21-TwoOne-用語事典
 
 
【あ行】
一ノ瀬木葉
 テストタイプみちる。
「体は子供、頭脳は大人!」という、ゲームが違ったら少年探偵団でもやっていそうな人。
 殺人事件もあるしね。
 外見は○歳だが中身は二十歳以上、とゆーことでこの子にもエロシーンがあるのでごん
す。
 うーむ、いくら実年齢は大人とはいえ、それでもやっぱり犯罪じゃないのか?
 
 なお「テストタイプ(試験型)」と「プロトタイプ(試作型)」の違いは、「プロトタ
イプ」が全くの零からの新規製造であるのに対し、「テストタイプ」は既存の機体を改修
しての試験機である、という点にあります。
 だからプロトタイプガンダムはテストタイプとは呼ばないし、宇宙用高機動試験型ザク
は試作型ではない。
 
 
【か行】
柿沼大路
 黒伸総合病院の院長。
 一応は好々爺然としているが、保身のために平然と嘘をつく(楓を襲ったのに襲ってな
いと言う)あたり、やっぱり信用の置けぬジジイ。
 しかし、とりあえず喫茶コーナーの趣味がああだというだけで、エロゲユーザーにとっ
ては激しく親近感の沸く男でもある。
 
 
汽京楓
 劇中に直接登場することはないけれど、今回の
「黒伸総合病院連続殺人事件 〜若き天才医師は見た! 大病院に秘されし謎とは?!
十三年目の真実と愛!! 果たして青年医師は誰を選ぶのか〜」
のそもそもの発端となった人物。
 本作品中で言うところの「人魚」でもある。
 この人が紅葉に人魚になるよう強要したのを紅葉自らが語るシーンは非常にエグい描
写ですね。
 …そういえば、18KソフトってカニバリズムはOKなのだろうか?
 
 
汽京紅葉
 拓也の同僚のなんちゃって女医。
 苗字はあまりにもヘンだけど名前は良い名前。
 なんとな〜く「楓が成長して元気になったらこうなるのかな〜」と思ってたら、なんと
母上様が楓さんとおっしゃるとわ。
 この紅葉さんのエンディングは、ハッピーエンドというよりノーマルエンドという感じ
なのですが、まぁしょうがないやね。
 だって黒幕だし。
 個人的にはこういう人って好きだけど。
 人魚病の美魚をどうやって助けたのかは紅葉シナリオで明らかになるわけですが、あー
ゆー助け方って格好良いですよね〜。
 
 
霧島拓也
 本作品の主人公。
「国崎往人+霧島聖+月島拓也」の三身合体にアイテムとして「しんじるこころ」を加え
れば生み出せる。
 初期状態で少なくとも美魚・真魚・芹・碧という四人の美少女に好かれているくせに、
それに全く気付いていないという、朴念仁ここに極まれリ! な不届き者。
 でも実際格好良い青年医師だからなあ。
 結局もてるヤツはもてるってことか?
 
 
黒伸総合病院
 本作品の舞台となる病院。
 名前とCG、1902人・312床という数値から考えて、地域医療の拠点となる総合病院なの
でしょう。
 これだけの規模の病院なら、きっと怪談の一つや二つあるに違いない。
 夜な夜な魔物が出て、真魚が剣で退治しているとか。
 
 
【さ行】
榊芹
 エロゲ・ギャルゲお約束の幼馴染みキャラ。
 たいていの場合幼馴染みは長髪だったり赤系の髪だったりするのだが、この芹はそのど
ちらにも属さないタイプ。
 例えるならアーマーキラーの利かないアーマーナイト。
 名前を伸ばして呼ぶと嫌がるが、「香」とかつけて呼んでもきっと嫌がるだろう。
 この子は、拓也の母からの手紙をもらったせいで拓也から離れられなくなってしまった
のですよね。
 ある意味大迷惑を被っているわけです。
 まぁもともと拓也を好きだったから良いのかもしれないけど。
 ところで、タイトル画面にはなぜか芹だけがいないのですよね…他のヒロインは皆いる
のに。
「芹だけがいないのは何かの伏線か?!」と思ったけど、そうでもなかった。
 シナリオは、まぁ流行りの「全ての真相が明らかになる」タイプだったけど、タイトル
から削除する意味があるとは思えない。
 なんで芹だけタイトルにいないんだろ?
 
