歯車

5/29 ビッスン ちゃちゃちゃん♪

▼らっきーでございます。
 ついているのでございます。
 安田ママさんのとこでのアンケート企画で『衝撃波を乗り切れ』が当たったのよー!
 ブラナーは読んだことなかったんですが、SFマガジンで紹介されて以来ずっと探してました。たーのーしーみー。

▼今月のSFマガジンは異色作家短編集・別館。
 監修は中村融。
 最近の氏の活躍に、もはや全幅の信頼を置くようになってしまった私は(それでも迷ってから)購入。
 海外短編は一通り読みました。スタージョンは多分今までに1本も読んだことなかったような(・・・・随分前にSFマガジンにいたタカビーお嬢様キャラクターのレビュアー、あれは誰だったんでしょう。スタージョンは私が訳すといってたはずですが。)。

 スタージョンの短編は今回のSFマガジンの中でも秀でてますね。独特の読後感がいい。
 比べると、ボーモント、アヴラム・デイヴィッドスンは安易に書かれてる気がします。今度、短編集が出るという(アンソロジーを編んだのは『ハサミ男』のあの方)デイヴィッドスンは特に気にかけてたのですが、あまり魅力は感じられません。
 デイヴィッドスンがこの短編から想像されるような作家なら興味半減です。短編集のタイトルも、これまでの叢書のイメージを覆しかねないヘンテコタイトルですが、そういう作家なのでしょうか。

 ライバーの短編は女の子に勧めたくなるような話でした(すいません、えんじの感性はそんなものです。)。

  ビッスンはプレイボーイに掲載されたちょっとエッチぃお話。例によっておばかさんなホラ話ですが、最後のくだりがいい。私がビッスンに求めてるのはこういうテイストなのであります!
 イラストもなかなかにえちぃーな感じで、実によろしいのでした。
 ・・・・でも、解説によると最近は、厭世的な話を書く傾向にあるとか。やーめーてー。
 ハインラインや竹本泉みたくちょっとエッチ方面が強化されるのはいいのです。マーク・トゥエインみたくはならないでー(『不思議な少年』が高校生の頃の私と大学生の頃の私に傷を残していったのです・・・。)!

女の子の口説き文句ワースト30発表
 古賀亮一の漫画で聞きそうなモテ台詞選集であります!

▼スパロボMXは買わないのです。
 IMPACTのせいです。

▼友人から借りた『モンティ・パイソン』を見るのです。
 さっそく、ビニール袋から、DVDを取り出し・・・・。
 ?
 ・・・・K、K−BOOKSの袋?

 果物で攻撃された場合の防衛術を見ました。なるほど、『ふもっふ!』でした。バカ歩きはどの辺かしら? ともかくも吹き替えで見たいッス。
 フルメタ短編集最新刊も読みました。温泉編での異常なまでの力のいれっぷりがらぶりー。そこまで描写しますか。憧れます。しびれます。

▼メディコム・トイのドラえもん 未来デパートシリーズが素晴らしい出来栄えです。
 ころばし屋、ムードもりあげ楽団が欲しい。ちょっとお高いけども。
 9月発売。
 全部買うと悪魔のパスポートがついてきます。

▼Apple iBook G4が10万円を切ってます(amazon)。安いのかしら。
 YahooオークションではPCG−Z1VEが10万円以下でしたが、はたしていくらで落とされるのか。いやいや、気にしてはいかんのだ。

▼ゲームキューブを売り飛ばしてしまうとこでした。でもその前にスターフォックス。

▼あさりよしとお先生、堺先生のコレクション廃棄の話(それぞれアフタヌーン、大森先生の日記。)を読んで、うーむと考え込んでしまいました、
 そもそも、私がアメコミを読んだり買ったりしたのは、海法さんや堺先生のせいなのに。堺先生は「もうアメコミを買わないかも。」とおっしゃった・・・・と、友達が言ってました。
 むー。
 むー。
 むーん。

▼サムライ・チャンプルー。
 すっごいドキドキして楽しみに待ってたのに。
 もう絶対、フジテレビを許さない!!

▼ミクロマン。
 バタバタしてる間に、ミクロレディーとアクロイヤーレディーが発売され、後者だけ売り切れ。そっちが欲しかったのに。
 『トライガン』の作者によると、足が折れやすいとのこと。注意。

▼NHKのアニメ『魔法少女隊アルス』を見ました。
 絵や動きは素晴らしく、ハイ・ファンタジーの香りさえします。これで音楽と台詞さえなければ。いや、台詞とシナリオをなくして、あとは想像力で補えば、世紀の傑作かも知れません。
 『天才ビットくん』の中で放送されています。

▼『学校を出よう!』
 4巻を読了。速読の実験台に使ってしまいました。ごめんなさい。終盤の謎解き部分がステキ。

 さて。
 そのスジの人には、以下の文章は、ネタバレです。注意。

 ここから注意。
 シリーズの2と4しか読んでないんですが、このシリーズの趣向というのは、
 1)古典名作SFのタイトルを必ず、一つだけ出す
 2)本編はその作品に対するオマージュ(現代風アレンジ)、もしくはアンチテーゼとする

 という趣向なのではないでしょうか。
 例えば、4巻のテーマは**ですが、前半に出てくるタイトルはその代名詞とも言われる作品。2巻では『夏への扉』が出てきて、きちんと時間ものSF、しかもハインラインの代表作をいじって仕上げてます。
 ちなみに4巻の元ネタと思われる作品をえんじは読んでおりません。
 読了後は、むしろニーヴンの作品に対するオマージュとも思えますが、さて?
 ここまででした。


5/21 新ネタを披露します! 今日の最後 1行
 拍手喝采!!

▼サンデーGX、『吼えろペン』の前半だけ読みました。今回は、ライバルのジュビロ登場エピソードなのです。
 ギュギューン、ギュッギュウーンと、むやみに気力があがってきてます。
 後半は単行本化まで我慢、我慢。

 久々に『プラレスラーVAN』も立ち読み。
 今日子と3四郎が出てきます。あ、いかん。気力が落ちていく・・・・。
 いやいや、よく見ればこれもまた。

▼きっと、つまらないというのは、つまらないことを変える気力がないのと、たまたま自分の好きなものが出ない真空地帯(期間)が出来たり、期待はずれが続いたからです。
 ちゃんと『ACE COMBAT 5』『FAINAL FANTASY 12』やティム・パワーズ、ゲイマン、ジーン・ウルフの翻訳が出れば、バリバリであるはずなのです。
 ・・・・ああっ! 順調に発売が遅れてるものがたくさん!

