なんか吹っ切れてねぇなと思ったら、どうやらスランプらしい。今までの音とはかなり違う。爆発してないぞ(笑)。でもこれは更なる爆発の為の導火線なのだと思いたい。スティーヴ・アルビニからクリス・ショウまで、幅広くプロデュースを頼んだのも暗中模索ぶりが窺える。ラッセル・シミンズまで叩く姿勢に覇気があまりないように思える。でも聴き込むと確かに内に秘めたものは感じるんだよね。ベックが「Mutations」を出した感覚に似てるのかもしれない。前作までの彼らを期待してるのなら次回作にそれを求めた方がいいかもね。かといって別に駄作なわけじゃない。良く出来た「ロックンロール」だと思う。ひょっとしてこのアルバムは聴くべきものなのかも。理由はまだよくわからんが、直感だ。もっと化けるのか?という希望が、聴くほどに見えてくる気がするから。 |