2011年12月31日(土)
 今年も大勢の方々のお世話になりっぱなしのまま、年を越すことになりそうです。
 春先より、何事においても震災の影響が脳裏に浮かんで来たのはのは、私だけではないと思います。この日記を書きながらも、避難されておられる方々が、どのような大晦日を過ごされ、どのような正月を迎えられるのかと思うと、暖かい部屋で向かえることが出来る、大晦日、正月が申し訳なくも思います。そんな感傷的な思いを、逆に避難されておられる方々の、勇気に励まされて迎えることの出来る正月なのかもしれません。  来年もよろしくお願いします。m(_ _)m

 御門徒さんのお宅の外猫。暖かくしてもらって正月を迎えます。
2011年12月30日(金)
 2011年もあと一日。3月から9ヶ月。何かにつけて、直接、間接的に日本中が、東日本大震災の被害の大きさに驚かされ、心を痛める月日だったように思います。
 年末は一年間を締めくくり、総括し、次の一歩に思いを馳せる時なのですが、次の一歩を踏み出すには、行政も、被災地も、私たちも、あまりに先が見えない年末になってしまいました。 新しい年は、手探りの一歩一歩、一つ一つです。
 その新年を迎える準備はあと一日になってしまいました。
2011年12月9日(金)
 朝、弥彦山が白くなっていました。手前のちょっと低い国上山は、まだ紅葉のまま。だんだんと低い所に雪が降りてきて、やがて田んぼが白くなってくるのも、もうすぐかと思います。毎年の事なのに、雪が降る冬には慣れることはないようです。

 当院は今日から20日過ぎまでご本山の当番で出かけました。二人の法務に身も心も、慣れてしまっているので、しばらくはしんどい日が続きそうです。不思議なことに楽なことは直ぐに慣れてしまうようです。
2011年12月8日(木)
 「今日は何の日?」講師の花井先生からの問いかけで始まった今日の聞法会。今日、12月8日 は成道会(じょうどうえ) 。お釈迦様が悟りを開いた日でした。ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想を続けていたお釈迦様は、明けの明星の輝くころ、ついに悟りを開かれた。お釈迦様35歳でした。うっかり忘れていたとは、実に申し訳ない事であります。m(_ _)m
 お釈迦様は菩提樹の下で「手を伸ばし大地に触れた瞬間」が悟りの始まりだったとのことです。長い時間も多くの瞬間の連続。でも、その中には特別な瞬間が、誰にでもあるはずです。その特別な瞬間に気づくか気づかないかは別として・・・・・。
2011年12月7日(水)
 子供の頃は待ち遠しかった年末年始。楽しみのカウント・ダウンから、いつの間にか締め切りへのカウント・ダウンに変わってしまいました。毎年行われる大晦日のカウント・ダウンは始まりのカウントダウン?それとも終わりへのカウントダウン? そんな事を思わせるご縁がありました。

 今日は二十四節気の大雪。今年は今のところ暖かい冬で楽をさせてもらっています。でも、今年の降雪量は多いとの予報。写真は去年の12月17日の写真。今年も十日後にはこんなんかな?
2011年12月6日(火)
 カーナビを使って初めてのお宅へ行ってきました。カーナビに電話番号と名字をカタカナで入力してOK。お目当てのお宅の玄関前までドンピシャで連れて行ってくれます。「こんなに便利なものは無い」と感じながらも・・・?。
 長女の高校時代。プライバシーの問題でクラスの住所入り名簿はありませんでした。親しいクラスメイト以外は毎日同じ教室で学んでいても出身中学さえ解らないとのことでした。でも、高校、大学の卒業名簿が売買されている現状では「社会で守らなければならないプライバシー」と「個人が守りたいプライバシー」とは?

 写真は先日の御講のお斎。湯気がご馳走の大前提の季節になりました。ごちそうさまでした。
2011年12月5日(月)
12月3日 35名の参加をいただき世話方会議が開かれました。その会議で燕市真木山の遠藤清明氏が壇中総代に就任された報告をさせて頂きました。よろしくお願いします。 m(_ _)m
 ついで、本堂トイレの改築、火災報知器設置について審議していただきました。特に女性にご不便をおかけしていたトイレと、どうしても必要な火災報知器の設置ということで、ほぼ原案通り承認していただきました。よろしくお願いします。 m(_ _)m

 お願いすることばかりで恐縮なのですが・・・よろしくお願いします。 m(_ _)m
2011年12月2日(金)
 寒かったけれど・・・ビックリするくらいいい天気でした。法務で出かけた小中川地区からは紅葉した多宝山・弥彦山・国上山がスッキリ見えていました。
 秋の紅葉は緑色から赤色・茶色・黄色へ・・・。人間の髪の毛は黒から白へ・・・。秋の紅葉はわざわざ見に行くのに、人間の髪はわざわざ美容院で・・・。何か不思議な感じがします。(^^ゞ  ありのままの自分を受け入れるのは難しいようです。
2011年12月1日(木)
 今日から師走、12月。本年度の回檀も一応終わり、本来ならば一年間の総括の月なのです。・・・・が、今年の12月もぎりぎりの締め切り、来年の準備に追われる月になりそうです。
 今年も一年間の世相・流行を反映した「新語・流行語大賞」の年間大賞が発表され「なでしこジャパン」が選出されました。3月の東日本大震災に沈む日本に勇気と希望を与えたという事も選出された大きな理由だったのだと思います。

