殆ど覚え書きに堕してる日記

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2000.10.03
  いんやぁ異動後、毎日暇だぜい! 時間どおりに帰れるし、楽ちん♪
  そんなわけで、「ドラクエ」もやっとクリアできた。1カ月以上かかっちゃったよ。でも、なんだか今ひとつ消化不良な感じ。ストーリーは一応「めでたしめでたし」って感じで終わったんだけど、本筋とは関係のない、extraな面でやり残したことが。「ふしぎな神殿」の地下にはめ込むための「ふしぎな石版?」が集まらないんだよね。これでクリアできてしまうとは思わず。再度プレイしなくちゃだめかしら。うーん(悩)。悲しい恋のものがたりが多くて、途中ちょっといや〜んな感じになってしまったけど、これだけのRPGを作れる人は他にいないし、「ドラクエ」の「ものがたり」を楽しめたと思うので、ひとまずコレはこれで終わり。

 そんなわけで、時間もできたし、きょうは帰宅後久しぶりにブックマークめぐり。んー、なんか充実感。とネットライフを満喫するのはいいんだけど、ニュースでは「国民皆IT社会」とかなんとか言っちゃって、気を悪くした私。
参照URL=http://www.epa.go.jp/2000/a/minister/1003danwa.html(堺屋経済企画庁長官さまさまのご意見)

  いや、ネットは大好きなんだけど、「お上」から、諸手をあげて推奨されちゃうと、なんか逆らいたくなる性格でして。家庭にあっては親に逆らい、 学校にあっては教師に逆らい、職場にあっては上司に逆らっちゃう(爆)。
 どんなにすばらしくて面白い映画やアニメでも「文部省選定」みたいなお墨付きがあると、それだけで観る気が減退し、さらに「それってつまらないんじゃないのぅ?」という色メガネで見てしまう子供だったもので。
  ネットが面白いくてこれで世界が変わるのも十分承知だけど、でも…という気持ちがあって、そんなに「IT」を推奨しちゃって、いいのか? 弊害だっていろいろあるのに、と「待った」をかけたくなってしまう。

  たとえば、テレビって、どうやってこんなに普及したんだろうか? 「お国」がそれを推奨したんだろうか。テレビが面白くてそこそこ役に立ったから、別に無理して押し進めなくたって、みんながほしがって普及したんじゃないの? 調べてないから分からないけどさ(ごめん)。それどころか、テレビの害についていろいろ論議している人だっていたんだろう。テレビが普及して、日本人が「総白痴化」するのを危惧して「教育テレビ」ができたんだっけ?(細部記憶違いしてるかも)

  ビデオなら、私も普及を見てきたぞ。別に国が何かしたような記憶は少なくとも私にはない。でも、今はもう殆どのみんなが持っている。
  「お上」が焦る気持ちは分かるけど、日本はもう既に「internet後進国」なんだから、あきらめて、腰を据えて、ちゃんと地ならしからやってほしいものです。

それに、経済における「神の見えざる手」(A・スミスのあれね? 神さま自体は信じてないよ。20世紀にはすでにそれでは立ちゆかなくなってしまっったのだよ、という事らしいけど)を信奉しちゃってる私は、利権が絡むことに「お上」が介入することが元々キライ。

  「世代論」ってあまり信じていないので、こんなコト書くのもなんだけど…なんだろうねぇ、想像するに高度経済成長を引っぱって来ちゃったあの世代の人たちは、「後進国」であることに対して異様なまでのコンプレックスがあるような。私個人としては別に「いいじゃん、後進国でも」ってお気楽な気がしてるんだけど。だって前か後ろかなんて相対的なことでしかないんだし、前があれば後ろがあって当たり前。全部が横並びなんてことはあり得ないんだからさ。
  しかし、あちらさんではそうは問屋が卸さないのかも。なんというのか……働くことが「美徳」で、その結果としての「先進国」という称号は輝かしいもので、だから、逆に言えば「後進国」という「汚名」は「悪徳」でさえあるような、そんな思想が見え隠れしているような。そして、自分の国は「もはや後進国ではない」のだという変なプライドと、「現在も後進国である」国をさげすむことで、自分がそれまでに失くしてしまったものから目をそむけるような。これって、あの、私にはちょっと理解できない世代への偏見なんだろうか。(偏見のない人なんていないんだから、仕方ないけど)
  しかし、こんなコトを言っていられるのは、あの世代の人たちが、他の何者もかえりみずにまっすぐに先進国の仲間入り、GNP世界1位神話を目指して頑張って働いて、物質豊かな社会を作ってきたたおかげなんだぞ! と誰かに言われればそうかもしれないと、黙るしかない。しかし、本人たちに言われたら、とってもむかつくかも。

  ま、internetやIT後進国であることが、もはやそれだけにとどまらないほど、internetが影響力をもってるから、焦ってるんだろうけどさ。

  なんて書いてみたけど「なんでこんなコト書いてるんだろう私」という気もしてきた。
  実のところ、身の回りに「なんちゃってIT」な人たちが増えて、ネット界のいろんな意味での「住環境」が低下するのがいやなだけだったりする。(^_^; ネットは環境も大切だけど、良いuserを育てるコトも必要だからね、単に「使える」とか「操作できる」ということは大前提で。って、自分のことを振り返って、ちょっと苦笑いしちゃう私。 
  いや、もしかしたらWWWを育てた学術機関の人たちの姿勢というのがとても好きなので、本当はそれにいろいろ介入してほしくないだけかもしれないし、そうではなくて、自分の棲み家の「ヲタク」なワールドが踏み荒らされるのをおそれてるだけかも。自分の気持ちもよく分からん。

