Milkyway2/Windows
 
2002.08.27

 本作は、Milkyway うぃず Voice(以下前作と表記)の続編です。

 製作メーカーは言うまでも無くWitch。

 まあ1と2でメーカーが違ったりしたらスゲーイヤですけどね。

 

 

 

 

 さて、ではまずWitchのサイトで本作の情報を見てきて下さい。

 どうですか?

 前作とは違い、やたらに色んなコト書いてますね?

 つまりはそれだけ力入れてるってことで、それはそれで非常に結構なことだと思います

が、中でも特に注目すべきは『あの娘は今…?』コーナー。

 本作には、前作のメインキャラクターが全て登場しているのです。

 一部のキャラはヒロインですらある。

 続き物エロゲなんてただでさえ珍しいのに、ここまで完全に前作を引き継いでいるエロ

ゲなんてほとんどないですよ。

 とらハシリーズくらいじゃないですかね。

 しかも引き継ぎ方も物凄くて、前作ヒロインの一人と結婚、別の二人と愛人関係という

ある意味極めてエロゲらしい設定。

 これらのキャラが本作中にヒョコヒョコ顔を出すわけですが、困ったことにメインのス

トーリーより前作キャラ同士の掛け合いの方が面白い。

 新キャラも悪くは無いのですが、前作キャラにはどうしても及ばない。

 例えるならカレーみたいなもんで、作ったばかりのカレー(2の新キャラ)より、一晩

寝かせて熟成したカレー(前作キャラ)の方が味があるのは当然と言えば当然かもしれず。

 前作の感想レビューで『2とあわせれば面白い』と書いたのもこのためです。

 しかし、落花生だのカレーだの、ぼくわ食い物にしか例えることができないだろうか。

 

 

 

 

 本作は、萌え・CG・CVのレベルを確実に継承してますし、シナリオ面でもググッと

来る演出がちょっとだけあったりするので、見るべきところはあります。

 気楽に遊べることに変わりはありませんし、前作とセットで遊んでみても良いと思いま

すよ。

 

 

 

 

 余談。

 続き物エロゲ、2002年現在は滅多に見かけなくなりましたが、DOS時代は珍しくもクソ

もありませんでした。

 『同級生2』『闘神都市II』をはじめ、たくさんの続き物が作られていました。

 しかし、Windows導入に前後して、続き物は急激に廃れていったのです。

 一方、ちょうどこの頃からコンシューマは続き物が多くなったわけで。

 エロゲとコンシューマは実に対照的ですねえ。

 エロゲが常に迫害を受けているのに対し、コンシューマゲームは一兆円産業と言われ、

今や押しも押されぬ日本産業の一柱になっているコトも含めて。

 

 

 余談弐。

 ガンガンで連載されているラブコメ漫画『悪魔事典』第一巻を買いました。

 いーじゃないですか、ボクこーゆーの好きなんです、人の趣味に口出ししないで下さいッ。

 話が逸れました。

 この漫画のヒロインの悪魔っ娘の名前、『ミルキィ・ウェイ』なんだそーです。

 ただそれだけの話なんですが、あまりにも見事な偶然の一致。