▼おなじみ、『ふたりジャネット』から。昨日とおなじ「夢の島から世界を眺めて」です。

 でも……懲りずにやっちゃう。たとえば「マジヤバ! 捨て身のアップダイク」とか「ストレス全開!サリンジャーはつらいよ」「悪の華・ピンチョン参上!って誰?」……これはひどいな。

 これ”は”ひどいのか、それ”も”ひどいのか、識者の意見を待ちたいとこであります・・・・。

 わー。
 ブライアン・オールディスとかストガルツキィは読んだことないです。
 池澤さんとの結婚はあきらめますが(←マテ)、やっぱりSF連載を持って欲しい。
 アニメ誌や模型誌での連載でもいいかも。
 でも、あきらめ切れません(←マテー)。

▼ダイエットならお任せ。
 かのマーク・トウェインも言ってます。
「禁煙? 簡単だよ。わたしはもう10回はやってる」

 2キロ減らして、2キロ太って、3キロ減らして、2キロ太って、4キロ減らして、5キロ太って・・・・。
 ぐっすん。

 とても悲しい。
 べりー・ぐっすん。


5/20

▼なんだか、いろいろ、いろいろ。
 本にもゲームにも映像にも模型にもネットにも興味が持てないです。
 お仕事もつまんない。
 ぐっすん。

 ・・・・。
 ・・・・。
 食べ物もあまり。


 ・・・・結婚したいきゅう。

▼そか。
 波紋の呼吸法を忘れちゃった状態なのか(5月14日)


5/19

▼私の期待値が低すぎたんでしょうか、クイックジャパン。

▼『サムライチャンプルー』録れてませんでした。
 もう寝ます(5:15)。


5/18 チャラッチャチャ♪ チャラッチャチャ♪

▼いつもの。

●夢の島から世界を眺めて
「アメリカ南部の静かな街に突如起こった怪事件、それに巻き込まれたのはふたりの少女だった。

  「光の使者、ジャネットブラック!」
  「光の使者、ジャネットホワイト!」
  「ふたりはジャネット!!」
  「闇の力の僕たちよ!」「とっととお家に帰りなさい!」

……違ーうっ!! でも最初のほうは間違ってはいないよな。するとあの街に結集した皆様方はザケンナーですか。」

 そんなことはあり得ないざー。
 私も『海外SF文学を斬る!』で質問時に「『ふたりプリキュア』・・・・でなく、『ふたりジャネット』の」と呆けるつもりでしたが、とてもとてもそういう雰囲気ではありませんでした。
 それどころか、うっかり言い間違えてしまわないかと、ドキドキものでした。

▼まんが『ラディカル・ホスピタル』が面白くて、全巻買いそろえてしまいました。
 作中のどこかで、甘いものを食べるから糖尿病になるわけではない、という記述があった気が。
 甘いもの、でなくて原因は偏食?
 すいません、恥ずかしながら私もよく分かってませんが、甘いもの食べるからというイメージは間違い、あるいは正確な記述ではないと思われます。 


5/17 もーえろよもえろーよ

▼ほのおよもーえーろー♪

 本日は、伏せ字だらけ、あーんど 事実をやや脚色、大げさにしてお届けいたします。

 事件は5/15 夜の2時に。
 Cさんからのメールにて始まりました。Sさんというアメコミコレクターが、引っ越すのでアメコミを放出しますとのこと。ついては欲しいものはないか? といった話。

 早速、Kさん、Yさんに連絡を取り、欲しいものはないか確認。バットマン、スパイダーマン系とマーヴル、DCのTPBが欲しいとのこと。私はウォーレン・エリスとSTARMANが欲しいので、その旨を伝えました。朝の5時にメールと電話のやりとり。

 そのあと、お仕事に出かけたら電話が。着信があったので留守電を確認してみると。
「あ、アメコミがたくさん・・・・。も、(ザ、ザザーッ)20箱でなくて(ザ、ザザーッ)たすけ・・・」
 ブツッ。つーつーつー。

 た、たいへんだー!!
 あまりの本の量に力尽きて遭難したらしい。救助にいかねばーっ!!

 結局、直接、私と公式には急病になったKさんとで、Sさんのマンションへアメコミを回収しに向かうことになったのでした。アメコミマニアというほどではない私と違って、やる気満々なKさんは、30〜40箱はあるアメコミ箱を次々と開封、チェック。ダンボール2、3ケース分くらいのアメコミを回収しておりました。

 余ったアメコミは、今日明日くらいにはゴミとして出されてるはず。
 Kさんは、「Xファクターとか、ニューミュータンツとか欲しがる人いるのになー。見逃したの知られたら、殺されちゃうかも。や、殺されるに違いない!」と怯えておりました。

 故に今日は伏せ字なのです。


 ところで、エリスのX−MANとオウソリティーは見つかりませんでした。

▼わたしは『殺人者の陳列棚』が、初・ベンダーガストでした。
 こじまさんの紹介で知ったのでした。

▼既出かも知れないのですが、私は知りませんでした。
 『Quick Japan』vol.54 5月17日発売
 ライトノベル特集だそうですね。
 興味があるのは、
   ○   冲方 丁×乙一が選ぶ ライトノベル必読書100冊!!
 でしょうか。まだ見てないのですが、個人的には『SF新世紀レンズマン』を入れておきたい。講談社X文庫であったと記憶してます。
 いろいろいじりがいもありそうです。一歩さん達には、まさに狙い澄ましたかのように出た本に見えませんか。

▼今月のNewtypeでの情報はゲイマン、ジム・ヘンソンがらみでドキドキするようなものが複数。


5/16 けるべろーす!!

▼まずは、ここ最近のお約束。『ふたりジャネット』のご紹介から。

●day by day  一歩さん
「(略)これを書いてる人は、常に微笑みと、5月の日差しや涼しい風と共に居てくれるだろう。そう感じさせるものがあります。優しいだけじゃなくて、何処かしら寂しいものを伴わせてくれてもいるのだけど。(略)
SFとして一番認めるのは冥界飛行士だろうか。一番グロくて黒くもあるが。本の中で一種とがっている位置にあると思う。またこういうSFが書ける人だから信用できる、とも言える。(略)
是非読んでみてください。うーんこれは文庫で是非欲しい一冊だ。こう、でかい本でみっちり読むんじゃなくて、常に持ち歩いていたい感じ。」


●THATTA ONLINE 大野万紀さん
「(略)実をいえば、ラファティじいさんのお話の方がずっとぶっとんでいるのだが、ビッスンの小説には独特のバランス感覚があって、読んでいて気持ちがいい(そりゃあ、暗いグルーミイな話もあるのだが。「マックたち」とか)。(略)いかにもぶっとんだホラ話SFのように見えるが、実は語り手たち、まわりの人間のありさまの方に主題がある。(略)にやりと笑って日常生活を続けるおじさんやおばさんたちの物語なのだ。ラファティのエピクトものや、ラッカーの諸作に比べれば、違いは明かだろう。それがいいという人もいるだろうし、物足りなく思う人もいるだろう。

●THATTA ONLINE 津田文夫さん
 「(略)読み終わってまず、目次の作り方が旨いのに感心してしまった。「熊が火を発見する」からわりと取っつきのいい短いのを並べていき、表題作と「冥界飛行士」とひねって少し長めの「万能中国人ウィルスン・ウー」シリーズを3連発となかなか愉しい本になっている。愉しい短編集としては『不思議のひと触れ』以上かも知れない。



▼いくらか反応が見られましたので、似た手法で『ケルベロス第5の首』のご紹介。

 まず、一点訂正。「堺さんの日記で5月頃」うんぬんと書いたように思うんですが、これは勘違い。パンフレットにパンフレットによると夏刊行予定で、でした。これが4月15日の話。

 amazonではすでに予約が出来ます(このやり方でいいのかな・・・・? たぶん、私の金銭的利益にはならないと思うんだけど。違ってたらご指摘下さい。)。こちらでは2004/6/20刊行予定となっております。

 国書刊行会では3/31付けの最新ニュースで、6月刊行予定としております。
 同hpの予定でも6月刊行予定とのこと。

 ありがたいことにケルベロス第五の首:勝手に広報部なんてのがすでにファンサイトであります。こちらには夏刊行予定とあります。・・・・あらら、これを作ってるのって殊能 将之氏ではないですか。
 氏の紹介文を。
「柳下毅一郎さんが〈文藝〉誌に連載している「オレにやらせろ」は、題名どおり、柳下さんが「オレが訳したい」と切望している本を紹介するコラムで、(略)ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』がとりあげられている。柳下さんの簡潔にして的確な紹介文を読めば、SFファンはもちろん、〈文藝〉を読んでいる文学愛好家も、きっと興味をそそられるに違いない。そこで、ここではわたしの専門分野である本格ミステリファン向けに、『ケルベロス第五の首』の魅力をお伝えしたいと思う。(略)
 以前、このページに書いたけれど、『ケルベロス第五の首』は拙著『鏡の中は日曜日』の元ネタ(もっと正確に言うと、発想源のひとつ)である。なぜ、遠未来の異星を舞台にしたSFが本格ミステリの元ネタになり得るのかというと、理由は簡単で、『ケルベロス第五の首』は本格ミステリだからだ。(略)」

↑この先の文章がポイントなので、ぜひリンク先で読んで欲しい!)

