7/31 イメージの問題

 ああ、何故あの日あのとき私はあの模型を買わなかったのか。
 いつでも手にはいると思って油断してました。
 やはり、森先生のおっしゃるとおり、模型はきちんと、ある時に買っとかなきゃいかんのだ。

 週末はワンフェスでございます。
 前回出品されていた、C.P.Mさんのこれを今度こそ買おうとしていたのに、今回はカタログのどこにも載っていないのです。涙。色味の違ったバージョンも。くっ。

 ジャフコン
 おかもとさんの真!!おやじ天国におじゃまして、本を渡したり、謎のポスターを渡したり。
 最初、何のポスターかも分からなかったのにみやむーのサイン入りであることが判明した途端に、まぐろはうすのロボさんとの間で激しい争奪戦が繰り広げられました。
 結果、ポスターを手にしたのはおかもとさん。
 では、ということでポスターを渡したら、端がよれてまして、一瞬、キッ! と鋭い目つきで私をにらみつけたおかもとさんは丁寧にしわを伸ばしておりました。すいません。そんなにみやむー好きとは知らなかったのです〜。


 ワンフェスではまぐろはうすさんと真!!おやじ天国さんは合体ブースで出るそうです。
 ブースの名前はまぐろはうす。
 ジャフコンで見たまぐろはうすさんのむぎゅっ、とした感じのものは私が行ったときには既に売り切れ。ドールズパーティーまでは出す予定がないとのこと。残念です。クロスした手とむぎゅっ、という感じがとてもよろしかったのに。むぎゅむぎゅむぎゅう

 本日届いたメールマガジンで、銅大さんが意外なものを紹介してます。
 というのを次回紹介しますよ。


7/30

 佐藤 茂『DEKU 親愛なる来訪者』角川スニーカー文庫 を読んでます。
 作者はファンタジーノベル大賞受賞者。最近ターンエー・ガンダムのノベライズを文庫版で書き下ろしました。その影響か本書はターンエーかザブングルか、といった風の設定となっています。
 ロボットDEKUとその主人である少年の物語。
 田舎の村に住むちょっとまぬけなロボット、DEKUは安価な労働力としてもてはやされていました。しかし、彼が生きるにはゴミが不可欠。ゴミはかれの食料なのです。とはいえ、田舎にそれほどゴミがあるわけもない。ゴミが減っていく中村人のDEKUに対する視線は徐々に冷たいものになっていき・・・・。

 設定を語るのに使われた小説。
 キャラクターも凡庸で会話にも面白みがない。作者は、設定とプロットだけで小説ができあがったと勘違いしているのではないでしょうか。


 山田風太郎 死去。
 今なら漫画の柳生を思い出す人も多いかも知れませぬ。
 他にはなんといっても『魔界転生』。Gロボ スタッフの手でアニメにもなりましたね。
 私が覚えてるのは『八犬傳』。実と虚が、戯作者の実生活と、物語である八犬伝が交互に語られる構成。これは面白うございました。

 ミステリも書く方なのだと知ったのは割と最近のこと。機会があれば読んでみたいと思います。


7/29

 今日はジャフコンというイベントがあったそうです。
 ホビージャパン主催。ガンダム関係の版権に強い模型中心のイベントです。しかし、ライバルであるワンフェスとはイベントの時期も参加ディーラーも重なってきていることためもあって、その存在意義を問われております。
 そのためか、模型ディーラースペースは減り、カードゲーム、おもちゃ販売ブースが増えていました。特にカードゲームのスペースの増え方はすごい。

 模型は来週にワンフェスが控えていることもあってか、いつにも増して控えめ。月末には同じ模型イベントのC3PREまであるので、ますますもってジャフコン(JAF・CON)は模型から遠くなっていきそうです。

 原作初期型「柔王丸」のおもちゃが展示されていたのが目を引きました。他にはペットロボットのハロS.I.C版クウガC vs S2ガシャポン(ううむ。あれは岡本さんの作ったギースだったのか!)。アレンジ版マジンガーZなどが興味深い内容でした。模型ブースでは全日本おれ父コンテスト(ちよ父のアレンジ改造コンテスト)、オリジナル根付け、オリジナル大福餅風飾りなどに、ひねりがあって楽しめました。

 イベントを見るつもりはなかったんですが、帰ろうというときになって道を間違えてしまい、強制的にじゃんけん大会に参加させられました。
「すいません、ちょっとそこを通してもらえますか?」
 何とか抜け出そうとしていると
「じゃあ、いきますよー。じゃあんけーん・・・・」
 という司会者の声。一瞬の間に脳裏を駆けめぐる『R.O.D』第4巻とジョジョ第4部
「ぽーーーーん」
 思わず、パーを出していました。
 おお、勝っている。
「じゃあ、今パーだった人はもっかい行きますよーっ!!」
 再び脳内で爆発する『R.O.D』『ジョジョ』。ああ、神の声が聞こえます。パーだっ!! 幸運のパーで押し切るのだっ!! と。
「ぽーーーん」
 天の声が聞こえたので、従ったところ・・・・

 みやむー他、計3名の声優がサインを入れているポスターをもらってしまいました。



 と、友達がいってました。

 買った本については次回に。
 ようやく借りた『R.O.D』第2巻。奇跡のような前巻に比べると、若干劣ってしまうことは否めません。
 ただし1巻から見直すとようやく分かる仕掛けが施してありますし、3巻を見るためにも抑えておく必要があります。絶対に! とは申しませんが、やはり見ておいていただきたいと思います。
 しかし、これでほんとに3巻で完結するのでしょうか。

