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No001. ノーチャージ事件

発生時期 : 取り付け後すぐ
症例 : インパネが暗い
原因 : オルタネータのコネクタ差し込み不足による発電不良

これは完璧な人為的ミスです。
オルタをいじったときにはありがちなミス。
最近オルタを触った可能性があり、かつIG=ONでチャージランプが点灯しない時はまずここを疑います。

家に帰るまでバッテリが保つかどうか不安でした(^^ゞ
仕事柄慣れていたのか、驚くほど冷静に対処してましたけど(笑)
翌日、コネクタをきちんと挿しこんで、チャージランプ点灯と発生電圧を確認し終了。


No002. チェックエンジンランプ点灯事件

発生時期 : 取り付け後100km走行後
症例 : チェックエンジンランプ点灯、エンジンフィーリングも微妙に変わる
原因 : バキュームホース裂けによるエア吸い込み

せっかくなのでダイアグコードを読み取ってもらうべく、ネッツへ行ってきました。
出てきたのはやはりS2000。これをDLC3コネクタに挿し、ピピッと。
もう出ました。ダイアグコードは「P0171」です。

帰宅してから修理書で確認すると、そのコードは「リーン異常」とあります。
空燃比が薄くなったため補正が入り、その補正値が+35%を超えた場合に点灯するようです。
空気を吸い込みすぎて空燃比が薄くなる、なるほど理屈は合ってます。
それにしても違和感はほとんどありませんでした。アイドリングも安定してたし。
恐るべし、エンジン制御(;´Д`)

さて、ボンネットを開けると、はっきりと「シュー」音が。明らかにエア吸い込みと思われます。
しかし場所が特定できず苦戦していると、会社の上司があっさり見つけてくれましたヽ(´▽`)ノ
竹の子ニップルに挿したバキュームホースが裂けていたのです。

8φのニップルに内径4φ以下の細いホースを突っ込んだので、当然といえば当然の結果です。
後から情報を集めると、ホースバンドをすると裂けがある程度防げるとの事。なるほど。


で、ホースの裂けを直した後も微妙に調子悪いうちのエンジン。
排ガスも気持ちガソリンくさいです。
そう、ECUリセットを忘れていました。運転席足下のヒューズを抜いて数分放置。
これでいつものフィーリングに戻りました。
ダイアグコードも消えましたけど。


No003. S/C駆動ベルトずれ事件

発生時期 : 取り付け後すぐ
症例 : S/C駆動ベルトが歯飛びする
原因 : プーリーの位置ずれ(ずれた原因は究明中)

全て組み付けて、エンジン始動!
すると、一緒にいた後輩君が「ストップ、ストップ!」と叫んでいます。
何事かと思いきや、ベルトが1列歯飛びしているのです。

確認すると、S/Cのプーリーとオルタ・テンショナ各プーリーの位置がずれているのが判明。
本来ならば、これらはツライチとなりベルトはまっすぐ掛かります。
しかし、S/Cプーリーが3mmほど引っ込んでいるためベルトが斜めに掛かり、結果ずれるらしい。

販売元であるジムゼとやりとりし、各所を採寸。
ジムゼ曰く、「数多く取り付けしているが、初めての症例」とのこと。_| ̄|○まじ?
また、「取り付けミスは考えにくい」とも(´▽`;)ほっ

結局S/Cユニットを代替品として送ってもらい、交換後送り返す事になりました。
もちろん違いが見つかればの話ですが、言い換えると全部また組み直せ、という事です。_| ̄|○またやるの...?

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またやりました。
休みの日の朝イチで届いたので、急遽交換と相成りました。

今度は慣れもあり4時間程度で交換を終了。
その時間の大部分はガスケット剥がしに食われたものです。
スクレーパーを用意すべきでした。

同時にお願いして交換してもらった駆動ベルトを装着し、始動!
......今度は歯飛びしないようです(^^ゞほっ


もちろん組み付け前にS/C本体を徹底比較しました。
結果、ケース長は完全に同じだったのですが、シャフト長が違うことが判明。
ジムゼに報告すると、本国(アメリカ)に送って調べるので時間がかかるとの事。
結果が分かればまたここでご報告します。

S/C比較 (kB)

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