喪の香り
経ちどころに消え逝く煙のように
残り香が香り切々と時を刻む
悲しみに暮れる暇すら与えられず
命の限り靴底を擦り減らす
何もすべきではない
何も求めるべきではない
落ちていく一握の砂を握りしめるだけ
全ての瞬間で崩れ落ちる砂の城のように
経ちどころに消え逝く煙のように
残り香が香り切々と時を刻む
悲しみに暮れる暇すら与えられず
命の限り靴底を擦り減らす
何もすべきではない
何も求めるべきではない
落ちていく一握の砂を握りしめるだけ
全ての瞬間で崩れ落ちる砂の城のように