 そして、「インターネット反対」なんて言ってる人がいたら、きっと「何言ってんだボケが!」と思ってしまうんだろうな。このあまのじゃくは。



2000.10.05
  声優の青野武さんがテレビCMにご出演なさっているのを見て、ひとりで大騒ぎ。森永の「プチ・モンブラン」。浜崎あゆみがウニを指さして「栗…」って言って、板前さん役の青野さんが「ウニ……」と返す、奇妙な間が可笑しさを誘うコマーシャル。15秒バージョンの方だと、青野さんは喋らず、「うに」と書いてあるお品書きの札に目を遣るだけなんだけど、表情が絶妙に面白くて、個人的にはこっちの方が作品としては好き!声の聴ける30秒バージョンも勿論捨てがたいが。 「森永製菓」のサイトに行くと30秒と15秒と療法のバージョンが見られるから是非、見てほしい!
  青野さんをテレビ拝見したのって、教育テレビの「セッカチーフ教授」以来かな〜? 声は年中聴いてるけど。「ちびまる子ちゃん」は勿論のことだけど、ちょい前の「ワンピース」のミホーク役はシビれたぜ!

   ちょっと久しぶりにビデオレンタル店を覗いてみたら、「小さなバイキングビッケ」がいつの間にかビデオになっていた! 新作扱いでなくなったら借りに行こうっと。



2000.010.06
  鳥取で大地震とか。しかし、死者がいないところがスゴイ…と妙なところに感心してしまった。

  さて、昨日も話題にした青野武さんがナレーションを担当している「勝負師伝説 哲也」の放送が、これを書いている今、ちょうど始まった。さて、どうなることやら。原作は読んでいないので、楽しみにみることにする。
深夜とはいえ、浅田哲也がアニメで登場するとはねぇ…。次は桜井章一!?(ウソです・笑) 麻雀って世間一般では意外とメジャーなのかなぁ。雀荘なんて今そんなにないような気がするんだけど。
「割れ目でポン」とかフジテレビでやってるくらいだから、今、人気は盛り返しているのかも。なーんて知ったことを書いてる私は辛うじてルールを知っている程度。(^_^; あーゆーのは頭のいい人でないとできないからねぇ。複雑さから言ったら、ポーカーの比じゃない。さすが中国って感じのスケールのゲームだと思うから、手を出さない。数学的センスが皆無の私にはできないゲームです。

  BS2の「三国志」を録画予約しておいたのに、ぜんぶ地震関係のニュースになっていたので、家に帰ってきてから見るものが無くなってしまった。仕方がないから、読もう読もうと思ってそのままになっていた「ぶたもおだてりゃ木にのぼる」(笹川ひろし著・ワニブックス)を読んだ。紙面の都合もあるからか、上京からタツノコプロ草創期から現在までを「駆け足で」振り返ってるって感じなんだけど、どのエピソードも面白くて、もっと聞きたい!と思わせる。今でも当時のスタッフと会うと昔話で盛り上がる…というような事が随所に書かれているけど、そりゃあ、楽しいだろうな〜ととても羨ましく感じられる。
  ただちょっと誤植が…(^_^; 私に誤植を見つけられてるようでは、やばいぞ。ガンバレよワニブックス。



2000.10.08
  戦争の悪いところが、罪もない人が殺されることだとしたら、罪のある人は殺されてもいいんだろうか。そもそも、罪って何だ。罪のない人なんているのか……。

  それはさておき。
  きょうはなんだか若本さんの声をたくさん聴いて楽しかった。「サザエさん」で花沢さんのお父さん、三河屋さんのご主人など。その後「特命リサーチ200X」の特番でなんかの教授の声をなさってて、こちらでは「ぐはっ」となってしまいました。



2000.10.09
 今日の 「世界まる見え! テレビ特捜部」は、カースタントを紹介する「I DARE YOU」(アメリカ・WWOR)で始まった。ナレーションは広中さんvvv 
 でもって、1発目。総重量4.5トンのモンスタートラックで45メートルを飛び越えるスタントが成功した瞬間に流れたBGMが映画「スターゲイト」のクライマックスで使われていた曲に聞こえてしかたがない。偶然?
  ワイドショーで使われるBGMが、知ってる曲であることは頻繁にあるんだけど、「まる見え」では初めてだったので、ちょっと自信がないけど。もし、そうだったら、すごいなぁ…と。でも「耳が腐ってるだけかも」と自分の耳を信じられない。確かめるすべもないし。永遠の謎になってしまった…。


2000.10.10
  10月10日が休みではないなんて、何て衝撃的! そんなわけで今日はお仕事。淡々とお仕事。
  で、突然「クロスワードパズル」を作るように言われた。勿論、仕事の一環で。解くのは好きだけど、自分が作ることになるとは予想だにしなかった。「クロスワードって、自分でも作れるんだぁ?」と、ふしぎな気分。とは言っても、まだ白紙を前にして、途方に暮れている状態。というのも、小学高学年ぐらいを対象にした問題でなくてはいけないということで、いまどきの小学生の学力やら、何を考えているやらに思いを馳せると、どんどん分からなくなっていく。はぁ。しかも、小学生の喜びそうなキーワードや、勉強になるようなキーワード、季節感があるようなキーワードを含めていろんなジャンル取り混ぜて出題しなければならない「シバリ」付き。でも、これがまた難しい。実はこういうの、凝ってしまう体質なのよねぇ。もしかして、解くのより作る方が面白くなってしまったりして……。
  世の中のどこかには、クロスワード作りを「なりわい」としている人もいるんだろうなぁ。書店・コンビニにはいつもたくさんのパズル雑誌が売られているんだもんなぁ。

