じゃないのかな? いまいち女性の書き分けが、男性キャラより弱い感じがしますね。ちらほらと重要な女性キャラも出てきていますので、この先ちと不安が残る気はします。


戦慄の黒太子 聖刻1092黒き僧正編3
著者 千葉 暁
出版社
(シリーズ)
朝日ソノラマ ソノラマ文庫
読了日 1999/08/30
感想  なんだかずいぶん久しぶりの「聖刻1092」です。おかげですっかりストーリーは忘れており、思い出すまで時間がかかってしまいました(;^^)
 今回は全体に地味な印象でしたね。派手なシーンがないというわけではないんですが、ストーリー的には特に何かが劇的に動いたということもなく、舞台のスミでこちょこちょやっている・・・って感じでした。
 そーいやーガルン・ストラが出てなかったな。