歯車



7/31 目標とする生き方

 クリリンな立ち位置で生きたい。



 詳しくは掲示板の方ですが、湯川さんの日記の発言からてっきり『雫』を遊んだものとばかり思っていましたが、『To Heart』だったそうです。感想・苦情・お問い合わせから「どうすればいいか」の助言まで、すべては湯川様まで。
 話の流れで書いておきます。
 SFの人は、SFだったらなんでもチェックします。
 Hなゲームを遊ぶための言い訳ではないです。
 例えば、ここに30代AB型のSFファンがいるとします。
 彼はSFだというだけで、Hなゲームもすれば、クレヨンしんちゃんの映画を見に行きもするでしょう。
 そして、がっかりすると分かっててもスター・ウォーズも見てしまうのです。

 SFファンはみんなそうなのです。


7/30 わーきん

 お仕事と人生についてふにゅふにゅと考え込む。
 ふにゅう!

 出張前と後で、ピークで4キロくらい体重が違ってました。
 きゅう。

 週末は久々に晴れそう? 土曜日は松戸で花火大会があります。
 どかーん。

 日曜日はワンフェスです。限定ミクロマンがおいらを呼んでるような・・・・。
 おーい。

 『考具』という本を読んでみて、早速、実践してみました。チェスタトンの『正統とは何か』という本をざーっと速読。むーふー。こんな人だったのか、チェスタトン! バーナード・ショーもマーク・トウェインもH・G・ウェルズも斬って斬って斬りまくり・・・・なんだよ? と後輩にいったら、誰ですそれ? といわれてビックリ。トウェインは知ってるでしょう、一般教養として!!


 米司法省によると、子供(十八歳未満)の行方不明者総数は推定で約百三十一万五千六百人。未読ですが、SFファンならオースン・スコット・カードの某作を思い出させるニュース。短編版が出た当時、作家の責務というものについていろいろ話があったような気がしますが、そこらもあわせて、文庫に落として欲しい。
 『消えた少年たち』といったような題名だったと思います。北上次郎先生が強力にプッシュしていた本。
 ・・・・と、それで思い出しました。『本の雑誌』の半期ベストはここしばらくの間、SF担当がいなくてちょっと寂しいッス。



 そっか。湯川さんはエロゲーをやる人だったんだ。ちょっと、幻滅・・・・。

 どこかで誰かが疑問に思ってらっしゃったことについて(どこだか忘れました。)。ハヤカワ文庫JAは一時期、大幅にリニューアルしてます。イメージ一新のため、当時、ビッグタイトルが惜しげもなく投入されました。『上弦の月を食べる獅子』『我が月は緑』『バベルの薫り』など。これ以前、以降でだいぶレーベルのイメージが違います。


7/29 PS

 『ハルク』のヒロインを演じた俳優。
 その名前が分かってない人に、怒りのキーック!!


 PSXの性能の内容にちょっと涙。コクーンより安くていいなんてことになりそう。BBunit付きという話。くっ。
 そいで、秋にはもう、次のPS2用スパロボが出ます。はやすぎますっ!
 FF12は多分、下期の2〜3月に出ると思うので・・・・PS2とコクーンをあっさりうっぱらって乗り換えというのもありかも。
 エースコンバットはもちょっと先?


 最近あった裁判の判例で「毎年、事件の日に500万円払いなさい」というものがあったと記憶しています。北村薫 編集『謎のギャラリー こわい部屋』新潮文庫 収録の「やさしいお願い」を思い出させる話。
 事故で、子供をひき殺してしまった運転手が、被害者の親から”やさしいお願い”をされるが・・・・。
 たった3頁のショートショートなので、読んで見て下さい。


 明日は、坂本真綾のCDの発売日です。 


7/28 かぜのなか

 書くのを忘れてましたが、小川一水『第六大陸 1』ハヤカワ文庫JA★★★★を読み終わったのでした。近未来を舞台にした月面開発物語。『楽園の泉』『ふわふわの泉』を思い出す人もいるかも。
 ちまたの噂では、全2巻とのこと。
 既に感想も出尽くしてるので、あまり付け加えることはありません。

 @ 読んでると「かぜのなかのす〜ばる〜♪」という歌が聞こえてくる
 A ヒロインの絵を出さないなんてどういうつもりだ!

