詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集6 無味無風

無味無風

そよ風のように頬を通り抜ける
必要に降れると心を打ち砕かれる

向かい風のように顔を打ち付ける
止めたり曲げたり 後ずさり

降り注ぐ風のように頭ごなしに
これにはろくなものがない

追い風のように背中をそっと押してくれる
ともに道を往き優しくボクを包む