「西風の戦記（ゼピュロシア・サーガ）」

カセットブック「西風の戦記（ゼピュロシア・サーガ）」

原作：田中芳樹（朝日ソノラマ）

<ゼピュロシア系図>

                                                     ┏ラスカリス（廃嫡）
                         前国王                  ┃
              　      ┏ピレゼル２世━━━╋ミハエル４世（現国王）
                      ┃         （病死）        ┃
                      ┃                           ┗アポロニア（夜叉公主）
メアヌ２世        ┃
   ┃   （病死）   ┃                          ┏アミエーネス（刑死）
   ┃         　     ┃                          ┃
   ┣━━━━━╋ルサ━━━━━━╋ゾエ（刑死）
   ┃                ┃   （刑死）             ┃
   ┃                ┃                          ┗トルニケス（刑死）
エリメナ   　     ┃
        （病死）    ┃
                      ┃                           ┏マルティナ（自殺）
                      ┃                           ┃
                      ┗ヴァルダン━━━━╋アレクシオス（刑死）
                            （刑死）    　　      ┃
                                 　　               ┗レオン・パラミデュース（惰弱公）

ミハエル王の人となり
「悪いお人ではないが」側近に人材が少ない。というのは彼の父前国王が、粛正をしすぎたからである。（妹のアポロニア公王の評）

ストーリー
同じ夢を見た２人の高校生永井香澄と池畑史朗はある日、まさしくその夢の世界に飛ばされてしまう。その世界…ゼピュロシアの国では「メッセンブリアの血戦」と後世に呼ばれることになる戦いが始まろうとしていた。
叛乱軍を指揮するのは、権力欲の亡者となり果てた先王の命令で父親を冤罪で処刑されたレオン・パラミデュース。彼は挙兵の機を待ち14年間、惰弱・愚鈍を装ってきた。王の差し向ける討伐軍を次々と撃破し、今や「獅子公」とも呼ばれ、王都に迫ろうとしていた。対する国王軍を指揮するのは、現国王ミハエルの妹アポロニア。彼女は「夜叉公主」「勝利の女神の妹」の異名を持つ常勝不敗の将軍でもあったが、13年前、偶然にもレオン・パラミデュースに命を助けられていた過去を持つ。この戦いのゆくえは…！？

メモ
高校生２人の話は、あってもなくてもいいような気がするんだけど…。こういう「舞台装置」というか、意味づけがないと、全くの架空世界（ファンタジー）を書くのが、はばかられるよーな気がするのかしら、SFを書く人とゆーのは？それを何の臆面もなくできる人が「ファンタジー」書きというのかもな～と、ちょっと思ったりした。