  帰りに書店に寄って、小学生用の参考書なんかを見てリサーチ。と、なかなか、勉強している感じ。そういえば結構難しいこと習ってたのね?と自分の10ン年前を思い出す。 で、「小学五年生」とかを読むと、女の子向けには「おしゃれ」に関するページとかあるし、芸能関係ページも充実。鈴木あみとか浜崎あゆみなんかが取り上げられてるし、映画情報なんかオトナが読む雑誌とラインナップはさほど変わらないし(ルビは振ってあるにしても)、「おお案外オトナだ」と思えば、「あさりちゃん」なんて、私たちが子供の時も連載してたマンガも載ってて、やや、驚き。小学館だから「ポケモン」「コナン」は当然にしても、他に岩谷テンホーまで連載しているのを発見して驚く。 でもさぁ、小学高学年ともなると、学習面でも興味を持つ事柄でも、個人差がかなり出てくるよなぁ。
  大学時代にアルバイト(家庭教師みたいなもん)で、会った女の子は5−6年生だったけれど、プラダのリュックとか持ってたし、ブリティッシュ・スクールに通ってたせいもあって、日本語はあまり堪能ではなくて、漢字も3年生分ぐらいまでをやっと覚たって感じだった。一方、友達の妹は6年生で、「日能研」に通ってお受験してたし。彼女たちは全くの他人だから、出会った事はないけれど、もしも私が引き合わせたりしたとしたら、共通の話題を見出せるんだろうか???
  数少ない私の身の回り(?)の子供が、こんなに違うんだから、それだけ、いろんな子供がいるんだよなぁ〜十把一絡げにすることなんて、できないよなぁ〜と、ごく普通の結論に達してしまって、余計困っている。

  だいたい、子供って、自分のことを子供ってあまり思ってないじゃない? 自分の経験からいっても。  自分が子供だった頃を思い出すと、たとえば、知らない人から電話がかかってきて、子供が電話口に出たと知るや、急に口調が変わって「おとうさんか、おかあさん、いるかなぁ〜?」と語りかけてくる人が大ッッッキライで、それだけで、もうヘソを曲げていた。それどころか腹の底で「大人のくせに、そんな話し方してバッカじゃないの?」と罵声を浴びせていた(当時から、辛口のワタシ(^_^;)。しかし、そこでヘソを曲げてしまうところが子供なんだと言われてしまえば、そこまでなんだけど。だから、私は子供と話すとき、ちゃんと大人と話すのと同じようにしか話さない。まあ、賛否両論あると思うけど、まあそれは自分の体験からそうしているだけであって、他人にそれを強要するつもりもないし、他人からどうこう言われたくもないけど。
  あ、話がそれた。
  それに「子供」という定義(思想)自体、ごく最近できたものだし…。はぁ、こんなところで「子供論」に思考がおよぶとは思わなかった。こういう中途半端な知識があるから、なんか「がんじがらめ」になって身動きとれなくなっちゃうんだよなぁ。もう、とことん考え抜くか、何も考えないか、どっちかにできないものかしらん。



2000.10.12
  あのAIBOの第2世代製品「ERS-210」が発表になった。今度のモデルは子ライオンだとか。価格は15万円ほどで、前の犬型AIBO(ERS-110/111)より10万円もお安くなっている。なのに音声認識や写真撮影機能なんかが追加されているんだから、お買い得感がいや増すというもの。今回も発売日は「騒ぎ」になるんだろうか。
  それにしても、「子ライオン」というのには意表をつかれた。
  よく「犬派」「猫派」なんて言って、ペットの双璧みたいに言われているから、AIBO第1号の栄誉(?)が犬に与えられたことに、「猫派」はちょっぴり悔しい思いをしたのではないだろうか、なんて想像していたので、次世代AIBOが猫ではなくライオンというコンセプトで来たことに、肩すかしを食らったような…ことはないのかな? 
 やはり「猫型ロボット」といえば、ド●えもんだから、おいそれとは、開発に踏み切れない…なんていう事情があるわけ、ないか。(笑)
 予約は来月16日から受け付けるらしい。

  何気なく週間番組表を眺めていたら、来週の月曜日から「犬夜叉」の放送が始まる。で、ふと、日テレの月曜午後7時台は、「山口勝平アワー」か!? と思ったのはワタシだけではあるまい。続投の「名探偵コナン」では、高校生の方の工藤新一で準レギュラーだし、「犬夜叉」では主役。水曜日の「ワンピース」(CX)のウソップ役もあることだし、とっても忙しそうっすね。

  WOWOWで海外ドラマの「フレンズ」を初めて見た(今、見てる真っ最中)。以前から見たいな〜なんて思っていたので、深夜の一挙放送がとても嬉しい。 ドラマの系統としては「ダーマ&グレッグ」に近い印象。
  吹き替えレギュラーは、牛山茂さん、深見梨加さん、田中敦子さん、水島裕さん、安達忍さん、平田広明さんの6人。そういえば、平田さんも最近お声を拝聴する機会が急増した。ちょっと前まではカーター君(「ER」の)ぐらいだったのに。すごいなぁ。因みにフィービー役の田中敦子さんがぶっとんだキャラクターでキュートですてき。こういうキャラは珍しいのでは?と思った。 水島裕さんが久々って感じのレギュラーってのも嬉しい。

