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[Suspension Impression] 〜足周りの感想とか評価〜

個人的には、ココが充実してもらえると助かるし、嬉しいです。


トップバッターはnomさんです。

●ビルシュタイン・ダンパーを付けました。
 先日、ダンパーを交換しました。その感想などを。
 結論から先に言うと、「豚に真珠」「猫に小判」「nomにビル足」です。

【商品内容】
 購入したのはエナペタル製プレミアム・オーダー・ライン。
 車は走行距離4万キロのRS1.5。バネは純正の物を引き続き使用しています。

 エナペタルはビルシュタインのダンパーを車種毎にチューニングしています。
 さらに注文時、どんな味付け?にするかを決めます。私の場合は「街乗り用・
乗り心地重視」でお願いしました。このときの要求は仕様値等ではなく「言葉」
で行います。その後の具体化の調整はエナペタル任せ、ということらしい。

 フロントダンパーは、ヴィッツ純正ストラットにダンパーを倒立で組み付け
たものです。そのため、交換する私の純正ストラットはエナペタルに送り返し、
それが今度はどなたか別のヴィッツにビルシュタインダンパーと共に組み付く
ようです。「下取り」がそういう意味だとことを、今回初めて知りました。資
源は大切に(^_^)
 リアのダンパーは、ビルシュタインの物が正立で付きます。純正リアダンパー
は余る訳ですが、流石に走行距離40,000kmのダンパーを欲しがる物好きもいな
いでしょうから、そのまま廃棄処分にしてもらいました。

 私の購入した製品、普通はクロームメッキの銀無垢シリンダーですが(昨年
頃からそうなったらしい)、希望があれば追加料金なしで塗装してもらえます。
色はエナペタルカラーというんでしょうか、明るい青色。
 私は見栄えはどうでも良い方ですが、錆とかに有利かなと思って塗装をお願
いしました。銀無垢の純正みたいな雰囲気も好きなんですけどね。


【乗ってみて】
 純正形状という触れ込みですが、若干車高に変化があります。フロントが少
しだけ落ちているかな?ちょっと自信ありません。
 なにぶん外観には興味なかったので、以前の車高を憶えてません。よってリ
アが上がったのか、フロントが下がったのか、今ひとつ掴めてないです。
 あとアライメントをきちんととっていないため、ハンドルのニュートラル位
置がだいぶ左に寄っています。純正形状とは言っても、足回り交換後のアライ
メント調整は必要ですね。今度ネッツで調整してもらいます。


【走行インプレ】
 装着した直後の感じは「純正と同じくらいの硬め」です。慣らしが終わった
時点(装着後800km程度走行)の感想を。

●50km/h以下のスピードで走行した場合。
 それまでのRS純正とあまり区別が付かないです。もともとRS(特に1.5)の足
は市販車としてはむやみに硬いという評判ですが、それを考えるとちょうど良
いくらいかもしれません。
 工事中の道路の段差、アスファルトの陥没では相変わらず「ドン!」と車体
が震えるくらいの衝撃が来ます。その衝撃は一瞬だけで、その後にグラグラす
るようなことはありません。この辺はRS純正サスとほぼ同じ。
 通常走行中の細かい振動や震えるような「うねり」は、大分少なくなってい
るように思います。

 試しにスラローム状の切り返しをやってみると、自分の思ったラインにすぐ
に乗せることが出来ました。揺り返しの挙動が安定します。
(本当はやっちゃいけないんだけど…がら空きの道でセンターラインに右車輪
を乗せ、切り返して元に戻す、という方法で確認しました。)
 ロールが減っているのか、揺れの収束が速いためか、理由はちょっと分かり
ません。

●高速道路での走行。
 路面の段差や荒れなどは相変わらず拾いますが、純正ダンパーに比べて粘っ
こい感じがします。細かい振動を吸収しているのかな?

 走行インプレが妙に簡単で不明瞭なのは、全て私の感性の鈍さから来ます(T_T)
交換作業に二日預けたのと代車で乗ったコルサのために、交換以前の情報を忘
れてしまいました。
 また本来は、普通の運転だけでなくもっと限界まで含めた評価をするべきで
すね。ビルシュタインのダンパーはラリーの映像で見るような、ジャンプして
空飛んでドンッ!と落ちた時の衝撃吸収性能+乗り心地、その二点のバランス
が優れているように思います。
 でも私では衝撃性能の評価が出来ません。「リアを軽く流す」なんて運転も
技術と度胸がないのでやってませんし。
 まあそれを言うなら、ヴィッツのシャーシ自体ラリーなみの衝撃には耐えら
れないんですが…

 どなたかヴィッツにビル足導入されている方がいれば、その方の感想を優先
に参考として下さい(^_^;


【で、結論】
 元々の目的が走りを求めた物ではなく、「乗り心地を柔らかくしたいな」と
いう物でした。評価基準が「後席に親を乗せる」。
 そういう意味からするとちょっと外しているかも。まあ、高速域での安定性
が充分以上に増しているから、「私の」趣味としての判断であれば正解です。
 ダンパーの性能自体は満足。正解過ぎて完全にオーバースペック、猫に小判
とはまさにこの事。
 まあ、何でも買ってみないと分からないですからね。嗚呼この台詞のために
今までどれだけ(以下略


nom様、ありがとうございましたm(_ _)m


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