 では、その柳下氏「オレにやらせろ」はどういう文章かというと、こうである。
「(略)70年代からすでに高い評価を得ていながら、なぜウルフは紹介されないままだったのか。理由は簡単だ。あまりにも難解だったからである。
 ウルフは一文一語をもゆるがせにしない作家である。すべての言葉に意味を持たせ、言い回しの違いを伏線にできる。文章などめったに問題にならないSF界ではウルフのような存在は珍しい。ウルフはSF界いちの名文家である。翻訳家が二の足を踏んだのも当然だろう。手間ばかりかかるし、そもそもニュアンスを含めて意味を完全に取らないと翻訳に取りかかることすらできないのだ。
 さて、そのウルフのSF作品中でもっとも有名であり、彼の最高傑作ともされるのが『ケルベロス第五の首』である。(略)」
(強調はえんじ)
 どーです!
 いや、私も読んだことはない。ないけども、このふたりがこうしてここまで持ち上げてるのを見ると、SFものでミステリファンである人としては是が非でも読みたいという気持ちになって来るではないですか!
 ちなみに2520円。

 国書刊行会での紹介文は
「(略)語りの異なる三つの中編が複雑に交錯して語られる連作ゴシックミステリSF。壮麗にして魔術的な超絶技巧で綴られる、ウルフの最高傑作がついに登場。」

 わわ。原書は1972年の発売? 待望久しい、幻のというのは本当ですね。**さんが生まれた頃の本じゃないか。


▼『超人ロックSpecial Vol.10』は6月3日発売予定です。 とのメールが。

▼ばたばた。
 それにしても50箱って・・・・。


5/15 あわわわ

▼ごご、ごめんなさーいっ!!

 大失態をしでかしてしまいました。
 お気づきの人はお気づきのとーり、この上にはさっきまで、amazonで『ふたりジャネット』が買えるようにリンク(?)が貼ってあったのですー!!

 でも!
 よく考えてみますと、下にたくさんの感想リンクを貼ってるじゃないですか。これって、「人の書評のコピーであぶく銭を稼ぐ」悪質なユーザーの行為となんら変わるとこがないのです! ファン活動の一環のつもりでしたが、完全にそこを逸脱した行為でありました。
 載せてから、まだ12時間経ってないし、感想リンクを載せたのはもっと前だったので、ここから買った人はいないと(半分願いながら)思うのですが、「お前にamaonを使う資格はないー!」と思われる方は、amazon側に指摘されても結構でございます。お恨みはしませんのでそのように。

 と、前後しちゃいますけど。
 『ふたりジャネット』感想リンク(5/12前後の日記のこと)を勝手にはられて大迷惑という方は、当方掲示板にて指摘するなり、メールを送るなり(ただしスパム対策で今は、メールアドレスが分かりにくくなってます。)していただければすぐに対応します。


 以上、緊急報告でしたっ!(5月15日 20:42)


5/14 コアラの警官隊

▼神奈川の人から、私の日記を受けて
 「本(ネット、ゲーム、漫画)が昔ほど好きじゃなくなった?」と聞かれればそれこそムキになって否定するんでしょうが。
アンテナをはり続けることが出来なくなったってのが正解かな?
趣味っていうのは実際にそれに投じている時間以外にそれより多くの時間を要求するもんですよね。
情熱にサビがくるとそれを維持するのは難しいわけで。まぁ仕方ない話ですな。

 なかなかに鋭いッス。

▼・・・・『光の塔』の作者間違えてましたね。

▼ビッスンはもう、若くないんです。
 生きてる内にもっともっともーっと短編を書いてもらわないと!

とはいえ,コアラの警官隊との戦闘を再現するなど,技術的にも高い水準を誇っているゲーム
 ほ、欲しい!! ところでこれは、コアラが警官隊を組織しているのか、人間の警官隊がコアラと戦闘するのか(しかもメックに乗り込んで?!)、いったいどっちなのだ。・・・・いずれにしろ興味深いゲームであることには変わりがない。
 EAさま、日本でも発売を!

▼海外文学メッタ斬り!
 行ってきました。入り口にちはらさんがいたのに気が付かず素通りしてしまいました。ごめんなさいー。髪が伸びて、大人の女性にグレードアップしてたので、最初分かんなかったッス。のむのむさんもいらしたのです。Vガンダム本、買いましたぜ(編集に参加してた・・・・んですよね? ジュンク堂ではササキバラ・ゴウ氏のトークショウの予定もあります。5/25。)。

 詳しいのは青月にじむさんのレポートでしょうか。
 微妙に私の記憶と違うので、「たしか、こうだったのでは・・・・」と思う方はご指摘あれ。

 海外文学を斬る! というのは冗談で半分は、大森望氏翻訳『犬は勘定に入れません』の紹介が中心。
 その後、スリップストリーム文学、具体的にはサンリオSF文庫、河出の奇想コレクションシリーズについての話が中心。
 『犬は勘定・・・・』、話を聞いていると面白そうなんですが、『航路』が自分の好みではなかったので、購入を躊躇しております。高かったのにあまり好みではなかったのです〜。

 トヨザキ氏の「また、SFブームが来てるんですかね」という発言に対しては、ものすごく売れてるわけではないけど、いろいろ出てきてるというお話。

 <奇想コレクション>については、第2期分が秋から年末くらいにかけて刊行開始されるそう。伊藤典夫氏がロバート・F・ヤングで短編集を組む、そのためにヤングの全作品を読むといって、ほんとにもう全部読んだらしい。ただし、ちゃんと出るかというとまた遅れるんではないかと・・・・。

 5月に出るはず(と堺氏が日記に書いてたはずの)ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』(国書刊行会SF『未来の文学』)は柳下毅一郎氏の仕事が順調に遅れて、まだ出ないらしいです。
 トヨザキ氏、『レム・コレクション』も遅れてますねーと突っ込んでました。

 ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』といえば、殊能将之氏。氏が<奇想コレクション>でアヴラム・デイヴィッドスンのアンソロジーを組むとのこと。最近の氏のネット日記でたくさんデイヴィッドスンの短編の名前が挙がっているのはそのため。ただし、翻訳までするかどうかは不明。

「『ふたりジャネット』に名前が出てくる「ボロゴーブはミムジイ」(作者名忘れました・・・・)とか、ジーン・ウルフ『新しい太陽の書』の続きとか読みたいんですが、そういうのの動きはあるんでしょうか?」
 という質問が出ましたが・・・・そです。あれ、聞いたのは私です。
 正面席でかぶりつきで見てたんすよう。
 要点をまとめると



 とのこと。図書館で読もうと思っても読めず、国会図書館から取り寄せないと読めないくらい入手困難なボロゴーブは、読んでがっかりするかもしれませんけど、読んでみたい。
 さて

 ↑ここが、ちょっとうろ覚えです。『デス博士・・・・』の出版予定があるということでしょうか?

