「さとみかん」ポリシー

さとみかんを運営するにあたってのポリシーみたいなもの。

一応の建前

歴史的経緯による物

時は西暦 2001 年。この界隈 (何処) には「 CSS コミュニティ」と題されたリンク集がありました。時に「某リンク集」とも呼ばれることもありました。野嵜氏の手によるそのリンク集は、そもそもがネタ的なモノだったハズなのだけど、実体というか輪郭が当時も今もアヤフヤな「 CSS コミュニティ」あるいは「某方面」と呼ばれるサイト集団を可視化するものとして扱われる傾向にありました。

当時、「某方面」を網羅するアンテナはまだありませんでした。アンテナというサーバサイドシステムを稼働させられる人間がごく限られていた時代なので、必然、公開アンテナには一種の公器として何らかの役割が暗黙的に求められる時代でもありました。そこで、このニッチ市場の空白を埋める商業的野心(笑)というか役割はもちろん、私ありみかさとみ個人の利便性の双方を満たすため、この「さとみかん」は設置されました。つまり「 CSS コミュニティ」あるいは周辺サイトの網羅を主任務とするアンテナ、という役割を初めから与えられて設置されたのでした。

そうして運営開始した「さとみかん」ですが、野嵜氏の「某リンク集」が健在の間はそれを隠れ蓑にしており、リンク集の持つコミュニティ固着化効果への是非や重圧や批判などから、しばらくの間は無関係でいられた。その隠れ蓑の陰で、「某リンク集」には入ってなくとも似た内容傾向をもつサイトや、全然関係なさげなサイトも気軽に自由にドンドコ追加するなど、アンテナとしての地位確立だけに専念していた。

しかし、その「某リンク集」はある時、消滅した。以後「コミュニティ可視化」の役割は、このアンテナに課せられるようになった。

それは名誉なことでもあるけど、逆に窮屈になったり。新規にサイトを捕捉したらしたで、外したら外したで、いろいろと言われる宿命を背負ってしまった形。被捕捉サイト様の側に、「ある特定の集団に属しているかの印象」とか、それに付随する形で「ある傾向のページ内容を期待されている圧迫・束縛感を与える」等のデメリットを、従来以上に発生させがちになった。こういう状況は正直、運営開始時には想定してなかった事態ではあるのですが、「アンテナとしての役割付け」がうまくいきすぎたゆえのトレードオフだったのでしょう。

以上の歴史的経緯により「 Web 上の公開リソースはおしなべてリンク自由である(から被リンクの拒否は承らない)」というお題目を振りかざすことは、このアンテナにおいてはちと憚られ気味な気分がしてます。もちろん、捕捉された事を記事内容の質向上のモチベーションにするのもよいでしょうし、そんなの意識しないでマイペースで行くという選択肢もあるでしょう。ぼく個人としては、あんまり意識しすぎないでマッタリやりたいようにサイト運営をしてほしいのですが…、状況的に難しい場面も時にあるのが事実です。

このような事情があるので、被捕捉サイトの製作者様本人による「外してほしい」との要望・苦情を、当社比 200% の勢いで随時承っております。サイトや掲示板等の公の目に触れる場所で意思表明をするのは(あれこれ言われてしまうかもしれなくて)難しいでしょうから、メールなど、水面下でのご連絡を推奨します。

ちなみに、この「某リンク集」に名を連ねていた誰もが「自分は構成員じゃない」と主張したのは、わりと有名な話。

アクセスログ・統計について

「さとみかん」はアクセスログというかアクセス統計をまるで取ってないので、言及リンク等されててもそのリファラ(リンク元)には気づけませんのでヨロシクです。もちろん najo サーバの Apache は access_log をせっせと貯め込んでるけども、それは najo のいちユーザであるぼくが見て使うものじゃないってなワケでして。そういうことです。

ていうか、自前でログ取ってたらスゴイ事になりそうなので、ポリシーでログを取らないというよりは物理的な問題(以下略

補記

このポリシーは 2003 年 3 月 30 日現在。


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 2003/02/12, Last-modified: 2004/04/25