歯車


11/30 チョムスキーといって思い出すのは

 チョムスキーといって思い出すSFをあげなさい。
 ・・・・続編はどうしたんでしょうねえ。


ノーム・チョムスキー『9・11 アメリカに報復する資格はない!』文芸春秋
 155pで562円と高価ですが一度は目を通しておくことをおすすめします。
 知らないことは罪なのだとしみじみと思いました。
 加えて、今まさにアメリカがそれをやってることを見ると、何とも言えない気分になります。

 アメコミ情報誌『WIZARD』133号は『EAST vs WEST』と題した特集で、表紙では孫悟空とスーパーマンが殴り合ってます。中はと見るとガッチャマンや鉄雄、マンジ(『無限の住人』)、バッシュが有名なアメコミ・キャラと殴りあったり斬り合ったり。
 しかし。
 『WIZARD』は毎回表紙が2バージョンあるのです。もう片方は黒いバックに敬礼をしているキャプテン・アメリカの絵が入っています。上には”9/11 REMEMBERED”の表記。


 『ガンダムSEED』はだいぶまえから見るのをやめてましたが、久々に見て自分の判断が間違ってなかったことを知りました。
 逆に見る習慣がなくてがっかりなのが『おジャ魔女どれみドッカ〜ン! 』の第40話「どれみと魔女をやめた魔女」。細田守の演出だったそうなんです。がーんがーん。

 MIZUKIさんのイラストがアメコミに載るのはもちょっと先になるとのこと。詳しくは掲示板に。yamatoさん、情報ありがとうございました。


11/29 チャイナさんの

 『チャイナさんの憂鬱』のドラマCDがあるのですが、あれは庵野監督が監督してます。オススメです。
 ドラマCDで好きなのというと『ねこめ〜わく』なんかもそう。
 ですが、逆に原作とかけ離れてるのも好きで『ゼオライマー』とか(あってるかな・・・・。OVAのロボットもので主人公が二重人格でヒロインの正体がショッキングな奴です。違うかも)、名前は忘れましたがジャイアントロボの天野さんが音楽をやってる(しかもワルシャワ・フィルです)少女たちが甲子園を目指すNHKの無茶なあれも大笑いしました。。
 『宇宙英雄物語』のCDもびっくりしましたねえ。良い出来でしたが、あれをコンポで聞いたりしてると大変なことになります。注意しましょう。


 それで。

 チャイナさんのフィギュアが出たので「重さでこれっ!!」と確信持って買ってきました。そしたら、レアなやつでした。レアはいらないのに、何故、こんなときに限って当たるのだ。しかも900円もするので気軽に次のは買えないのだ。ブレッケンリッジ博士のこの肌色もつらいです。グラデーションかけて欲しかった。
 と、思ったのですが、組んでみてビックリ。
 タオルが取れる仕掛けになってるのですが、その下が非常に良くできてる。
 ・・・・外したわけではないですよ。組む前は外れてたんです。私は見えないように隠したんです。



 そういえば、一時期アニメやゲームにやたらワルシャワ・フィルが出てたような気がしますがあれはなんだったのでしょう。


11/28 びーるどあーっぷ ばんばんばんんっばん

 この前のネタで名古屋、御神輿とつなげましたけど、それは名古屋=巫女という認識が私の中にはあるからです。


 スーパーロボット大戦の次回作出場メカはほんとのホンマに私の望み通り! これ出して! と密かにあるいはおおっぴらに願ってたのがもう、ぜーんぶ出てます。
 御存知でしょうけど改めてブレンパワード、ガオガイガー、クロスボーン・ガンダム、鋼鉄ジーグ。わーいわーい。

 あと、出てないのは残りふたつだけになってしまいました。ひとつはキカイオー、いまひとつはGの影忍。いやいやクロスボーンが出たんです、望みはあるぞ。
 人物絵のレベルは持ち直したみたいですけど、いまひとつαに及んでないようです。ちょっと残念。
 本作ではGRシリーズがいないので、BF団の謎は解決されないのですね。『逆襲のシャア』が入ってないのもちょっと不安。ニュー・ガンダムは欠場なのか。
 と。
 クロスボーンガンダムは原作者の長谷川先生の同人誌『ひとりスーパーロボット大戦』の中でパワーアップしてます。
 初の同人誌フィードバックなるか。楽しみであります。
 あのマニアックなゲームですから、これはあり得るんじゃないかと思います(たごさく版グレート、出てたしねえ。)。
 ふふふふふ・・・・。
 ジーグも復活したガイキングも、共に尾瀬あきら版の漫画があるので(他に『バビル2世』なんてのも。原作にそっくりです。)こちらの影響もあるとうれしいし。


11/27 名古屋事件 御神輿殺人事件

 そういえば、こないだ名古屋に行ったんですが、やっぱり「こちらでよろしかったでしょうか」と言われました。

 ミステリものな方々は名古屋で忘年会オフを考えているようです。・・・・。名古屋で思い出しましたが、こないだなぜだか『御神輿(おみこし)殺人事件』を企画する話が出てきたのでした。
 村人たちは知らないけど、そこで使ってる御神輿は実は、人間の身体がつなぎ合わさって出来ててお祭りは邪神を呼び出すためのものなのだ〜みたいな設定が出てきてどんどん陰惨な内容に。
「で、死体は女性なんだなあ」
「そのこころは」
「巫女死」
みたいな。
 あるいは
「「こうなると思っていたんだ・・・・。ああ、なんて痛ましい事件なのだ」「だったら止めなさいよ」「”見越し”てはいたんだ」」
とか。
「「死因はなんでしょうか」「アレルギーだな。アレルギーの発作で死んだんだよ」「なんですって。それは卵ですか蕎麦ですか?」「いや、猫だ。しかも三毛猫だ」「三毛死・・・・」」
なんてのをいう訳です。

 『30girl』更新されましたね。でも、4コマなのに4コマで切ってあるだけでちゃんと落ちてないぞおお!


