詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集6 くさったカレーパン

くさったカレーパン

くさってしまったカレーパン
食べたかったのに食べれなかった

食べる機会はいっぱいあったのに
なぜだか食べなかった

腐っているから食べれない
食べれないけど捨てられない

腐っていってしまったカレーパンは
いつまでもボクの心の中で転がっている

食べたい気持ちと
食べれない絶望を抱えたまま

過ぎていってしまった時間のように