ねこめしにっき(2002年12月上旬)

2002年12月6日

Chimera べんりセット v1.4 りりーす (2002/12/06 - 19:47)

変更点は省略。もうそろそろこのへんでいいんじゃないのかと思う昨今。項目も増えすぎて、選ぶのが不便という本末転倒状態ががが…。

位置固定シートのドラッグ移動は、やはり Chimera のほうが本家 Mozilla よりスムーズに動くんだけど、そのかわりどういうわけか不規則に飛び跳ねまくる。他にもいろいろあって、イマイチ使用感悪いんだよなー。

2002年12月5日

iCab beta 2.9 (2002/12/05 - 20:16)

長いこと停滞してたけど久々の新版。あれ、バージョン表記がこれまでの Preview でわなくbeta になってるよーな。こんな状態で正規版に踏み切るつもりなのかな。標準仕様の実装方面は、CSS が相変わらずメタメタだし、そのほかも変わりはなさげなんだが…。

GUI 方面や登場当時すごく持てはやされた便利機能、標準仕様実装方面それぞれ、長いあいだ目立った進展が無いまま、いつのまにか iCab は時代遅れのブラウザになってしまった感じ。 68kMac でそこそこ実用になるブラウザ、という立ち位置で余生を過ごすしか無いかもね。…かと言って、当初のウリだった「軽量ブラウザ」の姿も見る影が無いという。どうするつもりなんだろ。

Opera6 beta3 for Mac (2002/12/05 - 20:16)

パフォーマンス方面はまた少々改善。ちょっとずつストレスが軽減してくサマがなんか OSX のバージョンアップのような気分です。わらい。Win 版 Opera 6 同様のクイック設定メニューがつきましたね。日本語化版のオフィシャルも初かな。以前の beta も Windows 用のローカライズファイルをパッケージにぶち込めば UI の大部分日本語にできてたけど。

Opera 6 for Mac の各種仕様実装状況」の更新は、正規版が出た時にヒマだったらやることにしよう。

[ べた日記 経由 ]

と言うのは勝手だが、経済的政治的判断その他モロモロ考えてアポーが決めることなんだしなぁ。マカ世論を味方につけて後押しとしたいのであれば、 Win 版からそのまま持ってきたような GUI じゃなくて、 Mac (OSX) の流儀に沿った体裁をまず整えなきゃ。少なくとも MacIE5 の持つなかなかの MacOS(X) 親和性は超えなきゃいけない。それに現状は Chimera がデフォブラウザになるほうが圧倒的に望まれている気配があるし、人気でもコレを超えなければならない。タイヘンです。ハイ。

標準仕様普及と我田引水のはざま (2002/12/05 - 19:02)

さっそく各地で話題になってるコレ。開始当初のWeb標準普及プロジェクトと同じく、やっぱりこういうのには批判的。もちろん、 WinIE か NN4.x かの二者択一を迫るバカげたスクリプトみたいなのはどしどし排除すべきだし、話も単純なれど。

「多くのブラウザで利用可能な標準準拠の記述が、○○ブラウザで正常に利用できる」事と、「○○ブラウザで正常に利用できる物は、多くのブラウザで利用可能な標準準拠した記述である」事は当然、イコールでわない。んだから、Operaで正しく表示されると言うことはすなわち、世の中のほとんど全てのOS、ブラウザで正しく表示出来るようになると思いますなんてフレーズは、なんつーか深夜の通販番組の売り込み口上みたく感じちゃう。まぁ、そのブラウザの熱心なファンだとひいき目もあるから口が滑っちゃいがちかもしれないけど、標準仕様の普及という点ではこういうのはデメリットの方が大きいな。

そりゃ現状でもMoziila や Opera はかなり標準準拠度が高い。しかし、標準仕様どおり記述してても未実装あるいはバグで意図通りの表示または動作にならない事や、逆に意図通りの表示または動作をさせるために何らかの迂回策を取らなきゃいけない事は皆無じゃない。スクリプトの動作はともかく、 HTML の記述が標準仕様(の意図するところ)通りか否かなんてもんは、そもそも機械的な判断なんてできない。

しかし、「○○ブラウザで問題がなければすなわち正しい」という判断基準が無批判なまままかり通ってしまえば、「とにかくあらゆる手を使ってその○○ブラウザで問題が出ないように合わせればいいんでしょ?」という風潮を作り上げる。標準準拠かどうか、正しい記述かどうかなど考慮もされない、もっぱらブラウザ個別の事情に合わせまくる「クロスブラウザ」ノウハウだけが蓄積されていく。

