News Letter n.21 [初出2009.5.1;更新2009.5.1]

ニューズレター(vol.21)

Table of Contents

第21回日本ソール・ベロー協会大会のお知らせ

《プログラム》


 懇親会 5:30〜7:30 (会費:6,000円)
    会場:龍門(JR高槻駅前・松坂屋高槻店5F)


 *理事会を、12:30 より開きます。

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【会員エッセイ】

「立ってするか、座ってするか ― トイレ事情とベロー文学」


橋本 賢二(大阪教育大学)

 家庭内の問題として、よく話題に上るものに、トイレの使い方に関する男女の考え方の違いがある。男の小用というのは非常に不安定なもので周りに飛び散り、汚れもきつく掃除が大変なものである。そのため、奥様方はおしなべて男性の立ったままでの排尿に賛意を示さないらしい。通常、男性の小便は便器から離れてされるため、跳ね返った水が不規則に飛散する。水の動きを研究した論文によると、急にバルブを閉めた場合に反動で水道が破裂する「ウォーター・ハンマー現象」など、水はわれわれの想像もつかないような運動をするそうである。急須に熱湯を注ぐときになぜか一滴手にかかることがあるのと同様に、水の中に飛んでいてもいくらかの飛沫は便器の外へと落ちてしまう。

 女性陣は「座って用を足せばすべて解決するのに」と思うかもしれないが、男性のなかには、近年完全に失われてしまった(?)「男の威厳」の最後の砦として「立ってすること」を死守している者もいるようだ。しかしながらただそれだけの理由でそうしているのではなくて、男性の身体的構造により、真下に排尿することが難しいこともまた事実である。大型の小便器を前に、少し距離を取って立ち、下方から上がってきた尿を再び前方へと弧を描くように放出するのが理想の形であるために、男性の便器の設計・設置はどこにおいても実に難しい。

 この男女間の意識の問題が顕著になってきたのは、近代の住宅において便器がユニット型の兼用タイプになってからのことだと思う。それまでの農村部のトイレにはしっかりと男性用の小便器があったし、今でも共用のトイレには必ずいわゆるアサガオは設置されている。つまりわれわれが欧米化のなかで手に入れたものは、必ずしも世界の最高基準ではないことも事実である。実際に欧米の豊かなシングル・ファミリー・ホームにはちゃんと小便器が設置されているし、男性用公衆トイレで小便器がない場所はまず見かけない。

 びろうな話が続いて恐縮だが、近年のインターネットの普及により世界のトイレ事情が、画像などでよくわかるようになってきた。今日のような欧米型の便器の歴史も意外に新しく、16世紀ごろから始まったようである。またトルコあたりでは和式のスタイルで、安全のため入り口をまえにしてしゃがむのが伝統的らしい。そしてとりわけわれわれ日本人は欧米のトイレや下水事情を過信しすぎる傾向にあるようだ。18世紀末のヨーロッパでは近代型の下水道はまだなく、石畳の道路が汚水の排水場となり、そこに糞尿や汚物が廃棄され、沈殿浄化されることもなくそのまま大きな河へと流されていたらしい。ディケンズが小説の中に描いた当時のロンドンでは、通りに面した家の二階の窓からは、とつぜんオマルに溜めた大便や尿が降ってきたという。その時代にはしもおけ(しもおけい)の中身などを平気で道路に放り投げていたため、通行人はそのしぶきから服を守るために、あのマントというものが考案されたのだとか。また豚や牛の内臓や血も、くぼんだ道路の中央部に分厚く層を成していたために、婦人が道を横切るためには男性が板を渡してエスコートせねばならず、それら汚物を踏まないようにと、かかとを高くしたいわゆるハイヒールが考案されたということらしい。

 一方日本では、昭和の初期頃までは汲み取り式が主流で、都市部の家庭は処分を近隣の農家に依存し、お礼としてその肥料で育った農産物を受け取るという、じつにエコロジカルな循環が成立していた。肉食と魚を主食とする文化のこのような違いは、循環システムの意識の違いだという人もいる。

