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20106

 

 

 

2010612

サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が始まったわけですが。

実は……あまり……殆ど興味がありません。

スポーツの祭典にありがちな日本ガンバレみたいな中継のノリが苦手なんですよね。素晴らしいプレーなら、どの国の人だって愛でたい、それが私の趣味。

 

ところで、走り姿が美しい人は好きですか?

私は好きです。

ある俳優さんの走る姿には、文脈に関係なく見とれてしまいます。テレビなので、タイムは知る由もありません。しかし、もの凄く速そうなんです。それなのに走りが軽やかで、その姿を横から見たとき、頭の位置が変わらないのがいいのです。その人の走るシーンだけを集めたDVDが発売されたらいいのに!! と切望しております。マニアックですみません。ちなみに、この方は立ち姿も美しい。

 

そんな私が、面白い! と思ったサッカーマンガがあります。

フットボールネーション」(大武ユキ著・小学館ビッグコミックスペリオール連載中)。

 

サッカーというより「運動における筋肉の使い方」に興味がある私には、こんなサッカーマンガ待ってた! という感じです。

このマンガの帯に「“もも裏(ハムストリング)”使いが超一流の証!!」とあるように、ハムストリングスの使い方から始まる一流への道がテーマのよう。

 

サッカーに限らず日本のスポーツ選手って、なんか脚が太くてダサくない? と思ったことありませんか?

その理由が、人種やDNAのみに求められないことが、これを読めば分かるかも。

続きが楽しみな一冊。

 

スポーツをするのが好きな人には、これを読んでもらって、走り姿の美しい人になってほしい。そして私の目を楽しませておくれ(なんというオチ)。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、↓で書いた桜井幸子って、去年の年末に引退してしまったのね。残念。

 

 

 

20094

 

 

2009427

今季、結婚活動をテーマにしたドラマが2本。

NHKの「コンカツ・リカツ」(主演:桜井幸子、清水美沙)フジテレビの「婚カツ!」(主演:中居正広)。

どちらの脚本も「結婚なんて本当はしなくてもいいじゃん」ってことが露呈している。

 

まずNHKの「コンカツ〜」。主人公(桜井幸子)は母(松坂慶子)と2人暮らしのパラサイトシングル。父は単身赴任中。母親に「3カ月後に今暮らしている家を売り父親と暮らす」と宣言される。娘の結婚を強く望む母親にほだされ、主人公は、住む家がなくなるまでに結婚する目標を立てる。

 

次に、フジの「婚カツ!」。ある日、独身の主人公(中居正広)は職を失い、そうとは知らず「既婚者限定」の都庁の臨時職員に採用されてしまう。押しの強い市長に3カ月後に結婚式だと思われており、独身だとバレたら、また失業だというわけで独身であるということを糊塗するため、大急ぎかつ極秘で婚カツをすることに。

 

両者とも、主人公は、結婚活動せざるを得ない状況に追い込まれる。というところから、ストーリーが始まるわけだが、

とりあえず「婚カツ」がテーマありきでドラマを作らなくてはならなくなり、無理矢理ストーリーをでっち上げるための設定としか思えない。

「3カ月以内に結婚しなければならない」という状況には、普通、ならない。

 

NHKの方は、いくら親の強い希望があるとはいえ、主人公はいい大人なんだから、親が家を売るなら、一人暮らしをすればよい。これまでパラサイトしてきた分、蓄えは十分にあるはず。フジの方も、既婚者限定なのに、独身者が採用されている時点で、都庁がお間抜けすぎる。扶養家族の書類とか必要ないのか。

 

結婚は、いつかはするかもしれないと考えつつも、今日まで結婚せずにきた主人公たち。

身近には情報通の婚カツ指南をしてくれる人がいて、「出会う」ためのうんちく、手管を授けてくれる。そんなHow toばかり描くようでは、これらのドラマはつまらない。

主人公たちが、なぜ結婚しないのか、なぜ結婚しなければならないのか、その内面を描いていけるかどうか、それがこのドラマに期待することだ。