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私のカイロ体験記014


■ 野 寺 治 孝 (写真家) 


『「出版記念会」「写真展」「やトークショー」etc
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写真家 野寺治孝

 

 
「外苑前にあるもう一つのオアシス」
野寺治孝 写真家 浦安市在住               
 初めて訪れた時に感じた『甘い風とスローに流れる時間』。
この瞬間、私は恋にも似た強烈なハワイ病にかかってしまった。
  それから、どれだけの年月が過ぎただろうか? 私もハワイも、刻々と変化している。
  しかし、私にとっては何かに迷ったり、 疲れたりした時にいつでも帰ることができる 『甘い風吹くオアシス』であり続けてほしいと願う。
  ほんのわずかでもいいから、 この本から『甘い風』を感じ取っていただけたなら幸いである。
  そして一人でも多くの人がハワイにでかけ、 実際の『甘い風』の中に身をゆだねてほしい。
  なぜなら本物のハワイは写真よりも何倍もきれいで心地よい場所だから。 そのきっかけに、この本がなれればいいと思っている。
〜エピローグより〜

野寺治孝写真集チルチンびとライブラリー 1
「ALOHA!ハワイやすらぎの7日間」

A5変形112ページ カラー¥1800 風土社刊
 前記の作品集を出版する写真家の野寺治孝です。
  この本は5年ぶり、6冊目の写真集となります。
  この5年間、私流の自然体の営業活動を各出版社に展開していました。


  担当者からの熱きラブコールや感触の良さに比べ、おおむね次の理由で最終段階 にまで到達出来ませんでした。
  「この不況下コストの割には売れない写真集は作れない。もし、作ったとしても過去に 実績のある作家の、最低赤字を出さない動物写真か風景物に限る。」と。


  それがひょんなことからチャンスが巡りまわってきたのです。
  風土社というところが発行している『チルチンびと』という雑誌のインテリア撮影を撮 りおろしていたのですが、シリーズで写真集か、エッセイ集とか、いわば別冊を出した いという企画があり、その第一弾として私の写真集に目が止まり、白羽の矢が向かって きたのです。


  この不況の中、本を出版することは「宝くじに当たるような確率」です。
  本当にラッキーだったと内心では思っていますが、ひとつだけ自信を持って言え るのは、ピンチの時にめげず、売れ線のものより「自分の個性が出せる作品」を心掛け 創っていたことです。
  更に付け加えますと、恵まれたスタッフと、経済的なことより も、私の作品とその将来を信じ続けて協力を惜しまなかった家族のおかげだと思ってい ます。

  この本のテーマは“楽しさとやすらぎ”です。
  私の心の中でのハワイは、いつでも疲れたときに安らげる場所なのです。そして、 この写真集を手にされた皆さんにも、そうあってほしいとの願いと祈りが込めら れているのです。

  最後になりましたが、これも、決して付け足しではありません。
  「外苑前カイロセンター」も私にとっては、都会の中に残っている数少ない オ アシス のような場所なのです。

  あくまでも肩肘を張らず自然体を心掛けていますが、ファインダーをのどく、ア ングル決める、シャッターを落す作業は、無意識ですが、写真家にとっては負担 を強いられている職業病のようなものかも知れません。
  好きな事で一瞬に賭ける心の高まりは、至福なひとときなのですが、知らず 知らずのうちに疲れが溜まってしまうようです。
  シャーカステン(ビューボックス)の作業は、背骨に歪みが残り、筋肉は縮みっ ぱなしになるようです。


  ストレスは少ない方ですが、自力 で戻る範囲を超えたと感じたとき、迷わず矯正して元に戻してもらっています。
  河野先生に愚痴をこぼしても、積極的な面で解釈する術(すべ)を心得ていて、 なるほどそうゆう解釈も成り立つな〜あ。と感心させられ、結果的には私の行なっている事や考えていることを支持してもらう事になります。
  そして、自分らしさ(やりたい自分・なりたい自分)を再認識する事で、心身が 癒されるのを実感します。
  どんなときでも、元気をもらって帰れる。そんなオアシスなのです。

  本当は、こっそりとソオーットしておきたい“秘密の場所”なのかも知れません。
  かなうならば甘い風が吹くハワイのビーチで、先生に背筋を正し心を後押しても らったら気持ちいいでしょうね。
  少なくても後寮法中の気分は、ウトウトとして 小春日和の桃源郷をさまよう感覚。まさしくハワイのビーチそのものの。
トロピカルなオアシス気分なのであります。(2001年3月)

野寺さんのこと

 何気ない感性的な作品群。
  それでいて、決して追随を許さない個性的な主張がある。
  そんな中にあって、これには独特の旋律を覚えた。
  作品の一つ(ハワイのサンセット)は、当センターの治療室に鎮座して、数年目を迎える。
  ヤシの木蔭を逆光で黒く染め尽くした海岸線。
ハワイの大らかな浜風の匂いを、 この部屋いっぱいに運び込み、安らぎで満たせてくれている。

  一日の活動を終え、ゆっくりとくつろぎに入る「生命の母なる海」と、すっぽ りと顔を沈めた常夏の太陽が残光を置き土産に、今日の最後の最後までを目いっ ぱいに燃え滾(たぎ)っている、エネルギシュで神々しいばかりの光の半円構図。
  明日の躍動を約束する黄金色と真紅の色彩は、この画面の中にあっては不思議な シンフォニーを楽しんでいる。

  自然の空気感を第一に大切なモノと考え、一切の加工を加えない主義とか。 お気に入りや、大自然の織り成すその瞬時を、心の趣くままに切り出す自由人。
  作者の凝縮されたポリシーは、いきなり同調波形で、僕の心の奥底にある感光紙 までしっかりと届き、そしてためらうことなく定着させた。
  只、観ているだけで、何故かウキウキさせられる。

  そして、自分の心に、 身体にまだまだ眠っている潜在的な何かの存在をはっきりと知らせてくれている。
  そのパワーを奮い立たせて蘇らせてくれる不思議な力を、見るたびに今も変るこ となく感じさせてくれている。

  以上が、恵比寿のガーデンプレイス内(個展会場)で、おねだりして、この部屋の主になった経緯(いきさつ)である。
  好評な既刊の作品集を手にした一人。阪神大震災でかけがえの無い大切な人を連 れていかれた婦人が、「生きる勇気を取り戻せた」との礼状のエピソードにも通じる何かを、淡々とした作品の中に、深く深く納得させる作者なのだ。
  4月15日頃が発売予定! ラストカットを飾っているのが、この《ハワイのサンセット》のもよう。
  今年(‘01)は、引き続き3冊の出版が予定されている。
  今後は、その都度この覧のテロップでご案内して行きたい。

【お願い!】
1日も早く専属契約を済ませ、「ハワイの甘い風」に身をゆだねながらアジャス トメント(調整)しましょう。
                               (快 路人 ‘01・03・23)

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    電話は03-3475-5288