新・続・近親相姦への道
 
 
 
2002.4.18

 ぼくが近親モノダイスキであることは皆様ご存知かと思います。

 ギャルゲではこれがタブーであることは常識ですが、何故近親相姦がタブーなのかと言

えば、それは民法で近親婚が禁じられているからです。

 しかし、民法を調べてみると、なかなか面白いことがわかりました。

 とゆーわけで、今回は民法における『近親婚の禁止』についての考察を書いてみます。

 なおこの考察はあくまでも、民法をちょっと齧ってみただけのバカオタの浅学浅慮なの

で、大学の法学部などで真面目に民法を学んだ人が見れば穴だらけの論理かもしれません。

 法学に長ける方はどうぞ掲示板等でツッコんでやって下さい。

 その方がぼく自身の勉強にもなりますので。
 
 
 
 
 まず、民法で定める「婚姻」(いわゆる結婚)の成立要件としては、

1.当事者間に婚姻の意思があること。
2.婚姻届を提出していること。
3.婚姻障害条件が無いこと。

の三点があります。

 それぞれの条件を簡単に解説すると、1は男と女に結婚の意志があるとゆーこと。

(ちなみに民法上では『意思』と『意志』は別物です)

 2は役所に婚姻届を提出すること。

 そして3で、特定条件者の婚姻を禁じています。

 これは例えば『重婚の禁止』や『婚姻年齢に達していない者の婚姻禁止』などであり、

掲題の『近親婚の禁止』もこの3で規定されています。
 しかし、しかしですよ。

 1と2は婚姻の無効原因であるのに対し、3は婚姻の取り消し条件でしかないのです。

 すなわち、『無効』であるならば、当該婚姻はそもそも成立し得なかったと見なされる

のに対し、『取り消し』ならば、当該婚姻は一応成立したが、事後に何らかの理由により

取り消されて効果を失ったとされます。

 これは例を挙げた方が分かりやすいでしょう。

 例えば、ある年の4月1日に婚姻届を提出した夫婦がいたとします。

 この婚姻が無効であった場合には、この4月1日の婚姻届は無効となり、初めから婚姻

など無かったということになります。

 しかし、無効ではなく、半年後の10月1日に取り消された場合。

 この場合は、4月1日から9月30日までの半年間、この二人は婚姻していたというこ

とになります。

 10月1日から婚姻関係が切れ、赤の他人になるわけです。
 
 
 
 
 で。

 先述の通り、『近親婚の禁止』は3の婚姻障害条件であり、これは取り消し要因です。

 無効要因ではないので、婚姻届が受理されれば、それが取り消されるまでは効力を発揮

します。

 つまり、近親婚でも正当な夫婦となることができるのです。

 無論これは婚姻阻害条件に反しているので、裁判所から取り消し命令が出されると婚姻

関係は消滅します。

 しかし、取り消しは将来効であり、遡及効ではないので、婚姻関係にあったという事実

は消えません。

 もっと言えば、婚姻関係中に近親者間で生まれた子供は、正当な夫婦の子供であると見

なされるので、嫡出子となるのです。
 
 
 
 
 まあ、役所の戸籍官にどーやって婚姻届を受理させるか、とゆー問題はありますが。

 全く不可能というわけではないのですな。

 田舎の方の大権力者(神崎家とか)ならできてしまうかもしれない。

 うーむ。

 オソロシイ。
 
 
 
 
 もうちょっと近親婚について書いてみます。

 民法で近親婚を禁じている理由は、大きく分けて二つあります。

 一つは生物学上の理由で、血が濃くなりすぎると宜しくないからです。

(なんで良くないのかは生物の本でも読んで下さい、ぼくには上手く説明できません)

 近親婚によって血が濃くなると、脆弱な子供や奇形児が生まれる可能性が高くなってし

まいます。

 さらに、一旦濃くなった血は、外部から別の血筋を入れてもなかなか薄まらず、何代に

も渡ってその影響が残ります。

 そういった事態を避け、優秀な子孫を残すためには、近親婚は避けた方が無難。

 他方の理由は、道義上の理由です。

 親子や兄妹などで結婚するのは社会通念上宜しくない、という考え方ですね。

 これら二つの理由により、民法で近親婚を禁じているのです。

  
 
 
 ただまあ、近親者でも、いとこ以上離れていれば婚姻は可能なのですよね。

 ギャルゲやエロゲでしょっちゅう出てくるパターンです。

 いとこでも十分血は濃いと思うんだが、まあ良いか。

 近親モノ好きとして、わざわざハードルを狭めるよーなことを言う必要はない。
 
 
 
 
 いとこ同士の結婚式って、一度見てみたいと思うんですよね。

 両家の親とかお爺さんお婆さんとか親戚一同とか、その辺の人たちって大体同じ顔ぶれ

だろーから、結婚式というより『一族の宴会』みたいな様相を呈するんじゃなかろーか。

 …と、ここまで考えて

「名雪と祐一の結婚式なんか、さぞ面白いだろうなあ」

という思考がナチュラルに浮かぶ辺り、いよいよぼくもダメになってきたな。

 しかも

『スピーチしようとしてカンペ忘れてうぐぅうぐぅ言ってるあゆ』

とか、

『佐祐理さんに貰ったドレスを着ようとして「それじゃあ舞が主役になっちゃうよ」と佐

祐理さんに止められる舞』

とか、

『香里と一緒にニコニコ出席している栞』

とか、そーゆー情景が頭の中にはっきり描ける辺り、もーどーしよーもない大たわけです

なぼくわ。