2004/1/17「吉野家」

1899年開業
「うまい・やすい・はやい」を旗印に
牛丼チェーンを拡大させていった吉野屋

「いくら食べてもモノ足りない・・・」
そんな若かりし頃の肉体を
時に影となり時に日向となり支えてくれた「よしぎゅう」
誰もが一回はその門をくぐった事があるだろう

それが現在存続の危機に瀕している

原因は「吉野家」を「吉野家」とするにあたって
一番重要なモノが手に入らなくなったのだ

それは・・・「牛肉」
「牛」無いんじゃ・・・「牛丼」じゃなく「丼」になっちゃうじゃん

・・・BSE(牛海綿状脳症)俗にいう「狂牛病」
一時期TVで腰砕けの「へこへこー」という牛がよく見られたが
その牛がかかっている伝染病がBSE

もちろん感染牛肉は売り物にならなくなる
輸入禁止措置や感染牛肉の処分などの措置がとられる

しかもBSEとクロイツフェルト・ヤコブ病の因果関係がとりだたされ
世間は色めきたった
↓因果関係について詳しくはこちら↓
  http://www.mrsgene.com/library/trend/066/

日本国内での発生が報道された時は
軒並み焼肉屋が潰れ牛肉離れが巻き起こったのは記憶に新しい事だろう

今回「吉野家」を巻き込んだ嵐とはこれだ
運命の日は突然やってきた

平成十五年十二月二四日・・・華盛頓発 至急報
「米国華州にて牛海綿状脳症確認さる」

ついにアメリカにもBSEの感染例が報告されたのだ
アメリカ産輸入牛肉を安く仕入れる事により他社との競合に勝利を続け
牛丼業界の「ドン」と言われた企業の屋台骨が揺らいだ

このまま輸入禁止措置が続けば牛肉の在庫は2月下旬には切れる

なんとかして次の牛肉入手場所を見つける努力を繰り広げつつ
短いスパンで繰り出される延命措置 苦肉の策

人気メニュー「特盛」の廃止
牛に頼らない新メニュー「カレー丼」「豚キムチ丼」等の投入
時間限定商品だった「朝定食シリーズ」の24時間提供

それでも彼らに残された時間は後僅かだ・・・

ジョニーは・・・泣いた・・・


ってなわけで(なげー前置きだな(笑))

夜勤明けでお腹がへってたんでカレー丼食ってきました
俗にいう「蕎麦屋のカレー」風味の出汁が効いた味
生卵や七味 紅生姜との相性もよかったです
玉ねぎの甘さもあいまって美味しくいただきました

まあ280円の牛丼がありながら400円のカレー丼を食べるかどうかは・・・みなさんの判断におまかせします

・・・ちなみにどんぶりさ・・・特盛のやつだと思うんだけど・・・
ボリュームもそこそこでした

おいしくいただかせていただきました

吉野家HP
http://www.yoshinoya-dc.com/brand/index.html



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