 映画『アリーテ姫』の評判をあまり聞きませんが、オススメです。誉めづらいんですが、オススメです。

 八月上旬発売と言うことですが、ホントでしょうか。画集『カプコンデザインワークス』、2,500円です。


7/28

 溝口さんの日記が面白いなあ。

 えんじさんのOFF会の日。
 そちら方面に行く予定があったので顔を出しました。いきなりで申し訳ない、えんじさん。
 ミステリな方々に瀬名秀明先生の一連の発言について聞かました。出来るだけちゃんと説明したつもりですが、さて。その後、絡みで「SFはミステリより書くのが楽でしょ」と言われたのにびっくり(怒ったのではなく)。根拠は「ミステリはオチを決めて書かなければいけないので」とのこと。ううんなるほど、そういう考え方もあるのか。他にも「SFって最近、出てましたっけ」という話まで出ました。確かに明確にSF、と銘打っているレーベルは少ないですね。
 さて、瀬名秀明論について私からも一言。
 作家の所得が増えたり、SF書籍がたくさん出るようになるのは良いことだと思います。それを実現できる手段があるならぜひ、やっていただきたい。
 「これはSFではない」と発言してはいけない、というのも上記の2つの要件を満たすのに必要だというのなら別段かまいません。実際、私もSFは敷居が高く、閉鎖的である。といった印象を持ったことがあります。理由の一つに一部のSFファンや作家による「あれはSFではない」発言が絡んでいることは間違いありません。例えば、アシモフの文章を読んでそのような印象を持ったことがあります。

 もう一点だけ。ここからは記憶に頼っています。
 SFマガジンでマイクル・クライトン『スフィア』や小林信彦『イエスタディ・ワンスモア』の書評がのり、そのレビュアーが鏡明先生だったと記憶しています。その中でこんなのはSFではないと言った趣旨の発言をされていたと思うのですが、あれはどういった意図があってのことだったのでしょう。

 『ジュラシック・パークV』
 面白くなかった。非常にシンプルな構成。恐竜島からの脱出劇のみ描いています。2のように恐竜を人より優先させる奇妙なヒューマニズムが出ることもなく、弱肉強食世界での追われる恐怖にのみ焦点が絞られています。
 ただし、恐竜そのものが陳腐化しているため、襲われるシーンに新鮮味がなく、拍子抜けしました。壮大なシーンもいまいちピンと来ませんでしたし、今回登場の新生物の描写も期待しすぎたため、それほどのものとは思えませんでした。
 いっそのこと少年の2ヶ月を追ってそこから発展させてもよかったのではないでしょうか。

 風野先生は誉めていらっしゃいますね。

7/27

 『ヒカルの碁』最近また少しずつ主人公の身長が伸びていってますね。意識的にこれをやってる漫画を見たのははじめてです。

 『ファイナルファンタジー10』の肝となる部分はそのストーリーとCGにあると思っております。
 さてそのCGなのですが、ときどきキャラの動きの処理が雑になり、気になりました。背景やキャラのディティールなどは美しく、止め絵ではきれいなのです。が、動きから得られる快感が薄いのが残念。好みの問題ですが、ディティールよりも動きを優先していただきたい。

 かっこいい題名の作品を書く人の話などをしてました。ギブスン、ディックなどなど。

 吉岡平の新作をパラパラと。字の少なさと後書きに涙。ファミ通文庫です。

 間違ってあさりよしとお『なつのロケット』を2冊買ってしまいました。ああ、一人のロケット少年を生むチャンスを奪うなんて、なんてことを。

倉田英之『R.O.D』4巻 集英社スーパーダッシュ文庫
田中芳樹『KLAN』1巻 集英社スーパーダッシュ文庫
草上仁『スターハンドラー』上 ソノラマ文庫

 を購入。

 来月早々にはVシネマシリーズでスーパー戦隊の新作が出ます。あのビッグワンがあのお方自身で復活。他には映画『ギャラクシークエスト』がビデオ化。おたのしみに。

 そのあと、あらすじを読んだだけでどうしても買いたくなってしまう本のお話。
「それであれは2001年のアンチーテーゼだと思うのだね」
「ええっ? ・・・・。あ、そうか。そうですよね。それにハリウッドへのアンチテーゼでもありますね。ILMとか出て来る」
「あれはしゃれだと思うが。で、ミステリーとしては叙述トリックに分類される」
「いや、倒叙ではありますけど、叙述ではないでしょう」
「そうかな。アンチテーゼという部分からも叙述になってるように思うが」
「ううん。ううん。・・・・いや、それは成立してないように思います。それより、あれで驚くのは**トリックである点でしょう」
「**?」
「**トリックですとも。そのアンチテーゼかと思って、そっちにしか目がいってませんでした」
「あ、そうか。**と**が逆転してるけど、確かに****トリックだ。そうだよな」
「でしょう。ところで、ええと、**を読んだことは?」
「1冊もない」
「そうですか・・・・」
 **の字数はでたらめです。


 ところで結局、あの絵はがきは何だったのでしょう。

 ううん、予定通りには進みません。へっぽこ探偵のことも会わせて次辺りに。


7/26

 やっちゃった・・・・。
 どうして『星界の戦旗』は毎回放送時間が違うのだ。きーっ!

田中啓文『ネコノメノヨウニ・・・』スーパーダッシュ文庫
を購入しました。

 同じ作者の落語エッセイ、『RAKUGO THE FUTURE』ガイナックスのホームページで読めます。
 第36回から『SF大会の諸注意事項』『SF大会』『私を今回のSF大会に連れてって』のSF大会・落語風エッセイ3部作が読めます。まんがのパタリロなど好きな方には肌に合うと思います。読まれたい。
 これで田中先生の文章がお気に召した方は、他にもe−NOVELSで『あいうえ音座録』『ちりぬる音座録』を読むことが出来ますので、どうぞ。

