News Letter n.17[初出2005.8.14;更新2005.8.14]
ニューズレター(vol.17)
- APRIL 2005 SBSJ Vol.17
- 発行:会長 町田哲司
- 編集:代表理事 佐川和茂
- 日時:9月8日(木)午後2:00〜5:30(1:30受付開始)
- 場所:高槻市立生涯学習センター3階・第2会議室
- 〒569-0067 高槻市桃園町 2-1(高槻市総合センター内)
- TEL 072-674-7700(代)
- *会場までの交通機関:JR高槻駅、阪急高槻市駅より、いずれも徒歩5分程度。【google マップ: here】
《プログラム》
- 開会の辞……町田哲司(会長・関西外国語大学)
- 総会…………司会:佐川和茂(青山学院大学)
- 研究発表……紹介:町田哲司
- 半田拓也(福岡大学)「Mosby's Memoirs and Other Stories の中のベロー」
- 田畑千秋(京都市立芸術大学)「夢と動物:スタインベックとソール・ベロー」
- Edward Hoffman(Psychological Services)"Saul Bellow and Jewish Mysticism"
懇親会:6:00〜7:30(会費−5000円)
──会場:
- 松坂屋高槻店5階・龍門(JR高槻駅前)【google マップ: here 】
- TEL:072-681-8212
【Edward Hoffman氏略歴】
Edward Hoffman 氏は、ニュー・ヨーク在住の臨床心理学者で、ミシガン大学で PH.D. を取得後、ミシガン大学等で教壇に立ち、現在は Psychological Services の所長として、臨床面で活躍しておられます。我が国の心理学会では、マスロー研究者として著名ですが、ユダヤ教神秘主義やライヒの専門家でもあり、The Way of Splendor-Jewish Mysticism and Modern Psychology, Wilhelm Reich-The Man Who Dreamed of Tomorrow, The Heavenly Ladder-Kabbalistic Techniques for Inner Growth などの著作があります。Wilhelm Reich には、ベロー氏自身が、"A remarkably lucid, thorough and unprejudiced introduction to a man of genius, greatly maligned and abused." という賛辞を寄せています。
【宿泊案内】
*駅および大会会場に近い高槻市内のホテルはつぎの2つです。
「たかつき京都ホテル」
「高槻サンホテル」
「ベロー氏の贈り物」
町田哲司
4月6日の朝8:30頃、前会長の半田先生よりお電話をいただき、ベロー氏が亡くなったことを知った。ショックであった。
私が、氏の作品に関心を持ったのはもう30年近く前のことであった。当時、教育学を専攻していた私は、「自己実現」に関心を持ち、マスローの人間主義心理学や、ロロ・メイの実存主義心理学を学んでいた。当然に、自分の自己実現には深い関心を持ち、卒業したら何になりたいのか、何をすれば自分の才能をもっともよく発揮できるのか、いつも自問自答していた。しかし、答えは中々見当たらない。私は、あるとき、アメリカ文学を読んでみると何か手がかりが見つかるかもしれないと思った。まず、福田陸太郎編『アメリカ文学思潮史』を読んで、どんな作家がいるのかというところから始めた。そして、ベローを知り、直ちにDangling Manを読んだ。とにかく面白かった。それはまさにマスローが言うところの「至高体験」であった。大学院でアメリカ文学に転向し、ベロー文学から自己実現を学ぼうという決心を固めるのに長い時間は必要なかった。
それからもう30年近くが過ぎた。この間に、何度かやめようと思うこともあった。修士論文を書いた後、博士課程を終えた後、Bellow, A Transcendentalistを書いた後…。とにかくベローは、私には難しすぎるのである。でも、やめられなかった。いつしか、ベローを学ぶこと自体が、私の自己実現であり、アイデンティティそのものになっていたのだ。私は、残念ながら、ベロー氏にあったことはなかった。しかし、これこそが、ベロー氏が作品を通じて私にくれた「贈り物」であったのだ。