 
狭川碧
 喫茶コーナーで猫耳スタイルで働く女の子。
 信頼設定一覧でもCGコーナーでも端役っぽい扱いを受けていたが、おまけシナリオで
ちゃんとヒロインを張ってくれていたので一安心。
 つーかネコミミは反則だろ反則。
 
 
四木
 主人公・霧島拓也の母方の旧姓。
 まさか拓也までが人魚の肉を受け継ぐ家系だったとわねぇ。
 おじちゃん吃驚だよ。
 ついでに「志貴」という「物の死」が見える主人公には心当たりはないかい?
 
 
【た行】
立木秀雄
 拓也の恩師的存在である有能な外科医。
 一見良い人そうだけど、「目的のためには手段を選ばない」タイプであることは間違い
ない。
 ってゆーか楓さんを襲っておいて、それをネタに院長を強請る、という時点でもう立派
に悪人なんだけど。
 唯奈さんも人を見る目がないよ、ホントに…。
 
 
橘唯奈
 美貌の看護婦、という通り名を持つヒロイン。
 ヒロイン中唯一の非処女。(←ひでぇ言い方) 
 …む〜、このキャラに関しては書くことあんまり思い浮かばない。
 いや、嫌いじゃないんだけど、なんか普通っぽい印象があるから。
 とりあえず、身近な人を亡くしたために医の道を志した、というのは拓也とおんなじで
すね。
 立木さんを良い風に解釈しすぎてたんだろうなぁ。
 
 
21-TwoOne-
 本作品のゲームタイトル。
 BasiL二作目ということですが、いやいやいやいやとてもそうとは思えぬクオリティ。
 どこぞの大手エロゲメーカーが出した物だと言われても納得できる。
 パッケージや雑誌広告を見る限り、美魚と真魚がメインヒロインっぽく思えるのだが、
実際にはゼンッゼンそんなこたぁねーですな。
 いや、まぁ「ああ、この二人が『二人で一人』ってことでTwoOneなんだな」というユー
ザーの予想を裏切ってくれているということでもあるんだけど。
 なんでこの姉妹だけ特別扱いされてるんだろ…開発スタッフ内一番人気だったのかな?
 あとOP・EDの作曲者も伏せていますが、これも何故なのでしょう。
 どちらも良い曲だから前に出しても良いと思うのだが。
 
 
富田光宏
 第一の被害者。
 登場時からどことなく怪しげで早死にしそうだと思っていたらやっぱり死んだ。
 悪人面で実際に恐喝者だから同情する気は起きませんね。
 もし富野という名字だったら、主要人物を全員殺して「皆殺しのトミノ」の異名をとっ
たであろう。
 
 
【な行】
人魚
 河童と並んでメジャーな水妖。
 人魚に関する伝承は日本に限ったことではなく、世界中に存在するので、人外の存在と
しての知名度は相当に高いと思われます。
 マーメイドなんていう英語もあることですし。
 人魚には男の人魚も存在するらしく、これは英語でマーマンと呼ばれます。
 また、人魚とは「人と魚の両方の特徴を備えたもの」であるので、アンデルセン(グリ
ム?)が描いた美しい人魚姫だけでなく、半魚人のようなグロテスクなモノからタンノく
んのようなナマモノまで、全て人魚と言えるのです。
 人魚が実在するかどうかはわかりませんが、人魚の肉を食べて八百年生きたとされる八
百比丘尼の話などは有名ですし、また何年か前に民家の屋根裏から人魚のものと思われる
ミイラが出てきて話題にもなりました。
 よって、「概念」としての「人魚」であるならば、確実に存在する、と言えるでしょう。
 
