2002/8/31「富士総合火力演習」その6


観測を終え 普通科をヘリボーンで展開
攻撃開始位置への移動を特科の準備射撃が支援
縦深方向に着弾を移動
広範囲を制圧する

その下を施設隊(工兵)による障害処理

ここで登場するのが92式地雷原処理車
大型のロケットを発射
内部に紐でくくられた爆薬が仕込まれており
縦深方向に落下
地表で爆薬に点火
その衝撃で地雷原を開拓する

発射シーンとしては一番ハデ・・・ゆっくり飛ぶし・・・
でも途中でバラけるから観客席は戸惑いの表情

そういうモンなんですよーみなさーん

61式の分まで頑張るぞ"74式戦車” 「標的黒の台陣前800弾種徹甲」 「うてぇ」

その下では施設作業車が敵の障害を突き崩し侵入路を構築!!
って土の山をアームで掘り下げてるだけなんですが・・・

なかなかいぶし銀の働きを見せる施設作業車
ここまで装甲が施された施設の車両はなかったことだろう
これからの活躍に期待したい

施設隊が活躍を見せていると敵の妨害が見受けられるとの事
妨害除去のため待機していた74式戦車 89式装甲戦闘車が射撃

世界一高価な歩兵戦闘車として騒がれた89式
その主砲である35mm砲が乾いた破裂音と共に発射される
サプレッサーの形状から予測されたが
思った以上に破裂音のようだった

“90式戦車” 陣内に入って匐射姿勢 ジャイロで砲身は安定・・・?

地雷原・障害物等を除去し
普戦チームが敵陣の側面へ移動

前面には90式が陣取り射撃を繰り返す
走行間一斉射撃も披露
もちろん発射のタイミングは完全に合わないが
数両の戦車が一斉に発砲する姿は圧巻

急制動や急発進などのクイックな機動も見せる

数十トンはある車体が軽やかに動く姿は
「そんなに装甲厚くないんじゃないの?」と思わせるほど

・・・「トルクがある」というふうにしておこう

急制動 射撃後弾着を望む 「さよーならー」

突撃の成果を見た司令官は戦力増強を指示
攻撃を続行し戦果拡張をはかる

いやまあ出るわ出るわ
「こんなにいるんですよ」的登場
上空をヘリが地上を各種戦闘車両が登場

最後にスモークディスチャージャーから煙幕を展開
風向きの関係で観客席も一瞬ケムにまかれる


というのが後段演習のストーリー
その間40分
しっかり時間どおりに終わるものだ
数分のズレで終了

国旗を降ろして防衛庁長官が帰ったりして
一列に並んだ74式90式がお辞儀をして退場

音楽隊の演奏の後に装備品の展示

ヘリはそのまま降りてきて展示
非常に合理的な展開
各ヘリが順次一機づつ着地するのがかっこよい

なんとなく気になった90式の装甲を叩いてみたら痛かった

帰りの御殿場駅行きバス炎天下の中一時間待ち・・・暑かった
お土産のピースエクスプレス

そんなこんなで
一年に二回も行っちゃった総合火力演習

なかなか楽しい思いをさせてもらった

次は・・・国際観艦式?(笑)


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