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仙台箪笥 家具修理 「岡田工芸」は、仙台箪笥をはじめ家具修理の工房です。

電話でのお問い合わせはTEL.022-365-1890

〒985-0067 宮城県塩釜市後楽町12-17

修理について 

修理(再生)のこだわり

明治・大正・昭和初期の箪笥は、現在のような木工機械がなかった頃です。ほとんど手仕事で箪笥を作っておりました。仙台箪笥は、国の伝統的工芸品に指定されました。技術、技法が100年以上前から続けられていることが指定の条件です。今までに数多くの箪笥の再生を行ってまいりましたが、いつも思うことは、この箪笥を作った先人の方々の仕事ぶりに感心してしまうことです。
私どもの修理(再生)へのこだわりは、元の状態に近いように戻すということです。例えば、傷んだ素材を新しいものに全部取り替えてしまえば、簡単で仕事は楽です。それでは意味がないと思います。割れや反りなど明らかに支障をきたす場合は交換いたしますが、なるべく元の素材を残し、欠損している部分のみを同じような部材で補修するということです。


塗りのこだわり

古い時代箪笥の塗りは、漆塗りがほとんどでした。木地呂塗りや花塗りなど、漆を塗りっぱなしにしたものもありました。昭和になってカシュ―漆が使われるようになりました。再生の場合は、基本的には漆で仕上げております。木地呂塗り・拭き漆塗り・黒呂塗り・うるみ塗りなどがあります。カシュ―塗りは使わないようにしております。


金具のこだわり

古い箪笥の修理で、安易に既製の金具に交換して修理を行っているところもあります。
価格は安いですが、それでは見た目だけが良く非常にもったいないことです。いかに以前の状態に戻すことが大事だと思います。
外した金具を焼いて錆を取り、漆を塗って焼き付けて仕上げます。金具が錆びて穴が開いているものなど、再生が困難な部分につきましては、新たに同じように作りますが、使えるものは元の金具を使います。
昔の金具は錆びていても甦るものです。既製の金具とは断然重厚感が違い価値もあります。


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仙台箪笥 家具修理 「岡田工芸」

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宮城県塩釜市後楽町12-17
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FAX.022-707-6968
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作業場
宮城県塩釜市権現堂5-21

伊達家家紋「竹に雀」
伊達家家紋使用許可済 
許可番号5049