とらかぷっ! TROUBLE CAPTOR/Windows
 
2002.09.05

 PULLTOPブランドのデビュー作。

 以前Windの感想雑記で同じコト書いて思いっきりチョンボしちゃいましたが、今回はダ

イジョウブです。

 本作は間違いなく、PULLTOP第一作目。

 ところで、『ブランド』『メーカー』の違いって微妙ですよね。

 例えばLeafならアクアプラスの『ブランド』だし、keyはビジュアルアーツの『ブランド』。

 一方エルフやアリスは『メーカー』で、シルキーズやアリスブルーが『ブランド』にな

るわけですが。(注:ぼくの見る限り。もしかしたら間違っているかも)
 PULLTOPのような場合は、『メーカー』なのか『ブランド』なのか判断に苦しみます。

 でもまあ、今や『メーカー』と『ブランド』は実質的に同じ意味になっちゃってますか

ら。

 ぼくは特に拘らず、雰囲気で適当に使い分けてます。

 間違ったからって悪いコトがあるわけじゃないですからね。

 

 

 

 

 では『とらかぷっ!』の話に入りますが、その前に、いつもの如くPULLTOPサイトでの

とらかぷっ!情報チェックをお願いします。

 でも、本作の最大の特徴であるSLG部分が全く書かれていないんですよね。

 ぼくがその辺を書こうかとも思いましたが、テキストで理解できるよーなシステムじゃ

ないのでやめときます。

 とりあえず、本作のシステムが『コメディタッチAVG+お手軽SLG』だということ

さえご理解いただければOKですので。

 

 

 

 

 それでは内容の話を始めます…と言いたいところですが、さて困った。

 エラそうに語っといてナンですが、書くことが無い。

 本作には特徴らしい特徴が無いのです。

 シナリオ・テキスト・システム・CG・キャラ・BGM、などなど、ゲームを構成する

要素はいくつもありますが、そのどれもがソツなくまとまっている。

 全て平均点以上だけど、満点はない。

 長森瑞佳みたいなもんです。

 あ、これはネガティブな意味ではありません。

 本作は瑞佳に例えるに相応しい、良い出来ですよ。

 ただ、一つだけマイナス特徴があります。

 それは、本作は修正パッチが必須だということです。

 パッチを当てなければ、特定の動作を行った場合に必ずゲームが止まります。

 これさえなければ、ケチをつけずに済んだんですが。

 まさしく玉に瑕。

 

 

 

 

 本作にはコレと言ったセールスポイントはありませんが、総合的によく出来ています。

 (パッチを除けば)目立った粗もありませんし、デビュー作とは思えないレベルの高さ。

 これは遊ぶ価値のある一本ですね。

 今後のPULLTOPにも大いに期待できます。