 
【は行】
原崎豊
 拓也の高校時代の同窓生で現刑事。
 拓也に「事件の黒幕的顔」だの「インテリ的、ハンサム風、モデル気味」だのなんだの
と好き勝手に評される。
 いつもは飄々としているが決める時にはビシッと決める、という格好良い男キャラの見
本みたいな人。
 さらにおまけシナリオ四日目を見る限り、「そっち」方面の気もあるらしい。
 シリアスもギャグもこなせる21の万能選手。
 しかし所詮は非ヒロインのため、せいぜいがFFタクティクスのチョコボ。
 
 
二見真魚
 美魚の姉。
 一見双子に見えるがそのような記述はどこにもない、けれど年が違うという表記もまた
ないので美魚との年齢差は不明。
 ゲームスタート時から拓也を好いてくれている可愛い可愛い女の子。
 個人的21メインヒロインに大決定。
「川澄舞+遠野美凪」で設計できる(Gジェネ風)。
 
 
二見美魚
 水瀬名雪先行量産型。
 不治の病を患う薄幸の美少女、という病院モノには欠かせないキャラクター。
「魚なんて、変わった名前のヒロインだなぁ」と思っていたら、人魚の伏線だったわけで
すね。
 病弱型ヒロインのアドバンテージ特徴として、この子もやせ我慢ばかりしている。
「それを見て、思っちゃったんだな。
 嫌なこととか、辛いこととかあった時くらい、安心して泣かせてやりたいって。
 惚れちゃったんだな」

 ちなみに「先行量産型」と「量産型」の違いは、「量産型」が正規の生産ラインを持っ
ているのに対し、「先行量産型」は既存の他MSの生産ラインを流用している、というと
ころです(例えばザクII陸戦型の生産ラインでグフ先行量産型を作る…とか)。
 このため、先行量産型は制式機に比べて故障が多かったり、個々の機体に性能差があっ
たりとばらつきがあるのですが、その分正規量産型より高性能である可能性もあるのです。
 …って美魚と全然関係ねぇ。
 
 
【ま行】
まさとくん
 推定年齢十歳。
 幼いながらも「整った顔立ち Lv.8」「美少女好き Lv.8」の人物特性を併せ持つ。
 将来はさぞやたくさんの婦女子を泣かせることであろう。
 「BLESS」「21」の両作に出演している唯一のキャラであり、BasiL三作目・四作目にも
登場すると思われる。
 これで苗字が「佐藤」だったら面白いのにな。
 
 
三原香澄
 このゲームには珍しく、他のネタがほとんど見出せないキャラクター。
 …と思いきや、ラストの真相が明らかになるシーンがファミコン探偵倶楽部II「うしろ
に立つ少女」の真犯人にそっくりだった。
 あの豹変するシーンは凄い、あれはCG担当者の画力の勝利ですね。
 でもEDはちょっとご都合主義入ってるなぁ。
 紅葉あたりに比べるとね。
 
 
三原霞
 香澄ちゃんの双子の兄貴、という設定の、香澄ちゃんのもう一つの人格。
 初めて見たとき、この人は絶対良い人だと思ったのにな。
 つーか普通に考えて一番怪しいじゃん。
 怪しいからこそ彼にはシロでいて欲しかった。
 霞という名前は、まぁつまりはそういう意味の名前なんでしょう。
 
 
「もう……お嫁にいけません……」
 真魚の萌え萌え名ゼリフ。
「大丈夫、俺がもらってやる!」という選択肢がものすんごく欲しかった。
 つーかあの場面でそう言わないのは男として激しく間違っている!
「霧島拓也マスターバジル、アンタは間違っている!」