詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集6 続・終わりはない演奏

続・終わりはない演奏

新しい星の輝きは
どこにあるのだろうか?

星の輝きに似た無数の光
色とりどりの渦に迷い込む

掴んでは消え、消えては掴み
ただただ誘惑と争い
はかない夢のカケラに
必死にしがみついている

流れ星が一つまた落ちた

メリーゴーランドは高速に回転を始め
迷路へと迷い込む
自分の姿を鏡に映しては
陰りに満ちたその顔に泥を塗り
本当にあった話、ボクの本当の言葉を
覆い隠す

そんな物語の行く末に
笑って話せる結末はくるのか?
いつしかきっとやってくるであろう輝きに、
ボクはそっと息を飲み込んで
行き交う波の動きを眺めている

通りの向こうに消えていった星たち
許されることならば、ボクの罪が消えますように