Beck



Odelay

(Geffen:1996年)





 雑誌関係の「'96年のベストアルバム」みたいな企画に、軒並みリストアップされてたね。う〜ん、実はこの音に慣れるのに結構時間がかかったんだよね、正直。なんせロック、ヒップホップ、カントリー、フォーク、ノイズ、ブルースなんかが全部ブレンドされてるからさ。この新しさにプレスは惹かれて「通好み」的に紹介しまくったんだと思うよ。で、オレもわかんないのが悔しいから聴いてた(笑)。そしたらさぁ、イイんだよね。これ言っちゃ元も子もないんだけど、聴いたらわかるよ(笑)。ダスト・ブラザーズもセンス抜群の仕事してるし。理屈じゃないね、音楽は。







Mutations

(Geffen:1998年)





 いいねぇ、意外と。そう思った。「意外と」というのにはワケがある。これが純粋な新作じゃないからだ。結構前から「次に出すアルバムは前に作った曲の焼き直しになる」みたいなことを聞いてたんで、正直言って期待してなかった。でもコレ、歌ものとしてはイイ線いってるんじゃないかな。一発録りのライヴ形式にしては良く出来てる。と思ったらプロデュースに「OKコンピューター」のナイジェル・ゴッドリッチが参加してるのね。納得。音はかなりシンプル。「ワン・フット〜」の頃に作った曲もあるみたいなんで、初期の彼を知るのにもいいかも。下手に新作を焦らされながら待つよりはこうした形でアルバム出してくれた方がファンとしても嬉しいね。さて、今度は正真正銘新作だな。




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