最近、ますます海外ドラマにハマっているなぁ。「アリー・my ラブ」の第3シリーズも明日から始まるし。



2000.10.14
  明日は秋華賞。秋のGTの1発目、スプリンターズSは、いきなり、9月で「ぜんぜんG?って気分がしないよー」なんて文句を言って、内心「これで競馬がやめられるかも?」なんて思っていたのだけれど、10月に入って、季節も秋になっているので、今度はすっかり毎年と同じ「秋華賞な気分」になってしまい、ついつい、競馬中継などに目がいってしまう…。
  だいたい、競馬雑誌で買うのは「優駿」だけ…と決めたのに、「Gallop」買ってしまった。というのも、オールカマー&神戸新聞杯の号をちらっと立ち読みしたら、大月隆寛氏が連載で、今度の番組変更についてもの申す文章を書いていて、「そうなんだよ!」と共感してしまったからなんだけど。競馬番組を「歳時記のような感覚で」とらえるというのは、言い得て妙と言う気がしたのよ。
  元来、それほどアウトドアラーではないワタシが、最も季節を感じることができるのは、競馬だったもん。金杯見て「あぁ。また1年がはじまるなぁ」、春のクラシックトライアルを見ては「ああ、そろそろ春…」、ダービーを見ると「バラの季節なのね」と思い、札幌・函館競馬のファンファーレを聴くと「ああ、もう夏ね」と入道雲が心に浮かび、オールカマーあたりで「そろそろ秋ね」としみじみし、天皇賞(秋)で、秋真っ盛りで、スプリンターSと3歳GTで「もう冬」、有馬記念で「1年が終わる」なんて、競馬歴●年のワタシでさえ体に染みついている。
  それだけでなく、レース名って、案外風流な名前が付いていたりするのよ。花の名前とか「アネモネステークス」「ローズ・ステークス」福島開催で夏に「安達太良ステークス」なんて聴くと、「智恵子抄」を想起してしまったり、「サフラン賞」「きんもくせい特別」「いちょうステークス」「あじさい賞」「ひばり賞」「ぶっぽうそう特別」「さくらんぼステークス」…などなど。なんか花鳥風月って感じじゃない? 「バールステークス」みたいにその月の誕生石の名前もあったりするし。
  ああ、なんか愚痴ぐちになっちゃった。

  そんなわけで、大月氏も書いているとおり、もろもろの理由から、今年みたいに極端な番組変更にはワタシも反対だ。…って、競馬やめる気あるのか>自分。(やめられないかも…と不安。まあ、本当にJRAに見切りをつければやめられるさ、そのうち)

  大月氏といえば、NHK・BS「マンガ夜話」の次シリーズの放送が決まったようだ。ラインアップは「聖闘士 星矢」「正しい恋愛のススメ」「ホモホモ7」「みどりのマキバオー」(←あ、また競馬がらみ…)とのこと。



2000.10.15
  「慎吾ママ」が文部省の「子どもと話そう」全国キャンペーンの推進リーダーになったそうな。「おっはー」の挨拶もすっかりメジャーになったけど、本家「おはスタ」のほうはさっぱり注目されないのね、なんか淋しい。これで、万が一慎吾ママのほうが、今年の「流行語大賞」なんか獲っちゃったりしたら……。いや、慎吾ママは好きなんだけどね。

  ふと、見るといつのまにやら「アリー・myラブ」のページが、exicte内にできていた。なかなか詳しい。NHKについ先日「海外ドラマホームページ」が開設されたばかりなのに。見比べちゃうわ。

  本屋さんに行くのは楽しい。そして、いつも通ってるのとは違う本屋さんに行くのはもっと楽しい。本屋さんって、仕入れに個性がでるから、ずっと同じ書店にばかり通っていると「見たこともない新刊本」の数が増えてしまう。出版される本全てを網羅することは無理だけど、とりあえず面白そうな本の取りこぼしができる限りないようにしたいからねっ。

  そんなわけで今日、いつも行かない本屋さんにふらっと立ち寄ると、絵本コーナーで「うをっ!?」と目を疑うような名前を発見。その名は中川いさみ。あの「クマのプー太郎」(プーさんじゃないよ・笑)や「大人袋」をビッグコミックスピリッツで連載していた中川氏本人であった。タイトルは「ぼくはぐっすり眠りたい」(角川書店)。
  「いや〜ん、欲しい!」 とさっそくそこで立ち読みを始めると、なんと閉店時間。大急ぎで全部読んで(読むなよ!)買わずにお店を出たけど、帰ってきてから、やっぱり欲しくなって明日買いに行こうと心に決めている…。
  眠ることが大好きなへんてこな姿のキャラクター(言語では説明不能)が、固くて狭いベビーベッドを飛び出して、寝心地が良い場所を探して旅をするお話。黄色い表紙が妙に目を引く絵本です。「それからどうした?」とページを繰るのがとても楽しい絵とストーリー。
  何より「寝るのが大好き」っていう設定が、いいね。



 2000.10.18
  田口ランディ「コンセント」(幻冬舎)を読んだ。買ってからいい加減経ってたんだけど、読み始めたら一気。秋の夜長が「短っっ!」と思うほど、怒濤のように読み切ってしまった。
  主人公は、何をしていても、たとえ表面的にはどんなに熱狂していても、どこか芯の方は醒めていて、そんな自分を眼差す人という印象。そんな彼女が、兄の死をきっかけに、兄と「初めて出会う」話…とでも言おうか。
  こう書いてしまうとありふれてるんだけど…。ありふれてるよねぇ? 長年連れ添った夫婦の片方が亡くなって、たとえば奥さんが亡くなって、残された老いたダンナが、自分の妻なのに知らないことがたくさんあった事に気づくとかいうパターン。
  でも、そういったものとは、逸脱した何かが、この小説にはあって、それが面白かった…のかなぁ。まだ読んだばっかりで、自分のなかでもあまり熟成されてないので、よく説明できないけど。

  この「兄」の死を、たとえば現実の新聞やワイドショーなんかがが取り上げるとしたら「対人関係がうまくゆかず、就職と退職を繰り返し、引きこもりの末の衰弱死」みたいに異端として扱うであろうが、この小説の主人公は、それとは反対の姿勢で彼の死と生に近づいてゆく…って感じかなぁ。なんか観念的な説明になっちゃったなぁ。

  とにかく、面白かったけど、最後の方はやや納得はしがたかった。
  他人の精神に感応して、その精神が自分の中に入り込んで来て、そして崩壊(決壊)する…というような描写は、「それって『ガンダム』のニュータイプじゃん。なんか今さらねぇ…」と思ってしまって、そこんところは冷めちゃったかな。