 ではみなさん、今日も元気に出かけましょう。 


11/26 レベルアップの音♪

 摩砂雪の綾波レイ。ああ、シンプルな絵はよいのう。
 ほっとひといき。


「『ドラゴンクエスト』を作っていたエニックスと『FF』を手がけていたスクウェアが合併」と、テレビで言ってたので思わず「逆だ逆!」と突っ込んでしまいました。
 頭の中をいろいろな思いがぐるぐるしたのですが、最初に思い出したのはマスカワさんのこと。次にセガバンダイのこと。次にスクウェアの坂口さん。うーん、ぐるぐる。それと竹本泉&火浦功もダンスしてました。うーん、うじゃうじゃ。
 湯川さんは随分、懐かしいことを言ってますねえ。当時、『WILL』で遊びたかったのにとうとうその機会がないまま今に至るのでした。
 スクウェアで好きなのは『FFT』『ベイグラントストーリー』。『FF』なら4〜10の中で4,5,7。エニックスでは『ドアドアmk2』です。
 いろいろとアニメ化、漫画化、立体化が進みそうなのは嬉しいです。
 『タクティクス・オウガ』の立体化を! そして一日版権の全面解禁をお願いしたいのであります!


11/25 10月はかみありづき、11月は

 もう、年末です。
 今年もとうとう竹本泉の同人誌を作ることなく終わりそうです。無念。


 アメコミ市場は日本の1/15だそうです。『週刊少年ジャンプ』の米国進出を受けてテレビでそのように言っておりました。
 さて。
 またひとつ齢を重ねたyamatoさんのおっしゃること(11/18)にはMO'PHATのMIZUKIさん(うまい上に、じつに私好みの絵なのだ!!)のイラストがX−MEN UNLIMITED最新号(何号でしょう?)に収録されるとのこと。おおおお! すごいっ! 私もMIZUKIさんの同人誌を持ってるのですが、田巻さんの同人誌のせいでちょっと赤く染まっちゃってるのでした。しゅん・・・・。
 hpでは今はヒロイン中心で絵が載ってますが、おやじ絵がまた、うまいのだった。
 ウルヴィー復活希望なのだ。

 ところで、またひとつ齢を重ねたyamatoさんの11/21では、架空対決、『えんじvsえんじ』が読めます。
 わざわざ、こんなものを・・・・。というか、いつのまに添削までしたのだ、えんじ@ミステリさん!

 さておき。
 えんじさん、ホーカの権利を譲っていただいてありがとうございます〜。FOOLさん、よろしければその3巻をお願いします。あと、野尻抱介『ロケットガール』を発見しました。まだ、探してるようでしたらお譲りします。


 吉野朔実『記憶の技法』フラワーズコミックスはなかなかの切れ味でした。オススメです。


11/24 ヒロインはニュースキャスター

 『MSX MAGAZINE』復刊とのこと。おおっ! 『テグザー』が収録されるんですって! やたっ!! できれば、『メタルギア』も『悪魔城ドラキュラ』も! ・・・・ううん、今考えるとコナミのMSXラインナップは豪華だったのだ。

 もひとつ驚いたのは『一番湯のカナタ』打ち切り
 打ち切られても仕方のない低迷ぶりだったんですが、主人公が義体に身体を移してからはむちゃくちゃ面白くなってきて、これから! というとこだったので残念でした。


夏見正隆『たたかう! ニュースキャスター』ソノラマノベルス★★
 雪山で遭難。恋人が死にかけてさあ大変というとこでたまたま地球に来てた宇宙人がヒロインの献身ぶりをみそめて融合。今ここに高速で飛び、怪力をふるい、超感覚をそなえたスーパーヒロインが誕生したのだった・・・・。
 ヒロインはニュース・キャスターを目指すのですが、仕事の最中に事件が起きるので中継をすっぽかすことが多くなります。また、その活躍は誰にも知られていないため(奇跡的に事故が回避された、ということになってる)、彼女はますます立場を悪くして行く。話は基本的にそれだけ。
 作者本人が書いてますが、ヒーロー達は仕事中にヒーロー活動したりしてよくクビにならないなあというその着眼点のみで書かれてます。さして目新しいとも思えないネタをひねりもせず書いてるので、ちっとも面白くならないのでした。

 だれもが知ってる『パーマン』やちょっとマイナー『どきどきハートビート』、元祖へっぽこヒーロー『スパイダーマン』に、あの大傑作『ワイルドカード』に古いけど『アメリカンヒーロー』が世間に出回ってるのに今頃こんな、この程度のものを書いてどうするのだあああ!!
 と、アメコミファンのSFファンは怒るのでした。
 ニュースキャスターのスーパーヒロインといえばH系でもありましたね。


11/23 ビデオレンタル

 空前のスケールで! という場合大きいとは限りません。


 職場が変わったため、乗り降りする駅も変わりました。
 そして、使うビデオレンタル店も変わりました。
 見つけたのは小さく小汚い個人経営の店で、あまりソフトも入ってません。古いソフトばっかりなのです。初期『マップス』『ジャスティ』とかざらざらと・・・・。
 黙って『真魔人伝バトルロイヤルハイスクール』を借りてきました。
 やー、今みるとさすがに古いですな。
 噂のバトルシーンの作画はあまりぴんときませんでしたが、再生シーンは流石。スタッフは今、このスタッフで作るのはムチャだろうという妙に豪華な面子で監督が板野一郎、作画監督が結城信輝。作画スタッフはざっと見ただけですが庵野監督や、前田真宏、うつのみやさとる、うるし原という名前が見えたような気がします。
 にゃー。
 
 今の技術から見ると苦笑するしかないようなシーン(80年代特有の超能力表現とか)が多いし、妙にスケールが小さかったり、最後尻つぼみだったりしますので、特殊な趣味の方だけどうぞ。
 ああ、それにしてもどこが誰の作画か分かるチャプター機能が欲しいよう!!


