第16話  新たなる潮流  (脚本:河中志摩夫  絵コンテ:石黒昇  演出:滑川悟  作画監督:小田不二夫)
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ストーリー:全艦隊のしんがりを務めるヤンの第13艦隊は、帝国軍の布陣の最も薄い部分…つまりビッテンフェルトのシュワルツランツェンレイターを突いて一点突破、味方をイゼルローン要塞に退却させ、自らも無事帰還した。充分な包囲網を敷けなかった責任をビッテンフェルト問うたラインハルトだったが、キルヒアイスに諌められ、ビッテンフェルトの罪は不問に付した。その頃、同盟では今回の敗戦を問うた結果、ヨブ・トリューニヒトが最高評議会議長に就任。シトレ元帥は退役、キャゼルヌも一時期、左遷となった。時を同じくして帝国では皇帝が心臓発作で死去。これを受けてラインハルトは、国務尚書リヒテンラーデと結び、皇帝の3人の孫(皇位継承者)のうち、有力な外戚のないエルウィン・ヨーゼフ二世を帝位に就け、ミュッケンベルガーに替わり宇宙艦隊司令長官に就任し、侯爵になった。皇帝の外戚になり損ねたブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯をはじめとした門閥貴族らは、ラインハルトを打倒すべく画策していた。ラインハルトも来たるべき門閥貴族との内戦に備えていた。大将に昇進したヤンは、イゼルローン駐留艦隊司令長官に就任し、ユリアンも兵長待遇軍属として同行した。

キャスト
ラインハルト:堀川亮
キルヒアイス:広中雅志
アンネローゼ:潘恵子
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ロイエンタール:若本規夫
ミッターマイヤー:森功至
ブラウンシュヴァイク:小林修
ミュッケンベルガー:柴田秀勝
リッテンハイム:寺島幹夫
ビッテンフェルト:野田圭一
オイゲン:北島淳司

総大主教:大宮悌二

ナレーション:屋良有作

ヤン:富山敬
フレデリカ:榊原良子
キャゼルヌ:キートン山田
ムライ:青野武
アッテンボロー:井上和彦
ビュコック:富田耕生
シトレ:内海賢二
パトリチェフ:塩屋浩三
ボリス・コーネフ:安原義人
マリネスク:緒方賢一
ウィロック:掛川裕彦

ルビンスキー:小林清志
ボルテック:仁内建之
 


 
 




予告:捕虜交換のため、イゼルローン要塞を訪れたキルヒアイスが、初めてヤンとまみえる。歴史に残るこの会見に立ち会うユリアン。束の間の平和の陰で巨大な陰謀が動き出す。次回、銀河英雄伝説第17話「嵐の前」。銀河の歴史がまた1ページ。