 今年2011年は、日本にとって日本人にとって・・・・人類にとっても世相・流行という言葉では語れない大きな節目の年になってしまいました。 わずかの時間に15.000人以上の方が亡くなるという現実を踏まえ、私たちは一人一人の命への取り組みを真剣に考え直す、原点とも言うべき大きな節目の年なのです。
2011年11月24日(木)
 私が子供の頃は一家に一台の白黒TVがやっと入り始めた時代。子供中心の家族と違い、TVの独占権はお年寄り。だから「TVでの相撲実況の時間は見たいアニメと重なって見られない。」と理由で何となく嫌いになった方も多いかと思います。(私だけかな?)
 たまたま、三日ほど前に見た相撲の実況中継が興味深くて連日続けて見ています。(と言ってもわずかな時間ですが・・)でも、興味深いのは相撲の取り組みでなく観客席。本当に様々な人が様々な表情での観戦風景は興味津津。(ё_ё)

 追記 観戦風景だけでなく、行司さんなどスタッフの動き装束も注意深く見ているとおもしろい発見もあります。このままだと、本格的に相撲にはまってしまうかも?(^^ゞ
2011年11月23日(水)
 紅葉は日中の温度差が大きいほど綺麗になるとのことです。今年の初冬は天候不順。寒暖の差が極端な様で、毎年は黄色になり赤く紅葉しないまま散ってしまう庭のもみじが今年は見事に赤くなっています。 人生においても、「嬉しいこと、悲しい事、辛いこと」が多いほど、人生終盤の紅葉はきっと綺麗になるのでしょう。

 今日は中島の本田小路地区の御講。今日は祝日ということで、お務めしている方の参加もいただきました。お斎後、部屋にいると、炉淵から大きな笑い声が聞こえてきます。賑やかな寺の台所はいいですね。
2011年11月11日(金)
 今日は2011年11月11日 数字がぞろ目でそろうのは100年に一回ということで、様々な記念グッズが発売され、記念にと長蛇の列が出来たところもあるのだそうです。商売のチャンスとばかりに販売業者にうまく乗せられているようで・・・・・。本来、特別な日に何を買ったかでなく、「何をしたのか」の方が意味あることだと思うのですが・・・・。 今日の私の一日は、特別なものは買わず、取り立てて特別なこともせず、昨日と変わらない平凡な一日。 でも、この平凡な一日が有り難いんですね。

 昨日ある法要でご一緒になった緑芳寺様の新住職様。「緑芳寺様と大蓮寺の寺紋は同じ」と先日記しましたが、緑芳寺様の袈裟を見ると・・・・。ちょっと違う?何か違う? 分かりますか?
2011年11月8日(火)
 今日は燕市松橋 緑芳寺様の住職様の葬儀に行ってきました。法務はもちろん調停委員など、人柄を生かした社会貢献にも尽力された方でした。緑芳寺様と大蓮寺は「鷲澤」の姓と寺紋は同じ。親戚関係にあることは伝わっているのですが、詳細は文章として残っていない推定350年以上も前のことで、起源は不明?
 今はわざわざ確認することもない、当たり前のことも、年代の経過とともに???? 現在の家族環境を考えると文字に残すことは特に大切な様です。 
2011年11月6日(日)
 今日は男性の一周忌法要と納骨。法事の施主である奥さんに変わってご長女の挨拶は「近くにいながら、父親の看病の手伝いが出来なかったことを悔やんでいます。」とのことでした。もちろん、出来る範囲で看病もなさっていたのですが、別に家庭を持たれていたため、思うように看病できなかった事と思います。10月30日に記した「感謝」。亡くなられた父親へのお詫びが感謝の気持ちに・・・感謝の気持ちがのがお詫びに。揺れ動く一年だったんでしょうね。
 雨に濡れた冬囲い。明日からは冬囲いに馴染んだ温度になってくるとのことです。
2011年11月3日(木)
 本堂前のイチョウが少しだけ黄色みを帯びてきました。残念ながら此のイチョウは実のならない木。毎年、落ちてくるのは掃除のしにくい葉っぱばかり。しかも、イチョウの葉は一枚落ちていても目立ちます。落葉が始まると、なるべく下を見ない様にする生活が始まります。
 当院は友人の結婚式の二次会へ出かけています。昔は結婚式が終わるとすぐに、親戚・友人に見送られて新婚旅行へ出発というのが定番でしたが、最近はたいてい二次会が行われる様です。今頃は、披露宴にも増した盛り上がった二次会の最中?近いうちに主と副が入れ替わりそうな状況です。
2011年11月2日(水)
 写真は某寺の合葬墓。ご縁の有る方々のお骨が合同で埋葬されるお墓です。社会、家庭事情等で個々のお墓を建てにくい状況の方が増えてきています。大蓮寺でも要望があってただいま企画中です。ただ、百年、二百年と使うものなので、慎重に時間をかけて構造等を検討したいと思っています。

 今日は少し遠いところの回檀。一年ぶりに伺うお宅、そして一年ぶりにお会いする方もあります。お会いした方もご家族も、一年分の様々な変化を感じさせられた回檀でした。
2011年11月1日(火)
 歳をとってくるとTVが何よりの楽しみと、大型液晶TVを電気屋さんに薦められるままに買ったおじいちゃん。当初は「狭い部屋にこんな大きいのはいらなかった」と言っていたのですが、大型画面に慣れてくるともうちょっとだけ大きくても・・・・・。
 慣れてくると、「もうちょっと」「もうちょっと」というのが人間の常。この「もうちょっと」が科学の進化の力であり、原子力発電所の製造の源であるようです。人間、慣れてきたら要注意です。

 でも、何年たっても、慣れないのが冬の雪。これさえなければ、新潟はいい処なのですが・・・。少しずつ冬の準備が進んでいるようです。