11/22 ラーメン屋さん

 『恋風』ゲットだぜい。

 あいちゃん(更新して〜)に教えてもらったラーメンデータベースを頼りに、柏の大勝、松戸の中華そば奥村屋を訪ねました。
 『大勝』はどうして評判になるのか分かりませんでした。その日の体調が良くなかったせいもあるのでしょう。食べてて、気分が悪くなりました。駅から結構歩きますので覚悟していきましょう。
 『中華そば奥村屋』は時間帯によっては子供は入れません。そういう職人肌の店なんですね。私が行ったときには、席の6割くらいしか埋まってなかったんですが「今、オーダーがいっぱいなので・・・・」と入店を断って外で待たせたりしてました。
 むー。
 味は、私にも分かるくらいはっきりきっぱりおいしいんですが、これまた気軽に行くには敷居が高いのでした。

 改めて、気軽に行けるおいしい店が身近にあるというのは恵まれてるんだなあと思った次第。こちらはらーめんひがし。お値段も安いのだ。


11/21 エリザベスの成長(涙)

 テリー・ブルックス『見習い魔女にご用心!』ハヤカワFT文庫★★★
 『魔法の王国売ります!』から続くランドオーヴァーシリーズの第5弾にして最新刊(アメリカでもそう)。作者は最近『スター・ウォーズ』のノベライズを多く書いてるようです。
 人生に絶望していた弁護士がクリスマス・カタログに載ってた『魔法の王国』を買ってみたらこれが本物でしかも不良品。しかし、王様になったからにはと弁護士が悪戦苦闘するお話です。
 シリーズキャラクターとして、へっぽこ魔法使いクエスター・スーズ、犬の姿の秘書アバーナシー、妖精ウィロウ、ドラゴンのストラボ、魔女のナイトシェイドたちがいて彼らは毎回必ず出てきます。しつこく出てきます。
 ランドオーヴァーを脅かす謎に満ちた事件が起きて、新キャラが登場する。それにおなじみのキャラクターターたちが全員関わって来るというのが毎度のパターンでそれだけに飽きが来るのも早いかも知れませんが、そこを”型”であると割り切って読めば楽しめます。キャラや世界に惚れることが出来るかどうかが楽しめるかどうかの境なのです。
 本作はベンに「玉座を譲れ」と謎の剣士がつめよるシーンから幕を開けます。ベンはこれを拒み、娘(2才なのに外観も頭も10才並)を避難させますが、彼女もなにものかに襲われます・・・・題名でネタは割れてるんですが、シリーズを読んだ人は大体予想できるはずなので、これはまあいいでしょう。

 とにかくシリーズを通してずっとほとんど何も変わってません。4巻まで楽しめたひとは同じように楽しめますし、そうでないひとはやはり楽しめないはずです。
 あ、でも順番に読まないと後悔しますよ。

 本編での一番のみどころはあのエリザベスが成長して再登場するシーン。ファンにとっては嬉しくもあり恐ろしくもあり! あの娘を成長させるなんて、作者めゆるさん!!! と読むまでは思ってたのですが、わりと納得のいく展開でした。
 ちなみにラジオドラマにもなってますが、成長して、千紘あい→佐久間レイになってます。

 あれれ、佐久間レイって、本名は野田玲子(のだれいこ)なのか。ちょっとびっくり。 


11/20

 マレー・ラインスター『地の果てから来た怪物』創元SF文庫が復刊フェアで出てると聞いてましたが、今日、ようやく買えました。
 調べてみたらラインスター作品で読んだことがあったのは『ガス状生物ギズモ』だけ。竹本泉キャラが書く小説はたいがいこんな題名ですが・・・・結構好きな話です。
 今回の創元復刊フェア、SF方面は以前も復刊フェアに乗ったものがまた入ってるので、どんなのが入るのかと期待してた私はちょっとがっかり。針と究極はこの前も(私的に)出てたのに。


 『本の雑誌』最新号、ようやく見つけました。
 他には、麻野一哉、飯田和敏、米光一成『 ベストセラー本ゲーム化会議』原書房も。

 『エンディミオンの覚醒』『七王国の玉座』『風よ。竜に届いているか』も出てたので手にとってためつすがめつ眺めたり。みな、上下巻です。


11/19 1週間ならクーリングオフ有り「魔法の王国」売ります!

 まだ読み終わってなかったのを思い出して、掘り出してきました。ランドオーヴァー・シリーズ5巻『見習い魔女にご用心!』。このシリーズはハヤカワFTでは珍しいことに海外版のイラストをそのまま引っ張ってきて使ってます。これが非常によい! 誉めてつかわす! 1巻のカバーは物語の1番見たくなるシーンを見事に切り取って来ています。
 ただし。
 シリーズ途中でイラストレーターが変わったりしてるようです。5巻がそのどちらのイラストレーターか忘れましたが、これはひどい。このエピソードでミスターヤを描かないでどうするのだ!!

 ちなみに100本萌えであの人をあげてた(はず)私は、今回の展開に結構驚きました。まだ、彼女は顔を出しただけですが・・・・神様、そうはならないようにお願いします。
 本国でもこの5巻までしか出ていないようです。

 来月の課題図書、まだ変更の可能性もありますが『エンディミオンの覚醒』『虹の解体』『安達ヶ原の鬼密室』が候補です。



 ランドオーヴァーの作者は他にスター・ウォーズep1のノベライズも書いてます。


11/18

 それにしてもかぶるなあ、と思うのです。
 えんじ@ミステリさんが買ってたり取り上げてる本は、私も同じ本かあるいは同じシリーズの本を買ってたり読んでたりするのです。ホーカ・シリーズ。ランドオーヴァー・シリーズ。『冒険はセーラー服をぬいでから』。Hyper Hybrid Organizationシリーズ。さよりなパラレル外伝シリーズ。そして『吼えろペン』。