▼『ふたりジャネット』の表題作に出てくる”引っ越し作家”の中でひとりだけSF作家がいましたよね? トーマス・M・ディッシュThomas Michael Dischだったと記憶してます。なんでフツーの人がSF作家の顔を知ってるんだろうと思ったんですが、何かの本で著者近影を見てなっとく。一度見たら忘れられません〜。

▼『ふたりジャネット』感想を追加します。

●日々是魚を蹴る
「(略)面白ーい。実に不思議な感じの話ばかりで、一言で表すなら、「素っ頓狂」……かな? 特に気に入ったのは「熊が火を発見する」(熊が火を発見する話)と「英国航行中」(英国が航行する話)。タイトルどおりの話なんだけど、語り方がなんともすっとぼけていて、一体何をどう考えてこう書いたのか見当もつきません。(略)
しかしこの表題作はなんじゃこりゃ。話自体変だし、これを表題作に持ってくるのもよくわかんない。つくづくとぼけた本であります。とにかく読んでいて純粋に楽しい短編集で、かなりおすすめ。他の人の感想はえんじさんの読書日記(2004/5/12)にまとめられていますので、ご参考までに。」

 ・・・・うーむ。ウチを読まれてたとは知らなかったナリ。
 『殺人者の陳列棚』を購入したのは、まさかウチのせい?

森山樹さんのコメントがその下に書かれてますけど。
「『二人ジャネット』はそのえんじさんから頂きました。まだ積んでいますが。」
 急いで読んではダメです。
 時間を作って、マッタリ浸るのがよいです。

 こっちは、関連情報。
 青月にじむさんの『イベント 海外文学を斬る!』レポートから。
「(大森)奇想コレクションは、国書刊行会にいらした藤原編集室の仕事。20世紀SFの編者のひとり中村融が「テリー・ビッスンを出したい」「じゃあ、いろいろ集めてシリーズにしちゃえ」と目論んだもの。僕はみんなSF作家だと思ってるんだけど、これはそう思っていない人用、って感じ?」
 中村先生!! そこにしびれるあこがれるッス!!

▼鉄人28号の食玩を箱買い。
 箱買いなんてしたのは、生まれてはじめてです。ホントよ?

 他にはコナミのミクロマンとも言えるアムドライバーを。これは楽しい♪

▼購入本
 グレッグ・ベア『永劫』『久遠』
 ダンセイニも買ったはずですが消えてしまいました。どこ?

▼向井さんから、「池澤春菜さまをSFセミナーや大会に呼べるかどうか」についてのコメントがありました。
 そか、妄想力が鍵か!!
 ・・・・えーと、じゃあ、「SFものな女性が結婚したい男性」というパネル企画で。事前にアンケート調査をして、パネルは瀬名秀明。ディスカッションには野尻抱介先生他を。

 ところで、その筋の方って、ほんと、誰のことですか?

▼スリル・サスペンスが秋元羊介なのにびっくり。
 衝撃のアルベルトか、はたまた東方不敗か。
 正直、今の鉄人28号の展開はあまり面白くないので、いきなりサスペンスが素手で28号に殴りかかっても許します。というか、どうしても期待してしまいます。

 ブラック・オックスが近づくとロボット(28号だけでなく)が動かなくなるのは、強力な磁場のせい(原作)。意外に原作に忠実だった(様な気がする)太陽の使者版では、どうだったかあやふやです。

▼アメリカでは、鉄人28号は「Gigantor」と言います。
 数年前にアメコミも出てます。日本漫画の影響を受けたことで有名な、えーと、だれでしたっけ? ベン・ダンか、だれかその筋の人が描いてたはず。


5/13 ホームズの演奏をきかせて

▼FF12の発売延期にショックを受けているえんじです。

▼ビッスンについてもちょっと。

 amazon
 はてなダイアリー

 「平ら山を越えて」は同じ河出書房から出ている『20世紀SF』シリーズに収録されているため、『ふたりジャネット』には入ってません。「平ら山・・・・」は、ここ数年の間に読んだSF短編の中ではダントツで好きな話なので機会があれば読んで欲しいのであります。

 ビッスンは、映画のノヴェライズなどでもうけて家を建てたりしたそうで、お陰でオリジナル小説の作成がおざなりになってるとか。なんてこと! 原作ウィリアム・ギブスン(この5月は『ニューロマンサー』20周年だそうです)の『JM』なんかもそうです。
 『JM』って、いま考えると『マトリックス』のネオと『座頭市』の市が対決してるわけで非常に豪華。
 RPGマガジンに掲載された本作の映画紹介は通称はぎーに依頼された秋山端人氏が担当していたはず。B級ばんざーい!! と書いてありますが、映画のノリはあの『鬼哭街』に受け継がれてるかも。

▼ビブロス版の超人ロック最新刊はまだ出てないみたいです。5月中旬出版予定とのこと。
 ANIMAL版の軌道エレベーターエピソードは意外な新技術の登場。
 この技術、木星から出発するインフィニット1にはまだ搭載されてなかったように思いますが、さて?

▼OVA『ナースウイッチ小麦ちゃん マジカルて』
 業界の汚れ役にして、ヒンニュウ魔法少女である小麦ちゃんがコスプレしてコミケで大活躍する大変なおはなし。
 タツノコ系なのでパロディもりだくさん。
 ぷるぷる腕を振るわせながら「ケン、バードミサイルを撃たせてくれ!」というシーンは必見。

 当然のごとくビッグサイトは変型して巨大ロボットになる。
 変型時のBGMとなる歌「勝利だ! ビッグサイトロン」に至っては串田アキラが歌い、作曲は渡辺宙明という王道っぷり。いいのか。
 それにしても作詞、脚本のアームストロング滝沢って誰なんだろう。

▼そんなクッシー(串田)が主題歌を歌う『ガチャフォース』についても語らねばなるまい。

▼ホームズの演奏を聴かせて、と表題に書きましたのは、原作では、ホームズがふつうの弾き方でなくて、ひざの上にバイオリンを置いて、即興でかきならしていた、と聞いたため。
 どんな演奏だったか聴いてみたい。
 そんなわけで、ピチカート(でいいんですよね?)で検索してみましたが、なかなかうまくいきません。
 あの時代にジャズということはないでしょうし。

 どなたかピチカートだらけの即興バイオリン演奏を御存知の方、教えて下さい。
 ・・・・ステファン・グラッペリみたいなのかしら(←ファンですけど、それしか知らないのです)。

▼アメリカの大ヒットドラマ『フレンズ』(これも大好きです。)が最終回を迎えたとのこと。
 全米5200万人が見たというから桁が違います。
 話半分どころか、ヒトケタ違えても520万人ですもんね。

▼購入本は
 ジェイムズ・P・ブレイロック『魔法の眼鏡』
 宮部 みゆき (編集), 瀬名 秀明 (編集), 綾辻 行人 (編集)『贈る物語 3冊入りスペシャル・セット・ボックス』
 ヘンリー ペトロスキー『本棚の歴史』
 クリストファー・プリースト『奇術師』
 光瀬龍『光の塔』
 ハインライン『失われた遺産』
 エドモント・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』
 などを購入。
 ここに2冊入ってるプラチナ・ファンタジイ叢書にはジェフ・ヌーンも出るんですね。旧作はいまの季節、向いてるんではないでしょうか。あと大御所 浅倉先生の翻訳するグレアム・ジョイスという人は聞いたことない名前ですがどんなのでしょう。