そのベロー氏がついに亡くなった。とにかく悲しい。しかし、悲しんでばかりもいられない。今後は、新会長として、一人でも多くの方にベロー氏の魅力を伝え、会員の方々と力を合わせて、会の発展のために尽くしたいと思う。
付記:2004年度の総会の決定にもとづき、研究書出版企画を下記に掲載しています。会員の皆様の積極的なご参加をお願い致します。
「ベローと京都と」
橋本賢二(大阪教育大学)
Paul Therouxの1975年の作品にThe Great Railway Bazaar : By Train through Asiaという旅行記がある。二年後の1977年に阿川弘之氏により日本語に翻訳され、ポール・セルー『鉄道大バザール』という名前で、講談社から出版された。ロンドンから鉄道でアジアを旅して回る紀行風作品であるが、この中に日本も登場する。旅の後半、青森行特急「はつかり」、札幌行特急「あおぞら」、京都へ──超特急「ひかり」、「こだま」号大阪行、と四章が当てられている。この3つ目の章の中に、関西(京都)に在住する日本人英米文学者が数人、実名で登場する。苗字だけで誰かはわかる高名な教授たちである。
ところが、この中で最も中心的なエピソードに絡む人物だけがただ一人、仮名になっている。旅人の隣の席に座ったその大学教授は「遠山」と言い、ヘンリー・ジェイムズを読み耽っている。『黄金の盃』を京都の大学で講義しているという。勘のいい人は、これだけでこの人物が誰であるかは想像がつくはずである。
話は佳境に入る。そして、そこにソール・ベローの名前が登場する。「遠山」氏は愉快に語る。「ソール・ベロー氏ははじめあまり楽しそうじゃなかったんですが、私たちがストリップショーへ連れて行って上げたら、それが馬鹿にお気に召しまして……」。その時の様子を楽しげに話す「遠山」教授との談笑シーンは、この作品中の白眉として、世界中の書評に取り上げられた。
講談社文庫の『In-Pocket』(2001年8月号)の中で、この「遠山」氏と同一視された『金色の盃』の翻訳者でもあるA氏が、次のように語っておられる。「この旅行記、あるいはこの旅行記の阿川弘之氏の手になる名訳の読者は、この仮名氏が私であることを疑わなかった、と皆さんおっしゃってくださっている…ただし残念ながら私はソール・ベロー先生をストリップショーにご案内させて頂くという光栄に浴した記憶はない。セルー氏が京都の酒席で聞いた面白い話を全部、私とおぼしき人物に纏めたのが真相である。」(インターネットで公開)
個人的な記憶で申し訳ないが、間違っていたら訂正していただきたい。以前、東京で開催されたベロー大会の折、講演をされたS先生が、ベロー氏を案内されたときのエピソードを話されたように覚えている。実に柔軟で、ベロー氏のことをいろいろな意味でよく知っておられる上での発想だと感心したように思う。
そして、その京都での体験が登場するベローの作品がある。1978年『ニューヨーカー』誌に掲載され、1980年に最優秀O・ヘンリー賞を受賞した「銀の皿」("A Silver Dish")である。のちに、Him with His Foot in His Mouth and Other Storiesなどに収められたこのベローのベスト短篇の終盤で、この京都での体験が実に効果的な意味を持って、見事に、作品中に応用されている。インターネットで京都の「俵屋」を見ると、「ロスチャイルド、ロックフェラー、ソール・ベローそしてマーロン・ブランドなどのVIPが訪れた国際色豊かな創業300年の名宿」とある。日本最古級の旅館である。
ベロー氏は京都でこの宿に泊まり、神社仏閣も見て回ったことだろう。作品の中にはこの「俵屋」の名前も見える。「京都で三週間過ごし、17世紀創業の俵屋旅館に泊まった。日本式に畳 [フロア] の上に寝て、熱い熱い風呂にも入った。清浄な場所や寺院の庭園のみならず、この上なくダーティーなストリップショーも見て回った」と主人公のウディ・セルブストは、日本での滞在を記す。世界中を旅して回るウディは、人生を楽しむことの大切さも知るまでに成長し、亡き父の教えである「悪事もそれなりにやらねば愛されるアメリカ人にはなれないぞ」という言葉を実践し、母親の影響で進みはじめたキリスト教への道を捨て、清濁合わせ飲む人物として、移民の子から「アメリカ人」へと成長していく。