 逆に言うと。
 えんじ@ミステリさんのコレクションが充実したころ、彼が殺されたとしましょう。
 私と彼のコレクションはほとんどだぶっているので、私には動機がないことになります。容疑者リストからは外して下さい。きっとFOOLさんやのりりんさんあたりが怪しいと思います。

 『燃えよペン』小学館版を購入しました。これで全3種持っていることになります。
 なぜ3種持っているのか口で説明するのは簡単ですが、でも理解してもらうのは難しいでしょう。
 もしあなたがほんとにそれを理解したいのなら、自分で3つそろえてみるのです。
 それは『黒いトランク』や一連の竹本泉作品を別の版で抑えるのとはまた違った行為なのです。


 ところで、小学館版は微妙に台詞が違っているような気がします。それと例の写真版エピソードが入っていないのが残念ですね。
 そういえば、先日島本和彦の『耐えよペン』が入っているというだけの理由で中津賢也『桃色サバス』の文庫版5巻を買ってきたのでした。たった4ページですが興味のある人は買って読みましょう。中身は教えてあげません。


11/17 黒い入れ物がたくさん

 『ジャイアントロボ THE ANIMATION』第一話『黒いアタッシュケース』。そのビデオ版パッケージはビデオレンタル店で容易に確認できると思いますが、あれにはいろいろおかしなところがありますね。ロボの顔に眉があったり(初期設定画にはあった)、大作くんが何故か右手をあげてたり(コントローラーは左腕に装着)します。
 そしてアタッシュケース。
 作中では茶色だったりします。
 つまり「黒い」というのは比喩なのです。

 そういえば漫画『宵闇眩燈草紙』では2個のアタッシュケースが取り違えられて大騒ぎしますが、はたして、あのケースは黒かったのでしょうか。それとも茶色だったのでしょうか。



 鮎川哲也『黒いトランク』創元推理文庫★★★
 「黒いトランク」はカバー絵では「茶色いトランク」に描かれてます。地の文でちゃんと「黒い」と書いてあるので、これは黒で描いて画面が重たくなってしまうことを恐れての処理なのでしょう。茶髪染めみたいなものですね。

 鉄道便で届いた黒いトランクから腐臭がただよう。駅員が確認のため中を開けてみたところ、そこには死体が入っていた。警察は早速、捜査に乗り出すのだが・・・・。
 戦後間もない時期が舞台になってるので、航空便は使えないというのがミソ。鉄道を使った移動トリック・ミステリです。
 戦後の日本本格ミステリはここから始まったと言われるくらい有名な作品で世評も非常に高いそうです。

 しかし、つまらない。

 意外と読みやすいんですが、とにかく地味。ストイックという言葉が一番ぴたりと当てはまります。なにがしかのドラマもあって読後感はなかなかのものですが(あの2行は削って正解でしょう。)、私にはトリックが複雑すぎて何がどうすごい話なのかさっぱり分からなかったのでした。
 ざっと、流し読みするような人は楽しめないでしょう。
 おお、なるほどこのトリックはすごい! と楽しめた方はよほど几帳面な方に違いありません。読者に丁寧な読み方を強いるこの手のトリックが衰退していったのも無理からぬところです。

 日本本格ミステリの歴史を確認しておきたい、という人以外にはオススメしません。


11/16

 書き間違い。
 名古屋へ行ったのはこの日でした。
 みんな京フェスで浮かれまくっているのであろうなあ。

 『本の雑誌』最新号はまだ手に入れてないのだった。ちゃんと出てるのでしょうか。


 ジョージ・R・R・マーティンの新作『七王国の玉座 上(氷と炎の歌 1)』が出てるとか。『フィーヴァードリーム』(吸血鬼! 男の友情! 蒸気船! の3題話。主人公の一人は『ドラキュラ紀元』シリーズにも出てるらしいぞ。)が好きなので読みたいのですがさすがにこれは高い!


11/15

 『プリンセスチュチュ』第1期の最終話を見終わりました。久々にどのキャラクターも好きになれるという希有な番組でした。

 犬が欲しい今日この頃。
 それで、愚痴を聞いて貰うのです。名前はジョン。雑種です。賢い。ドッグフードより晩御飯の残りが好き。


 では今から名古屋へ行って来ます。
 日曜は名古屋で呆然としてるかも。


 SF者のクセ。該当する人はつまり、陪審員にはなれないのだ。


11/14 

 GC版『ゼルダの伝説』の予約特典、豪華。豪華絢爛。
 ああ、コミケでお金使う予定がなければ買うのに・・・・(←そんなことはないです)。
 それにきっと難しくて私には解けないのだ。

 大森望先生の『新・大森なんでも掲示板』ではSF者のクセ特集。『本の雑誌』対策だそう。思わず「ふたつで充分ですよ」は確かにありそう。「ぼうやだからさ」ツッコミはSF者かどうかとは別?
 水玉先生の法則はどうだったかしら・・・・。

 ・・・・思いつかないので課題にしときます。
 これはでもミステリ者や歴史小説者の方が難しそう。風邪をアスピリンだけで治そうとする、という人は実在するのでしょうか。


 フリッツ・ライバー『魔の都の二剣士 ファファード&グレイ・マウザー シリーズ@』創元推理文庫★★★
 元祖・剣と魔法の物語。剣術を心得た男と魔術を修めた男。この2人の盗賊は盗賊ギルドから命を狙われていた・・・・。
 というのが本書についての私の知識でしたが、タッグを組むのは残り1/3になってからのこと。ギルドに追われてるわけでもない。そういう話になるのは2巻からのようです(掲示板での海法さんの指摘参照のこと。)。
 1巻は2人の男が故郷から出てくる事件1話ずつと出会いの1話の計3話で構成されてます。
 それにしてもこの3話目はひどい話。まさかそんなのが原因であんなことになろうとは。結局、男達の逆恨みが原因です。しかもそれに輪をかけて女どもが悪いといえます。性悪というのともちょっと違うようですが、かといっていい人なんかじゃありません。・・・・基本的にいい人なんか出てこない殺伐とした話です。美女が出てきても、か弱く見えたとしても、どれもこれも一筋縄ではいかないたくましい女ばかりなのです。そこが、らしくて良いです。
 文体の古めかしさも心地よい・・・・。