 ともあれトイレひとつにも大きな文化的な傾向が読み取れるし、これまで秘されてきた部分であるがゆえに気づいて驚くことも多い。ちなみに、あのベルサイユ宮殿がパリを離れて建てられた背景にも、都市部のひどいトイレ事情があったらしい。ところがいざ出来上がった美の極致の宮殿には、当初はトイレがほとんどなく、オマルや庭園がその場所であり、すその広がったドレスはその姿を隠すためだったとも言われる。またフランスのみならずヨーロッパでいちばん華麗な夢の世界と思われていた宮殿では、婦人たちはめったに入浴せず、体が臭くて強力なコロンが必要となり、大きな髪の中には虫がわいていたという。

 食事前にお読みいただいた方々には申し訳なかったが、これが少しまえのヨーロッパのもうひとつの部分でもあった。しかしながら、ここまでに書いてきたようなシーンをノーベル賞を受賞するような作家の作品のなかに見つけることは、実は非常に珍しいことだと言われている。ところがベロー愛読者の皆さんにとっては事情が違うはずである。ベローの作品では、いたるところで少々品のないシーンが、品性を欠いた人物の突飛な行動として、意味ありげに描かれている。最初の長篇『宙ぶらりんの男』では主人公ジョウゼフが壁越しに響く隣人の放尿の大きな音に日夜悩まされ続け、最後にはとうとう大喧嘩に発展するという逸話が描かれている。そしてピューリッツア賞を受賞した大作『フンボルトの贈り物』には、短気な悪党カンタービレが興奮のあまり急に大便をもよおして、迫害しているインテリのチャーリー・シトリーンにピストルを突きつけ、一緒にトイレの個室に駆け込み、眉をしかめながら必死に用を足すというシーンが登場する。

 それらの描写に少々眉をひそめる読者もいるかもしれない。ところが、ベローを敬愛し、ベローを師と仰ぐ現代イギリス文学の旗手、ブッカー賞作家のイアン・マキューアンは、その場面こそ「ベローが近代小説のがんじがらめの拘束から、文学と後に続く作家たちを解き放ってくれた」象徴的なシーンであるとして、大絶賛を送っているのである。貴賎にかかわらず、あらゆる場面を等しい価値観を持って平等に眺めることができたベローは、上品さを重んじるヨーロッパ風の純文学に、「活き活きとした生命観あふれる大衆像」という新風を吹き込んだ。それまでの小説の中の人物はすべて手かせ足かせをはめられて、身動きが取れなくなっていたが、それを打ち破ったのがベローの功績のひとつである。英国人作家が誰一人として縦に重なり合った階級社会であるイギリスの20世紀を描ききれていないにもかかわらず、ベローはモザイクのように平面上を横に広がったパッチワーク的な現代アメリカを、いともたやすく、いきいきと小説中に描きあげて見せた。ソール・ベローは、文化人類学の研究書ではなく、小説の中に「混迷する庶民の苦悩」を「社会の総体」として示すことができた、唯一無二の作家であると言えよう。

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【2008年度会員ベロー関係活動報告】

(2008年4月1日〜2009年3月31日)

《著書》

  • 佐川和茂(青山学院大学)『ユダヤ系文学の歴史と現在―女性作家、男性作家の視点から』
  • 広瀬佳司、佐川和茂、坂野明子編著、大阪教育図書、2009年3月30日

  • 坂野明子(専修大学)『ユダヤ系文学の歴史と現在―女性作家、男性作家の視点から』
  • 広瀬佳司、佐川和茂、坂野明子編著、大阪教育図書、2009年3月30日

《論文》

  • 岩橋浩幸(大阪大学・院)「クララと指輪―ソール・ベローの『盗み』における依存」森岡祐一、堀恵子編『「依存」する英米文学』英宝社、2008年8月25日:98-116.

  • 岩田順(武庫川女子大学・非)”Systematic Dualism in Herzog; --An Amphibian is the Human Soul.” Diss. Mukogawa Women’s University, 2009.

  • 橋本賢二(大阪教育大学)「イアン・マキューアンの見たソール・ベロー」『英文学会誌』54(大阪教育大学英文学会、2009):51-58.
    「現代イギリス文学の旗出イアン・マキューアンが敬愛するソール・ベローを追悼するために寄せた文章とインタビューから、ベローが成し遂げた壮大なる功績の一端を確認する。」

  • 柿崎謙一(金沢医科大学)「ソール・ベローの女性像の変遷―「ドーラ」、「黄色い家を残して」、「どんな日だった?」、『盗み』に於ける母性」広瀬佳司、佐川和茂、坂野明子編著『ユダヤ系文学の歴史と現在―女性作家、男性作家の視点から』大阪教育図書、2009年3月30日:149-167.