その成長の結果を示す部分のひとつに、このシーンは登場する。簡単に短く示されるエピソードではあるが、それらが実体験に基づいているために、実にリアリティにあふれ、効果的に機能している。感心させられるのは、そのような何げない日常の子細な出来事にも、ベローは決して意識を曇らせることなく、好奇の視線を注ぎ続けていることである。そして機が熟せば、それらを作品の中の、最もふさわしい場所に巧みに組み入れ、素晴らしい結果につなげていってしまう。このベローのぬかりない才能には、改めて瞠目せずにはおれない。
協会では、『ソール・ベロー研究―人間像と生き方の探求』の出版を計画しております。論文の投稿を希望される方は、以下の1)〜9)をご確認のうえ、お名前、レジメ、予定使用部数(可能であれば)を、2005年8月31日までに事務局までお送りください。
1)出版の目的
日本ソール・ベロー協会の活性化を図ると共に、ソール・ベローに関する学術的研究や教育に寄与する。
2)書名と内容
書名は『ソール・ベロー研究―人間像と生き方の探求』とし、ベローの主要な長編や中・短編(集)を「人間像と生き方の探求」を中心とした観点から考察した(共著扱いも可能な)論文集とする。叙述は各論考において、ベロー入門者から専門家までの幅広い読者層を対象とし、論考のそれぞれが専門的・学術的な評価に応えることのできる内容とする。したがって、各論は平易なイントロダクションから始まり、最近の研究成果を織り込んだ結論を含むこと。(表紙には「半田拓也監修、日本ソール・ベロー協会編集」と記載する)
3)論文数とページ数
上記の書名と内容に鑑み、最小の論文数は10編、200ページ程度とし、最大の論文数は15編程度、約300ページを目安とする。
4)出版時期等
- 出版時期は2007年(平成19年)2月を目標とする。
- 原稿締め切りを2006年6月とし、7〜8月に編集委員会で査読し、必要な修正を行う。
- 編集委員会が内容に不備があったり、不十分と判断した場合、編集委員会は採用を取り消したり、執筆者に修正を求めたりすることができるものとする。
- 9月を本人による修正期間とし、10月に最終原稿を揃える。
5)出版社
出版社は日本ソール・ベロー協会の事務局を引き受けて頂いている大阪教育図書にお願いする。
6)費用等
出版に要する費用は執筆者が平等に負担するものとする。(額は一編当たり10万円程度の予定。ただし、教育機関等で使用し、販売された部数については相応の割引を行う)
7)論文のスタイル等
- 本書は「はしがき」の後に例えばT、U・・・\章といった各論を配する形(横書き)とする。
- 各論は見出しを持たないイントロダクションと、見出しを持った2〜4程度の節で構成し、「である」調とする。
- 各論の末尾に「引用文献」のリストを付し、引用頁は本文の( )内に示す。注は、読者の煩雑さを避けるために、原則としてつけない。
- 写真やイラストの有無は、原則として執筆者に任せる。
- 論文の長さは原則として『アメリカ文学研究』の投稿規定に準じる。(『アメリカ文学研究』は、A4用紙に30字×30行で、16枚以内[14,400字]となっている)
- 提出部数は3部とし、10月に提出する最終原稿にはワード形式で保存したフロッピーを添付すること。
- 「編集後記」はつけない。
- 「索引」については作成者の問題もあり、作成するかしないかも含めて別途、編集委員会で協議、決定する。
8)執筆までの作業
- 出版企画書を理事の承認を得た上で会員に送付し、執筆希望者を募る。
- 執筆希望者は論文のタイトルおよび主題や論旨を纏めた仮レジメ(800字以内)を提出する。タイトルには作品名を含むこと。
- 執筆希望者を募る際に、クラス等現場での本書の予定使用部数(概数)を尋ねる。
- 理事が編集委員を兼ね、執筆者を決定し、理事会(兼編集委員会)と執筆者が執筆条件を確認した上で、執筆作業に入る。その際、巻末の「執筆者紹介」を作成するために履歴書と業績表(代表的なもの5点程度)を提出してもらう。執筆者紹介は、編集委員が原案を作成し、最終的に本人の承認を得る。
9)その他
- 初版の印刷部数は1,000部を目標とする。
- 表紙や装丁も魅力的なものとし、普及を図ること。
- 一般の書店に並べたり、図書館に入れてもらったり、また可能であれば教材としての使用を考慮して欲しい。
《論文》
- 片渕悦久(大阪大学)「Saul Bellowの"The Old System"――ユダヤ系アメリカ文学入門として」『英語青年』(研究社、2004年5月号):84-85.
