佐竹氏関連記事参考資料

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佐竹氏関連書籍

『佐竹史探訪』 土居輝雄
佐竹氏の研究本。戦国以降の家臣団の解説等。資料として非常に参考になります。
秋田魁新報社。1800円。1997年。
『佐竹氏物語』 渡部景一
佐竹氏の興こりから義宣の時代までをつづった史書。佐竹入門編に最適と思います。
無明舎出版。2000円。1980年。
『常陸佐竹新太平記』 関谷亀寿
佐竹の興りから,秋田移封までを記した本。
「梅見の宴」など,一つ一つの事件の記述が丁寧で良質の資料です。
筑波書林。1700円。1993年。
『佐竹義重』 福島正義
義重の佐竹氏襲封から,秋田六郷での死までを淡々と綴った一冊。
読み物としても非常に面白いのですが,出版が古いため,最近研究が進んで判ったこと,たとえば太田資正は佐竹服属の前に小田氏に仕えていたこと等の記載が一説程度の紹介になっています。
人物往来社。540円(絶版でして,古書で3500円で入手)。1966年。
『問答式 佐竹読本』 高橋茂
佐竹氏を中心に常陸の郷土史を記した本。
作者は郷土史家で,自費出版されているとのこと。
探しても見つからないでいたのですが,MAKOTOさんの紹介で入手出来ました。
1200円。1996年。
『佐竹義宣公物語』 高橋茂
常陸佐竹氏最後の当主義宣の生涯を記した郷土史本。
「問答式佐竹読本」を読みやすくまとめた抄本といった感じです。
初めての方はこちらからのほうが無難かも。ちなみに,これも自費出版です。
1000円。1997年。
『新編金砂戦国史』 大内政之介
佐竹氏の歴史で,大きな戦となると必ず出てくる西金砂山城。
この書は金砂山城を中心として,源頼朝の佐竹征伐から戦国期までの佐竹氏の戦闘の記録を紹介しています。
その戦闘の行方などについて,他書よりも細かい記述が多いのが特徴です。
筑波書林。1600円。1993年。
『佐竹秘史(上・下)』 大内政之介
「佐竹の乱」に関する小冊子。
「上杉禅秀の乱」から戦国初期の佐竹氏についての詳細に記述されています。
筑波書林。各600円。1987年。
『山入一揆と佐竹氏』 大内政之介
山入氏について記述された小冊子。事実上「佐竹秘史」の抄本のようなもの。
南北朝時代から記述されていますので,山入氏についてはわかりやすくなっています。
筑波書林。600円。1991年。
『「梅津政景日記」読本』 渡部景一
義宣の重臣,梅津政景の日記を元に,関ヶ原以降の秋田の情勢を解説したもの。
福島正則の処分のいきさつや,本多正純失脚の顛末など,有名どころの記事もあり。
無明舎出版。2500円。1992年。
『久保田城ものがたり』 渡部景一
秋田転封後,梶原美濃と渋江内膳による築城から現代にいたるまでの久保田城近辺の解説。
「義宣家譜」や「国典類抄」といった秋田藩に伝わる資料を元に書かれているため,記述の信頼度は高い。
千秋公園散策マップは,見てるだけで現地に行きたくなります。
無明舎出版。1300円。1989年。
『佐竹義宣その時代』 土居輝雄
著者の小説「常羽有情」執筆にあたっての資料から,小説には載らなかったこぼれ話をまとめた小冊子。
秋田魁新報社。500円。1994年。
『羽州久保田の原風景』 土居輝雄
佐竹氏の秋田入部当時の状況を書いた小冊子。
地名の由来や,有名家臣の紹介などが載っている。
秋田魁新報社。500円。1999年。
『佐竹騒動その背景』 土居輝雄
著者の小説「宝暦の嵐」執筆にあたっての資料を,角度を変えて検討しなおした小冊子。
江戸中期に起きたこの事件についての項は,いつか書きたいと思います。
秋田魁新報社。500円。1996年。
『新編佐竹氏系図』 原武男
佐竹氏の系図。
サブタイトルに「宗家の巻」とあり,「新編佐竹七家系図」という別本と対にして見るとより良いようです。
nobi氏のご尽力で入手。
加賀屋書店。2000円(絶版でして,古書で6000円で入手)。1973年。
『佐竹一族』 日本家系協会
和紙づくりの佐竹氏の家系図。
装丁はリッパなんですが,記述の内容にはあまり信用は置けません。
限定350部だそうで,私の中ではコレクターズアイテム的な扱いです。
購入は直接電話で。(03-567-6013)
日本家系家紋研究所。10000円(7000円の簡易装丁版もあり)。1982年。

時代・地域関連書籍

『中世常総名家譜(上・下巻)』 石川豊
平安末期から戦国までの間,常陸・上総にいた氏族についての解説書。
軍記物等から史実と判断出来る事柄に絞った記述となっており,信頼が置けます。
暁印書館。各4800円。1991・1992年。
別冊歴史読本『戦国武将一〇四傑』 
佐竹義宣についての記述があります。
新人物往来社。1600円。1998年
歴史と旅増刊『戦国大名城郭辞典』 
佐竹氏の記事のほか,芦名・岩城・多賀谷・宇都宮・太田・江戸・伊達・田村など,諸氏の記事が参考になります。
秋田書店。1300円。1998年。
加筆修正した『国別 戦国大名城郭事典』なるものが出版されたようです。
東京堂出版。3800円。1999年。