  • 柿崎謙一“The Rediscovering the Inner Girl in A Theft.” Shelemiel 8(日本ユダヤ系作家研究会、2009年3月31日):57-69.

《論文・補遺》

  • 柿崎謙一“Father’s Legacy in ‘A Silver Dish.’” Shelemiel 6(日本ユダヤ系作家研究会、2007年3月31日):16-28.

  • 柿崎謙一“The Rediscovery of Jewish Heritage in “The Old System.” Shelemiel 7(日本ユダヤ系作家研究会、2008年3月31日):21-34.

  • 柿崎謙一“The Narcissistic Collapse of the Self in Dangling Man.”『サイコアナリティカル英文学論叢』28(サイコアナリティカル英文学会、2008年3月):53-67.

《発表》

  • 伊達雅彦(尚美学園大学)「The Actual を読み直す」(日本アメリカ文学会東北支部9月例会、東北大学川内北キャンパス、2008年9月20日)

《書評》

  • 馬場美奈子(関西学院大学)「片淵悦久著『ソール・ベローの物語意識』」『アメリカ文学研究』45(日本アメリカ文学会、2009年3月31日):114-19.

《海外ベロー関係文献》

  • Kociatkiewicz, Justyna. Towards the Antibildungsroman: Saul Bellow and the Problem of the Genre. Frankfurt am Main: Peter Lang, 2008.
    Contents
    • Acknowledgements ・・・・・・・・・・ vii
    • Introduction ・・・・・・・・・・ ix
    • Chapter One
      • The Bildungsroman as a Literary Genre: An Attempt at a Definition ・・・・・・・・・・ 1
    • Chapter Two
      • Admitting What One Is: Dangling Man and The Victim ・・・・・・・・・・ 25
    • Chapter ThreeOne
      • Trying out what of human one can live first: The Adventures of Augie March ・・・・・・・・・・ 45
    • Chapter Four
      • The Outcome of Coming Struggles: Henderson the Rain King, Herzog and Humboldt's Gift ・・・・・・・・・・ 69
    • Chapter Five
      • Unreliable Teachers and Unwilling Students: Mr Sammler's Planet, The Dean's December and More Die of Heartbreak ・・・・・・・・・・ 109
    • Conclusion ・・・・・・・・・・ 143
    • Works Cited ・・・・・・・・・・ 149

  • Saul Bellow Journal 21.1-2 (Winter 2005/Summer 2006)
    Contents
    • Chapter One Willis Salomon
    • Particularity and the Comic in Saul Bellow's The Dean's December ・・・・・・・・・・ 5
    • Carol Dell'Amico
      • Herzog/Sammler:On the Ethics of Form and Self ・・・・・・・・・・ 19
    • Jamal Assadi
      • What Do Men Do When Their Wives Are Away? ・・・・・・・・・・ 28
    • Daniel Muhlestein
      • Wrestling With Angels: Male Friendship in Henderson The Rain King ・・・・・・・・・・ 41
    • Chris Louttit
    • Some Versions of the “Swiftian”in Bellow and Roth ・・・・・・・・・・ 62
    • Mark Crimmins
    • Four Doctrines of Religiocentric Reflection: Meditative Digressivity in Humboldt's Gift ・・・・・・・・・・ 77
    • Allan and Nancy Chavkin
    • Saul Bellow’s “An Exalted Madness” and “Zetland: By a Character Witness” ・・・・・・・・・・ 97
    • Chris Vaughan
    • Images of American Empires in the Novels of Saul Bellow ・・・・・・・・・・ 106
    • Pin-hsiang Natalie Wu
    • Saul Bellow and Moses Herzog ・・・・・・・・・・ 126

