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まずは制振材について。前述サイトでは「明らかに共振している場合を除き意味がない」とあります。
デッドニングをする前にスピーカだけを交換していましたので、大きな音量で鳴らして共振を診てみました。
結果、確かにインナーパネルに比べ共振はかなり少ないようです。

ここではスピーカの背圧(スピーカの裏から出る音)を考慮して、スピーカユニットの真後ろにのみ
制振材を貼り付けました。使用したのはレジェトレックスです。
更に追加するのであれば振動がインナーパネルを通して伝わる部分、すなわち端っこがオススメ?

中央に見える棒はサイドインパクトビームです。
これはアウターパネルにほぼ接しているため、制振材は入りにくいです。
このためビームを境に上下2分割しました。
出来るだけ大きく切るようにしましたが、隙間無く貼れば細かくても大丈夫な気はします。

ついでにビーム自体にも貼ります。
これのせいで振動が伝わったりしないように。




ちゃんと撮った写真がなかったので、代用...
ほぼ同じ面積に吸音材"エプトシーラー"(写真中央・穴奥の黒い部分)を貼り付けています。
位置的には共にスピーカの真裏周辺です。

で、その吸音材。こちらも重要です。
自動車のドアのように平面が平行して存在する場合に、互いの面で反射した音が合成されると「定在波」が発生します。
詳しくは「定在波とは」で検索してみて下さい。もっと分かりやすく載っていますw
対策として片面での反射をなくしてしまえば定在波は発生しなくなりますから、吸音材が必要となる訳です。

同じく「吸音材は最低限スピーカの背面に貼る」とあります。音の発生源を抑えれば確かにかなり違います。
貼りすぎても良くないらしいのですが、アウターパネル内側には一通り貼っておきたいです。
自分はスピーカ裏のみに貼りましたが、もう少し貼っておけばと後悔しています。
ちなみにインナーパネル側にはパワーウインドウ機構などがあり、実質貼る事が出来ません。

なお、ビームには貼っていません。
平行でないのと、ウインドウガラスに干渉する恐れがあるからです。
#エプトシーラーは厚みが約10mmあります。




前述した写真と同じなんですが(^^;)こっちは全体図ね。
表面に制振材を大きく貼って、カッターで穴を8等分するように切断します。
その後、中の部分を裏返すと写真のような8角形の穴が出来ます。

注意点としては矢印の方向のみ、裏返した制振材がパワーウインドウ機構に干渉する可能性があります。
裏返す分の先端2〜3cmを切れば大丈夫です。

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