1998 年の冬コミ後日談

というわけで

この時もサイテーな屑本が新刊だったわけです。情けないというか恥ずかしいというか、とにかくトホホな本だったのにもかかわらず完売してしまいました…。 買って下さった皆さん、ダメ同人でゴメンナサイ。売り上げはありがたく印刷代の借金に充てさせて戴きまふ…(マジ)。完売してやっと印刷代が出るって状態なのですヨ…ヨロヨロ。むぅ。んで、えんぴつ描きオフセット本を出してしまった今となっては、イロイロ鼻息が荒かった昔の自分が懐かしかったりしてます(汗)。いわく、

『壁に配置されるような大手サークル様はイイよなー。だってさぁ、エンピツでテキトーに描き殴っただけのイラスト本が飛ぶように売れてさ。しかもオフセット印刷でさ。ま、大手だから許されるんだよな。ケケケ』………

ウチが大手サークルかどうかと、飛ぶように売れたかどうかは置いといて(死)、実際に壁配置でエンピツ描きのオフセット本を出しちゃったワケで。しかも初めての壁配置でぇ〜。となると、昔の自分みたいに鼻息荒い人々からはやはり陰で同じように嘲笑されてるハズでして…。泣けてくるでし。自分が悪いんだけどサ。

(…ウチが大手のワケはないデスヨ。中堅の下っ端程度だとは思いたいけど…。もちろん飛ぶようには売れてません(死))

話は脱線するけど、大手サークルは大手なりの苦労があるんだなー、とチョット前から理解できるようになったのです…。エンピツ描き本を揶揄してたのと同じで昔は『そのモトネタが好きかどうかに関係なくハヤリ物の本ばっかし出してて良心の呵責は無いの?』とか思っていたり。井の中の蛙とはこの事ダッタカ…。大手サークル様たちがあそこまでの規模になるには、そして維持していくには、それ相応の苦しみと努力をしてるからこその物種だし。売れ線ジャンル出さなくてどうやってやってくんだー。 結局は負け犬の遠吠えだったなー。んぅ…何書いてるんだろ…。

すくなくとも、ボクは大手サークルを目指してマシタ。晴海新館1階の壁スペースに配置されるのが夢デシタ(ぶは)。マジでし。でも、去年は越えられない壁を感じた年だったのカモ。やっぱ大手様にはなれないなぁ〜ってネ。くっそー、この絶望的な実力の差は努力でどうにかなるモンダイじゃないゾ(涙)、とか。やっぱ20才越えてから絵描き出したようじゃダメだったか。わらい。晴海はもう既に無いし(爆)

つーことで、今年はまったりとやっていきたいですな。あ、本出すペースは前のとおりでですよ(希望)。まんが描く上でヘンな高望みは身の破滅を招くなぁってうすうす感じてたから、脱力まったり方式で。できるかな?ボク基本的にエエカッコしぃだし(笑) カッコイイまんがが描きたいのだケド…。ムヒヒ。

冬コミ当日は10人くらいのお客様に『キャナル本は?』って聞かれマシタ。正直、待ってくださってる人がこんなにいるとは思ってなくって。ちとビックリ〜。ま、今さらだれも欲しがらなくても出すつもりだったのですけど…。表紙刷ってあるってのもあるし(笑) ちうワケなんで、もうちょっと待ってねェェェ(涙)

…で、謎の火炎瓶男が動機として語ったアレはマジなのかいな? マスコミのねつ造じゃないのかなー。なんだかそんな気がするぉ。だってあの動機だとイカニモでオモシロげだし〜(笑)


Copyright © 1998-2006 ALIMIKA SATOMI/NYAN-NYAN-HANTEN.Created: 1999/01/02, Last-modified: 1999/01/02