 「剣と魔法の物語(ソード&ソーサリー)」とは作者ライバーの提案した言葉だそう。
 「ヒロイック・ファンタジー」はスプレイグ・ディ・キャンプによるものです。


11/13 でも、こないだ『あかピンク』の最新刊を読んだのだ・・・・

 研修からそのまま本社へ移ってきたので、この前の休みは6日の水曜だったのです。・・・・なもので、週末のお休み、久々の土日休みをとても楽しみにしてたのですけど急遽土日の出張が決まったのでした。
 名古屋です。
 でも、上の人と行くので多分何もできないのです。
 残念。

 『黒いトランク』を読み始めました。
 出だしはものすごく地味で報告書を読んでるような気分になるんですが、我慢して読んでると感傷的な部分も出てきて、少しずつドラマが始まってきました。「・・・・という」という表記が古めかしい文体のせいで「・・・・といふ」と、読めてしまいます。奇妙。


 晩御飯には『神聖帝国』のていとくさんに紹介していただいた通販の讃岐うどんを食べました。『恐るべきさぬきうどん』の麺通団が選んだものを商品化したもので、書きおろしの紹介コラム付きです。
 『真!!おやじ天国』では次回ワンフェス向けのキットが紹介されてます。版権申請の問題があるので、今の時点で写真をとっとかなきゃイカンのですね。本人が羞恥プレイだといってるので見たら感想を書きましょう。
 『STRANGERS 2nd』では日記に貰われてきた子犬、天くんが登場。わりと下の方にも写真が貼ってあるので注意。ああうっ、そんなすがるような目で見られたら・・・・。可愛い時期は短いのでもっともっと!!


 天くんを抱きしめて癒されたいと思う今日の心。


11/12

 雑誌取材というものに付き合ってみたり。
 にゃー。

 定期券を買ってみたらとても高くてビックリしました。通勤時間はトータルで見ると前より短くなったかもしれませんが、電車の中にいる時間が多いので本を読むことが出来ます。
 でも、テンポが乗ってきたなーと思うと着いてしまうのが難。

 『本の雑誌』はまだ出てませんでした。そういえば創元の復刊フェアを見かけません。ラインスターを読みたいのにネット書店ではひっかかりません。ほんとに出てるのでしょうか。

 『ファファード&グレイマウザー』1巻を読了。むー、海法さんのいってた通りでした。なんだか『旅の仲間』の序盤を読んでるような気分。しかし、酔った勢いであんなことまでいたしちゃうとは驚きました。
 細かい感想はまた後日。


11/11

 にゃー。

 職場環境が急に変わって、にゃーにゃー。
 色々な人がいてとても色々です。


11/10 すかぱーみたい

 スカパーではようやく『サムライ・ジャック』の続きが始まるらしいっす。
 ついでにアニメ『X−MEN』の吹き替え版も見れるそうです。あの学園ものかな? できれば前のと同じキャストで吹き替えていただきたい。サイクロップスとウルヴァリンが良かったのだ。


 森岡浩之『守護者はぶっちぎり。 月と闇の戦記2』角川スニーカー文庫 ★★★
 というか、判断保留。
 ようやく話が動き始めただけなのです。
 敵側さんですが、もっと他にやりようもあるのに妙にせこいやり方で攻めてくるのは、発表場所を考えてのことなんでしょう。それにしても、ほんとに出るのが遅いぞー!! 作者の執筆スピードはどのくらいなのだ。

 そういえば飛浩隆も遅筆のような気がするのです。
 3部作なんて銘打ってますがいつ終わるのか、不安です。


 久々にアニメの『ジャイアント・ロボ』(持ってないんです)を借りてきたんですが、見る前に返却日。ビデオにCS、ケーブルTV録画予約をさせてると、見るのがおっくうになってしまいます。


11/9 ウズウズする感覚

 ウズウズする感覚、というのがあります。
 それはどんな感覚なの。

 私の場合はこうです。
「なんだい、やぶからぼうに」と、言われて
「いーえ、壁から釘です」と返したいのに、どうも相手に受け入れられそうにないので、言えない。
 こんな時に感じるようなのがウズウズする感覚なのです。

 といって、この話の意味が熱心なパタリロ・ファンにしか通じそうにないのも事実です。このような現実に対してとてもいらいらします。
 ・・・・誰か、こういうシチュエーションのぷれいをしてくれないでしょうか。
 そしたらば、私は犬になります。



 そうです。私は犬神すくねを読んだばかりなのです。


11/8 私でない可能性もあるけれど

 伏せ字扱いとはひどい、一歩さん。
 では、さっそく行きましょう。『R.O.D』解説。

 『R.O.D』は近作のOVAの中では出色の出来だと思います。漫画版はあまり・・・・面白くないし(でも大仕掛けがあるし、読子の恋人について一番詳しい)、小説は結構面白いんですがも3巻がちょっと抜け出てはいるもののさすがに全部が全部、大傑作と言うわけではありません。
 でも、OVAは違いますね。
 見ててひとつひとつの動きが楽しいし、本編も短めなので何度も何度も繰り返し、楽しんで見ることが出来ます。背景もきれいです。
 主人公もそうですが、端役のナンシーの能力も魅力的で、能力を存分に描き出すだけでなく見せたいとこに自然に目がいくような構成になってます。うまい。実にうまい(篠原千絵『海の闇、月の影』というのは知らないので私は『ワイルド・カード』の3巻か映画『幻魔大戦』のソニーかと思いました。読子のあれなぞはジョジョを彷彿とさせます。)。
 DVDは買わない主義なのですが、さすがにこの時はぐらぐら来ました。