 野尻抱介『サリバン家のお引越し』は島根を代表するSF作家による文体分析が載ってます。大力作なので、ご一読あれ。

▼読了本としては
 谷川 流『学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me』電撃文庫
 ネットでは、非常に評判の良かった本で、2巻からいきなり読み始めましたが問題ありませんでした。
 三日前の自分と三日後の自分が、「今」、自分の部屋で出会う。しかも一人は血に染まったナイフを手にしていた。果たして自分たちの身に何が起きたのか、元の時間に戻れるのか、そして「今」の自分はどこで何をしているのか。
 という話。
 非常にエレガントに描かれた時間SFテーマの逸品。
 ミステリ的要素も絡めつつ、最後にぴたりと着地するところは見事。このタイムスリップ現象から抜け出せるのかというサスペンス要素にきちんと萌えも加え、読後感もよいというちょっと奇跡的な本。
 ヤングアダルト小説の中では抜群に読みやすい文章ですし、この人が大人向けのSFを書いたらどんなものになるのか、見てみたいッス。ハードSFでこそないけど、第2の野尻抱介かも(本格派で萌えも欠かさない。)。

 さて、以下はネタバレ。
 私が読んだ谷川氏の本では必ず、古い本格SFの名前が出て来ました。『カエアンの聖衣』『不定期エスパー』『夏への扉』など。
 今回、序盤に猫が出てくる以上、『夏への扉』について言及があるのは、当然といって良い展開ですが、読了して思ったのです。これはハインライン時間SFへのオマージュであるという宣言かも!
 自分が自分に影響を与え続ける時間ものというと、ハインラインの「輪廻の蛇」が確かそう。本作は3人の自分が互いに影響を与えつつ、かつ前に進む。閉じた円環でなく、最後に脱出できるというアクロバティックな展開がミソ。
 ところが、序盤に出てくる”ナイフ”だけは円環から出てこない。延々、円環の中をループしてしまう。これも確かハインラインだったと記憶してます。ハインラインでは確か傷つかない謎のナイフである、というコトになってますが、こっちはしかしそうではないです。とすると、この円環はいつか崩れてしまいます。ナイフが何度もループしている間に劣化するから。
 ”いつ”壊れるのか、壊れた”時”はどうなるのか。
 そういうことも想像させてくれます。
 ここが面白い。
 ここまでです。
 谷川氏、なかなかに深いのであります。
 というわけで、実に70年代生まれのSFものらしい、良い意味で優等生的な本でございました。
 ・・・・でも、このイラストは嫌い。

 同じ時間SFでは『時をかける少女』の漫画が出てました。
 パラパラとめくってみたところ、原作ではなく、映画の延長線上にあり、かつ短編の積み重ねで語られるというオドロキの展開!
 しかも、映画版と違って、あの人が格好良くてイジワルなんですよ!! ひー。
 古いSFファンこそ、手に取ってください。
 ・・・・。内田有紀はもう戻ってこないのかしら?

▼ナムコの『スターフォックス』、E3で発表されてましたが暗くてよく分からない・・・・。

▼おっと、『マーク・オブ・クリィ』の続編も出るんですか。
 当面は『プリンス・オブ・ペルシャ』を買うかどうか、です。

▼カプコン ゲームキューブ専用ソフト『ガチャフォース』
 終了しました。
 後半戦になると、流石に飽きてきますが、良作でした。

 ミクロマンのようなロボット達が降ってきて、子供達と共にアクロイヤーみたいなのと闘うお話。ロボットのデザインが秀逸で、おもちゃめいたビス穴が空いているものから、常識では考えられないほど巨大なロボットまでさまざまなロボットを出す王道ロボットゲーム。
 もとはカプコン版ガンダムのプログラムを踏襲しているということですが、操作は簡単かつ奥深く、ロボットコレクションなどの要素もあります。このロボットの種類、数がまたすごい。全部デザインが違うのに100種以上はあるんでは。
 お話は、ミクロマン+メダロットで私のハートを鷲掴み。

 戦闘は、1回10分以内と気軽に楽しめるのも良いです。
 クッシーの歌もいいんですが、オープニングの方が私は好み。
 その筋の人向けに、ちゃーんと萌え要素もたっぷり含まれてます。

 海法さんが薦めてたので、これだけのためにGCを買いましたが、元は取れたと思います。出来れば、メディアミックス展開が進んで欲しかった!

▼ゲームの批評について。
 先日、『ドリマガ』で読んだ記事があるのですが・・・・
 今の世にクソゲーなんてないので、得点制の批評は意味を成さない。
 というもの。ふむふむ。
 そうですね、自分が欲しいタイプのゲームかどうかというのが十分に伝わってくればいいのですが、なかなかそうはいかない。体験版のゲームをやればいいのでは、という意見もありますが、これが意外とおっくうなのですね。大体、途中まで進めても本編が出たらまたやり直さなきゃいかんというのが、面倒。
 むー。

▼『ゼルダの伝説 風のタクト』もプレイ。なるほど名作です。が、遊ぶのがもはや辛い。
 新作はあのアニメ調ではないのですね。残念。評判が悪かったんでしょう。

GBA用のゲーム『鉄腕アトム アトムザハート』について。

 <注意! ネタバレあります>

 アニメ化にあわせて発売されたトレジャー制作、セガ発売のアクションゲーム。
 1周目はバリバリのアクションゲームですが、2周目からゲーム性が変わり、謎解き要素が入ってくるという風変わりなゲーム。
 しかし、この構成がキモなのです。

 そこに、@ 手塚治虫のスターシステムと、本アニメのテーマであるA アトムの成長B 人間とロボットの共存を、ゲーム性として取り込んで完成させているという傑作。
 このゲームこそは、鉄腕アトムマニアによる、鉄腕アトムマニアのためのゲームであります!

 このゲーム、今回のアニメ版アトムをゲーム化してるように見えますが、実は、原作、原作外伝、白黒版アトム、80年代のvs アトラス版、今回のアニメ、それに2015年生まれのロボットを踏襲してるというアトムマニア向けの逸品。やりすぎだー! アトム自身はマリンエクスプレスにも関わってしまうのだから、深い。今の子供置いてけぼり・・・・。

 1周目は、面を順番にクリアしていくだけの出来がいいアクションゲーム。途中で、W3やビッグXが登場して、思わせぶりなことをいったりしますが、バグかな? と思ってると、そうではなく、これが2周目の為の伏線。
 1周目 後半は、マリンエクスプレスという列車でタイムスリップ。シャラクと闘い、一端は勝利するものの謎の物体の襲来にアトムは壊れます。そこに火の鳥が現れる。「アトムよ、あなたは死にました」「死? ロボットにも死があるのですか」といったやりとりがあり、アトムは復活します(ここら辺のやりとりは、うろ覚えですが火の鳥、鳳凰編などを踏襲していて素晴らしい。)。
 火の鳥に救われたアトムは、時空を彷徨いながら、ロボットと人がどこで間違えたのか、どうしたらロボットと人が幸せになる未来を築くことが出来るのか、模索し続けます。
 これがゲーム上では、2周目以降、アトムが、クリアした面を好きなように訪れ、そこでもう一度事件に遭遇するという仕掛けで構成されています。
 ちゃんと2周目ではアトムだけが事件の成り行きをしっている。
 プレイヤーはゲームに登場するキャラクターの台詞(など)から、次に訪れる面を探しだし、解いていかなければいけません。

