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タコメータ取り付け 難易度 ★★

今回取り付けたのは、日本精機Defi-linkのタコメータ60φです。
この製品は一風変わっていて、センターコンピュータを中心に各種メーターを連結して
取り付けることによって、センサーや照明の配線を一元化・簡略化することができます。
ここでは勝手ながら、この製品の取り付け要領に従って説明させていただきます。
ですが、他社製品でもポイントは同じだと思いますので、参考になれば幸いです。

注意!配線の場所などはクルマのグレード・年式によって異なることがあります。
作業の際はこれらをよく確認してください。


準備するもの タコメータ一式 配線コネクタ ペンチかプライヤー タイラップ等


< 目次 -Contents- > クリックするとジャンプできます。

 Step 1. 点火信号取り出し
 Step 2. 配線と取り付け
 Column1. ECUから信号を取り出す
 Column2. <資料>エンジン性能曲線


Step 1. 点火信号取り出しと配線

タコメータはイグナイターの点火信号をみて動作します。
その信号は、ヴィッツの場合、ECUもしくはダイアグノーシス(自己診断)コネクタにある
"TAC"(エンジン回転数出力)端子から取り出すことができます。

今回はダイアグノーシスコネクタから信号を取り出します。
コネクタは運転席足下にあります。下から見上げると見つけやすいかな。

ダイアグノーシスコネクタ (41kB)

次はTAC端子の場所ですが、ここで一つ重要な注意点があります。
それは、修理書と実際の向きが上下逆と言うことです。
ここでは、それをふまえて説明しますのでご安心ください。

TAC端子の場所 (31kB)


Step 2. 配線と取り付け

コネクタの向きに注意しつつ、配線をしていきます。
TAC端子の配線は黒/銀 (黒地に銀模様)です。
配線コネクタを使用します。

配線コネクタと実際の取り付け様子 (31kB)

割り込みによって配線を確保したら、あとはコントロールユニットまで
線を引っ張って行くのみです。
他社製品の場合はタコメータ本体までになるのかな?

他、照明などの配線は割愛させていただきます。
どうしても分からなかったらメールください。

固定前のこの状態で動作確認をしましょう。
片づけ終わってから動かないとヒサンです(^^;)

配線はたるませたままでおくと、大変危険です。
どれくらい危険かというと...
・足下に垂れ下がってきて、ペダルを踏めなくなった。
・ステアリングシャフトに絡まってハンドルが切れなくなった。<昔だけど実話(^^;)
適宜、タイラップなどで固定しましょう。

完成! (35kB)


Column1. ECUから信号を取り出す

オレはECUから信号を取り出さないと気が済まないんだぁ!!というアナタ。
特別にお教えしちゃいましょう。
ただし、グレード・年式によって異なる場合がありますので、注意してください。

ECUの場所と端子名称 (45kB)


Column2. エンジン性能曲線

余談ですが、11,000rpm対応のメーターをつけたところで7,000rpm回るかどうかというところなんですね(^^;)
トルクバンドも4,000rpm前後ですしね。街乗りなら3,000rpmまでで十分かと思います。

タコメータを活かしきるには、エンジンの性能を把握しておくことが必要です。
ですが、最近のカタログなどにはエンジン性能曲線が記載されていません。
あまり目に触れることはないと思いますので、資料としてアップしておきます。参考にして下さい。

エンジン性能曲線 (27kB)

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