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左前タイヤハウスからスタビライザバーブッシュLHを見たところです。
見えることと触ること、さらに工具を使えることは全く異なります。
この場合、こちら側からではラチェットレンチはスタビに干渉して使えなさそうです。






ブッシュの前側ボルトを外す場合です。
上がメガネレンチ(首振り15度タイプ・仰角)、下が板ラチェットの場合です。

左のイモムシ状のものはステアリングラックのブーツで、多少は当たっても大丈夫です。
それどころか、ちょっと潰すくらいやっても問題ありません。ゴムだし。
ただし、傷は付けないように。

下から潜ればショートラチェットを振ることは可能です。
この場合はボルトの真後ろ下から、スタビ越しでのアクセスとなります。
後ろ側ボルトも下から潜ってアクセスする方がやりやすいです。




ボルトが外れたところです。
そのままでも外せるでしょうけれど、横に引っ張れば動きますので
広い場所まで持ってくるとやりやすいでしょう。

ここで注意点。
このブッシュに関しては、片側ずつの交換をオススメします。
理由は「位置決めの問題」です。

ブッシュ類を全て外してしまうと、スタビは文字通りフリーとなります。
修理書によるとブッシュはスタビの識別マークの外側に取り付ける、とありますが、
私が見たところ確認できませんでした。
理由は不明ですが、シャーシブラックも何度か塗っていますので消えた可能性も。

兎も角、基準位置が怪しい以上完全フリーは避けるのが無難。
万が一の場合は"汚れ"も参考にしましょう。
#キレイな部分がブッシュのあったところ。


というわけで新しいブッシュを取り付けます。
左右の違いはありませんので、その点はご安心を。
その上にかぶせる金具、フロントスタビライザブラケットNo.1の向きもありません。

ただし、ブッシュの切れ目は"車両前方"を向くようにします。
修理書に明記もされていませんのでどちらでも大丈夫かとは思いますが、
元の状態を真似すると言うことでご理解下さいませ。




新しいブッシュとブラケットNo.1を取り付けたところです。
これにボルトを通して取り付けるわけですが、ブッシュが潰れていないせいか
ブラケットが浮いて取り付けにくいです。
下から潜る場合、相対的に遠くなる車両前方側から仮留めするといいでしょう。

ねじ山がきちんと入るまでは手作業となります。
下手に工具を使ってナナメに入ろうものなら大騒ぎ確実です。
あ、手の延長としてのソケット使用は大丈夫ですよ。

締め付けトルクは、T=18.6N・m {190kgf・cm}

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