《会員寄贈文献》

井上謙治氏(明治大学・名)より、下記文献をご寄贈いただきました。
  • Atlas, James.“Part Wise Man, Part Wiseguy: Saul Bellow: 1915-2005.”Time 18 Apr. 2005: 108.
  • “At the Age of 81, Saul Bellow Is Embarking on His Third Job as Editor of a Literary Magazine.”8 May 1997.
  • Bellow, Saul.“Cool These Overheated PC Minds.”The New York Times 11 Mar. 1994: 7.
  • -----.“Papuans and Zulus.”The New York Times 10 Mar. 1994: 25.
  • -----.“There Is Simply Too Much to Think About.”Forbes 14 Sep. 1992: 98-101, 104, 106.
  • ベロー、ソウル、小島信夫、佐伯彰一「〔座談会〕小説はどこへ行くか」(三浦清宏翻訳・通訳)『群像』1972年7月号: 166-84(座談会は1972年5月4日).
  • Bloom, Allan. “A Publisher of Conservative Books Complains.”The New York Times 19 July 1993: 11.
  • Boyers, Robert.“Moving Quickly: An Interview with Saul Bellow.”Sept. 1994: 32-53.
  • “Care Package.”Rev. of Mosby's Memoirs. Time 8 Nov. 1968.
  • Corliss, Richard. “The Naysayer to Nihilism.” Rev. of Him with His Foot in His Mouth.
  • Dyson, Michael Eric. Rev. of Parallel Time by Brent Staples. 28 Mar. 1994.
  • English, Deirdre.“Sins of the Booksellers.”The New York Times 30 July 1993: 26.
  • Epstein, Joseph.“A Talk with Saul Bellow.”The New York Times Book Review 5 Dec. 1976: 6, 92-93.
  • “Excerpt from the Citation for the Nobel Prize in Literature Awarded to Saul Bellow in 1976.”
  • Gray, Paul. “Bellow the Word King.” Rev. of Bellow by James Atlas. Time 6 Nov. 2000.
  • Gussow, Mel.“Saul Bellow at 81:‘A First-Class Noticer'.”International Herald Tribune 27 May 1997.
  • Italie,Hillel.“Farewell to Saul Bellow: The Man Who Gave Us a Different Kind of Hero.”Japan Times 10 Apr. 2005.
  • Kakutani, Michiko. Rev. of The Actual. 8 May 1997.
  • Kakutani, Michiko. Rev. of Collected Stories.
  • Kenner, Hugh.“From Lower Bellowvia: Leopold Bloom with a Ph.D.”Rev. of Mr. Sammler's Planet. Harper's Feb. 1982: 62-65.
  • Lehmann-Haupt, Christopher. Rev. of It All Adds Up. 1994.
  • Lyall, Sarah.“Book Notes.”The New York Times 16 Mar. 1994: 18.
  • “Mr. Bellow's Planet.”The New Yorker 23 May 1994: 35-36.
  • Oates, Joyce Carol. Rev. of Saul Bellow by Ruth Miller.
  • Rohrlich, Ruby.“An Einstein’s Place among the Aborigines.”The New York Times 23 Mar. 1994: 20.
  • Rev. of Mr. Sammler's Planet. The New Republic 28 Mar. 1984: 10.
  • 利沢行夫「環境に順応しえぬ人間―ユダヤ人としての生活感覚をそなえ」『現在をつかめ』『モズビーの思い出』書評、『日本読書新聞』1970年6月1日:5.
  • 佐伯彰一「面白い犯人洗い出しのプロセス」『盗み』書評.
  • ----------「八十代作家のしたたかさ―ベローの場合―」198-205.
  • “Saul Bellow: Seer with a Civil Heart.”Rev. of Mr. Sammler's Planet. Time 9 Feb. 1970: 53-55.
  • “Saul Bellow Has Been a Literary Idol for Years.”13 June 1997.
  • Shapiro, James. Rev. of Bellow by James Atlas. International Herald Tribune 21-21 Oct. 2000.
  • Sheppard, R.Z.“Knocking Away the Pigeons.”Rev. of It All Adds Up.”Time 9 May, 1994.
  • -----.“Scribbler on the Roof.”Rev. of Humboldt's Gift.
  • -----.“Truth and Consequences.”Rev. of The Dean's December. 25 Jan. 1982: 52-53.
  • Smith, Dinitia.“Saul Bellow Eulogizes a Powerful Friendship.”International Herald Tribune 29-30 Jan. 2000.
  • “Some People Come Back Like Hecuba.”Time 9 Feb. 1970: 54.
  • Staples, Brent.“Into the Ivory Tower.”The New York Times 6 Feb. 1994: 24.
  • Eprile, Tony.“About a Zulu King, Yet Not a Zulu Novel.”The New York Times 18 Mar. 1994: 28
  • Wisse, Ruth R.“Saul Bellow's Winter of Discontent.”Commentary Apr. 1982: 71-73.
  • Yardley, Jonathan. Rev. of Handsome Is.

