ボルトは、ロアアーム側から取り付けました。
クッションの向きですが、直径の大きい方、鍔が広いほうと言うと分かりやすいでしょうか、
そちら側がスタビ本体、もしくはロアアームと接触する部分を向きます。
また、ボルトは10mmスケア部が上に来る向きで使用します。
直径の狭い方にはクッションリテーナNo.1が付きます。
大きさが同じだから、その点ではわかりやすいかと。
例外として、ロアアームと下側のクッションの間にだけクッションリテーナNo.2が付きます。
このクッションリテーナNo.2は凸側が上を向きます。
使い回しですが、この写真でしっかりイメージを掴んでください。
上側のナットを取り付ける際に、ボルトの長さが足りないことがあります。
これはブッシュがまだ潰れていないために起こるようです。
ナットを押しつけてネジ山に掛かれば問題ないのですが、
クッションも結構固いので難しい場合もあります。
この時はジャッキでロアアームを少し持ち上げてあげると、ボルトも持ち上がります。
ジャッキアップは、写真のようにロアアームボールジョイント下部に掛けましたが、
今見ると、修理書の別の所に「掛けちゃダメ」と記載が...orz
というわけで、よいこはまねしてはいけません。ロアアーム本体に掛けましょう。
木材を挟むとなお良いかもしれません。
というか、もう少し上手い方法があるような気もしますね(^^;)
本締めする前に、反対側も同様に作業します。
さて、このスタビライザバーナットの締め付けトルクは、T=18N・m {180kgf・cm}です。
しかし、手持ちのトルクレンチでは対応外のトルク量でした。
さらに他で調べると、クッションはゴム製のため、いくらでも締められるらしいのです。
理想は対応したトルクレンチを用意することなのですが...
締め付けトルクが少ないと、スタビに掛かる力が逃げてしまうし、
締めすぎだとクッションがすぐ痛んでしまいそうです。
そこで、とりあえず元々の締め付け状態を確認してみます。
写真を見ると、上下ともに出ているネジ山は4〜5つほどです。
この程度を目安に締め付ければ、大ハズレはしないと思うのですが如何でしょうか?
反対側も同様に本締めします。
バーブッシュおよびバーナットの本締めを確認したら、タイヤを取り付けます。
ホイールナットの締め付けトルクは、103N・m {1050kgf・cm}
ジャッキアップしてウマを外せば、終了。お疲れ様でした。