 付録のキャラ解説もしっかりしてますし、なんといってもストーリーとシステムを完全に結びつけて、手塚キャラゲームの集大成とした手腕が素晴らしい。


 ということで、このゲームの正体は手塚キャラ総出演、かつ火の鳥シリーズの1作としても見ることが出来るおそらくは最初で最後のちゃんとした手塚キャラゲームなのでした。
 手塚キャラの版権をまるまるセガが手に入れたことでようやく可能になったんですが、逆にいうとそういうハードルをクリアしないと出来ないゲーム。そもそもスターシステムなしで、手塚ものはありえないんですから、こんなのは来世紀になっても無理かも知れませんぜ、お客さん。
 手塚ファンならぜひ遊んでみましょう!
 OVA『ジャイアントロボ』の手塚版くらいの意味があります。

 キャラの使い方もしびれますねー。絶妙のタイミングで「目もり5」「科学の子よ」と言われちゃー、ファンには答えられないですよ。

▼ということで、今回も古い文章を混ぜてお届けしました。
 再録文章もあったかも知れません。


 超短編と海外文学を斬るについては、後日〜。
 と、今気が付いたんですが、私自身がビッスンの感想をあげてないかも。うっひゃう。ぶっちゃけありえな〜い。


5/12 ビッスン ちゃちゃちゃ

▼先日の日記。
 古い文章もまとめてアップしましたので、ヘンテコになってます。
 気にしないで。

▼SFセミナーには行けませんでした。
 SF大会も無理っぽいのですが、それはさておき、セミナーか大会に池澤春菜さまはいらっしゃらないのでしょうか?
 ・・・・ねえ?

 そういえば、のむのむさんは池澤さまにインタビューしたことがあるらしい。買えなかった鶴田謙二の同人誌のこともあわせて非常にうらめしいのである。

 代わりというわけではありませんが、5月11日のジュンク堂書店池袋本店「JUNKU 連続トークセッション」海外文学メッタ斬り!
大森望・豊崎由美
には行きたいと思ってます。

▼続報のなかった『スターフォックス2』、E3で発表される(らしい)とのこと。
 ナムコの『ACE COMBAT』チームが『スターフォックス』を手がけるという話でしたが、これがそうなのでしょうか。
 楽しみ。

▼スパイダーマンを優先しなければならないのであって、恋風など見てるわけにはいかないのである。

岡田さんのさそいで、スパロボコンサートへ。
 チケットが一枚余ってしまったので、近くにいて「メイドさんメイドさんわーいわーい」と言ってるに違いない人に連絡を取ろうとするも失敗。そういうことだったのです、神奈川の人
 メイドさん好きのとなりに、血涙を流してる人もいたというのに、世の中うまくいかないものです。
 
 それはたとえば、PCG−Z1VEがいらないなあと思っている私のことでもあります。安くお譲りしましたのに。えんじさんyamatoさん

 ちなみに神奈川の邪悪なメイド好きさんに貸してたドリキャスとターンエーガンダムの本はいつの間にやら捨てられてました・・・・。返して欲しいって2度もいったのにー!

▼そのスパロボコンサートでは、キングゲイナーが生で聞けてご機嫌でございました。
 あれれと思ったのは、歌詞や段取りを間違えまくるアニキ。ああ・・・・。

▼ビッスン。
 『ふたりジャネット』。


 朝日新聞に書評が載ってたみたいです。
 あ、見つかりました。
 「(略)そしてこの本は、そのお遊びとしての小説の楽しさを満喫させてくれるのだ。」
 山形浩生先生によるもの。

 『ふたりジャネット』のBLOGはこちら
 ビッスンだとこう
 まずは、GOOGLEで20ページ分、調べた『ふたりジャネット』の感想リンクを。

 ●Fastwaveさん
「ありきたりな表現になってしまうけれど、どの作品もユーモアとペーソスに溢れた滋味深いほら話といった趣き。(略)」

 ●暴走野郎 こじましゅういちさん
「(略)でも、基本的にばかバナシ好きなので、この短編集で一番気に入ったのは、《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズ。何か謎に行き当たるごとに、がーっと意味不明な方程式をずらずら書いて「この現象はこの式の示すとおりこういうことなんだよ!」的な説明をして、周囲の人間をおいてきぼりにしたまま突っ走るウィルスン・ウーが愛らしすぎです(笑)。(略)」

 ●yama−gat site yama-gatさん 2月21日
「(略)どれもホラ話の妙味と小説の巧さが融けあった傑作ぞろい。」

 ●岡本家記録
「(略)アメリカ特有の壮大なジョーク、大法螺と聞くと、我々は大笑いしながら読まねばならぬと思いこむ。日本でビッスンが広がらないのは、どこか笑いきれない部分、冗談で終われない部分が残るからではないか。(略)」

●見下げ果てた日々の企て
「(略)編訳者あとがきにあるように、ビッスンの書く物語はその内容を「いかに話すか」の物語であるというのは、まさにそのとおりで、とにかく可愛らしすぎる巻頭作「熊が火を発見する」、これもタイトルどおり「英国航行中」にしても、《万能中国人ウィルソン・ウー》シリーズにしても、なんでこの人たちを主人公にしてこんなふうに語ってみせるのかよくわからない。そして、そこがすごい。こんなセンスなかなかありません。(略)」

●本読みの日常 FOOLさん
「(略)うーん、高度なSFというか想像が追いつきません。なにが、どう面白いのか、センスを感じ取れないのです。奇想に満ち溢れすぎているというか。けど、終盤思った以上に楽しめました。(略)

●YAMAGATA Hiroo Official Japanese Page 山形浩生
 「久々に小説の外に変な目配せのない、小説そのものだけで勝負する作品。嬉しい。」

●チルソナイトに帰命せよ
「信頼してる書評子がそろって微妙な誉め方をしていたので気になっていたが、これは良いです。一発目の「熊が火を〜」でやらてしまいました。世紀の傑作でも大ベストセラーでもないだろうけど、久々に小説を読む楽しさを満喫した。(略)」

●グループSNE かわら版より 山本弘の発言
「結果的にそうなってるといいんですが……。最近のSFがおもしろくないのは、"小説"であることを重視してるからではないかとひしひしと思います。テリー・ビッスンの『熊が火を発見する』(SFマガジン1992年1月号に収録、ヒューゴー賞受賞。来年2月にこの短編が収録された単行本『ふたりジャネット』が河出書房新社から発売予定)やダン・シモンズ(代表作『ハイペリオン』でヒューゴー賞受賞、ハヤカワ文庫SF)の『夜更けのエントロピー』(河出書房新社)を読んでいても、やっぱりわからない。文学としてはよくできているかもしれないけど、SFは感じられない」

●土踏まず日記
「<奇想コレクション>にはほんとうにハズレがないなぁ。 テリー・ビッスン『ふたりジャネット』。 表題作のヘンさと、そのわりのそっけなさには目を見張る。 というかあきれる。」

●Book Meter
「(略)続く、爆笑もののショート・ショート(「アンを押してください」)といい、ビッスンを読む快楽をたっぷり味わえる一作となりそうだ。さっさと全部読みたいけれど、読了するのがなんだかもったいないような。うーむ。 」

●a day in the life of mercy snow
「表題作は大傑作。いやー、どうやったらこんな小説が書けるんだろう? すごいなあ。」

●北 原 尚 彦 の 古本的日常
「1/5(月)ファミレスにこもって読書。
まだ出てないテリー・ビッスン『ふたりジャネット』をゲラで読了。滅法面白かった。
早くも出逢ってしまった、2004年ベスト翻訳SF候補である」