  それはさておき。
  さすがネットから始まった人(という言い方もヘンかな?)らしく、パソコンユーザーらしい表現が、たとえ話で、随所に見られた。「…一般人のOSで精神はなんでもかんでもトラウマで説明できると思ってる奴が多いけど、それは一般人のOSで精神が動いてる場合だ。ウィンドウズで動いてる精神はトラウマで解説できるが、マックで動いてる精神にはトラウマは応用できなかったりする…」「…私たちはホストコンピュータによって繋がれた端末なのよ。端末でね、それぞれにハードディスクをもっているわけ。でも、全体ではある一つのホストに繋がっている…」「…寝ている間に、頭を初期化したみたい。余分なものが整理されて、ハードディスクに空きができたような気分」とかね。おおっ、それって分かる!って感じがして、面白かった。
  あと、心理学に興味がある人は、面白く読めるかな?。用語はもちろんバシバシ出てくるけど、ちょっと興味のある人なら誰でも分かる範囲だし、「医学部を出た臨床家と文学部出の臨床家の違い」とか。興味深い要素はたくさんちりばめられていた。

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さて、「タブラウザー」というものに初めて出会った。コンセプトは「こそこそみる」というのがほほえましい。そして、気に入ってしまったのが「ステルスモード」。名前がいいっ! ウィンドウからマウスが離れると、それだけでウィンドウを隠しちゃったりする機能らしい。
  うちの会社は各個人が使ってるパソコンはLANしか接続してないので外部のサイトを見て時間をつぶすなんてコトはできないから、無用の長物なんだけど、ちょっと感動。



2000.10.19
  今日の「商品降臨」はセブン・イレブンに加えてサークルKでも販売されることになった「DHCプチシリーズ」でした。


2000.10.21
  本の検索に利用しているイー・ショッピングブックス。今日、行ったら「リニューアル準備中」というワケでやってなかった(24日まで休業)。まぁ、仕方ないとは思うけど、24時間365日を求めてしまうのは、わがままというものだろうか。


2000.10.22
  お茶の水と神保町界隈を半日ウロウロしまくってきた。久しぶりに。本当は他にも行きたいところが2カ所ほどあったのに、ついつい、書店、CDショップ、中古ビデオ店を巡っているうちに暗くなってしまった。なんということ!
  しかし、その甲斐もあったというもので、2年越しぐらいで欲しかった永井均氏の本を手に入れたりできて満足。その勢いで、永井氏の本を3冊も買ってしまった。
  その上、20日に三省堂書店(本店)でサイン会が開かれた東浩紀著「不過視なものの世界」のサイン本もゲットできてラッキー。まだ数冊残っていたようなので、欲しい人は同書店の人文コーナーへ走れ! 帰りの電車の中で少し読んできたけれど、面白い! しかし、ハイデガーもフーコーもデリダもラカンも辛うじて「かじっただけ」のワタシにはやや息切れする部分もあるが、こういう本って、どんな人が読むのかなぁ(って自分のコトは棚に上げてるし)。「ガンダム」「エヴァンゲリオン」は勿論のこと「ナデシコ」にはじまり「D4プリンセス」「アキハバラ電脳組」まで何でもござれ。
  現代思想・哲学の言葉でオタク文化を語っちゃうこの楽しさ!
  その顕著な例だと思うのが17ページに出てくる「ラカン萌え」なんて言葉。電車の中で独り「ちゅどーん!」と爆発したたワタシ(笑)。いや、ラカンに萌えてはいけないって言うのではなく、ラカンに萌えてるのか〜と妙な納得が心に充満した末のことで(だから、変な意味じゃなく!)。

  しかし、まあ語られているのは多分「男のヲタク」のコトが大半で、「女のヲタク」についても全く同じ理論が援用できるはずもなく…。とにかく、表紙もカワイイし、その手の話が好きな人にはオススメ。

  他には『クラウゼヴィッツの「戦争論」は面白い!』も買ったし、ちょっと前、とある噂を聞きつけ、さらに結構面白いらしいと小耳に挟んだ小松左京の『果しなき流れの果に」(ハルキ文庫で復刻)も目に入ったので手に入れた。
  それから、見つかったらいいなぁと思っていたのに、探し方が悪いからだろうか、変えなかったのは「ハリー・ポッター」シリーズの英語版。続きを読むにはこれが一番早いと思ったんだけど、洋書探しには慣れてないもので…。
  さらに。
  これまた久しぶりにインディーズCDなどを物色。「なんじゃこりゃ?」と思わず買ってしまったのが「アニメでぽん」(トルバドール)。しかし、ちょっと古そうだ。「残酷な天使のテーゼ」が入っているから激古と言うわけでもないとおもうけど。いつ発売されたのかも分からないところがインディーズ(笑)。誰が作ったのかもよう分からんアルバム。全12曲入り。ガッチャマン、ベルばら、はいからさんが通る、スプーンおばさん、UFOロボグレンダイザーなどのラインナップに惹かれて買ってしまった。「ごきげんいかが?紅緒です」がワケがわからないぐらいアレンジ&加工されていてぶっ飛んだけど、選曲はおもしろいんでないの?