 もし見てないようならとりあえず、一巻。まずは一巻を。そして、星雲賞に一票を投じるのです(サントラ欲しい。)。

 さて、小説ですが1巻は紹介編。2巻が本編。3巻が短編3本からなる番外編っぽい内容。4巻からある組織との戦いが始まり、これが新シリーズとなっています。5巻を見ると他のメディアとはパラレルワールドっぽい扱いになってることがはっきりします(これぐらいは書いてもいいでしょう)。ただし、6巻表紙を見れば何のことかすぐ分かってしまいます。
 とにかくビブリオマニアについての書き込みが楽しくて苦笑いしながら読み進むことになると思います。あれは・・・・6巻だったはずですが、どんな本でもばりばり読むぜと高らかに歌い上げるシーン、あれはちょっと感動しました。かっこいいぜ! おすすめは3巻。これからいきなり読んでも良いはずです。
 最新号の『読むジャンプ』にはインタビュー記事があるのでご覧下さい。

 今後の展開ですが、漫画版は新しいメンバーで新シリーズが始まるようです。OVA新作の制作はほぼ決定のようですが詳細は不明。小説は7巻待ち。

 ガレージキットはナンシーが某所でたたき売りされてますね。コトブキヤ版もありまして、こちらは色付き完成品もあり。メガネの作りに一家言ある人もこの出来ならご満足いただけるのではないかと思うんですが・・・・キット版にはレンズが入ってるのに完成品版にはないらしいですね(これは知ってるだけであって、私が持ってるからではありません。)。カートを持ってないのが残念と言えば残念です。


 でも。
 私としては『R.O.D』の小説版を読むよりはこれの監督、舛成孝二さんの作った『フォトン』を見て欲しい。
 途中の中だるみはごめんなさいーっ、という感じですが『R.O.D』に勝るとも劣らぬスーパー大傑作なのですよう。

 というわけで、え○じでした。一歩さん、こんなでよいでしょうか。

 ところで、『サターン・デッドヒート』の説明ですが、今度は間違っていないと思いますし、その魅力もよく伝わってると思います。



野尻抱影『星三百六十五夜 秋』中公文庫を購入。
 コンビニで売ってた『機動戦士Zガンダム』も買ってきました。裏表紙のレインが色っぽすぎます。おじさんはそんな格好のレインは許しませんよっ!

 『ICO』の廉価版も出ましたが、今週はいよいよ『ACE COMBAT04』の廉価版発売です。アクションが苦手で飛行機が嫌いな人(わたしのこと、わたしのことです)も買ってみましょう。3もそうですが、どっぷり世界に浸りながらゲームを楽しむことが出来ます。
 しんみりとした戦争映画が見たい人なんかにはオススメ。


11/7 竜の卵

 『竜の卵』
 たまたま地球近くまで吹っ飛ばされてきた中性子星。地球側は特性の宇宙船をあつらえてその調査に乗り出すが、驚いたことにこの星には知的生命体がいたのだった・・・・。

 ハヤカワSFはキャラクター一覧表を付けて下され。

 これが処女作とは驚き。出版された途端に歴史的傑作の仲間入りしたことでしょう。
 ゆうに5冊分の仕掛け、工夫が盛り込まれ、しかもそれを無理なくエレガントに処理、さわやかな読後感を残します。ただし、描写が難しいので(平易な文で書いてはあるものの)いろいろとその状況を頭に再現しながら読もうとすると時間がかかるはずです。
 ただし、さらりと読み流そうと思えばそれも可能です。

 ひとこと。
 本書は手前から順番に最後の最後まできちんと読み通しましょう。
 付録や解説を途中で覗くのもありですが、運が悪いとがっかりすることになります。
 私はちょっと失敗してしまったくちです。

 表紙は・・・・うーん。確かにチーラを描くのは難しいとおもいますが、SF画家だからこその表現を見たかった。


 今更ながらですが、ラドラムの死を知りました。『暗殺者』は面白かったんですが、その続編がひどかったので以降の作品からは遠ざかっていました。新作の解説によるとその『暗殺者』が映画化されるということ。
 ・・・・非常に不安です。


11/6 『Kanon』

 『Kanon』オープニングを見終えました。
 女の子の台詞ばかり取り上げられる本作ですが、主人公の少年も変。みょうにおっさんくさい言い回しを好みます。


11/5 名探偵知名度調査

 FOOLさん、11月5日の感想。ホーカの3巻。しまったー! あまり再版とかされてない(らしい)からつまんないと思ってたのに傑作でしたかー! でも1巻つまんないと言ってたのに3巻が面白いというのはふしぎ。

 名探偵知名度調査天野さんとこでやってます。きれいにリニューアル。本の紹介もものすごく読みやすい。今まで見た中でもトップクラスの見やすさ。)の結果は51人。最下位は朱月宵三郎でした。
 『星を継ぐもの』からあの方が出てきてるのにブーダーイン・シリーズの人はいないのがちょっと意外。 


11/4 ソウヤー

 『イリーガル・エイリアン』『ゴールデン・フリース』以来、ソウヤー久々の傑作。

 ある日唐突にやってきた宇宙人達。
 無事、ファースト・コンタクトをなしとげ良い関係を築けるかなーと思ったところで殺『人』事件発生。警察はたまたま脱皮していた宇宙人があやしいとにらみ、これを逮捕。かくして、宇宙人は法廷に立たされることになるのだが・・・・という法廷ものの本格ミステリ。
 本格ミステリの基準にてらして見ても全く遜色ない、どころかかなりの出来映え。
 また、訳文のうまさと会話文の多さ、簡潔と言われる原文から抜群のリーダビリティーをほこります。こないだの『竜の卵』の2倍の厚さなのに5倍のスピードで読めちゃう。