 まとめると、こういうことに。
 ヒキもうまいッスね。


 『エンディミオンの覚醒』は上巻を読了。
 分かりました。
 盟友が「これ、ギャルゲー」といってたワケが、ようやく分かりました。
 エンディミオンくん、もとは軍人で結構な冒険もしてきた方なんですが、今回は『夏への扉』へのオマージュか? といいたくなるほどアレであります。ヒロイン、アイネイアーと初めて出会ったときエンディミオンが20代後半、アイネイアーが確か12才。本作はそれから数年後という設定ですが、いいようにヒロインに翻弄されてます。
 いや、それどころかしっぽをブンブン振り回してます。
 犬神すくね『恋愛ディストーション』の主人公並み。
 なんたる犬ッぷりか!

 序盤、一時の別れを告げられるときのエンディミオン君のしょげかえった姿も後半の再会も。

 「食事をしながらアイネイアーの子供のころの映像を見たーい!(意訳)」と言い出したときは流石に「俺でもそこまでは・・・・」と思ってしまいました。


 松戸のガンダム・バンダイミュージアムに行ってみたいですのう。家からは割と近いのです。


7/27 マックスペイン

 一人称視点でガンガン銃を撃ちまくるゲームで遊びたーい! と買ってきたゲーム『マックスペイン』。アメリカでは大好評だったという話で、普通ならそこで疑いを持つとこなんですが、逆に、そこに期待をかけてみました。
 最近、アメリカのゲーム技術がはねあがって、日本のゲーム業界は大変なことになってる・・・・というのは、よく聞く話ですが、このゲームを見る限りはそんなことはみじんも感じられません。
 ステージ終了ごとに15秒程度の読み込み時間がかかります。

 妻を殺された警官が、復讐のために立ち上がるという話。
 実は、結構気に入ってます。
 もったりした動きも遊びやすくて好き。歩いていくと、敵側のひそひそ声が聞こえてきたりするのもよいッス。
 いまいち洗練されてないとこがまたよいのだ。ふふ。

 人には薦められません。 


7/26 はんとのたたかい

 帰ってきた途端にものすごく怒られて、疲れてて、雨に降られて、空き缶踏んづけて足の裏をざっくり切って、部屋が血だらけになって、いまいち食欲もわかなくて・・・・死にたいかも。
 でも。
 『ターミネーター3』を見てから死ぬことにしよう。
 これがダメだったらもう、どうでもいいか・・・・。
 いや『ハルク』を見て『ザ・リーグ』も見てから・・・・。
 あ、いや『王の帰還』は確認するだけだから、もうちょっとだけ。
 『FF12』も遊んで・・・・。

 ・・・・。
 そう。
 まだ死ねない。
 まだ『ワイルド・カード』4巻を見てないんだ。



 買った本は・・・・
 E・S・ガードナー『絶対0度のなぞ 海外SFミステリー傑作選6』国土社
 こんなシリーズがあったんですね。
 倉知淳『猫丸先輩の推測』講談社★★★★★
 日常の謎を扱った短編集。いろんな人に勧めやすい本です。個人的には横浜にいる先輩を思い出させます。似てる・・・・。
 E・E・スミス『ファースト・レンズマン』創元SF文庫
 おとついもちょっと書きましたが。
 『SF新世紀レンズマン』のノベライズ、X文庫版の読書が自分のSF人生の転機の一つでした。その中でキムスンとバスカークの交わす会話が印象的でした。こんな内容だったと思います。
「ほら。史上最初のレンズマンだったバージル・サムズの写真だ。『人はレンズと共にあり、レンズは正義のために輝き続ける』」
「くだらねえ。ノシャブケミング神なら、もちょっと気の利いたことをいうぜ」
 このくだりはとても好き。
 R・L・スティーブンスン『ジキル博士とハイド氏』創元推理文庫
 解説が素晴らしい。
 グレッグ・イーガン『しあわせの理由』ハヤカワ文庫SF
 倉知淳『過ぎ行く風はみどり色』創元推理文庫
 バリー・ヒューガート『八妖伝』ハヤカワ文庫FT
 杉原智則『頭蓋骨のホーリーグレイル』電撃文庫
 新城カズマ『イスベルの戦賦(うた) 〈天の踵〉よ、来たれ』ファミ通文庫
 樹川さとみ『楽園の魔女たち 〜天使のふりこ〜』コバルト文庫
 倉田英之『R.O.D 8』スーパーダッシュ文庫
 冲方 丁『マルドゥック・スクランブル 燃焼』ハヤカワ文庫JA
 ノーム・チョムスキー『メディア・コントロール』集英社新書