  ちょっと前に「ウルトラアニメ ユーロビート パラパラMAX」なんてのが発売になったけど、音楽としてユーロビートがこんなに脚光を浴びることになるとは、予想だにしなかった…。別に嫌いじゃないからいいけれど、あのパラパラという踊りは、どーも嫌いだ。盆踊りみたいなので嫌。
  長くなったので、続きはまた明日にでも…(気が向いたら)。



2000.10.23
  そんなわけで、私の「パラパラ」に対する好感度が低い理由−。
  それは盆踊りと同じ「におい」を感じるから。つまり、両者に@見た目、A精神という2点に共通点を見いだすから。
  まず@だけど、日本の踊りって、ここでは「盆踊り」をその代表選手にさせてもらうけど、極端に言うと小手先だけで踊る感じがする。それに比べて、西洋を発祥とする踊りは、だいたいステップに重きを置いている。社交ダンスも、フラメンコも、最近のストリート系のダンスも。コサックダンスも、アイリッシュダンスも…。
  たとえば、日本の80年代の歌も踊りも下手な「アイドル」の振り付けと、安室奈美恵のダンスとどちらがカッコイイと思えるかと聞いたら、後者の方を選ぶ人は過半数だと信じる。日本の少なくともここ数十年の大衆におけるダンスは確実に西洋化のベクトルを持っていた。
  「ダンス選手権」なんてものがテレビに登場したときには「日本人も踊れるようになったじゃん」と私は思った。そして、その方向へどんどん突き進んでいくものだろうと思った。
  しかし、ここへ来てのパラパラ再ブーム。そのステップは80年代アイドルと変わらない…単純な、ステップともいえないようなステップを踏みながら、上半身だけで、いや、殆ど腕だけの動きで踊る。「…日本人が踊れるようになったというのは幻想だったのか」と思ったものです。何と言うべきか、ダンス界における先祖がえり、もしくは揺り戻し、リバウンド…!?
  まあ、これは「西洋のダンスの方がいい」という前提に基づいての考え方なんだけど。私は別に何でもかんでも「西洋がエライ」と思っているわけではないけれど、私は盆踊りの精神が嫌いなので、盆踊りをマイナスと考えて、西洋のダンスをそれの対局にあるものとして擁護しているだけなんだけど。

  因みに日本舞踊のキモが手の動きにあるのか、ステップにあるのか、勉強不足で知りませんので、ここでは考察の対象にしていません。

  そんなわけで、続きとA精神については、明後日あたりに書こうと思います。(いつのまに連載になってんだ!?)



2000.10.25
  聖闘士星矢の劇場版「真紅の少年伝説」を見た。(見るなよ・笑)
  オープニングで使われていたB.G.M.を耳にしていきなりびっくり。だって「いつ見ても波瀾万丈」(日テレ系)で毎回使われてる曲だったんですもの。そっかー、これって「波瀾万丈の曲」でなくて「星矢」の曲だったのかぁ、と認識を新たにした。

  競馬。
  29日の東京のメインレースは天皇賞(秋)。21日に斜行して騎乗停止中の後藤騎手に代わって、急遽武豊騎手があの私が愛してやまないステイゴールドに騎乗するらしい。うぉー、期待は膨らむ…。

  今日の商品降臨は「ANA'S別冊ヨーロッパキャンペーン」。略して「別ヨ」。ロンドン・ウィーン・フランクフルト・パリを、その街に「暮らすように旅をする」というコンセプトのツアー。1カ所に長期ステイ、いろいろオプションを付けられるらしい。「私は別よ」に聞こえる。ビミョーに優し気、絶妙の力の抜け具合のナレーションでありました。
  ▼スマン、この間の続きはまた今度。



2000.10.27
  そんなわけで、パラパラ話の続きを。
  パラパラって知らない人は踊れない。だからビデオを一生懸命に見て練習して覚える。文化(たとえば流行語とか隠語とか、専門用語も含めて)なんてものは、ある程度の共通理解がないと共有できないものだけれど、「全員が」「全く同じ」ように踊らないといけないというのは、まるで学校の校則のよう。ひいては、封建時代のムラ社会のよう。異質なものは受け入れないってね。そういう根性が…あ、いや、精神が、好きになれないのですよ、私は。そんな旧い精神を内包したものを「流行の最先端」みたいな顔をして、扱ったりするのが、むかつく。
  規則だらけの学校というコミュニティをドロップアウトした人が「規則・校則・制服は嫌い」などと言いながら、実は所属している「族(笑)」というコミュニティの制服や規則は遵守していたりして、それはそれでルールを守るいい人だ…とおちょくるのはもう基本だけど。
  これは、世間一般で言われるいい人もわるい人も、実は全く同じ文脈の中で生きていたってコトなんだけど。同じくいかにも「現代」を体現していると思われたいる人たちが、実はとっても古い体質を持っているんだなぁって感じ。
  盆踊りって、その地方や地域によってご丁寧にも全部違う。でもムラの人間ならみんな知ってる。ムラのお祭りには「よそ者」が入り込まない。踊れないものは「よそ者」で、それは排除(村八分)にすべきものだったと思う。
  それは幕府が五人組なんてものを作って、農民同士を互いに監視し合わせたなごりだろうと考えている。まったく、いつの時代も「お上」は憎たらしいほど頭がいい。
  それが、今でもずーっと尾を引いてるんだろうか。「連帯責任」なんて、手っ取り早く人をコントロールするための方便にすぎない。
  話がそれました。
  そんな精神がいまのパラパラを踊る人たちには、感じられる。少なくとも私はその仲間になりたくない。みんなが同じなんて。

  たとえばオリンピックの入場行進が、以前はよくやり玉に挙がっていたけれど、最近は日本の選手も「だらっと」入場するようになった。確かに、朝鮮民主主義人民共和国のマスゲームを見れば、ある種の美しさは感じる。でも、それと共に、私は、そら恐ろしさも感じるんだけど、昔の入場行進方法には同じものを感じた。
  今「だらっと」した入場行進を見ると、それはそれで美しいと思うよ。きたなさの中にも美しさが(笑)。見た目はどうあれ、その自由な精神が形になったような感じがして、楽しい。

  ユーロビートが悪いんじゃない。小手先で踊るのが悪いんじゃない(プロじゃないんだから)。結局、自ら進んで「みんなと同じ」を望んでしまうその精神が、ちょっと怖い。そんなわけで、パラパラは好きになれんのです。
  外国のディスコみたいに、みんなが自分勝手に踊るのだって、楽しいと思うぞ。