 GBA版『風のクロノア』は画面が見づらいのが悲しいです。

 次回は模型の話とあずまんが2のこと。


7/25 ひとこと

 SFマガジン、SFオンライン、ホビージャパンなどを見るにつけ、あるひとつの結論に達せざるを得ません。
 『ジュラシックパーク3』は面白いのだと。

 見に行こうと思います。


 明日はワンフェス前のお話。
 ワンフェスを知らない方はモデルグラフィックス、ホビージャパンなどの模型雑誌をごらんになるか、以下の漫画を参照して下さい。

島本和彦『ガレキの翔』
井原裕士『DOLL MASTER』
桑田乃梨子『真夜中猫王子』


7/24 ロボット

 星新一は、「エジソン最大の発明はあの名言である」という趣旨のことを言っています。
 「天才とは99パーセントの努力と1パーセントの霊感である」
 いかにももっともらしく、マスコミの質問をかわすのに最適である、とのこと。


 瀬名秀明『ロボット21世紀』文芸春秋 ★★★★★
 『パラサイト・イヴ』等で知られるベストセラー作家 瀬名秀明のノンフィクション。新書です。取材力、分析力とも一級の良書。
 あの瀬名秀明先生がノンフィクションを書く? と驚くファンもいるかも知れませんが、実際には小説の副読本を含め3冊くらいノンフィクションを書いています。

 本書はホンダ、ソニーの発表したロボットを導入部に、Pシリーズが誕生するまでの秘話、そして外的環境を分析して紹介していきます。
 なぜ、あのようなロボットが生まれるに至ったのか、そしてこれからロボットは何を目指すのか。
 こういった疑問を解決してくれます。
 メインとなるのはヒューマノイド・タイプのロボットについての分析。フレーム問題についてもきちんと触れていますが、一方で産業面から見ての考証もあって面白い。特に興味深かったのは日本が世界的ロボット産業の中でどのような位置づけにあるか、産業構造の変換が日本ロボット産業にどのような影響を与えたかというくだり。
 ドラえもんマニアとして知られる筆者だけあって、漫画、小説中のロボットについて触れることも忘れず、かつ正確な分析を行っています。中には押井守監督へのインタビューまであります。その流れでもちろん、パトレイバーも取り上げられていますが、あの映画版はいろいろな意味で示唆に富んでいたのですね。気が付きませんでした。

 ロボット学者のほとんどが「子供のころにアトムの影響を受けたんです」と答えるというのは本当だろうか? という疑問が全編にわたって何度も取り上げられていますが、こういった視点もいかにもあの瀬名先生らしく楽しめました。
 さて、では。日本のロボット学者はなんと答えたでしょう。

 870円。巨大ロボットにしか興味のない人にも。



 『ファイナルファンタジー10』中断。
 ううん、きびしい。
 ところでFF7以降から入ったプレイヤーにはああいったムービー主体のゲームが当たり前であり、かつ好まれているのだとする説がありますが、本当でしょうか。


7/23

 前略中略以下省略、という冗談を思い出しました。
 前編後編、そして次回の完結編(!)が待たれる『真ゲッターロボ!! 異聞』を読みました。さすがの今川脚本。早乙女博士の暴挙に感動、いや惑動いたしました。本編でこれをやりたかったのだとしたら、確かに惜しいことしました。

 明日は瀬名先生のロボット本のこと。WF前、更新のことなど。


7/22 アリーテ姫

 映画『アリーテ姫』を見てきました。

 塔に閉じこめられたお姫様と悪い魔法使いのお話。
 およそ見せ場と呼べるようなものは全くなく、話も盛り上がりを見せずに、静かに始まり、たんたんとエピソードが重ねられていきます。
 しかし、シンプルに物語を突き詰めて出来た、10年に一度の大傑作。

 物語を耽溺する人にオススメの1本。
 原作にもさっと目を通してみましたが、ほとんどは映画オリジナルですね。脚本家と監督に乾杯。


7/21

 『ファイナルファンタジー10』を買ってきました。

 発端は秋葉原の夜だったと思うんですが、売り言葉に買い言葉で「ええいっ! やっちゃる。やっちゃりますとも!!」という大変後ろ向きな経緯で購入して来たのです。
 まず、付録のDVDから見ました。
 どうしてどれもこれも、こう素人くさいのでしょうか。


7/20

 金澤尚子先生の『金澤ネエさんRCカー日記』エンターブレインという漫画を買ってきました。ラジコン初心者奮戦記です。TRPGファンならご存じでしょうが、金澤先生の作品の場合、まず帯を。そしてカバーをはがしましょう。


 えんじさんが『だいなあいらん』を買ってたり。えらいっ! ああ、それにしても、あの歌カラオケに入らないでしょうか。「だ・いーなあーいーらんっ♪」


7/19 酔っぱらい編続き SFセミナー

 SFセミナー講演記録のこと。
 今、SFものの間でこの話題が盛り上がっています。
 ポイントとしては瀬名先生自身の日記野尻掲示板(おおう、海法さんもSF大会へ行くのか)など。そこからリンクもあるのでたどってみて下さい。
 さてわたくしもと思ったんですが、PDFファイルはよみづらいので、資料請求を出しました。こころまち。

 こういうSFものの態度は外からはどう見えるのでしょう・・・・。そこら辺の方。



 ファミ通。
 編集者がお気に入りの一本を紹介するコーナーがあります。『クレイジータクシー2』のときには「シナリオの良さがそのままゲームの面白さにすり替えられてる。シナリオなんかしんじゃえ(脚色有り)!!」という発言が見られました。『ティアリングサーガ』では「イベントムービーも音も消して文字記号だけでやっても面白いってのがホントのゲームってもんでしょ」といった趣旨の発言もあったり。ちょっと、しょぼん。
 余計なものを排除していって最後に残るのがゲームシステム、という考え方なんでしょう。文字記号でやっても面白いというのなら確かにそのゲームは面白いものになっているでしょうが、「さて(ハードの進化に伴うCGやサウンドにの進化に比べ比べ)ゲームシステムの方は充分に進化したか」といい、その文脈でこのゲームを取り上げるのは不思議。あまり進化したとはいえない部類に入るゲームでしょう。
 もひとつ。ティアリングサーガのCGが一見しょぼいという記述がありますが、私はドッター職人の技を見ました。


7/18

 せめて、『クレヨンしんちゃん』の『カンタムロボ』と書けなかったのでしょうか。


 田中先生のRAKUGO THE FUTUREを読みましょう。
 詳細は後日紹介しますよっ!


