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この辺から余裕が無くなってきたのか写真が少ないです(^^;)

シリンダヘッド分のインテークマニホールド面に液状ガスケットを塗布します。
六角ボルト4本と六角ナット1ヶでインテークマニホールドAssyを取り付けます。
締め付けトルクは30Nm{3.0kgfm}。

写真は取り付けたインマニの右側です。
赤丸が間違えて付けっぱなしにしたスタッドボルト。
後工程でナットが不足しボルトが余る事が判明し、間違いに気付く訳です。

両端がボルトではなくスタッドボルトにしてしまった訳ですが、
間違いなだけに入りにくいことこの上なし!
何でこんなキツいんだろうと思っていたら、案の定でした。

軍手を詰めてある部分はバイパスバルブを取り付ける予定の場所です。
ここから過給圧を逃がすことで調整しているようです。
逆にベルトを外した時は開きっぱなしとなって、ここからエアを吸うことで
NAとして走ることが出来るらしいです。




作業がやりにくい場合はOCVを外すように指示されています。
OCVとはOil Control Valveの略で、油圧制御弁の意。
ヴィッツに搭載のVVT-i制御の要とも言えるでしょう。
エンジンの状態に応じたインテークバルブタイミングに「実際に」制御するのがお仕事。

さて、そのOCV。場所はオルタネータの近くにあります。
赤枠の部品がそれ。見たことがある人もいらっしゃるかと思います。

オルタネータのベルトを張る際に、バーなどをここに当たるように掛けてはいけませんと
修理書でも指示がなされています。
またこれがちょうど良い所にあるので、掛けちゃいたくなるんですよ。
でも掛けちゃダメ。壊れるから。

赤丸内の10mm1本を外すだけですぐに取り外すことが出来ます。
ちょっと引っかかりを感じる時がありますが、少し動かしながら引き抜けばOK。




さて、OCVを外した状態。
当然オイルが付いています。ゴミが付かないように保管には厳重な注意をして下さい。

エンジン停止時にはスプリングにより最遅角状態となっているそうなので、
外したからといってズレる心配はなさそうです。

この部品は正式名称をカムシャフトタイミング・オイルコントロールバルブというようです。
値段は6,200円。
精度の割には安い気がします。

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