- 片渕悦久「アメリカのユダヤ人、その生と死――『ラヴェルスタイン』における病い、身体、自己――」玉井ワ、仙葉豊編『病と身体の英米文学』阪大英文学叢書1(英宝社、2004年5月25日):65-85.
- 杉澤伶維子(同志社大学・非)「1970年代のアメリカ社会とベロー、マラマッド 『学生部長の12月』を中心に」山下昇、林以知郎、佐々木隆、斉藤延喜編『表象と生のはざまで――葛藤する米英文学』(南雲堂、2004年8月20日):318-31.
《翻訳》
- 橋本賢二(大阪教育大学)「ソール・ベロー『ゼットランド』」『大阪教育大学 英文学会誌』50 大阪教育大学英文学会(2005年2月25日):29-50.
《発表》
- 鈴木元子(静岡文化芸術大学)「ソール・ベローのアフリカ(エチオピア)物語」(第21回日本アメリカ文学会中部支部大会、中京大学八事キャンパス、4月25日)
《海外ベロー関係文献》
- Quayum, M.A. Saul Bellow and American Transcendentalism. New York: Peter Lang, 2004.
- Cronin, Gloria L. "Africanity and the Collapse of American Culture in the Novels of Saul Bellow." Jewish American and Holocaust Literature: Presentation in the Postmodern World. Eds. Alan L. Berger and Gloria L. Cronin. New York: State University of New York P, 2004: 139-56.
- Cohen, Sarah Blancher. "The Jewish Journey of Saul Bellow: From Secular Satirist to Spiritual Seeker." Jewish American and Holocaust Literature: Presentation in the Postmodern World. Eds. Alan L. Berger and Gloria L. Cronin. New York: State University of New York P, 2004: 157-66.
【補追】
- York, Richard. "Bellow: Mr. Sammler's Planet." The Extension of Life: Fiction and History in the American Novel. Madison, Teaneck: Fairleigh Dickinson UP, 2003: 38-49.