 古本では『TWO FACTORY』『ミズ・マーベル』。どちらも高かったです。

 ファミ通762号『たかまれ! タカマル』にいささかムッとしました。

 『科学者の熱い心』ブルーバックス★★★★★は読了しましたが、もいちど読み直してます。
 科学者って・・・・。
 かの森博嗣も科学者ですけど、まだまだ普通。


 戻ってきたら、松戸にはガンダムの博物館みたいなのが出来てました。


7/25 ほんとのたたかい

 こんなに大切にしてやってるのにどうして分かってくれないの、本。
 片づけても片づけても出てくるのはなぜ?

 いろいろ漫画を買ってきました。その中で芳崎せいむ『金魚屋古書店出納帳 2』少年画報社はどうしても受け入れられなかったもののひとつ。いい話ばっかりなのがいや! それに『タッチ』がああいう風に扱われるのもいや(そりゃー、現役の中高生からしたら伝説的に古いかも知れないけど。けども!)! 
 『吼えろペン』最新刊は例の富士鷹ジュビロ先生のエピソードなんでございます。ファンでない人も必読でありましょうなあ。
 重野 なおきは最近好きな4コマ漫画家。『Good Morningティーチャー』の4コマの題名の付け方の見事なこと! 注目であります。犬神すくね先生も寄稿してます。
 『ジオブリーダーズ』最新刊は久々に悪役女がチラと顔を覗かせます。前回現れたときはF・ポール・ウィルスンの本を読んでたので「ただものではない!」と思ってたら今度はダン・シモンズの『サマー・オブ・ナイト』を手に登場。むふー。

 ダン・シモンズといえば『エンディミオンの覚醒』。まだ読み終わってないの? と盟友にいわれたので調べてみましたら1月頃から読み始めてみたい。えんじは読むの遅いんです、といったら「でも、普通の人より早いジャン。俺? 3時間くらいかかったなあ」・・・・マテ。
 ちなみに上巻の2/3くらいのとこです。
 ターミネーターもどきの彼らの強いこと強いこと。

 出張の帰りに泊めてくれた盟友の家は意外にもきっちり片付いててびっくり。串焼き屋に連れてってもらって、とてもおいしかったんですが値段にもびーっくりー。
 いきなり「じゃ、グイン持ってくか! だいじょうぶ、短いから」といわれましたが『エンディミオンの覚醒』3時間の人にいわれても「とりあえず、この面の弾は避けとけ」といわれたに等しいのであります・・・・。



 漫画では他に『ミクロマン』復刊の購入。家には何故か3巻だけあって、もう何度も何度も読み返したんですが、他エピソードは今回ようやく補完できました。少年漫画の王道。お手本のような作品。
 深く、長く語りたいのですが、それはまた次の機会に。

 あなたに。
 直接。
 延々と。


7/24 リターン

 星雲賞。
 めでたく『太陽の簒奪者』に決まったそうでございます。
 ミステリ畑の人にも好評でしたが、これを機にバシバシ広まって欲しいものでございます。ちょうどえんじ@ミステリさん(10万hitおめでとうございます!)のとこでも取り上げられてますね。


 ほいで、そのえんじさんが日常の謎というのはあるけども、日常のSFてのはないのかと無茶なことをおっしゃっておられました。
 むー。
 FOOLさんとのお話の中で『なつのロケット』『夏のロケット』があがってきてます。なるほど日常SFっぽいような気もしますが・・・・私は竹本泉が一番、日常SFに近いのではないかと思います。例えば、テレパシーの話をしても結局、『蜥蜴』で終わっちゃうところなど。