2000.10.28
  課題:21世紀のキーワードを考える。
  かつ、希望がある言葉、かつ子供にも理解しやすいことば。
  そんなもん3日の間に考えろって言ったってぇぇ!!
  だいたい、来年のことも分からないのに。
  この先100年のコトなんて分かるかっつーの!
  そういうことは、もっと準備が必要なんだってばぁ。
  計画性のない上司は困る……。
  思いつきで何かを命令する上司はもっと厄介だ…。(T_T)
  ああああ。

  会社で異動になって約1カ月。
 毎週土曜日は、競馬関係のお仕事がまわってきます。きっと、私が競馬好きだからって、親切心(?)からそうしてくれるのでしょう…。だぁかぁらぁぁ〜、これじゃあ、いつになってもやめられないんだってば!競馬を。
  はっ、これはもしかして競馬の神さまからの「競馬をやめてはいけない」というお告げ!? なんだかんだ言っても楽しいもんなぁ。

  明日は天皇賞(秋)。東京競馬場2000メートル芝。このレースは毎年この時期に開催されます。いかにも秋って感じ。
  あのサイレンススズカがお亡くなりになってしまったレース…あれ以来、秋天と聞くと少し心が痛む。そんなこともあり、何故か毎年1番人気は1着になれないというジンクスがあり。相変わらずイマイチ君が好きなワタシは、ステイゴールドを推奨。あとは(外)イーグルカフェ。ロサード。しかし(父)にも頑張ってほしい。そこで人気のナリタトップロードもいいけど、私としては、調教も良さそうだったトゥナンテ。しかし、お天気が悪そうなのが少し気になる。

  最近は競馬雑誌で買うのはこれだけと決めている「優駿」11月号を読む。特集は「20世紀のベストホース100」。現在では牛乳で有名になっているあの「小岩井牧場」の生産馬コイワヰに始まり(私は4年ほど前に東北を旅したときに小岩井牧場に行って感動したよ。「…ここがかつての名門小岩井牧場か」ってね。でも、今は競走馬の生産はしてなくて、牛がたくさんいた。記念館(資料館?)には名馬の数々の写真や資料が展示してあって、競馬の歴史に興味がある人にはオススメ)、レースの名前にもなっているカブトヤマ、セントライト、トキノミノルもいるし、お腹に子馬が入ったまま出走して勝ってしまったヒサトモもいる!シンザン、ハイセイコー、T・T・G、「華麗なる一族」のハギノトップレディ、マルゼンスキー、私も本物を知ってる馬たちも勿論いるし、ルドルフ、テイオー父子、お尻が筋肉のブルボン、有馬記念のワンツーで競馬に目覚めてさせてくれちゃったイナリワンとスーパークリーク。今ではすっかり立派なになったメジロライアン、京都競馬場での最期のレースが今でも脳裏から離れないライスシャワー、ドバイで死んでしまったホクトベガ、とっても強いお姉さまなイメージのヒシアマゾン、平成の三冠馬で今は亡きナリタブライアン、サイレンススズカ…。これってとっても普通な100頭だと思うんだけど、過日JRAで募集したランキングと全然趣が違う…。いいけどね。

  それはさておき、柳瀬尚紀氏の新連載が始まっていた。きゃあ、とても嬉しい。例の「ジョイスフル」な文章がとても楽しい。英文学者で翻訳家で柳瀬氏はとても大好きなの。この人がいなかったら、あの「ユリシーズ」を読んで理解するなんていうことは、多分無理だったろうなぁと思う。
  しかも、競馬関係の文章を執筆していて、時々、思わぬところで、その文章にお目にかかって「あらら、意外」と思ったりする。その顕著な例が競馬場で無料で配ってる「レーシングプログラム」。その中で馬の名前を解説していたの連載を見て、この人って競馬関係者(いや、本当の関係者じゃなくて。競馬好きって意味で。ほら、今JRAのテレビCMで言ってるでしょ?)なんだと、とても身近な人に感じられた(向こうはそんなこと思われたって知ったこっちゃないだろうけど・笑)、共通の趣味って感じで。

  と、その連載を早速読んだら、アラブのシェイク・モハメド・アル・マクトゥーム殿下のことが書いてあった。実はこの人、いい馬をたっくさん所有している馬主さんとして世界の競馬界でも有名人。アラブはサラブレッドの元になった馬の原産国でもあるし、現在でも「ドバイワールドカップ」をはじめ、競馬も盛ん。ドバイといえば、サッカーが有名なようですが、私にとっては何といっても競馬! しかしモハメド殿下のサイトがあるとは知らなかった。ドメイン名もさすがである。
アラビア語と英語とフランス語の3パターンがある。アラビア語なんて普段見る機会がないから、綺麗だなぁなんて思いながら眺めたけれど、一文字も理解できないのが残念だ。
  自作のポエム(ポエムって言うな?)がUPされてたりしてとても素敵だ! 日本のエライ人のサイトで、詩を読んだコトなんてないぞ。つまらん挨拶文なら、たくさん見かけるけど。あーゆーものを読むと、当たり障りのない面白さも新しさもない挨拶ができることが、日本のエライ人には必須科目なのかなぁと思えてくる。あー、やだやだ。

  しっかし、こういう人って、国民からはどう思われているんだろうか。謎だ。



2000.10.29
  「銀英伝」の公式サイト(http://www.ginei.com/)で、「DVD化アンケート」を10月26日から11月30日まで実施している!
  少し前に「DVDには(当分)なりません」とか言っていたのに、既に「DVD化に向け、準備に入ろうとして」いるとのこと。 なにー。それなら早く言ってほしいよな。
  何はともあれ、DVD化は当然という気がする。何と言っても、DVDはコンパクトだから収納が便利。LDボックスで所有するにしても、ビデオで所有するにしても「デカいよ!」と思わずにはいられないボリュームなのは「銀英伝」ならではの悩み!?
  しかし、外伝あたりを観た後に、初期の頃の絵をみると、えもいわれぬモノがあるだけに(^_^;、それがそのままDVDかぁという気も少しするが、まあ、めでたい…と思う。DVD化が実現すると、お値段は1話あたり\1,460円。お手軽価格! と思いきや、全話\250,000円。ひょえぇぇ!