《Saul Bellow Journal》
19.1 (Winter 2003)
Articles
-
Michael Macilwee (3)
- Saul Bellow and Norman Mailer
-
Allan Chavkin and Nancy Feyl Chavkin (23)
- Skepticism and the Depth of Life in Saul Bellow's "The Old System"
-
Jason Steed (30)
- "Can Death Be Funny?": Humor and the Holocaust in Saul Bellow's The Bellarosa Connection
-
Marianne M. Friedrich (45)
- "Something to Remember Me By": From Early Fragments to Finished Story
-
Wensong Liu (52)
- Power Relations between Intellectual Couples in Three Saul Bellow Novels
Book Review Forum on James Atlas's Bellow: A Biography
-
Ben Siegel (79)
- Good News, Bad News: James Atlas's Bellow: A Biography
-
Allan Chavkin (86)
- A Demonic Saul Bellow
-
Jay Halio (90)
- Unanswered Questions in Bellow: A Biography by James Atlas
-
Elaine B. Safer (93)
- "With[out] Love": Atlas's Portrait of Bellow
-
Sarah Blancher Cohen (98)
- The Mixture of James Atlas's Bellow: A Biography
-
Gloria L. Cronin (102)
- A Donkey Carrying Holy Books?: James Atlas's Bellow Biography
Bibliography
-
Gloria L. Cronin and Blaine H. Hall (108)
- Selected Critical Annotated Bibliography for 1999
19-2 (Fall 2003)
Articles
-
Ben Siegel (3)
- Saul Bellow as Novelist, Biographer, and Sub
-
Gustavo Sanchez Canales (8)
- Life, Death, and Aristophanes' Concept of Eros in Saul Bellow's Ravelstein
-
Eric Freeze (19)
- Reading Ravelstein
-
Jay Halio (31)
- Unraveling Bellow through Ravelstein
-
Joel Salzburg (36)
- The Importance of Being Saul Bellow: Narcissistic Narrative and the Parodic Impulse in Ravelstein
Bibliography
-
Gloria L. Cronin and Blaine H. Hall (53)
- Selected Critical Annotated Bibliography for 2000
《非会員ベロー関係文献・国内》
- 宮崎江美「ある失業者の一日に人生のすべてを凝縮させた名作」(英語に関する本の紹介コーナー Reader's Guide での Seize the Day の紹介)『NHKテレビ いまから出直し英語塾』(2005年2月号):76.
2004年度の協会の活動
- 5月 1日:『ニューズレター』第16号発行
- 9月 1日:「大会案内」発送
- 10月15日:2004年度理事会(於:高槻市立生涯学習センター)
-
10月15日:第16回日本ソール・ベロー協会大会(於:高槻市立生涯学習センター)
- @開会の辞 半田拓也(会長・福岡大学)
- A総会 司会:町田哲司(関西外国語大学)
-
B研究発表 (紹介:町田哲司)
- 1. 佐川和茂(青山学院大学)「記憶と希望――ソール・ベローの『エルサレム紀行』」
- 2. 小林美智代(大阪教育大学・非)「ベローとミラー――大いなる母を求めて」
- 3. 柏原和子(関西外国語大学)「ウサギをめぐる女性たち」
- 懇親会:松坂屋高槻店5階・龍門
- 12月 1日:「2005年度大会予告と研究発表の申し込み募集」発送
- 会長:町田哲司(関西外国語大学)
- 代表理事:佐川和茂(青山学院大学)
-
理事:
- 伊達雅彦(尚美学園大学).....(北海道、東北地区)
- 佐川和茂.....................(関東地区)
- 野口啓子(津田塾大学).......(関東地区)
- 坂野明子(専修大学).........(関東地区)
- 大工原ちなみ(富山大学).....(中部地区)
- 町田哲司.....................(関西地区)