 その竹本泉がフルカラーで描いてるとても豪華なコラムがゲーム雑誌『ドリマガ』で連載されております(そういえば、例のコーヒーものの展開・・・・!)。
 それによりますと!
 岩崎書店のSF全集が復刻されることになって第一期10冊中の2冊のイラストを竹本先生が手がけるのだという話であります。
 『ロスト・ワールド』と『ついらくした月』の2冊とのこと。好評なら第2期も出るという話ですからつまり、不評ならそこで打ち止めであります。仮題ですが『冒険ファンタジー名作選』という名前だそう。それはちょっと待って貰いたいのであります。
 『火星のプリンセス』も出るみたいですが、それはもう竹本泉先生でなくともイラストレーターが誰なのか気になります(例の武部画集発売の時、まず思い浮かんだのは竹本泉先生。やはりというかなんというか2冊も買ったそうです。)。
 ちなみに私はこのSFシリーズは読んでないみたいです。自分の記憶にある少年向けSFというと『時をかける少女』『ねらわれた学園』みたいな角川系に、今、知ったんですが少年少女世界SF文学全集のようです。図書館で読んだときにはボロボロになったんでカバーを張り替えられてましてイラストは分からないし、シリーズは分からないし
といった状態だったのでありますが『宇宙船ドクター』(ハリー・ハリスンだったとは!)『両棲人間』『不死販売株式会社』。別シリーズでは『星の征服者』なんてのも読んでたようです。

 ちなみに、ドリマガ、この号の竹本イラストは未来船長であります。

 未来船長といえば、すぐに連想されるのがレンズマンですが、こちらはやっと『ファースト・レンズマン』発売であります。レンズマンシリーズではこれ以降を読んでなかったので(『ドラゴン・レンズマン』『サムライ・レンズマン』など除く)買ってきました。
 翻訳者による名調子の解説も素晴らしいですが、アメコミマニアに堺先生によるレンズマンとグリーン・ランタンの関連解説も読ませます。アメコミファンな方は要チェックなのです。
 グリーン・ランタンとレンズマン(アニメ映画)の相似については、実は随分むかし、SFセミナーで聞いたことがあります(堺先生がセミナー後に、当時、まだ放送されていない『ブレンパワード』だか『ターンエーガンダム』について話してたのをぼんやりと覚えてます。)。記憶があやふやでしたが、これでようやくはっきりしました。
 ちなみにそのSFセミナー、堺先生は遅刻。
 で、たまたま来てた海法先生が壇上に引きずりあげられて、アメコミ翻訳について色々はなすことになった・・・・なんてなエピソードもございます。

 海法先生は最近は、アメコミ翻訳から遠ざかってアルファ・システムのゲームのノベライズを多く手がけてましたが、久々にアメコミ翻訳を出してます。『バットマン ブラック&ホワイト』の第2弾がそれであります(海法先生、hpを更新しましょう。)。
 前回と同じく高いので、購入保留中。
 むー。
 yamatoさんは買いましたか?

 アメコミ映画化は色々ありまして、ホビージャパンによるとキャットウーマンはやっと軌道に乗った様子。近いとこではハルクの上映がありますが、これが一番の楽しみです。ジェニファー・コネリーですもん!

 もひとつ上映間近なのは『ザ・リーグ』ですが、変な邦題です。これは、昔のヒーロー(版権切れものばかり)たちが入り乱れて大謀略に巻き込まれ、大冒険を果たすという話。
 もう、ポスターが張り出されてますが、キャラクター紹介でアラン・クォーターメインが”冒険家”と紹介されてるのにはちょっと涙が。やっぱり、マイナーなのね。

 今日発売の新解説付き『ジキル博士とハイド氏』創元版でもこの『ザ・リーグ』については詳しく紹介されてます。ファンの人はチェック。
 というか、邦訳をぜひ出して欲しいものです。
 海法先生、予定はございませんか?

 ちなみに『ザ・リーグ』にも『火星のプリンセス』のキャラが出てます。


7/1 ボーンのアイデンティティー

 高校生の頃、アイデンティティーという言葉の意味が分からなくて苦労しました。
 神林長平に感謝。
 そういえばイーガンの短編集が出るそうですね。

 『暗殺者』すなわち『ボーン・アイデンティティー』の続編映画化が決定されたそうであります。3作目も決定してるそうな。


 こないだ来た友人達が人の椅子を占領して、テレビを見ながら曰く「なんでガンダム フロアチェアぢゃないの?」
 私は誤解されてると思います。