『金子一馬グラフィックス 万馬殿 悪魔編 上巻』
 あのちびたさんが、自ら紹介本コーナーを更新するくらい惚れ込んだ悪魔イラスト本。
 めくってはホウとため息を付き、めくってはハアと感心する。とても高い本なのです。ううっ。しかし私は重大な誤植を発見しました。
 ザントマンてなによ、ザントマンって。
 アメコミファンは怒ってるぞ! キーッ!!


ブライアン・オールディス『スーパートイズ』竹書房文庫
小野不由美『華胥の幽夢 十二国記』講談社文庫
を購入。

 未来予測+日経のこと、更新の話は後日。


7/17 まんが

 コミックバンチがどんどん、ひどくなっていくので涙。
 一方のジャンプはきちんとパワーを維持し続けている作品が多いですね。中でも『ヒカルの碁』は抜群のストーリーテリングと画力で不動の人気を保っているのが頼もしくもあり、くやしくもあり。
 もし人気が落ちてくれば。
 あの画力でお色気シーンも見れるかも知れないのに。

 と。
 友達が言っていたのです。
 しかし、そうでなくとも、ここからの話としては、落ち込んでいるヒカルをあかりが慰めるシーンがポイントになるでしょう。ですから、その見せ方の過程としてほにゃららなものも出てくるかも知れませぬ。
 ああ、そうすると、あんなことやこんなことが? ミサトさんみたいに? という方もいらっしゃるでしょうが、いえいえ、けしてそのようなことを言っているのではありません。『光』と『明』なのだから、主題からすればそのように見せなければいかんだろうというとるのです。けして、よこしまな気持ちを抱いていっとるのではないです。

 と。
 友達がいってたのです。


 教科書のように何度も何度も読み返している本があります。
 瀬戸川猛資『夢想の研究』、北村薫『謎物語』
 何度読んでもウウムとうなってしまう。ミステリをネタにしたエッセイです。
 月に1回は読んでるかも知れないので、たまたまという訳ではないんですが、ちょうど以下のような文章を読んでいたところでした。

 スコット・トゥローの裁判ミステリー『推定無罪』傑作である。(中略)
 裁判小説としても驚かされた。とくに本書の主題である”推定無罪”の意味を(中略)<アメリカの裁判の大原則>と書かれているが、わたしはこのジョーシキをわきまえず(以下略)。         (『夢想の研究』p。13)

 さてこの推定無罪とは何か。これは、陪審が被告を無罪と推定しなければいけないというアメリカ裁判の原則を指します。
 「被告人がこの犯罪を犯したと思いますか?」と判事に聞かれたら陪審は「さあ、まだわかりません」となどと答えてはいけません。「いいえ、無罪だったと思います」と、答えなくてはいけないのです。あくまで無罪だと推定してかかる。これが推定無罪というものなのだそうです。

 さて。
 加藤元浩『Q.E.D. 証明終了』10巻
 点の打ち方に注意。『R.O.D』とも違いますよ(それにしても誰ですか、私が借りようと思ってる『R.O.D』の2巻を借りっぱなしなのは。)。
 今回は、全編、燈馬のMIT時代の話。彼の成長物語と裁判ミステリの絡みが見所。作者の言うとおり、『燈馬君の物語』になっています。
 大傑作と言うほどの内容ではありませんが、細かに気配りされた作者の技量に感服いたしました。
 しかし、あのラストが私には分からない。
 あれはどういうことなのでしょう。


 8月は買いたい本がたくさんあって嬉しいのですが、シリーズものしかないハヤカワSF、FTのラインナップには涙。しばらく買うことはないでしょう。
 一方ミステリ方面は北村薫、有須川がそれぞれ新本格派アンソロジーを出すということなので楽しみです。 

 次回は金子画集のことをちょっと。


7/16

 タイトーの落書きゲームのプレイ風景を見ました。
 『モンスターファーム』にはこういう方向に進んで欲しかったナリよ。

 ゲーム論の戦いは実はその後、飲み屋で繰り広げられて、語り尽くされてしまったのです。続きはないのです。
 怒る人もいるかも知れませぬが、ネットで言ってはいけない、それはひみつ、ひみつひみつ〜♪ という秘密的要素もあるのでどういうことだと興味をお持ちになった方は直接本人にあって問いただして下され。



 関東にはおやじ天国という塔が天に向かって突き立てられているのでありますが、西は西でおやじ丸という城が砂嵐の中に立っていたりします。
 漫画家 井原先生のワンフェス参加サークルの名前です。
 今回は、ファン垂涎『ドリーマー・レイ』が販売されるそうなので要注目なのです。『ドリーマー・レイ』とは漫画『ドールマスター』の世界でヒット中のアニメ。
 わかりやすくいうと『成絵の世界』の『4号ちゃん』です。
 わかりましたか?

