フィリピンでの葬式に参加した人はあまり居ないと思いますが、かく言うわたしもまだ実はありません。
かと言って人様の葬式に「ちょっと見学」と言うわけにもいかないし、これだけは事前に予定も判らず、いきなり参加しなくてはならない羽目になったりします。
掲示板にこのような方からの書込みがあり、それをきっかけに色々なレスがありました。
ここでそれを紹介します。
但し葬式に関わらず、この手の儀式は地域性が強いと思いますので、参考程度だとお考え下さい。
その1
フィリピンを舞台にした小説などに出てくる葬式では、1〜2週間の間だ遺体を安置し、その間その前で麻雀やカードゲ−ム、ビンゴなどのゲームを行い、その上がりで葬式の費用をまかなっていました。
2週間もの間だ安置をするのは、フィリピンでの通信や交通の便が悪いので、遠方にいる親戚が来るのに、どうしてもそれくらいの時間がかかってしまうからです。
その2 :管理人の書込み
アメリカ人がフィリピンでの葬式に参加した場合を想定したお話です。
これは"CULTURE SHOCK! philippines"と言う本からの翻訳をそのままカキコしています。
どれくらいの信憑性があるのかは不明ですので、参考程度にしておいて下さい。
1.故人の家族は安置の時間、葬儀場所と家族の名前を死亡記事で出します。
2.花束かミサ・カードを送るか近親者に手渡します。
「花束はご遠慮下さい」と記事にある場合があるので注意。
3.葬儀場の入り口近くにある名簿に記帳します。
このときお礼状が送れるように住所も添えること。
4.故人の家族(未亡人、子供等)にお悔やみの言葉を言う。(喪服を見て見分ける)
15〜30分も居れば十分でしょう。
5.あなたは食べ物や飲み物を勧められるでしょうが、どちらも遠慮して下さい。
6.友人達が教会や葬儀場の外に集まって、故人の話をしていることでしょう。
7.あなたが故人に近しい人物でないのなら、通夜も葬儀も出席する必要なないでしょう。
8.故人が貧しい場合には、幾ばくかのお金を包むのが習わしです。
(この贈り物はアブーロイ(abuloy)と呼ばれています。)
9.お礼状は通夜や葬式に出席した人に送られます。
10.通夜と葬式には黒ないしは暗めの色の服で出席します。
白もまた許されます。近親者は黒または白を着ることを期待されます。
九日間のミサとお参りが埋葬の後行われます。近親者と友人がそれに参列します。
九日目に食事と飲み物がお悔やみに来た人たちにお礼として振る舞われます。
・・・・以下省略
[記入者補足]
新聞に死亡記事が出るくらいだから、かなりのお金持ちの葬式を想定した話なのでしょうね。
普通の家庭であれば、記帳もないし、服装ももっといい加減で、その場での飲食も普通であるようです。
以下省略としたのは、どうも記載内容が前述しましたように、あまり一般的とは思えない内容になったのと、かなり難しい英語が続いて翻訳が面倒になったためです(^^;
その3 :ミスキタさんの書込み
フィリピンで3回お葬式に参列しました。
特に準備は必要ないのではないでしょうか。
1週間ほど続くお通夜?では、周りで食事をしたりご遺族の人と話をしたりしてすごしました。
お葬式は、教会でのお祈りのあとお墓までぞろぞろと列をなして遺体が運ばれていく中をついて行きます。
お墓では棺を埋葬する穴が掘ってあって、お祈りのあと 棺を入れ上から参列者が土をかけていきました。(土葬でないお墓もたくさんあるようですが。)
参列するときの服装は遺族の方も含めて特別な格好はしなくていいようです。
皆、普段着であったように記憶しています。
遺族の方は、全員で花輪をお供えしていたようです。
遺体を安置している場所が教会か家かで準備も違うようなので一概には言えませんが段取りは周りの人にお任せしておけばいいように思います。
香典は10Pから500Pまでさまざまでした。
その4 :MIBさんの書込み
以前老人の葬儀に参列した事があります。
女性は黒い洋服(喪服)を着ていましたが、男性はさまざまでした。
日本のカトリックの葬式と何ら変わりないように思えました。
告別式で棺に献花をして、出棺をして墓地に向かいました。
この時に霊柩車を白バイが何台も先導して墓地に向いました。
これは、警官達のアルバイトだそうです(汗)
埋葬が土中ではなく、棺を地上の箱のようなものの中に入れ外側からセメントで塞いだのは驚きました。
埋葬が終わると、喪主の家に行き立食のパーティのようなものがあり、ワイワイガヤガヤと暫し歓談し、それぞれに解散していたように思います。
香典もあるようですが、経済状態によってさまざまでいいと、聞きました。
強いて違っていたのは、埋葬の仕方と白バイ警官のエスコートぐらいかなぁ・・・・
あまり参考にならなくてすいません。
その5 :yakkanさんの書込み
3年前タタイがなくなった時の経験から。
遺体は、近くの教会に安置されて、約1週間から10日程お通夜があります。
家族は交代で寝ずの番をします。葬儀に必要なお金はその家族の経済状態にもよりますが皆の飲み食い代は香料から賄います。お墓にお金をかけますのでこれが、家族の経済状態をあらわします。
葬儀は埋葬の当日にミサが行われその後、出棺、and埋葬地へと車で移動します。
この時警官の先導がつきます。
墓地では、最後の別れをしますが。この時死者の遺族の子供達を棺の上で往復させて死者の加護をお願いします。
葬儀の服装ですが、白いシャツにジーンズ(これは家族)後の方は普通の恰好です。
うちの場合、5万円香亶としてわたしました。かなり多かったようです。