<京都府木津川市 i邸>
地元京都の木を使って、森林環境の保全、林業の活性化につながる家造りをやろう。という思いから立ち上がった「京都の木ネットワーク」における住宅。
ネットワークの趣旨に賛同した、建築主は、自然素材を使用した開放的な住まいを希望。
そこで、壁は可能な限り、今では珍しくなった木摺下地の漆喰塗りとしたため、結露しらずであるという。
床は床暖房では採用できない厚さ4cmもある地元の杉と桧の無垢のフローリングを使用した。
また、家の中心に据えた<薪ストーブ>は一家団欒の場として機能している。全体に間仕切りの少ない間取りにしたため、風通しのとてもよい家となった。
ご家族と一緒に山で選んだ杉の大黒柱は、枝を残したままにし、この家の顔としてだけでなく、こどもたちの遊び道具にもなっている。