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他の穴の場合。
配線束脇の隙間から音が漏れないよう、きつく押しつけました。

なお、インナーパネルへの制振材貼り付けは一部を除き2枚重ねとしています。
これは純粋に透過損失と内部損失を稼ぐためです。

2枚重ねといいましたが、正確には裏表両側から貼り付けています。
表から2枚重ねよりも内部損失的には良いかと思いました。
つまり壁として丈夫かと。





ロックロッドの保護です。
ヴィッツの場合、ロックのノブは縦型ですので、棒が上下に走っています。
この棒が上下にスライドする事でロック機構を動かしていますから、
この動きが阻害されないようにする必要があります。

といってもやり方は定番のコルゲートチューブ被せです。
内径は8φ、もしくは余裕を持って10φのものが使用できます。
コツとしてはロッドの長さと同じにするのではなく、少し短くすることです。
その長さはスライドする量(赤丸内)を見ながら調節します。




ロッドの保護処理が済んだら、制振材を貼り付けます。
ロッドが通る部分は、横方向に切り込みを入れてこれを通します。
出来た隙間は上から小さく切った制振材を貼り付けて隠蔽します。

作業が済んだら、ロックノブがスムーズに動くか確認します。
重いようだとアクチュエータに負担がかかり、故障の原因になりますので注意しましょう。




こちらはこの穴の反対側、横に伸びるのはインナーハンドルワイヤーです。
ワイヤーだけに特に保護処理はしていません。
前述と同じように切り込みを入れて通しています。

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