詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集6 早送り

早送り

時間を早く進めることは出来ない
なのに僕らは進めようとしている
自分の時間を無くしてまでも
自分自身を押し殺してまで

なぜにこれほどに
動かなければならないのか?

なにがそんなに早く必要なのか?
焦って走っていったところで
出来る範囲は限りがあるのに

なのに、僕らは必要以上に
何かを背負わされる