(現に Opera の有名な font-size:inherit バグに対し、その記述が悪者あるいは無意味であるかのように言う人々があっという間に現れた。)

標準規格ちうもんは、特定プラットフォームや特定アプリケーションから独立したものであるからこそ価値があるわけで、各環境の特殊事情への対処を網羅する「クロスブラウザ」手法とは対極にある物。「クロスブラウザ」手法はその対象が多いほど面倒になるわけで、究極的には「圧倒的多数派である WinIE (のその時の主流バージョン)さえ OK ならいーやメンドクセー」になっちゃう。多数派少数派関係なくみんながシアワセになれる標準仕様の普及なぞ、まるで望めない展開。

つまり、共にマイノリティである Mozilla, Opera, MacIE, iCab コミュニティが、「自分らの勧める標準準拠度高いブラウザで無問題ならすなわち OK」などとそれぞれ主張しあい、小さいパイの奪い合いなぞしてる場合でわ無い。ホントに標準仕様の普及を望んでるのなら、各々のブラウザ布教の意図を漂わせず、「標準仕様が普及すれば煩わしいクロスブラウザ手法から(かなりの部分)解き放たれて、どのブラウザのユザもシアワセになれるはず 」というメリットを主張し、そのための実例などを紹介しつつ標準の普及を押し進めるのが望ましいカタチかと。

もちろん、現実的には「クロスブラウザ」手法もまだまだ色々と必要とされるので、そういった点やブラウザ個別の特殊事情などの情報は、標準仕様云々の方向とゴッチャにされないよう注意しながら、各々のコミュンで紹介すればいいかと。その点では、現在のWeb標準普及プロジェクトのパゲはけっこうまとまっててイイカンジになってると思う。

2002年12月3日

スパイラルのひよひよ (2002/12/03 - 18:37)

ひよのたん、すげぇかわういなぁ…。

2002年12月2日

テーマ切り替えでドキムネ・哀戦士編 (2002/12/02 - 18:57)

テーマ切り替えでドキムネその後」の続き。

dxbやTequaの様に「Mac OS X 10.2.2専用」のテーマの場合は早い話が「Dualityを使ってくれるなよ」という事になります。

なんで「専用」となってしまうのかと言いますと、例えばmach_kernelなんていうファイルを差し替えているからでありまして、(以下略)

[ www.desktopper.net (2002/12/02) より ]

む。 AquaFix の修復用ファイル群にはオリジナルの mach_kernel が入ってないなぁ…ってか、入っててもリビジョン毎の違いがあるから却ってマズイのか。 dxb や Tequa にも切り替えた事があるし、とりあえず md5 を取って今現在の /mach_kernel が ddn_restore.theme の mach_kernel と同じモノになってるのを確認して、ヤレヤレ。

テーマはスキームと違って、OSのバージョンにより切り替わったりクラッシュしたりしてくれますので、矢張りその辺の情報は当の作者のサイトで確認するべきでしょう。

ソレが現実的には一番安全な方策っすね。しかしやっぱり入れてるテーマの数が多いと、手間とかカンチガイとか、配布元サイトの消失とかイロイロあるしなぁ。

何より、対応 OS バージョンとゆーメタ情報をパッケージファイル自身が持てる仕組みにせっかくなってるんだから、チェンジャーアプリ界やテーマ作成者の間でそこの定義や実装等の共通仕様をカッチリ策定してくれたら、シアワセ度も安全性も高くなると思う次第でして。その一環として "Any" 廃止論を主張するものであります!ラジャ! …以上 "Any" 被害者の声デシタ。わらい。

テーマ切り替えでドキムネその後 (2002/12/02 - 15:05)

テーマ切り替えでドキムネ」に関して、御大 Butt_O'sigh師匠がご教授くださいました。

Duarity 付属の Luna テーマは 10.1.x 用なんだそーで、 10.2.x じゃ死ぬとの事。チェンジャーの問題でわ無いと。…うわ、そんな基本的なトコを確認せずヤっちまうとは、しかもあまつさえ日記に晒したとは、恥ずかしすぎ…。ってか、 info.plist が