 ならば。
 人としてこれを買わないのはどうかと思うでしょう。
 作者のホームページはこちら
 サークル(ディーラー)名に”おやじ”がつくところは、すべからく『ジャイアントロボ』マニアなのか。


 ところで、水田版も手に入れてなかったというのも人としてどうか。


7/15 ダンジョンとドラゴンと

 神奈川の良い人悪い人と映画『ダンジョン&ドラゴン』を見に行ってきました。
 映画としてはどうしようもない駄作なので、何も期待しないのがよいでしょう。
 それはもうシナリオ、音楽、衣装(衣装?)、演出のどれ一つとっても良いところがありません。

 しかししかし。映画としては駄作ですが、テーブルトークRPGの関連商品としては非常に楽しいものでした。
 正しい見方はTRPG仲間を誘って見に行き、その後酒の席を用意する。これに尽きます。
 裏読み深読みをして、心の目を開いてみることで、楽しめます。
 でも、監督がどこまで自覚的にやっているのか疑問。

 神奈川の良い人が始まって5分くらいで打ちひしがれているのが見物でした。
 それはもう、見事なくらいに落ち込んでました。

 詳しいことは、良い人のネタバレ掲示板(わたしも書いてます。)、悪い人の日記にも。


 今回はいろいろな予告編も見まして、これまた楽しめました。
 『FINAL FANTASY』はいまどき、CGの美しさだけで勝負しようという潔さがいっそ気持ちよいくらいでした。さて、このFF、どこから見てもはっきりそれと分かるばりばりのSF。ファンタジーで召還魔法などを見たかったんですが、アメリカの映画界ではきっと「SF(っぽい)ものは売れるがファンタジー映画は当たらない」というのが定説なのでしょう。
 実際、本格派ファンタジー映画での大ヒット作、大作というのはあまりありませんね。



 『風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れ物〜』終了。

 さ。
 来週はいよいよ『アリーテ姫』です。掛け値無しに、今年の夏、一番期待してる映画です。ふふふふ。

 明日はSFの中での未来予想の意義について。


7/14 ぽっぽ ぽっぽ

 今日のポンキッキは宇宙飛行士が出演。野口宇宙飛行士。
 胸に輝くNASDAのマーク。
 サバイバル訓練のシーンまである充実した内容でした。小説『ロケット・ガール』みたいです。

「どうして宇宙飛行士になろうと思ったんですか?」
「えーと子供のころから宇宙が好きで『サンダーバード』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』とか見て育ちましたから。ああいうのの影響を受けてますね」
 ふつーだ。
「アメリカにも『スタートレック』の影響受けて、という人がいますね」
 ふむふむ。
「今後は宇宙飛行士の数は増えていくでしょうからそういう人たちもまた多くなるでしょう」
「なるほど。夢を忘れちゃいけない、と」


 子供に『プラネテス』を買い与えましょう。


恩田陸『三月は深き紅の淵を』講談社文庫
山口雅也『ミステリー倶楽部へ行こう』講談社文庫
林譲治『暗黒太陽の目覚め 上』ハルキ文庫 ヌーヴェルSFシリーズ
を購入。


7/13 シリーズ アマルガム

 ああっ?
 竹本泉先生が、まるで、わたしと、マスカワさん混ざったかのような行動を????

 ドリキャスなマガジンを参照なのです。



 真!!おやじ天国のギャラリーが更新されました。神奈川方面から感涙にむせび泣く声が聞こえそうなり。


7/12 夏、夏休み

 続・夏休みを思い浮かべる本。
 『ハイペリオン』のダン・シモンズが書いた『サマー・オブ・ナイト』や藤子藤夫の『のび太の海底鬼岩城』など。

 意外と思いつかないのがミステリ。
 夏休みに事件が起きる話はいくらでもありますが、夏休みの独特の感覚を描いたものを思いつきません。
 短編なら『空飛ぶ馬』から始まる一連のシリーズ。あのドライブの描写が印象的です。
 が、長編というと、さて。


吉野朔実『こんな映画が、』PARCO出版 ★★★★★
 読む前に、付箋を買っておきましょう。
 『バットマン1』『アンブレイカブル』の感想が載ってないのが残念。
 あなたのお気に入りのSFも紹介されてるはず。とりあえず、本屋で目次をチェックしましょう。 


7/11 ろぼっとようび

 WOWOW、本日午後7時から『アイアン・ジャイアント』をやります。
 見て。おねがいです。見て。


 マニアの方へ。
 『星界の戦旗U』は23時からだから、大丈夫。ビデオテープの入れ替え時間は充分あります。


 オリエンタルテクノロジーでもLOGO、バイオニクル旋風が吹き荒れております。びゅおおおう。


7/10 なつのほん

 テルミンという楽器があります。その開発者の生涯を描いた映画が上映されるそうです。ぜひ見に行きたい。
 ところで。
 テルミニストとテルミヌスエストは似ていますね。


ミッチェル・スミス『エヴァン・スコットの戦争』新潮文庫
キャサリン・アサロ『稲妻よ! 聖なる星をめざせ! スコーリア戦史2』早川SF文庫
M・D・ポースト『アブナー伯父の事件簿』創元推理文庫
笹本祐一『ARIEL 17』
『20世紀SF5 1980年代 冬のマーケット』河出文庫
アイザック・アシモフ『夜来たる』早川SF文庫
五代富文 中野不二男『ロケット開発「失敗の条件」』KKベストセラーズ
竹岡葉月『東方ウイッチクラフト −垣根の上の人−』コバルト文庫
吉野朔実『こんな映画が、』PARCO出版

 を買いました。


 夏です。
 夏が来ると、その香りといっしょに思い出す本というものがある。
 と、水玉先生がSFマガジン上で描いていらっしゃいたと記憶しています。あれが映画『クレヨンしんちゃん』のイメージソースになったのでは? というのがえんじ説であります。
 さて。私の場合、夏の香りで、思い出すのはこの本。
 ルイス・スロボドキン『りんごの木の下の宇宙船』 『宿題をしにきた宇宙船』です。絶版ですが、図書館で見かけたら手にとって下され。
 笹本祐一『裏山の宇宙船』という本はこれまた夏休み、少年達、宇宙船をテーマにした本。これもオススメですが、これは果たして『りんご・・・・』の影響を受けているのでしょうか。いないのでしょうか。
 同じ笹本祐一で『星のダンスを見においで』というのもありますが、こちらは夏休み、少女、宇宙海賊といった趣向。どちらもソノラマ文庫です。
 『裏山』は田舎町で。『星のダンス』は横須賀から物語が始まります。
 読むなら、夏に。



