公開意義
個人は皆いろいろな考えを持つ。ゆえに争うこともあり、協力することもある。しかし、ある個人が突然死亡した場合、その個人が考えていたことは闇に葬られることになる。そこで本作品はあえて未完成なのを承知でweb上に公開するものとする。
私は、必ずしも長く生きることや人生を楽しく生きることに興味を抱かない。いつの時代に比しても恥じることのない人生を過ごせればと考えている。
なぜ、人は争うのか? MLKUの夢見たように人が能力によって評価される日はこないのか? 私が日本人に生まれたのが偶然であるように黒人に生まれるのもまた、中東やユーゴに或いは北朝鮮に生まれるのも偶然だろう。皮膚の色や宗教や言われなき差別によって人の人生が左右される事があってはならないと考える。
歴史上、強いと言うことが正義であると定義されてきた。しかし、本当にそれが正しかったかと言えばそれは誰にも分からない。
歴史は如何に正しかろうと自然の気まぐれによって突如とぎれる事もある。
後の人類が我々を見てあきれるか或いは尊敬するか。または人類が滅亡しているか。そんなことは今の我々には関係ない。でも私は未来の子孫が苦しみ、先祖を恨むのには耐えられない。自分さえよければ、そんな風に考えられるようになったは、うれしくもあり、悲しくもある。「人生は短い」。ほとんどの人は、この世に生まれきて、自分のなすべきことを悟ることなく、死を迎えることになる。私は、いつ死んでも悔いのない人生、いつの時代に出しても恥ずかしくない人生(そんなものはあり得ないと思うが)を、少なくとも納得はできる人生を送ろうと考えている。
本作品を読まれた読者諸氏が残りの人生をどう生きるか,またどう生きるべきなのかを得るヒントとなれば幸いである。
(by D.UENO, on May 5th,1999)
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