- 渡辺克昭(大阪外国語大学)...(関西地区)
- 片渕悦久(大阪大学).........(関西地区)
- 半田拓也(福岡大学).........(中・四国、九州地区)
- 池田肇子(福岡女学院大学)...(中・四国、九州地区)
- 会計監査:橋本賢二(大阪教育大学)
-
名誉顧問:
- 渋谷雄三郎
- Morris J. Augustine
- 事務局:大阪教育図書
(2004年4月1日〜2005年3月31日)
収入の部 | 円 | 支出の部 | 円 |
前年度繰越金 | 34943 | 通信関係費 | 19578 |
会費 | 228140 | 大会・懇親会関係費 | 81980 |
懇親会費 | 40000 | ISBS 会費 | 126347 |
展示料(大阪教育図書) | 5000 | ホームページ関係費 | 16005 |
_ | _ | 次年度繰越金 | 64173 |
計. | 308083 | 計. | 308083 |
2005年4月1日
会長 町田哲司 印
会計書類等を監査の結果、以上の報告に相違ありません。
会計監査 橋本賢二 印
2005年度会費納入用の郵便振替用紙(日本ソール・ベロー協会:00940-5-109785)を同封いたしておりますので、よろしくお願いいたします。会費は2000円です。また、日本ソール・ベロー協会と提携関係にあるアメリカのInternational Saul Bellow Society(ISBS)にも所属する方は、7000円(日本ソール・ベロー協会2000円+ISBS 5000円)となります(この場合、振替用紙の通信欄に、氏名、住所、所属を英語でお書き添えください)。ISBSに所属しますと、同学会の機関誌Saul Bellow Journal を受け取ることができます(年に一回程度発行されます)。
昨年度より、会費を値上げさせていただいております。振込みに際しましては、いま一度金額をご確認のうえ、お間違えのないようにお願い申し上げます。
2000年度の名簿から、FAX番号とE-mailアドレスを追加しております。まだ掲載していない方で、今後掲載してもよい方は、「郵便振替用紙」に番号、アドレスをご記入ください。E-mail, Fax等で事務局までお知らせいただいても結構です。迅速な意見の交換や、連絡に便利ですのでよろしくお願いします。
また、現在の名簿の掲載事項のうち、削除を希望される項目がありましたら、お手数ですが、事務局までご連絡ください。
事務局では、ニューズレターに掲載する原稿を募集しております。ベロー研究に関係のあることでしたら何でも結構ですので、事務局までお送りください。
4月5日のベロー氏の訃報に際し、ベロー氏と長年の親交があったボストン大学のKeith Botsford教授と、国際ソール・ベロー協会初代会長のLiela Goldman博士に、日本ソール・ベロー協会としての弔意をお伝えしました。弔意はご家族に伝えられ、Botsford教授より"The family were touched by your message."というお返事をいただきました。
また、4月15日付の産経新聞大阪本社版朝刊の文化面に半田拓也前会長の追悼記事「たぐいまれなる人間観察者」が掲載されていますのでご覧ください。
(2003年10月10日改正)
- 第1条(名称)本会は日本ソール・ベロー協会と称する。
- 第2条(目的)本会はソール・ベロー及び関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかることを目的とする。
-
第3条(事業)本会は前条の目的を達成するために次の事業を行う。
- 1. 総会の開催
- 2. 調査・研究のための諸活動
- 3. 調査・研究成果の刊行
- 4. 会報(ニューズ・レター)の発行
- 5. 研究発表会・講演会等の開催
- 6. その他、本会の目的達成に必要と認められる事業
- 第4条(会員)会員はソール・ベローの研究に関心を持ち、所定の年会費を納めたものとする。
- 第5条(会費)本会の年会費は2000円。アメリカのInternational Saul Bellow Society(ISBS)にも加入する場合は7000円とする。
-
第6条(役員等)本会に次の役員等を置き、会員の中から選出する。
- 1. 会長、代表理事各1名。理事会が理事の中より候補者を推薦し、総会で承認を得る。
- 2. 理事。各地区毎に若干名。構成員数に応じて増減。総会で選出する。
- 3. 会計監査 1名。総会で選出する。
- 4.その他、本会に必要と思われる諸役については、適宜会員の中から総会の決議に基づいて会長がこれを委嘱する。
- 第7条(役員の任期)役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
- 第8条(事務局)事務局は、総会の承認を得た事務機構に運営を委託する。
- 第9条(経費)本会の運営は会員の会費、寄付金、その他の収入をもって当てる。
- 第10条(事業年度)本会の事業年度及び会計年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。
- 第11条(会則の変更等)本会の会則の変更、会費その他の重要な事項の決定は総会の議決による。
-
申し合わせ事項
- (1)総会及び研究発表会は年一回開催する。
- (2)本会の本部、事務局は下記の所へ置く。
- (本部)関西外国語大学 町田哲司研究室内
- (事務局)大阪教育図書内
ページの先頭へ戻る