<key>os</key>
<string>Any</string>

になってて OSX10.2.2 でも切り替え可能に見えるなんて、ワナもいいとこだっっ。こういう事は多そうで、やっぱ AquaFix 必携。…とか声高に金切り声を上げることで恥ずかしさを必死でこらえているさとみちんであった。

10.2 対応版 Luna テーマはこっちだったそうです…。

テーマ方面のデファクト標準では、対応 OSX バージョンを示す <key>os</key><string>(Version Number)</string> の対をひとつしか持てない事になってるのかな。試しに下記のようにして、対の順番をいろいろ変えてみたところ、 MetamophX は最後に現れた対しか見てない様子。

<dict>
    <key>os</key>
    <string>10.2</string>
    <key>os</key>
    <string>10.2.1</string>
    <key>os</key>
    <string>10.2.2</string>
</dict>

Any 値は、OSX の僅かなバージョン違いで非対応扱いされる煩わしさを回避するのが目的みたいだけど、しかしこれはヤバ過ぎるから廃止したほうが。システム内部の実体ファイルを置換するという動作原理を考えれば、セーフティファーストであるべきでしょ。対応バージョンの記述はリビジョン列記型か、リビジョン違いを許容するかどうかで表せばいいんじゃなかろか、と思う。

(ついでに、上記の plist 記法はダサダサだし、plist の DTD によれば下記一つめの様に書けるし、書くべき。しかしやっぱり MetamorphX はこれを解釈不能で、しかも入れてる全部のテーマがリストされなくなる。)

  1. <dict>
        <key>os</key>
        <array>
            <string>10.2</string>
            <string>10.2.1</string>
            <string>10.2.2</string>
        </array>
    </dict>
  2. <dict>
        <key>os</key>
        <string>10.2</string>
        <key>Accept All Revision</key>
        <true/>
    </dict>

まぁ、チェンジャ側が対応しないことにはニントモならない空想話なのですが。

テーマ切り替えでドキムネ・哀戦士編」へ続く。

テーマ切り替えでドキムネ (2002/12/02 - 06:30)

ヒサシブリに OSX のアピアランスを変えて遊んでた。テーマチェンジャは DualityMetamorphX があるワケだけど、リソースファイル(等)の置換をするだけのシロモノなのに、前者は金取る気マンマンでイヤン。後者で行きたいトコロ。

…というセコイ心の持ち主がこれまたセコイ心を出して、 Duality についてきたWinXP Luna 風テーマへ、それが 10.1.x 用だという事に気づいて無いまま MetamorphX で切り替えようとしたもんだから たら天罰が。まず MetamorphX がフリーズ。でもって、あらゆるアプリが起動直後に死ぬ。ファイルの置換に失敗した雰囲気。もち Duarity も MetamorphX も起動できないんだから元にも戻せない。なははははは〜〜。

(上記段落、「テーマ切り替えでドキムネその後」を受けて訂正しますた)

だが!こんなこともあろうかと!あらかじめ AquaFix をインストしてあったノダ! Terminal を起動したままだったので、これ幸いと aquafix コマンド発動、無事生還。てかシングルユザ起動からでも修復できる AquaFix て必携じゃん。テーマ切り替えの失敗で OSX 自体が起動不能になるなんてザラにありそう。

やっぱ、システム内部の実体ファイルを直で置換する今の OSX アピアランスカスタマイズは怖すぎ。 Classic OS 時代に常用してた Kaleidoscope のよーに、システムファイル実体への直接変更をしないクリーンなアピアランス変更は、ホントに OSX じゃ出来ないのかな…。てかアポーよ、なんで純正のテーマ機能を捨てた? ジョブズの目が黒いうちは Mac デスクトップカスタマイズ受難の時代は続く。

しかし、いいかげん見飽きてきたとはいえ、 Aqua はやっぱし完成度が高いなぁと改めて思った次第。前回のテーマ切り替えマイブームもそれを確認して終了したんだった。 Luna みたく色がクドいのは全然ダメだわ。 5 分で飽きるから。かといってアッサリしすぎも飽きるし。 Aqua 絶妙。

2002年12月1日

Mozilla の PNG 表示 (2002/12/01 - 22:28)

Mozilla&N7が、ガンマ埋め込みPNGを上手く補正してくれません(泣)。ディスプレイのガンマ値を2.2として扱っているようです。Windowsだからそういう設定なのかなぁ。