●DRINKIN’TYA
「(略)ヒーチュンというお茶は知らない。最初ピーローチュン(碧螺春)のことかと思ったのだけど、どうもヒーチュン(煕春)という中国緑茶は普通にあるらしい。飲んでみたいと思う。
 この「ふたりジャネット」という短編集は、他にも、熊が火を発見する話とか、おかしな ATMを巡る落語みたいな話とか、変な数式で事件を解決する万能中国人のシリーズとか入っていて、お茶とは関係なく面白くてオススメ。」


●メディヘン2
「こだわりのガジェットと奇抜なアイデアを絡めた“マジック・リアリズム”が特徴のテリー・ビッスン。この作品集にも、“VOLVO P1800の部品を探しに行ったらスゴいものを見つけてしまった”といった典型的ガジェットもののみならず、“人”や“場所”へのこだわりに奇抜アイデアがプラスされた作品が満載。(略)
今回の『ふたりジャネット』は短編集ということもあり、鼻につき始める前に目先が変わって、“マジック・リアリズム”をたっぷり楽しむことができた。感じとしては、日替わりでデリのサンドイッチを楽しんだ、というところかな?(私、サンドイッチが好物なんです)」


WEB本の雑誌
藤井 貴志  評価:B
「異色の短編集と言えるだろう。火を使うことを覚えた熊、船のように海上を航行する英国……、小説でなければ到底あり得ない世界をユーモアいっぱいに描いている。いずれも荒唐無稽にも思える設定だが、ビッスンの手にかかれば見事な物語として読み手を惹きつける。(略)
ほかにも『英国航行中』も、「これぞ小説の楽しさよ!」と拍手したくなる作品だった。」

古幡 瑞穂   評価:B
「(略)火を使うようになって冬眠をしなくなっちゃった熊の話だとか、やたらお節介なATMの話だとか、ひょっこりひょうたん島のように漂流している英国の話だとか、夢でもなかなか体験できないような不可思議な話が続きました。(略)

  松井 ゆかり   評価:A
「こんなにチャーミングな小説を書く作家をいままで知らなかったとは。残念至極。
 新刊採点の仕事をさせていただくようになって、自分でいちばん変わったなと思うのは、SFに対する接し方だ。以前はどちらかというと苦手だったのだが、最近立て続けに「当たり」にめぐりあうことができ、読書生活がよりハッピーになった(“好き嫌いが少なければ少ないほど人生は楽しい”というのは持論のひとつだ。残念ながら、食べ物に関して若干克服しきれていないが。きゅうりとか)。(略)」

  松田 美樹   評価:B
「どれもこれもが可愛らしい短編集。作者は悪意のない空想癖を持ってるのではないでしょうか。シチュエーションがほのぼのしていて、1つ1つの世界が目に浮かびます。ふふふ、と少しくすぐったくなるような可愛さです。(略)」
 
  三浦 英崇   評価:C
「(略)起きる事態が突拍子も無ければ、その解決策も突拍子も無いときてるので、こういう「ホラ話」に向いた資質が無いと読むのが非常に辛そうです。(略)」

●夢天review
「(略)動物を使うのは禁じ手かもしれないけど、この熊さんのキャラは心がなごみますねー。(略)」

●政宗九の視点   Q-Masamune's Eye
「おもしれー。テリー・ビッスンはSF作家とのことだが、SFというカテゴリーには収まらず、奇妙なというか不思議な話が集められている。「熊が火を発見する」の後半の焚き火シーンにはなんとも表現のしようのない雰囲気が漂う。(略)「変な幻想話」を読みたい人に最適だ。(2004/04/26)

●究極映像研究所
「(略)「奇想」という点では、いずれも期待したのよりは奇抜なイメージを描き出しているわけでないのが少し残念だったけれど、それよりもユーモラスな語り口で楽しむ小説だと思った。下記リンクにあるテリー・ビッスン本人のページを見ると、《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズは今のところ、この三本だけのようであるが、是非、長編でも活躍させてほしいものである。」

●木曽のあばら屋
「(略)タイトルになっている「ふたりジャネット」は、短くて奇妙な作品。
私は5分で読み終えましたが、あまりの変さに、読後10分くらい唖然とし、その後脱力しました。おそらく読んだ人の93%は、「なんじゃあ、こりゃあ」と、松田優作のように叫ぶことでしょう。
楽しく笑える(あるいは脱力する)作品が多いので、万人向け、と言いたいところですが、かなりひねってありますので、やっぱりこれは、心の広いあなた向けの一冊。(04.4.4.記)」


●すみ&にえ ほんやく本のススメ
「 すみ:なんかとっても不思議な気持ちになる、楽しいSF小説だったよね。
にえ:大部分の作品で言えるのは、驚くべき超常現象が起きているのに、登場人物たちがノホホンと脳天気に日常生活を続けてるってところだよね。
すみ:そうそう、な〜んか、ノンビリしてるよね。でも、そこにはユーモアのきいた会話があったり、個性的な登場人物がいたり、なんともあたたかな雰囲気があったりして、だれることなく、いい感じに読み進められちゃうんだけど。 (略)」


●3508×256
「(略)ところで、この短編集は無言の触れあいというのがテーマなのだろうか。(略)
後半三つのウィルスン・ウーがSFとして非常に濃密。「時間どおりに教会へ」が表題でも良かったと思うんだけど。
優しくほんわかした短編が主体なためか、『夜更けのエントロピー』『不思議のひと触れ』と比べるとパンチ力には欠ける。それでも、独特な雰囲気は壊さず仕上げているのは編者の力量もあるのでしょう。
結局、奇想コレクションシリーズは今のところどれも当たりです。」


●Leon's Armor Shop
「(略)典型的なほら話ばかりだが、読後感はかなり異なっていてオードブルを摘むような楽しさがあった。
「熊が火を発見する」や「英国航行中」など、そのタイトルだけでも興味をひかれるものがあり、内容もそれぞれに独創的だが、ATMとの文字よる交流を描く「アンを押してください」は、都会的なセンスがあり、爽やかな読後感も好み。」


●Caramel Tea
「同じ奇想コレクションのスタージョンの短篇集がよかったので何気なく手に取ってみた本でしたが、これが当たり! とても楽しい短篇集でした。
全体として、すっとぼけた味わいの「現代SF風おとぎ話」といった感じ。」

●読書飛行記 しゃんテン
「SFだか何だかよく分からない短編集。うん、何だか凄くよく分からない。言葉遣いは日常的な、何処かとりとめもない語り口調。それなのに、中で起こっていることは突拍子もなかったり、突拍子はないのに主人公はあくまで日常的だったり。語り手や登場人物と、読者である私との間に深い深い溝があるような。
その溝はあるいは私の読解力理解力が足りないことからきているのかもしれないし、また作者の持っている常識や文化に私が疎いからかもしれない。」


●森下一仁のSFガイド
「なんだかよくわからないけど、奇妙な者たちがいて、奇妙なことをやっている。それぞれ何やら思惑があるらしい。そうした思惑がはっきりとわかるわけではないが、おぼろげながらつかめそうで「フンフン、割と可愛いじゃん」と思うものの、すっかり理解しているわけではないので、もやもやとしたわだかまりが残る。テリー・ビッスンの小説はそんな感じ。ハマってしまうと、この感じが喩えようもなく心地いいんだなあ。『ふたりジャネット』は、訳者の中村融が独自に編纂したビッスン傑作集。不可思議で、バカバカしく、懐かしくて、愛らしい作品が9編収められている。(略)」