《非会員ベロー関係文献》

  • 広瀬佳司「書評:片淵悦久著『ソール・ベローの物語意識』」The Browser 147(大阪洋書、2008年5月):7-13.

《非会員寄贈文献》

  • 日本ソロー学会『ヘンリー・ソロー・研究論集』34(2008年3月31日)
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【協会活動報告】

  • 2008年4月1日:『ニューズレター』第20号発行
  •    8月1日:「大会案内」」「理事会案内」発送
  •    9月10日:理事会(於青山学院大学・青山キャンパス)
  •    9月14日:第20回日本ソール・ベロー協会大会
  •                      (於青山学院大学・青山キャンパス)
    •  @ 開会の辞 町田哲司(会長・関西外国語大学)
    •              「協会の20年を振り返って」
    •  A 総会 司会:佐川和茂(代表理事・青山学院大学)
    •  B 特別講演 井上謙治(明治大学名誉教授・日本アメリカ文学会顧問)
          「ソール・ベローのアメリカ」 紹介:大場昌子(日本女子大学)
    •  C研究発表
      • 1. 岡ア 浩(日本福祉大学)
          「マルクス主義への幻滅とその後―『宙ぶらりんの男』について」
      • 2. 竹腰佳誉子(富山大学)
      • 「記憶と真正さの狭間で―The Actual 論」
      •  司会:坂野明子(専修大学)
    •     懇親会(青学会館)
  • 2009年1月20日:「日本ソール・ベロー協会2009年度大会予告と研究発表の申し込み募集」発送
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【東京支部活動報告】

  • 発表
    1. 2008年7月24日(青山学院大学・青山キャンパス)
        「アイザック・バシェヴィス・シンガーのMeshugah を読む」
    2. 2008年12月7日(青山学院大学・青山キャンパス)
        「フィリップ・ロスのThe Plot Against America を読む」
    3. 2009年3月27日(青山学院大学・青山キャンパス)
        「アーウィン・ショーのThe Young Lions を読む」
    4. 上記3回の参加者
        坂野明子(専修大学)、大場昌子(日本女子大学)、
        伊達雅彦(尚美学園大学)、佐川和茂(青山学院大学)
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【2008年度会計報告】

(2008年4月1日〜2009年3月31日)

収入の部支出の部
前年度繰越金2,562通信関係費13,170
会費221,100大会・懇親会・理事会関係費93,000
懇親会費65,000ISBS 会費120,459
__ホームページ関係費43,144
__文具関係費13,197
__アルバイト代3,000
__次年度繰越金2,692
合計288,662合計288,622

2009年4月1日

会長 町田哲司 印
以上の報告に相違ありません。
会計監査 横山哲彌 印
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【お問合わせ先のご案内、
および名簿記載事項の追加・削除等について】

 現在のところ、ベロー協会では、事務局機能を本部の方に移し、一元管理ができるようにしております。
 「お問い合わせ」および「名簿記載事項」の変更(特定項目の削除依頼含む)につきましては、machida@kansaigaidai.ac.jpまでメールで、もしくは573-1001枚方市中宮東之町16-1関西外国語大学・町田研究室まで文書で、お願いいたします。
 「名簿記載事項」の変更につきましては、「会費振込用紙」の「通信欄」をご利用いただいても構いません。通常、振込用紙では、お名前と入金額、入金日のみ確認いたしておりますので、何らかの変更のある方は、かならずその旨、通信欄にご記入くださいますようお願い申し上げます。
 「ニューズレター」、「名簿」、「振込用紙」以外の発送物につきましては、経費削減のため、できるだけメールにて送らせていただければと考えております。迅速な意見の交換にも役立ちますので、ぜひアドレスをお教えください。名簿には、許可をいただいた方のみ掲載いたしております。


役員》 (2009年4月1日〜2011年3月31日)