 『桃色珊瑚』『冒険はセーラー服を脱いでから』を探してます。


7/9

 たい焼きの例えは、シナリオがメイン(あんこ)、で皮(ゲーム)がおまけに過ぎない、と思われてしまうので適切ではないかも知れません。


 この発言をしたときに、私の念頭にあったのは『美味しんぼ』のハンバーガーのエピソード、カモのエピソードなどです。
 前者は・・・・しゃり、すしネタのどちらか片方だけうまいのでは、結果としてまずくなってしまう。というエピソード。
 カモのエピソードというのは、レストランで海原遊山がわさび醤油を持ち出し、「カモ本来の味を知るにソースを使うなぞ無粋」と豪語するエピソード。


 クロノアの件では、相手がいきなりわさび醤油を持ち出すようなまねをしたので、憤慨したわけです。


 シナリオだけが突出している。CGだけが突出している。そしてゲーム性はないがしろにされている。
 こういったゲームが粗製濫造されているため、シナリオなんかよりゲーム性を重視しろと言いたくなることがあります。CGを重視するあまり、操作性がないがしろにされたゲームなぞ、それこそ星の数ほど在るでしょう。

 しかし、その一方でシナリオとゲームの親和性に心を尽くして出来た、非常に完成度の高いゲームが在ることも確かです。
 そういったゲームをプレイする際に「ゲームはゲーム性こそ命」とシナリオの存在を否定するのはあまりに狭量というものでしょう。
 ゲームプレイヤーを自称するならばなおのこと、シナリオもふまえて、ゲームを評価すべきです。


 その上で、「それでもゲームを、そのゲーム性だけを楽しみたいんだ!」というのもありでしょう。
 でも、それは好みの問題であって、『ゲームはゲーム性さえよければシナリオはどうでもいい』ということにはならない、というのが私の意見です。


 ここで問題となるのはゲーム性という言葉の定義が明確でない点。
 ゲーム性を高めるということは、難易度を上げるということとは違いますし(むしろ難易度を下げるケースが多いでしょう)ゲームシステムを複雑にするということとも違うのだと思います。感覚的に、そのように理解しているのですが、私自身、まだ『ゲーム性』を明確に定義する自信はありません。
 その上で申します。
 ゲームのシナリオはそれ自身、ゲーム性の要素の一部であり不可分です。「シナリオは本来ゲームと関係ない」というのはゲームの起源を語るものとしては正しいのですが、今現在、広く流通しているゲームソフト(ここではファミ通などで紹介されるソフト全般をゲームと定義します)を説明するものとしては充分ではないでしょう。
 むしろ流通しているゲームのほとんどは、シナリオがなければ成り立ちません。
 シナリオはゲームには欠かせないものなのです。

 『風のクロノア』も、そのひとつ。
 オープニング、エンディングをとばすだなんて言語道断、だと思うのです。


7/8 さのまましのまますのまま

「えんじ」
「はい」
「おまえも、それでしょーもないジョークさえ言わなければ、いいや・・・・」
「?」
「・・・・いや」
「??」
「いいや・・・・。いや。すいません。間違ってました。いいです。あなたはそのままの君でいて下さい」


 ガンダム雑誌の安彦先生の漫画はすごかったですねえ。
 入手困難ですけど、安彦良和先生は小説もうまいので見かけたら買うべし。おすすめはドルーク(銅馬)シリーズ。馬丁(?)が犯罪で名馬を手にいれてちょっと英雄みたいなことをしたあと、ヤリ逃げする話、です。

 ともあれ、アムロ先生。さあ、どうぞ!
「それはレゴだよ!」
 わあ。
 このれごは。このれごはいいものだあ。LEGO
 バイオニクルシリーズという新しいおもちゃが出ました。ブロックで有名なレゴ社から。デザインの美しさもさることながら、そのパッケージのセンスの良さ、奥深さ、合理性にひかれます。アメリカ人の考えた『メダロット』という感じ。でも一回り大きいのが”あさりよしとお アメリカ人サイズ仮説”を裏付けてる感じでもあります。



 たくさん買い込んだ本。
 短冊。
 吉野朔実。
 DVDを買うには。
 と言ったことについては後日。



 WOWOWの刑事コロンボは映画音楽の話。不出来。
 映画音楽と申しますと、J・ウイリアムスとボストンポップス管弦楽団。今年そのボストンポップスが来日するそうです。
 田舎にいた純朴な高校生は「都会の大学に行ったら夏のSF大会と正月にあるジョン・ウイリアムスのコンサートに行くんだ」と思っておりましたが、そのころから来日はなく。
 しかし、ひさびさにボストンポップスが来日。やたっ!
 ・・・・と思ったのに指揮者が違うじゃん!!!


7/7 でじかめがほしい

 『ドールマスター』を繰り返し読んでます。
 ふーむ。
 オーブンか。

 チーン。

 焦げました。

 デジカメはダメなのでスキャナで取り込んでみました。うーむ。うーむ。


しかくの『爺さんと僕の事件簿』3巻 角川書店
 本屋さんにたくさん積んでありました。人気が出てきたよでうれしい。
 シリーズの2巻以降に顕著ですが、謎が解けた後に見えるようになる物語とその構図が美しい。トリックを暴くだけでは、ただのなぞなぞ。そこに物語が生まれてこそのミステリ。
 一級品です。
 読まれたい。
 読後感が重いんですが、ラストエピソードで救われたような気がします。椅子から転げ落ちる人もいるかもですが。
 そういうのに、興味がないわけではないのですが、さて、読むとしたらどれを読めばいいのでしょう(漫画なら古典を読んでるのですが)。
 『***様が見ている』で代わりになりますか?