●世界の果ての図書館
テリー・ビッスンは短篇の名手だそうですね〜。楽しい作品ばかりの短篇集♪ SFというよりちょっと不思議なお話という感じですね。飄々とした語りのユーモアとペーソスがとても良いです(^_^) どの作品も甲乙つけがたいですが、以下にお気に入りの感想を♪(略)」

●iFinder 雑読乱文
「SFというよりもそのポップな感覚がニューヨーカーに受けたのだろうか。いかにもありそうな状況で、無さそうな場面を展開させているのは面白い。そして、悪意のある熊でないのがこの短編の魅力である。(略)」

●yet another
「読みました。非常に面白かったです.いろいろなスタイルが楽しめる芸達者な作家だと思いました。万能 SF 作家テリー・ビッスンと呼びたいです。表題作のふたりジャネットだけはあんまりピンときませんでしたが、万能中国人シリーズはお腹が痛くなるぐらい笑えました。ウー理論の適当さ加減がいいです。(略)それから前にも書きましたが、ちょっと値段が高いです。青背の 900 円でもかつかつの僕には辛いというのに、ソフトカバーで 1900 円はかなり躊躇してしまいます。「平ら山を越えて」と「マックたち」も収録してこの値段ならもっと良かったのですが。」

●岡本家記録
「『世界の果てまで何マイル』はピンとこなかったものの、この人の魅力はまだまだこんなものじゃないと常々気になっていました。そこへ今回の短編集。やられました。この叢書「奇想コレクション」の名に恥じない魅力的な作品ばかりです。(略)
 こういった作家を評価する場所がSF、ファンタジーというジャンルに限定されていることがまず勿体無いところですが、まさにそんな現状を打破しようという試みがこの叢書なのだと思います。最初にダン・シモンズなんて持ってきたことから血迷ったのかと思ったものですが、スタージョンに続き今回のビッスン、やっとコンセプトらしきものが明確に見えてきました。(’04)」

●みだれめも 水鏡子
「(略)は居心地のいい短編集。前半の密度の濃さに比べると、後半半分を占める「万能中国人ウー」の3作は宇宙論的規模の大仕掛けと長さのわりには軽いしあげで、ものたりなさも残るけど、たわいのなさを読む楽しみとして積極的に評価していくなら、むしろこっちの路線でがんばれ!という気分にもなる。(略)
ここまでの河出と晶文社の短編集では、いちばん好感度の高い短編集なのだけど、居心地よすぎて高い評価をつけにくい。」

●Fukasigi HomePage
「こういう法螺話が結構好きなので、楽しめた(・o・)」

●散慢雑多 向井さん
「一言で書くと、わかりやすく奇想。
 なんとなく、もやーっと持っている「奇想小説」なるもののイメージ通りの作品が並べられているので、美味しくいただけました。概ね良かったけど、「アンを押してください」が好き。
 ただ、ウィルスン・ウーはみっつも必要なかった気がする。厚みでいって半分がコレだもんな。ふたつで充分ですよ。」

●Forever Young! shakaさん
「(略))ほら話であろうとバカSFであろうと、アイデア勝負の一発ものであろうと、語り口が冴えていれば面白くなる、という見本のような作品。おそらく本人も作品同様変わった人物なんだろう。むしろ直接話をした方が面白いかも、なんてことを考えてしまいましたとさ。」

こちらは、表紙を描いたイラストレーター松尾たいさんの日記。
●河出書房新社『ふたりジャネット』テリー・ビッスン著2/10発売
  単行本の装画。奇想コレクションの第3弾。
  ユーモアあふれる短編集なのでオレンジ系でとっても明るくポップな感じにしました。

●The UnEarthly Reports
「ビッスンの短編集 ふたりジャネット 読んでる。最初の1編で早くもほろりとしてしまった。空気の描きかたがいいのね。」

●読闘(食闘に変えたほうがいい)日記
「ふたりジャネット 3月22日 しかし、酸欠になりがちな病床で読み始めたこの『ふたりジャネット』は愉快愉快。声を出して笑うようなんじゃなく、こんなかわゆいカバーなのに、中身はサンリオSF文庫風味の、つまりはオールドファッションなSF短編集。」

●もしりげレビュー
「2月12日
 テリー・ビッスン『ふたりジャネット』読了。ダン・シモンズ、シオドア・スタージョンに続いて、奇想コレクション3冊目。このシリーズは素晴らしいですね。
 おかしなアイディアを目にした瞬間、とてつもなく馬鹿馬鹿しい、というよりはバカにされたような気分になる。だけど、そろそろ読み終わるという頃にはなんだかごく普通のちょっといい話を読んでいるような気になっている。で、ちゃんと読み終わった後でもう一度考えてみると、やっぱりものすごくヘンなものを読んでいたことを確認するハメになるのだ。(略)」

●MUSIC&BOOKS
「テリー・ビッスン 『ふたりジャネット』(河出書房新社)
 ビッスンの短編傑作選。冒頭の「熊が火を発見する」を読んで、これがすごく気に入るかどうかで、ビッスンの作風が自分に合うかどうかは判断がつくだろう。「英国航行中」もそうだが、タイトルどおりの出来事がただ起こっていて、その中でしんみりした日常のエピソードが展開するのだが、そのコントラストが絶妙だ。アーヴィンとウーのコンビが活躍するサイエンスコメディのような連作も奇想天外で痛快無比。間に挟まれた「冥界飛行士」だけはやや異質な、グロテスクな物語なのだが、それさえも悪趣味なユーモアに思わせてしまう構成は編訳者のなかなかの技か。 」

●万来堂日記
「テリー・ビッスンの短編集「ふたりジャネット」(河出書房新社・奇想コレクション)を今読んでいるんだけれど、これがいい。
雑誌で訳出されたときに読んでいる作品も多いのだけれど、再読に耐え得るどころの話じゃない。
洒脱で暖かみがあり、それでいて抑制の効いた文章を読んでいるだけで顔がニヤニヤしてくる。
とんでもない発想の物語が多いのだけれど(もしもイギリスが海の上を移動し始めたら、とかね)、突拍子もない物語を読んでいるという感じがしない。むしろ、なんて事のない日常生活を、非常に生き生きと描いているかのような印象を受ける。筆力のなせる技だろうか。
ページはまだ半分以上残っている。そのことがとても嬉しい。

ここ二、三年、河出書房は渋いSFやファンタジーを意欲的に翻訳してくれている。ファンとしては嬉しい限りだ。」


●Don'tStopMusic
「やや SF 寄りの人が続いている河出の奇想コレクション第三弾です。親しみやすいセレクションとこじゃれた装丁が気に入っています。」

●木戸英判のホームページ
「(略)とまあ、R・A・ラファティの法螺を垢抜けさせた、そう「うちの町内」のような洒落た感覚の法螺話がテリー・ビッスンの作品(例外はあるけど)。カート・ヴォネガットに比する向きもあるけれど、ヴォネガットにある現状を受容する諦観(=そういうものだ)はビッスンにはない。起ったこと例えば超常現象に対して、日常の如く感情抜きで受容れる。(略)」




 SFというより、という感想があるんですが、違うんですよ!
 こういうのもSFなんです!! ていうか、こういうのはSFなの!! カルヴィーノとかもSF作家なの!!
 と、大森望先生が叫んでました。

 みなさん。
 そうなんですよ。
 宇宙船とかタイムマシンとかってのは、ごく一部なんですってば。


歯車