[ closeCanvas より ]

ああそれ、ウチの Mozilla 1.2 や Chimera 0.6+ Nightly も同じッス。なぜか明るくする方向の補正が掛かっちゃうようで、ディスプレイガンマの設定値が何だろうが、埋め込まれてるガンマ値が 2.2 だろうが 1.8 だろうが、色が薄くなる。なんでじゃい。

以前は色が濃くなる方向のバカ補正が掛かってて (Bugzilla-jp:2089, Bugzilla:53597, Bugzilla:75133)、それは修正された事になっているみたいなんだけど、現状は逆に薄くなりすぎの方へ反転してる。その修正の時からこうなった気がするんだが…つまりガンママッチングはちっとも直ってないんだが…なのに何故か誰もおかしいゾという声を挙げていないのは…何故…。濃くなるよりは薄くなるほうがまだ許容できるから?そんなばかな。…ひょとしてウチだけの現象なのかっっ!?

それはさておき、ウチのモニタ設定もガンマ 1.8 でだいたい 6500K です。画面の白とこの部屋の環境光下の白い紙が同じ白になるように調整してるので 6500K ジャストじゃ無いと思うけど。てか 9300K の画面は疲れる。

はじめてのふえにくす (2002/12/01 - 18:00)

Phoenix を初めて使ってみたよ。 20021130 版 Nightly 。なるほど Chimera に似てるとゆーか、 GUI や設定ダイアログはシンプルイズベストちう MacOS 伝統の美学に、異国の地で出会う感覚がした。

てか聞いてはいたけど、 Customize Toolbar がまるっきり OSX のソレだったのにはビックリー。ボタン等の配置をドラッグ&ドロップで直感的に配置できるのもそーだけど、そのシートダイアログがウィンドウの上端からうにょ〜〜〜んて出てくるトコまで一緒なのにはマイッタ。これが Win 方面でもウケたら、次々にマネされてくんだろな。こーして常に Windows はヨイトコ取り。

あっ、だぁだぁだぁの時間だっっ。

キャッシュクリアぷりーず (2002/12/01 - 17:25)

はい。link 要素をスクリプト生成してるんで、外部 JavaScript (common.js) の古いキャッシュが残ってる限り、 favicon は出てこないとおもいますー。

Mozilla の :lang セレクタ (2002/12/01 - 15:53)

Win2000 に入れてる Mozilla 1.2b (Build 2002102612) なんだけど、ルート要素に xml:lang="ja" を指定しているにも関わらず :lang(en) { border: 1px soiid red } で全要素に赤ボーダーが引かれちゃうんですが、ナニコレ。このビルド特有のバグですか。

いや実際は :lang(en), :lang(fr) { font-family: Arial, sans-serif } としてたんだけど、そのせいで全要素のフォントが Arial + sans-serif になってた。 <h1> の「あくあPフォント」指定が効かなくなってるので気づいた。

もちろんブラウザの優先言語設定は日本語だし、 OSX に入れてる Moz1.2 (ただいま絶賛公開停止中のアレ)や rv1.0.1 の Gecko がいまだに入ってる Chimera 最新 Nightly ではそーならないんだけど。てか Mozilla ってこれまで :lang セレクタを認識できなかったハズなんだけどな。手を入れ始めたん?

Shortcut Icon (favicon) つけたのですよ (2002/12/01 - 06:07)

てわけで、遅ればせながらウチのサイトも Shortcut Icon を用意してみたのですよ。使い回し絵だわ、すさまじい縮小を掛けただけで見づらいわでヒサンなアイコンだけど。ドット絵のテクなんてこれっぽっちも無いっ。

下記覚え書きのように、WinIE と Mozilla の兼ね合いを考えると、 link 要素で指定する方法で両立させたいトコロ。なので、その方向にしてみた。でもサイトの全 HTML に記述を加えるのはさすがにめんどっちー。 JavaScript で DOM 的に link 要素を追加する方式にしたですよ。ゆえにジャバスク OFF の環境では以下略。

…しかーし、ウチみたくプロバイダの Web 領域にサイトを置いてる身としては、 Chimera の現状は寂しすぎ。せっかく用意しても、サーバルートに置けるワケがない以上、今絶賛メインブラウザ中の Chimera で自分トコのアイコンは表示されないんだもんなー。 Shortcut Icon なんて有っても無くてもどうでもよかった MacIE5 の頃と実は大差なしの現状。あーあ…。