 読みかけの本は『チェンジリング』『エンディミオン』『略奪』。
 『略奪』はエルキンズとはとても思えない陰気な男が主人公でびっくり。 



 見上げるとでかい月。PC−6001で描かれたみたいに赤くてにじんでました。 


7/6 みすてりなSF大会 こんさーとなSF大会  最終話

 帰ってから一所懸命部屋を片づけてました。
 10時か・・・・。ふう。
 そしてテレビ番組表を確認しました。
 なみだ。
 なみだが・・・・止まりません。
 恩田先生ーっ!!




 ミステリ方面に強いのが今年のSF大会。
 森先生に無謀な質問をしてこてんぱんにやられる機会なんてそうはないでしょう。メディアへの露出や、ファンとの接触を避けられる方ですから今回の大会を逃すと次はなかなか難しいと思われます。

 私もミステリ作家の話をSF大会で聞いたことがあります。印象的だったのは綾辻先生の講演。ハマコンの時でした。SF大会の参加はあれが最初で最後ではないでしょうか・・・・。
 私が見たときには、綾辻先生、だいぶ、とばしてらっしゃいまして
「『J』とか『C』とかがっ!!」
「『J』と『C』が」
 と何度も繰り返しおっしゃっておられました。
 あげく
「創造的破壊というのはあるがあれはもう、破壊的破壊だ! がるるっ!!」
と火を吹くありさまで。

 SF大会ではコンサートもやってます。去年の歌のゲストは水木一郎。
 広島大会の時はMIO(『エヴァ』も歌ってくれました)でした。
 ハマコンの時は谷山浩子。

 綾辻先生もいらっしゃったそこで、その空間で、谷山浩子! 
 みごとな歪みッぷりです。



 ところで、今回、前回とSF大会について長々と書いてきましたが、実は自慢話シリーズだったのです。上はハマコンの時にいただいたもの。もう10年近く前だったんですね。

 しかくの の『僕と・・・・』については明日。


 7/7にはこんなのがあります。


7/5 悲劇のホント

 7/4の話の続き。

 わたくし、ゲームの腕前がヘボイのです。
 へっぽこなのデス。
 イースが解けなかった。
 鬼武者クリアに7時間かかった。
 などなど、枚挙にいとまがつきません。

「にしても、君はゲームがうまいんだねえ。うまい人には面白くないのかなあ」
「せんぱい」
「はいはい?」
「途中、とばしました」
「聞いたよ」
「エンディングもなんか長かったんで、途中でテレビのチャンネルを変えて」
「・・・・」
「そのあと、元に戻して、ああ、終わった終わったって感じだったんです」

 間違ってる! 絶対、間違ってるーっ!!
 誰か、何とか言ってやってください。


7/4 クロノアの悲劇

 今日、井原先生の掲示板を見てましたら、むしゅふしゅと名乗る方の書き込みが。
 「名古屋近辺では」うんぬん。
 ああっ? ではやっぱり、むしゅふしゅさんはむしゅふしゅさんだったのかっ!!



「せ・ん・ぱ・い」
「なんじゃ、わしは忙しい。用があるならさっさと言ってくれ」
「PSもらったんですけど、遊ぶゲームがないんです。貸して下さい」

 くくく。オレに頼んだのが運の尽き。オレ色に染めてくれるわあ!
 そんなわけで、『リッジレーサー4』『風のクロノア』を貸しました。
 貸して、翌々日くらい。

「せんぱい、これ」
「あら、早いね。よか・・・・」
「簡単すぎました。ものたりんす」
「え(<1ヶ月くらいかかって解いた私。しかも攻略本付き)?」
「あまりおもしろくないし」
「え? え? どして。良いお話だったでしょ」
「あ、ストーリのとこはゲームの邪魔だったんでとばしました」

 どんがらがっしゃん。
 どんがらががしゃん。

 隣で聞いてた先輩もこけてました。
「どしたんですか、ふたりとも?」
「ここ、このおおばかものーっ!! おまえのやったことは、やったことは・・・・」
「ディズニーランドに行って20回くらい、ひたすらスプラッシュマウンテンに乗ってるようなもんだ」
「・・・・とか、そんな感じだ! くそう! 先輩もっと言ってやってください!!」
「君もそう思うか、同志!」
「アミーゴ!」


 さて、その日の後輩が帰る時間であります。
「先輩、お先に」
「ちょっと待ちなさい。半日、良い例えを考えました。君のやったことはたい焼きを買ってあんこを捨てて皮だけを食べるようなものでした。反省しなさい。ものすごく邪道」
「そうそう。あんみつを買ってきて『この黒い液体が入ってる袋なんだろ?』って捨ててしまうようなもんだぞ」
「・・・・そういえば、たい焼きの尻尾まであんこが詰まってるのは邪道だと思いません?」
「む、確かに。甘さの調節ができんからのう」
 先輩は話をごまかされてしまいました。


7/3

 そのまま井原センセのホームページを読んでたら、だんだんとセンセがビン好き、いやビン・マニアであることが分かってきました。
 日記の記述の中にはカン極まって、「このビンはいいものだー」と叫ぶシーンがあったり。
 たのしいなり。
 途中、むしゅふしゅという方が出ていらっしゃいますが、神聖帝国のむしゅふしゅさんでござろうか(リンクがつながらなくなっててびっくりしたんですが、よーやっと直せました。・・・・直ってますよね?)。

 あと、シトロエンの2CV(『カリオストロの城』でクラリスが乗ってるのです)が何度も繰り返し出てきますが、アレはステキですよねえ。
 わたしも子供のコロに実物見て、あの外観にシビレタのだ。
 車なんて走ればいいっす。あーん? エンジンの改造? 東京で一番早く走れるのは結局ナビ付きの軽なのでは?
 なんてな暴言をはいて回るあたしですがそれなりに欲しい車はあるのでして、そのひとつがシトロエン2CV。なんてきれいなフォルム。色も素敵・・・・。
 他にはプジョーとデロリアンがお気に入りでゴザル。