 ソウヤーはSF的ネタを通俗的に分かりやすく書き上げ、ドラマを作り出すことのうまい作家ですが、それが欠点でもあります。例えば、世界中の人間が一瞬だけ未来を見る、とか魂の正体を探るといった魅力的な題材を持ち出してきて、なのにそっちはほっといて主人公の心情の把握や犯人探しでドラマを盛り上げちゃうのです。そんなでっかい話なのにどーしてー!! と叫びたくなってしまう。
 逆に、最初から犯人探しなんだよ、と仕切ってからはじめるとこれが抜群にうまいのですなあ。
 そんなわけで今作はそういったソウヤーの欠点が題材的に回避されているのでストレス無く読むことが出来ます(今後のソウヤーには恋愛描写も出来るだけ避けていただきたいとこです。)。
 相も変わらず、小ネタも冴えまくり。
 既に随所で触れられていますし、あとがきでも書かれてますが、SFファンが陪審員から除かれるくだりなどは爆笑ものです。・・・・人によってはね。私は泣きました。ひどい。あんまりだ。しくしく・・・・。

 ソウヤーには解説にもあるようにホームズものパロディーがありますがオススメです。★★★★★の大好きな短編です。立ち読みでも読めるくらい短いものです。でも、ビッスンもあるので買って読みましょう。

 本作の表紙についても。評価は★★★。逃げずに宇宙人描写をこなしてるんですが、加藤先生のCGは絵の具のそれほどには格好良くないと思います。
 弁護士たちの絵も見てみたかった。
 さらに題名についても。
 ソウヤーは英語の題名そのままのことが多いんですが、あれはいかんでしょう。ソウヤーの名前だけでその筋の人は読むんだから、もっとミステリ読者達にも届く題名にすればいいのに(洒落になってるからっていうならなおのこと、良い邦題を付けて欲しい。)。
 売れない売れないと騒ぎ立てる割には平気でこんな無神経な題名を付けるし、相変わらずキャラクター表は付けない。売れたら恐竜3部作を出すと言った後は言ったきりでそのままで、どれくらい足りなかったから続きが出せないとかいう説明もないまま「これが売れないと次が出せない」とまた泣きついてくる。誌上でも泣きついてくる。うんざりです。
 うーん。
 「ソウヤーの続きが出せない」と書くなら「生活が苦しい」とも、ちゃんと書いておいて欲しい。


 ファースト・コンタクトに対してそのものずばり『セカンド・コンタクト』というのがハヤカワSFにあます。邦題は『第2の接触』。これまたリーダビリティーの高い本。殺人事件を起こした軍人を捕まえたら「だってあいつ、宇宙人だったんだ」と言い出した・・・・という話。これまたミステリ風味の作品。殺された男達の正体を追っかける話なんですが、ごめんなさい。詳細は忘れました。でも、佳作だったような気がします。


11/3 シェフィールド

 湯川さん(11月3日)経由でチャールズ・シェフィールド(1935年〜)の訃報を知りました。著作リストはこちら(未訳作品、結構ありますね)
 SFものがハードSF作家といってまず思いつくのがフォワードとシェフィールドですから、その両方を同じ年に失ったことになるわけです。
 シェフィールドはコミカル宇宙ものハードSF『マッカンドルー航宙記』、現在の地球を舞台にしたミステリ・スパイもの(?)の『マイ・ブラザーズ・キーパー』、逃げ出した怪獣を追っかける宇宙SF『ニムロデ狩り』などを書いてます。
 オススメはマッカンドルー。
 ニムロデははて、どんな内容でしたか、結構いりくんだ話だった印象があります。
 ・・・・誰も指摘しないんですけど、ハードSF作家にしては妙にH描写に妙に力を入れてる作家。特に『マイ・ブラザーズ・・・・』はちょっと、ステキ過ぎるのではないかと思います。