学研歴史群像シリーズ

『戦国関東三国志』
佐竹氏関連では,佐竹義重と太田資正の小文があるだけですが,他の資料と組み合わせて戦国期の関東の状況を確認するのに便利です。
893円。
『関ヶ原の戦い』
佐竹義宣の小文のみ。関ヶ原時には何もしていないのでしょうがないですが。
893円。
『真説戦国北条五代』
佐竹氏単独の記事はありません。 ただ,後北条氏の歴史から佐竹氏の動きを推測するのに役立ちます。
971円。
『伊達政宗』
事実上,小田原以前の伊達政宗の大きな戦いは対佐竹戦であったため,全編役立ちます。
ただし,当然のことですが伊達びいきの姿勢で書かれた記事ですから,素直に読んでると,まるで伊達が勝っていたかのような錯覚に陥ります。要注意。
桐野作人氏の伊達&北条の反佐竹同盟の記事が気に入ってます。
971円。

秋田市立佐竹資料館学習講座資料

『佐竹義宣と秋田新時代』 土居輝雄
著者の作品「羽州久保田の原風景」の抄本。
500円。1999年。
『天徳寺の歴史と佐竹氏(上・中・下巻)』 伊藤武美
著者の共著「秋田・天徳寺史」の抄本のようです(未確認)。
各300円。1999年。

上記2編とも,初心者用の資料でわかりやすく,非常に役立ちました。
資料の手配の対応していただいた佐竹資料館職員の方,ありがとうございました。


研究論文

『中世歴史叙述の展開』 加地宏江
関西学院大学文学部教授であられる著者の論文のうち,南北朝時代を中心に軍記物についての論文をまとめたもの。
佐竹に限らず,この時代に興味のある方には,ぜひご一読を薦めたい。
吉川弘文館。7500円。1999年。
『研究紀要 創刊号』 秋田県公文書館
秋田県公文書館の調査研究についての報告文集。その創刊号で,公文書館の資料の伝来等についての論文や,伊藤勝美さんによる「佐竹家譜」編纂過程の史料などが載っています。
NAV氏の協力で入手。
秋田県公文書館。無償配布(?)。1995年。
『戦国史研究 第37号』 戦国史研究会
戦国史研究団体である戦国史研究会。本書は,同会が年二回発行する研究報告です。
この第37号には,今泉徹氏による「佐竹北家の所領支配」という,その領地や家臣団の形成経過から佐竹家における北家の立場を検討した論文が載っています。
宮野洲さんの紹介で入手。
吉川弘文館。667円。1999年。

年表・史書

『日本史年表』 日本歴史大辞典編集委員会編
西暦元年から1996年までの年表。付録に,歴代の天皇・関白・将軍や幕府の官職名,主な一揆等が載っています。
河出書房新社。2200円。1997年。
『源威集』 加地宏江校注
太平記時代の軍記物。作者は佐竹師義とされています。
平凡社。2900円。1996年。

小説

『常羽有情(全六巻)』 土居輝雄
佐竹義宣の生涯を描いた大河小説。
著者の研究資料からも判るとおり,その記述はもはや小説の域を越え, 義宣の目から見た佐竹史の活写とさえいえます。
長らく一巻と三巻が手に入りませんでしたが,nobi師のご尽力で全巻入手出来ました。 聞くところによると,秋田市の某古本屋さんが著者にかけあってくれたとか。ありがとうございました。
東洋書院。一・二巻1900円,他は2000円。1991〜1993年。
『宝暦の嵐−佐竹騒動−』 土居輝雄
徳川中期に起こった秋田佐竹藩に起こったお家騒動の物語。
秋田時代初期の「川井事件」に並ぶ大事件であり,江戸時代の佐竹氏に興味がある方にはお薦めです。
東洋書院。2000円。1995年。
『戦場の恋−佐竹秀義青春譜』 大内政之介
源頼朝による佐竹征伐時代の当主,佐竹秀義の生涯を描いた小説。
巻末付録に,「佐竹氏秋田転封余聞」として,関ヶ原時の佐竹義久についての記述もあります。
筑波書林。900円。2000年。

コミック

『雪の峠』 岩明均
岩明均氏の歴史漫画。
詳しくは「雪の峠」をご覧ください。
『マンガで学ぶ茨城の歴史 中世編』 作画:高橋達央
若年者用の学習マンガの第二巻。サブタイトルは「源頼朝と佐竹源氏」です。
源頼朝の佐竹征伐から佐竹義宣の秋田転封までが描かれています。
大筋間違いない内容ですし,とりあえず大まかな流れをつかむためにはイイかな,と思います。
茨城新聞社。1500円。1995年。

ゲーム関連書籍

ログイン編集部特別編集『天下統一金剛武将伝』
ビジネスアスキー。980円。1989年。
プレイステーション版『天下統一公式ガイドブック』
ZEST。2000円。1999年。

上記2冊は,ともに人物紹介が載っています。
データベースとして活用してます。が,マイナー武将の記述はあまり正確ではありません。

季刊『TACTICS 燃える戦国時代特集』1990秋号
「戦国大名」などの戦国ボードゲーム特集で,割と佐竹氏のことが載ってます。
関係ないけど,この号の「新書英雄伝」ジョン・ポール=ジョーンズ伝はおもしろいです。
ホビージャパン。1800円。1990年。
『SIMULATOR』32号
太平記のゲーム特集号。
佐竹氏は尊氏の幕下として,南北朝時代に繁栄したので,その概略を知るために活用。年表は割と使えます。
これまた関係ないけど,この号に写真が載っているGDW社の「レッドエンパイア」ってゲームは,結構面白かったっス。現存するのか?
翔企画。830円。1991年。

(著者の名称を正確に表現するため,敬称は省略させていただきました)


おまけ

見たことないけど,見てみたい or 手に入れたい書籍


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