 ちなみにもう退社した同僚がデロリアンを買ってました。
 うう。
 乗せて欲しかったじょー。


 ちょうど、おやじ天国の岡本さんも新しい車を購入なさるそうです。某デザインのいかした車を購入なさるそうですが、どーせなら2CVにーっ!! そして運転させてくれ(<横暴)。


7/2

 SF大会
 ミステリものな方はすでに西澤先生の日記などでご存じでしょうが、今回のSF大会にはミステリな面々がたくさんいらっしゃいます。これだけ集まるのは『ハマコン』(6,7年前の大会)以来ではないでしょうか。
 大森先生の日記から確認できるだけでも、森博嗣、西澤保彦、綾辻行人、山田正紀、我孫子武丸、瀬名秀明、田中啓文(未確定含む。後半、ちょっとミステリ専門でない方も。)

 今回のSF大会はあの『エヴァンゲリオン』で有名なGAINAXの主催。
 これだけ、大規模で見応えのあるSF大会はあと5年はないでしょうから、今逃すとものすごーく後悔することになると思います。ダンナ。そこのダンナ! おひとついかがっすか?

 各作家のサインコーナーなんてのも設けられるはずですから、サインもらいまくりでもとをとるという手もあるかも。
 大会プログラムの充実ぶりでは去年もかなり豪華でしたが、今年はそれを上回る可能性も。
 ちなみに、去年の企画BEST3は個人的に
・ 山田正紀 大活躍 『最強キャラクター対決』
・ 暴走が止まらない 『昭和エロエロ話』 菅浩絵&牧野修
・ 秋山瑞人語る『猫の地球儀 創作秘話』
 (いずれも正式名称にあらず)
 なんと、長谷川先生といっしょに絵を描いたりしたあのイベントさえBEST3に入らないほどの充実ぶりだったのです。そいつも越えるかもというんですからこりゃもう、贅沢この上ない。
 千葉で行われるというのも近くていいし、いつもだとホテルをとらなきゃいけないのが、はなっから合宿形式だったりしますから、宿泊費も浮きます。結局、例年より大幅に安いんです。
 ということで、大変オススメ。
 星雲賞は締め切られましたが、まだまだSF大会の方は受付やっとりますのでそのすじの人は、大切な本を売り払ってでもお金を作り出すのだあああああ!



 件のアギトを見せていただきました。
 人間というのは本質的に善の存在です。なぜなら・・・・
「理由は簡単です。この私がいい人間だからですよ」
 かわいいじゃねえかよう(でも額の広さが気になります。)。



 『ドールマスター』。よく読むと・・・・知らない人には全然分かりやすくないかも。
 特に22〜23ページのくだり。
「シリコンゴムで型を作って合成樹脂で」
「白いラッカーなんかを下塗りとして」
「ラッカー系ならアクリルやエナメルを使えば」
「そこに白サフ吹いただけの」
 いきなり、相手のレベルにかまわず専門用語を並べ立てるとはクグツ君もおたくなのだのう。
 モデラーの方はいきなり400番のペーパーとか無造作に専門用語を使って、女の子にひかれないようにして下さい。そういう機会があったとしてですけども(<たいへんヒドイことを言っている)。
 本編はラブコメですが見方によってはあの島本先生をしのぐ熱血スポコン(風)造形漫画です。しかも、割と正当派。
「この人形は・・・・******っていないじゃない・・・・」
 などと言った台詞は、こう、ぐぐっと来ますぜ。

 ところでこういった人形ものの源流は藤子F藤夫『バケルくん』に求められるというのが、えんじ説であります。
 ちなみに作者のホームページはこちら。うわああ。あの妹にはモデルがいたのか。


 おなじく人形ものでもひとつ。
矢崎在美『刑事ぶたぶた』徳間デュアル文庫 ★★★★★
 
いつもとはちょっと違って、刑事物の連作短編集形式。
 今回のヒットはなんといっても、桃子でしょう。よいですなあ。
 ぶたぶたさんの、いろいろと絵になるシーンが多いのが今回の特徴。ああ、あれをぜひぜひ見せて下され。


秋田みやび『進め!未来の大英雄 新ソードワールドRPGリプレイ集@』富士見ドラゴンブック ★★★★★
 なんと3年ぶりのリプレイ集。今回の見所はほんとは経理兼雑用として雇われたはずの秋田先生が駆け出しゲームマスターとして奮闘するドタバタぶり。
 また、それに輪をかけてプレイヤーの・・・・へっぽこなほにゃらら。いや、そこまでほにゃららとはなあ。

 バブリーズ・アドベンチャラーとかキットにしてほしー。
 いや、それよりも。
 海洋堂200円シリーズでホームズとかでないだろうか。いや、もっとはっきりいってしまえば、ハドソン夫人は出ないのか? おねがいぷりーず。


7/1

 マスカワさん、たのしそうですね・・・・。
 詳しくはリンク先からレポート、臨時特別室の8を。文体が菊池秀行してまふ。

 さてそのマスカワさんからメガフリークという雑誌を勧められました。
 新連載が・・。
 「ブックス パラダイス」竹本泉

 ばっ、馬鹿な!! そんな涎ものの連載を見逃していたとは! ”本”で、しかも”パラダイス”もの? 竹本センセの?
 マスカワさんありまちょーっ!!
 今から買ってきます!!


 今日、パワーパフガールズを見てましたら、その後ガオレンジャーという番組が。
 始めて見ました。
 戦隊ものです。
 ガオブラックの彼女が眼鏡型洗脳マシーンによって操られていた、というお話。オチの想像は付くと思いますが・・・・野尻先生が見ていらっしゃったら、まず、間違いなく暴れ出していたでしょう。

 メモ  カウンター18546