全てに目を通してはいないが主旨は良く分かった.私も血液型占いは好きでない.人間がたった4通りに分類できるはずは無いし.
ただ以前「プロレスと占いは同じ」とある本で読んだ.それによれば人々はそれらに「リアル」でなく「ファンタジー」や「エンターテインメント」を求めているというのだ.なるほど、本人が自覚・認識しているかどうかはともかくこれは良い得て妙だと思った.
プロレスラーは確かに強靭な肉体を持っている、だが殺し合いをしている訳ではない.観客はそれを承知の上で楽しんでいる.その空間に「リアル」を感じている者はごく少数に過ぎない.もちろんそれを承知で楽しむには「リアル」を越える何か(「パッション」とか「シンパシー」とか)が無くてはならないのであろうが.
占いもしかりで、「今日のラッキーカラーは赤」とあれば赤い服を着ていく女性も「今の彼氏と分かれなさい」には従えまい.それを実行したらブッシュ大統領夫人になってしまおう.
「占い=非科学的」以外にも占いの効用や意義による捉え方があるはずだ.
それと血液型の大別は、アフリカ大陸やアメリカ大陸などといった人類の発祥地に由来する、とも読んだ憶えがある.もしそれが本当ならば、血液型が気質に与える影響も完全には否定できないのではないだろうか.
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