2000.10.30
  テレビを見てたら、パチンコメーカーのSANKYOのテレビCMにニコラス・ケイジが出演しているのを見かけた。こんなの、いつから放送してたんだ!すごいぞSANKYO。


2000.10.31
  ここ1カ月間、歯科医に通っていた。詰め物も詰め終わって、晴れて今日で終わりかと思っていたのに、更に1カ所、虫歯があるのでまた来てくださいと言われた。しかも、「親しらず」が、やや斜めに生えてきていますから、痛くなったりしないうちに、抜いておきませんか? と勧められ「はぁ、そうですねぇ」などと、抜くときの痛さなどを想像しながら歯切れの悪い返事をして帰ってきた。
  歯医者さんに行くと、どうして、思っていたよりも通院が長引いてしまうのだろう。行くのがイヤ度は、自動車教習所といい勝負。だから、可能な限りさっさと終わらせてしまいたいのに。
  しかも、よもや自分が親知らずを抜くコトになるなんて…。各方面からその並々ならぬ痛さと恐ろしさを聞かされているだけに、いくら先生が「今のうちなら、抜くのも痛くないですよ。個人差はありますけど」とやさしげに言ってくれても、すでにビビってるこちらとしては、その微笑みにさえ恐怖を覚え、震えおののき、頬の筋肉はひきつり、声まで小さくなってしまう「個人差…ですか。ハ、ハ、ハハ……」。さらに畳みかけるように「痛くなってから抜くと、もう大変ですからね」。 でも、もしかしたら一生痛くならないかもしれないじゃないのぉぉ! (T_T) しかし、もう声に出して反論することはできない私。「しかも、歯磨きがしづらいですから、歯周病の原因にもなりやすいですし」。 し、歯周病!?  一昨日「発掘!あるある大事典」で、森功至さんのお声で、その恐ろしさを知ったばかりの私には刺激の強い話でした。ひぃぃっ! さっそく奥歯や磨きにくい歯専用の極小歯ブラシ(毛部分直径約5ミリ)購入を決心してしまった。磨き方を習うと、あら、とってもキレイになるわ!しかも気持ちいい。
  歯医者さんに通った後って、プラークコントロールを啓蒙されて帰ってくるんだけど、しばらくすると、また元に戻っちゃうんだよなぁ。あの痛くて怖いモーター音を聞くことになるよりは、歯磨きの方が数百倍いい! と思って、いきなり気合いの入った歯磨きを始めるんだけど、気合いが入りすぎて、長続きしない。うーん困ったモノだ。

  しかし、今回の通院はいろいろ面白かった。5年ぶりぐらいで訪れた歯科医は進化していた! 
  びっくりその1−レーザー治療。おお、科学の最先端!ビームやレーザーは大好きさ!と、その恩恵にあずかれるかと思うと血が騒ぐ(←?)。しかもなんか「痛くなさそう」と思って、わくわくしていると、別にレーザーで削るわけではなくて、消毒・滅菌なんかに使っているらしく、削るのはやはり例のキュイイーーーンで削るのだった…。ああ、求む!痛くない虫歯治療器具!

  その2−インフォームド・コンセントがちゃんとしてた(それは歯科医によっても差があるのかもしれないけれど)。虚弱ではあるけれど病弱ではない私は、病院にもめったに行かないので、インフォームド・コンセントなんて、本で読む遠いどこかの国のお話のようだった。
  昔は先生が「Cのナントカが××で●▼が……」なんて、自分の口の中にまるで「異界」が存在するのでは? ぐらい実感が持てず、さらにワケも分からず虫歯だと言われれば、嫌も応なくキュイーーーーン…(>_<)と削られてたけど、今回は手鏡まで持たせてくれて、ココがこうなってますから……んたらかんたら…と、説明してくれた。自分の目で確かめると、そりゃあ削るしかないよなぁと、納得はできる(でも痛さは減らない)。自分の歯のレントゲン写真も見せてもらって、コレが私の歯か…と眺めたところで実質的に得るところは何もないけれど感慨深く見つめてみたり、わりと楽しかった。問題の親しらずも、実際の見た目はちょっとだけだったけど、レントゲンではしっかり根まであって、見えているのは氷山の一角なんだと分かったし。それだけに、そんながっしり根の生えたモノを抜くのはさぞ痛かろう…と想像する次第なのだが。
  しかしやっぱり、歯医者はこわい。(でも、きっと歯医者さんからみたら、虫歯になるほど放っとかれた口の中の方が余程こわいんだろうなぁ)

  とゆー訳で、これを書きながらも、今日購入してきた歯ブラシを使ってせっせと歯磨き。これで磨くと、とっても気持ちいい! 歯と歯茎の境目が(まさしく境目が)気持ちいいっ! デンタルフロスも気持ちいけれど、これはそれを超える気持ちよさ!
  このスグレモノのブラシは、(株)オーラル ケアの「プラウト」という製品。1本\250円也。さっきネットで調べたら、こういうブラシをワンタフトブラシ(one-tuft-brush)と言うらしい。
 
それって、どんな形のもの?と、思った人はこちら↓へ。
http://www.ndc.gr.jp/jnozaki/hojoteki/howto4.html
http://www.d1.dion.ne.jp/~jetbaby/cleaning.html
http://www.ndc.gr.jp/jnozaki/hojoteki/index.html