 あの噂の宇宙エレベーターの話は物心付いたころには売り切れでした。

 『イリーガル・エイリアン』★★★★読了。


11/2 ライトノベルファン度調査

 ライトノベルファン度調査をやってみました。1冊だけでも読み終わっていればよいというもの。
 ちょっと前にやったので、数値は古めです。


 既読は300作品中 81作品です(平均は 48.87作品)
 954 人中 171 位でした。

フォーチュン・クエスト (深沢美潮 スニーカー)
ロードス島戦記 (水野良 スニーカー)
星の大地 (冴木忍 スニーカー)
風の歌 星の道 (冴木忍 スニーカー)
未来放浪ガルディーン (火浦功 スニーカー)
異次元騎士カズマ (王領寺静 スニーカー)
妖魔夜行 (山本弘、友野詳、他多数 スニーカー)
ルナル・サーガ (友野詳 スニーカー)
双星記 (荻野目悠樹 スニーカー)
月と炎の戦記 (森岡浩之 スニーカー)
小娘オーバードライブ (笹本祐一 スニーカー)
聖エルザクルセイダーズ (松枝蔵人 スニーカー)
オルディコスの三使徒 (菅浩江 スニーカー)
ブギーポップは笑わない (上遠野浩平 電撃)
猫の地球儀 (秋山瑞人 電撃)
星くず英雄伝 (新木伸 電撃)
DADDYFACE (伊達将範 電撃)
鉄(くろがね)コミュニケイション (秋山瑞人 電撃Gs)
大久保町シリーズ (田中哲弥 電撃)
タツモリ家の食卓 (古橋秀之 電撃)
天国に涙はいらない (佐藤ケイ 電撃)
ふわふわの泉 (野尻抱介 ファミ通)
マリア様がみてる (今野緒雪 コバルト)
楽園の魔女たち (樹川さとみ コバルト)
ハイスクールオーラバスター (若木未生 コバルト)
東方ウィッチクラフト (竹岡葉月 コバルト)
封仙娘娘追宝録 (ろくごまるに 富士見ファンタジア)
スレイヤーズ (神坂一 富士見ファンタジア)
蓬莱学園 (新城十馬 富士見ファンタジア)
風の大陸 (竹河聖 富士見ファンタジア)
[卵王子]カイルロッドの苦難 (冴木忍 富士見ファンタジア)
ねこのめシリーズ (小林めぐみ 富士見ファンタジア)
食前絶後!! (ろくごまるに 富士見ファンタジア)
銃と魔法 (川崎康宏 富士見ファンタジア)
宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ (庄司卓 富士見ファンタジア)
無責任艦長タイラー (吉岡平 富士見ファンタジア)
はじまりの骨の物語 (五代ゆう 富士見ファンタジア)
風の白猿神 (滝川羊 富士見ファンタジア)
クレギオンシリーズ (野尻抱介 富士見ファンタジア)
ロケットガール (野尻抱介 富士見ファンタジア)
ソード・ワールド・ノベル サーラの冒険 (山本弘 富士見ファンタジア)
天高く、雲は流れ (冴木忍 富士見ファンタジア)
魔法戦士リウイ (水野良 富士見ファンタジア)
狗狼伝承シリーズ (新城カズマ 富士見ファンタジア)
鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌 (水無神知宏 富士見ファンタジア)
浪漫探偵・朱月宵三郎シリーズ (新城カズマ 富士見ミステリー)
野望円舞曲 (荻野目悠樹 デュアル)
かめくん (北野勇作 デュアル)
ぶたぶた (矢崎存美 デュアル)
僕らは虚空に夜を視る (上遠野浩平 デュアル)
おもいでエマノン (梶尾真治 デュアル)
海底密室 (三雲岳斗 デュアル)
時の果てのフェブラリー (山本弘 デュアル)
メルサスの少年 「螺旋の街」の物語 (菅浩江 デュアル)
サムライ・レンズマン (古橋秀之 デュアル)
〈柊の僧兵〉記 (菅浩江 デュアル)
吸血鬼ハンターD (菊地秀行 ソノラマ)
妖精作戦 (笹本祐一 ソノラマ)
星のパイロット (笹本祐一 ソノラマ)
エリアル (笹本祐一 ソノラマ)
聖刻1092 (千葉暁 ソノラマ)
電脳天使 (彩院忍 ソノラマ)
リバティ・ランドの鐘 (秋山完 ソノラマ)
ピニェルの振り子 銀河博物誌 (野尻抱介 ソノラマ)
R.O.D (倉田英之 スーパーダッシュ)
KLAN (霜越かほる スーパーダッシュ)
帝都探偵物語 (赤城毅 C・NOVELSファンタジア)
魔大陸の鷹シリーズ (赤城毅 C・NOVELSファンタジア)
十二国記 (小野不由美 X文庫ホワイトハート)
女戦士エフェラ&ジリオラ (ひかわ玲子 X文庫ホワイトハート)
星の、バベル (新城カズマ ハルキ文庫)
アルスラーン戦記 (田中芳樹 角川文庫)
星界の紋章 (森岡浩之 ハヤカワ文庫JA)
グイン・サーガ (栗本薫 ハヤカワ文庫JA)
クビキリサイクル (西尾維新 講談社ノベルス)
新宿少年探偵団 (太田忠司 講談社ノベルス)
薬師寺涼子の怪奇事件簿 (田中芳樹 講談社ノベルス他)
創竜伝 (田中芳樹 講談社ノベルス)
銀河英雄伝説 (田中芳樹 徳間書店)
アップフェルラント物語 (田中芳樹 徳間書店)
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (滝本竜彦 角川書店)

 これで高千穂遙作品が入ってないのがちょっと不思議。
 この中からベストを3つ選ぶと、順不同で『銀河英雄伝説』『蓬莱学園』『鉄(くろがね)コミュニケイション』となります。


 徳間デュアル文庫からは安彦良和『鋼馬(ドルー)章伝 1 ボナベナの騎士』が初の文庫化で再版されました。これは・・・・もっと知られて欲しいけども私だけが知っていたかったなあという本。表紙は同じ構図でディティールを加えて描き直されています。中のイラストは、カラーイラストが減ってますけど、白黒版はそのまま入ってます。ということで、旧版の方がお得です。
 あとがきや解説が全然ないのは寂しい・・・・。

 ちょっと前の刊行予定ではドルー・シリーズでなく『テングリ大戦』が出るはずでした。これはドルー・シリーズに比べると短めなんで選ばれたんでしょうが後半ちょっとコミカルな方向に走ってしまうのでそこが辛いです。安彦先生のギャグセンスというのは、デビルマンとか今回のガンダムで確認できます。ショックでした。


11/1 次回の課題図書

トニイ・ヒラーマン『時を盗む者』ハヤカワ文庫 ミステリアス・プレス
イアン・バンクス『共鳴』ハヤカワ文庫 ミステリアス・プレス
ロス・トーマス『女刑事の死』ハヤカワ文庫 ミステリアス・プレス

 を購入しました。ミステリアス・プレス文庫といえばスケルトン探偵シリーズ、殺し屋ミス・メルヴィル、そしてこのインディアン警官コンビの話。1巻は見つからなかったので2巻『時を盗む者』を買ってきました。
 『共鳴』はあの『ゲーム・プレイヤー』イアン・バンクスだからです。
 最後のロス・トーマスはハードカバー版で何度も挫折してしまったので再挑戦。ハードカバー版の表紙と解説が好きでした。すごく面白そうに書いてあるんですよーっ。それで『モルディダ・マン』を買って読んだりしたんですが、そっちはあまり肌にあわなかったという苦い経験が・・・・。で、ホントにつまらないのかどうか見極めるために買ったのです。
 ほかにも1冊目が肌にあわなかったけども再挑戦しようと思ってる作家がいます。有名どころではロバート・ゴダードディック・フランシスギャビン・ライアル。この3人は私の中では同ジャンルなのだ。


 『竜の卵』を読み終えたので、私の来月の課題図書を決めます。まず、読みのこしの『黒いトランク』。それにフリッツ・ライバー『魔の都の二剣士 ファファード&グレイ・マウザー シリーズ@』創元推理文庫(なんとヒューゴー、ネビュラ賞受賞作)それにベイリーの『時間衝突』という創元ばかりの3冊。
 そしてゲームですが『KANON』(という表記でいいのかな?)をやってみようと思ってます。