こっちの色の方がいい…

こめんと

ラポート刊の「ナデシコで行こう6」の表紙。…のラフに試し塗りして配色を確認したときのガラクタ。 …を展示していたのだけど、ご存じの通り、ラポート社は残念ながら倒産してしまいまして、ほどなく生原稿が帰ってきました。返却された原稿に対するラポートの権利は全て消失とのことなので、生原稿をあらためてスキャンして公開することにした次第。

世の中不思議なもので、天下のラポート様が何を血迷ったのか、ぼくなんぞに「表紙を描いてくれ」などと依頼してきまして。ま、諸般の事情による「代役」なんスけど （笑）、それはそれ！もちろん即座に「描きます！描きます！」と答えたとゆー。いやぁ、商業出版物の表紙を任されるなんて、天にも昇る嬉しさデシタ。

で、 Photoshop で下描きに試し塗りして配色の具合を考えた時のモノがコレです。ホントは CG で描いてみたかったのですが、当時ぼくは Windows しか持ってなかったのだけど、しかし CG の場合は Mac のデータじゃなきゃダメって言われたので、手描き（コピック塗り）です。背景は向こうのデザイナーが色を入れてくれる、って事だったです。でも、自分なりに色を考えてみたんです。んで、「ピンクがいいナ」と一応伝えておいたのです。

しかし仕上がった本は見事な「濃厚な抹茶ミドリ色」。わらい。たぶんピンク色なんてバックナンバーで頻出色だろし、そんなんばっかり使うわけにもいかないんだろなとか思った。