理事: 伊達 雅彦(北海道、東北地区)
       坂野 明子(関東地区)
       大場 昌子(関東地区)
       佐川 和茂(関東地区)
       大工原 ちなみ(中部地区)
       片渕 悦久(関西地区)
       町田 哲司(関西地区)
       渡辺 克昭(関西地区)
       橋本 賢二(関西地区)
       半田 拓也(中・四国、九州地区)
       池田 肇子(中・四国、九州地区)
会長: 町田 哲司
代表理事: 片淵 悦久
名誉顧問: 渋谷 雄三郎
               モリス オーガスティン(AUGUSTINE, Morris J.)
会計監査: 横山 哲彌
本部: 関西外国語大学 町田研究室内

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【原稿募集】

 本部では、ニューズレターに掲載する原稿を募集しております。ベロー研究に関係のあることでしたら何でも結構ですので、本部までお送りください。できれば、添付ファイルにてお願いいたします。

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【会費変更のお知らせと納入のお願い】

 2009年度会費納入用の郵便振替用紙(日本ソール・ベロー協会:00940-5-109785)を同封いたしております。一般会員は2000円、学生会員は1500円となります。年会費未納者は、次年度より会員資格を失いますので、ご注意ください。

 日本ソール・ベロー協会とは別に、アメリカに本部を置くベロー研究組織としてInternational Saul Bellow Society(ISBS)があります。ISBSに所属される方は、年会費$45を、Liela Goldman, Editor, Saul Bellow Journal, 6533 Post Oak Drive, West Bloomfield, Michigan, 48322, U.S.A.までお送り下さい。日本ソール・ベロー協会にお送りいただくこともできます(会計年度末に、その年お支払いいただいた方の分をまとめてISBSに送っております)。その場合は、日本ソール・ベロー協会2000円+ISBS 6000円で8000円、学生会員は、日本ソール・ベロー協会1500円+ISBS 6000円で7500円となります(ISBSに宛先を連絡する必要がありますので、振替用紙の通信欄に、氏名、住所、所属を英語でお書き添えください。ただし、昨年度ISBSに所属し、今年度変更事項のない方は、お書き添えいただく必要はありません)。ISBSに所属しますと、同学会の機関誌Saul Bellow Journal (SBJ) を受け取ることができます。年に2回発行されることになっておりますが、近年は発行が遅れ、未発行の年が多くなっています(つい先日、2005年冬/2006年夏合併号が出たところです)。ISBSの会費をお支払いいただいても、SBJを受け取れない場合がありますので、ご注意ください。

*International Saul Bellow Societyの会費が今年度より値上げされておりますので、ご注意ください。

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【日本ソール・ベロー協会会則】

(2013年4月1日改正)

  • 第1条(名称)本会は日本ソール・ベロー協会と称する。
  • 第2条(目的)本会はソール・ベロー及び関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかることを目的とする。
  • 第3条(事業)本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。
    1. 1. 総会の開催
    2. 2. 調査・研究のための諸活動
    3. 3. 調査・研究成果の刊行
    4. 4. 会報(ニューズ・レター)の発行
    5. 5. 研究発表会・講演会等の開催
    6. 6. その他、本会の目的達成に必要と認められる事業
  • 第4条(会員)会員はソール・ベローの研究に関心を持ち、所定の年会費を納めたものとする。
  • 第5条(会費)本会の年会費は2,000円、ただし学生会員の場合は1,500円とする。年会費未納者は、次年度より会員資格を失う。
  • 第6条(役員等)本会に次の役員等を置き、会員の中から選出する。
    1. 1. 会長、代表理事各1名。理事会が理事の中より候補者を推薦し、総会で承認を得る。
    2. 2. 理事。各地区毎に若干名。構成員数に応じて増減。総会で選出する。
    3. 3. 会計監査 1名。総会で選出する。
    4. 4.その他、本会に必要と思われる諸役については、適宜会員の中から総会の決議に基づ
       いて会長がこれを委嘱する。
  • 第7条(役員の任期)役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
  • 第8条(事務局)事務局機能は本部が担当する。
  • 第9条(経費)本会の運営は会員の会費、寄付金、その他の収入をもって当てる。
  • 第10条(事業年度)本会の事業年度及び会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。
  • 第11条(会則の変更等)本会の会則の変更、会費その他の重要な事項の決定は総会の議決による。
  • 申し合わせ事項
    1. (1) 総会及び研究発表会は年一回開催する。
    2. (2) 本会の本部は、静岡文化芸術大学 鈴木元子研究室内に置く。
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