これまで長いこと、 MacIE5 がメインブラウザだった事もあり、 WinIE 向けのお遊び系独自拡張という出自もなんか引っかかりがあったので、自分のサイトで Shortcut Icon を用意するのは気が引けてたんだけど。気が変わったのでありますよ。

shortcut iconとiconとたわごと。

なんとなく。IEが嫌いだからShortcut iconをやめてiconにしようという考えは どうなんだろうなと思ったりして。 私はそのブラウザが好きとか嫌いとかというよりもブラウズする側が 幸せであるかどうかのほうが重要だとおもうのです。 CSSなどと違いshortcut iconであることでなにか表示に問題が出るわけでもないので あればあったで良いものだし。

[ ぷろじぇくと、みすじら。 より ]

この一文には激しく同意したのでありまして。そもそもウチのサイトは CSS にしろ HTML の記述にしろ、ブラウズする側が幸せであるかどうかのほうが重要ちう観点で、主流ブラウザの実装状況(特に WinIE のソレ)に合わせて理想の形を曲げたり断念したりという事をたくさんしてるんだし。

そうでありながら、クリティカルな部分でも何でもないただのお遊び拡張の Shortcut icon ごときを、くだらない潔癖性からシカトするってのも、なんかイマイチ楽しくないよな、と。 "shortcut icon" で ico にするか "icon" で png にするかってのも、「くだらない潔癖性」の範疇だおね。ってか、どっちにしろ Shortcut Icon なんて非標準かつ特定ブラウザ向けのお遊びアイテムだから似たり寄ったり。

Shortcut Icon (favicon) おぼえがき (2002/12/01 - 05:21)

Shortcut Icon とか俗に言ういわゆる favicon 関連の情報って、標準 Web 技術系サイトではあんまり語られてなくて、よくあるテイストレス系「ほーむぺーじ・たぐ講座」サイトのほうが詳しかったりして。てか Favorites Icon の略だろうにショートカット云々とは如何に。例によって MS の命名センスはよくワカランですなー。

以下、自分的覚え書き。

WinIE (5 以降)
  • ページと同階層または上階層にある favicon.ico て名前の Windows Icon ファイルを走査して、見つかればそれを使う。
  • <link rel="shortcut icon" href="hoge/hoge.ico"> てな HTML 記述でファイルの在処が指定されてれば、そっちが使われる。
  • ただし、お気に入りに追加する段に初めて読まれ(てローカルに記憶され)る。お気に入りに追加してなければアドレスバーに表示されることも無い。でもってサイト側でアイコンの絵が変わっても自動的には反映せず、お気に入りを再登録しなきゃダメ。
Mozilla (本家)
  • <link rel="icon" href="hoge/hoge.png" type="image/png"> で指定されてるモノが使われる。
  • WinIE 向けと同じ記述 <link rel="shortcut icon" href="hoge/hoge.ico"> もいちおういいらしい。 Mozilla にしては珍しい融通。
  • 過去の一時期、サーバの最上位階層(限定だったかは知らん)にある favicon.ico を自動的に探して使ってたらしーけど、 0.9.8 以降それは標準設定では行われないとの事。
  • べつにブックマークに入っていようが無かろうが、使える Shortcut Icon が見つかればいつでもロケーションバーに表示されてる (prefs.js, user.js で抑制していなければ) 。サイト側でアイコン絵が変更されても、そのうち反映する(と思う)
Chimera (Nightly 20021128 までの現状)
サーバルートにある favicon.ico ていう名前のファイルしか探してこないし、使わない。 link 要素による指定もぜんぜん効かない。寂しい。
Phoenix, Opera
知らない。てか試してない。 Phoenix は Mozilla に準ずるんじゃないかいな?
MacIE, iCab, OmniWeb
Shortcut Icon にはまったく対応してない。

ときに、 .ico の MIME Type は image/x-icon なんだそーな。 x- 付きだからアレですが。日頃 MIME Type に厳格なハズの Mozilla なのに、ほとんどの場合 text/plain で送られてくる .ico を何喰わぬ顔してロケーションバーに表示してるのには、健気でホホエマシイ限りだなぁと。わらい。いや、そーいう融通を利かしてくれるほうがぼくは好きですが。


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