第34話 帰還 (脚本:河中志摩夫 絵コンテ:牧野行洋 演出:羽生頼仙 作画監督:松田芳明)
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ストーリー:イゼルローン要塞にヤンはいない…確証はないが、そう考えたミュラーは、要塞に帰還しようとするであろうヤンを捕らえるべく出撃するが、ヤンの奇策をおそれたケンプに戻るよう命令され、やむなくそれに従う。帝都オーディンでは、ラインハルトからイゼルローンへ向かうよう命じられたミッターマイヤー、ロイエンタールが、麾下の艦隊を率いて出撃した。その頃、ヤンが率いる増援艦隊は、イゼルローン回廊に到達。この増援艦隊とイゼルローン艦隊を、タイムラグをつけて各個撃破する作戦をケンプは立てた。イゼルローン要塞ではユリアンがこの作戦を看破し、“封じ込められたふり”をする作戦をとった。これを真に撤退したと考え、予定通り反転して増援艦隊に対した帝国軍の背後を、同盟軍は再出撃して襲った。結果、ヤンが思い描いていた通り、挟撃される形になった帝国軍。せっぱ詰まったケンプは、“ガイエスブルグ要塞をイゼルローン要塞に衝突させる”という作戦を思いついて実行するが、ヤンはこれに対する作戦を既に持っていた。イゼルローン要塞に帰還したヤンは、迫るガイエスブルグ要塞の推進装置を破壊し、これを阻止した。ケンプは要塞内で戦死。肋骨を骨折したミュラーはケンプの死を知って復讐を誓う。敗走する帝国軍を同盟軍のアラルコン、グエン両少将の艦隊が追って帝国領内へ出撃したのを知り、ヤンは再度出撃した。

キャスト
ラインハルト:堀川亮
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ミッターマイヤー:森功至
ロイエンタール:若本規夫
ケンプ:玄田哲章
ミュラー:水島裕
フーセネガー:依田英助
オルラウ:梶哲也
ドレウェンツ:真地勇志

ケッセルリンク:鈴置洋孝

ナレーション:屋良有作
 
 
 
 

ヤン:富山敬
フレデリカ:榊原良子
ユリアン:佐々木望
キャゼルヌ:キートン山田
シェーンコップ:羽佐間道夫
ムライ:青野武
パトリチェフ:塩屋浩三
モートン:大木正司
アラルコン:大友龍三郎
メルカッツ:納谷悟朗
シュナイダー:目黒裕一
ヘンスロー:増岡弘
滝雅也
平野正人
山崎たくみ
菅原淳一
北島淳司


ケッセルリンク「お茶が冷めますよ」

ミュラー「いいセリフだ。私の墓にはそう書いてもらおう」


予告:敗走する帝国軍の後を追った同盟軍の前に、ミッターマイヤー、ロイエンタールの両艦隊が立ちはだかる。その頃、フェザーンでは次の陰謀が動き出していた。次回、銀河英雄伝説第35話「決意と野心と」。銀河の歴史がまた1ページ。