私のカイロ体験記012

手術を勧められた腰痛(腰椎分離/スベリ症)
主婦 33才 木梨摩耶子


7〜8年前にスケート中に、腰の骨がズレル程の強打(打撲)をしました。 その時は20代半ば。若さにまかせて痛みが感じなくなると、スキーをしたり、海外旅行に出かけたりして、全く普通の生活を楽しんでいました。 結婚した今は、5歳になる男の子が1人います。
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約1年くらい前、足にしびれが現れ2、3日後に腰部に激痛、同じ格好を5分としていられなくなりました。 夜間は、何もしていなくても自発的な痛が強まり眠れない状態。

大学病院で診察してもらったところ、以前にずれた個所(L4/5)がさらに3分の1前方にズレている。腰椎の「分離症・スベリ症」との事でした。

 ( ↓ :これは、木梨さんの実際のレントゲンです )
 レントゲン *  *  *  *  *  *  *  *  * カZZ

 「半年はかかるが、手術した方がいい」と 医者からは勧められました。

しかし、半年先には、子供の先天的な心臓疾患の手術を控えており、私は目の前が真っ暗になりました。

 知人の紹介で整体に通ったりしましたが、痛みは和らぎませんでした。

そんな時、母の友人より「外苑前カイロ」の先生を紹介していただきました。  私は、藁にもすがる思いでした。


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今までのいきさつを話したところ、レントゲン撮影を求められました。早速、先生が13年間 インターンをされていたクリニックで、立った状態で、前後・横・斜め、の写真を撮影 していただける手続きがとられました。

先生は、しばらく眺めていた後、「カイロ治療の適応範囲(インディケーション)を大きく超えていますね」。

「しかし、手術をお望みでないのなら、木梨さんに最も合った治療法でじっくりやっていきましょう」

とおっしゃいました。

「60代女性で同じようなケースの方が、全く痛みが無くなった」と、いう話を伺い安堵ししばらく治療をしながら経過を観察して頂けることになりました。
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自宅からは、電車で1時間位の距離です。当初は立っていても座っていても辛く、それでもまだ座っている方が楽なので、シルバーシートも空いていればすぐに座らせてもらう状態でした。
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先生の治療を受けてホッとするのですが、最初の頃の胸の内を正直に言いますと、往復の電車内での辛さを思うと、「何の為に通っているのだろう?」 と考えることもしばしばありました。
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そうこうしているうちに子供の手術が、4月の下旬に決まったのです。

手術当日は、午前8時に面会し午後2時に無事に終了。再び会うことが出来たのは、午後の8時頃でした。

その間は、一日中病院で待機。
こうして、子供も入院で辛い思いをしたと思いますが、私も、この日、家族の危機としての大きな通過点を、無事に乗り越えることが出来ました。
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同時に私の治療も、極めて順調な経過でした。
経過良好な上に 痛みとうまく付き合うコツも覚え、不安で振り回されることも無くなりました。

治療は、「今日は、ほてり(発熱)が強いからアジャスト(徒手調整)は控えます」とか、「今日はしびれが強いからハリ麻酔方式も併用しましょう」など、痛みや状況によってその日の治療メニューは「ほねつぎ」や「鍼灸」の知識 ・資格もフルに動員して頂き、臨機応変に変更して頂きました。

先生は、カイロのアジャスト(手による矯正)を中心に効果的な補助療法を症状に併せながら適時自在に加味されました。
なによりも、 私の症状が最優先といった感じでした。 柔軟に治療手順・方策の変更や、日常生活上での的を得たアドバイス等などのお蔭なのです。
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先生は、私の身体はもとより、精神的にも、支えてくださいました。お蔭様で、今は普通の生活は支障なく過ごしています。

再発防止のため、前のような激しいスポーツはしていませんが、今こうして体験記をたしなめる状態は、1年前の私からは考えられないことでした。

本当にありがとうございました。

そしてこれからも日常生活での諸注意を自分なりに咀嚼して、自分に出来ることは率先し、再発しない、再発させない「自己管理」をしていきたいと思います。

今後も、よろしくお願い致します。

その後木梨さんは、ご主人の転勤に付き添って、ご家族でアメリカに渡られました。

焼酎2合を1杯に


●院長からのコメント
朽ちかけた土台の上に無機質的に載っている建物ならば、倒れるのは時間の問題です。

イラスト説明しかし、生身の私達の身体は、 生きている限り補修し適応しようと必死で自力の修復作業が行われています。
ですから、 マイナスの外的な刺激は、絶対に避けなければなりません。

同時に、
完全でなくとも「残された骨格構造と機能を最大限に発揮させることに徹する」ことは、私たちに課せられた使命であります。

ここまでズレたままの骨盤や骨格は、構造的に完全に元に戻ることは叶いせん。が、

完全な理想的な配列にさせる必要は、全く無い。と考えられます←元々悪い状態ながらもそれなりに安定していた←だから、かつての安定状態にまでは戻るはず、と考えていました 。日常生活に支障がない範囲に戻すことは 、可能でしょう。

最終的な復元する力は、施療によりその回復のキッカケは与えられても、本質的には木梨さんのもつ治癒力です。 しかし、そのキッカケ作りも1つ間違えたら下半身に重大な事態(下半身麻痺など)になりかねないのがこうしたケースであることも事実なのです。 手技療法とは言え、高度な判断と慎重な対応が求められ、少々大袈裟な表現と習いますが、「手による手術」 と言えます。

しかし、ここまで回復されたので 一安心です。 30代は、 年齢的にもまだまだ大丈夫!。 新しい自己管理の考え方と具体的な日常生活での対処法は、再発防止が可能となるでしょう。

キーワードは、今後、どんな「自己管理」をなさるかにかかっているのです。

日本を離れて2年目。
本場USAの現地カイロ診療を受診される必要も無く“元気印”とのご連絡もありホットしています。 現在はご家族で USA 赴任中です。



近年の腰痛事情/追加コメント

※ 最近、「分離症」の問い合わせが重なりました。
 
 カイロ治療の実態とレントゲン写真を添えた情報提供の必要を感じましたので、ここにアップしました。


通常は、もっと軽いケースで慢性化された主訴・愁訴の方が殆どです。

この写真のケースは、くれぐれも腰部(L4)を直接押さない、押されないように!。 結果的に取り返しのつかない状態になり兼ねませんので!

こうしたレントゲンで明確なケースは、「東京カイロセンター(竹谷内クリニック:2011年閉鎖)」でのインターン研修時代13年間に多くのレントゲンと格闘した日々の賜物で、慎重に社会復帰に導け たことを感謝しております。



※ 専用のカイロアジャストテーブル(治療台)の有無は、大きく成否に影響をもたらします。治療を成功させるには、大切な要因の一つです。

このようにシビレを伴った腰痛が激しい時は、一時しのぎの対症療法(慰安)的な処置ではなく、レントゲンまたは、MRIでの確認は当然必要となります。

※ 治療する側、受ける側が、「治る!」という言葉を使う時、骨病理学的/構造的なのか、臨床的治癒(日常生活に支障のない範囲の治まり)なのかによって、意味する内容は異なってきます。

特に専門医から「手術が必要」と判断された状況下での治療は、しっかりインフォームド・コンセント(説明と納得による選択と合意)、治療の危険性の説明もしっかり交わされることも必要となります。


※ 最近、当HPをご覧になった方々で、慢性的、習慣的に繰り返される腰痛対策として、全く痛みが感じられない時を選んで来院するケースの方が増えています。実に賢明なご判断で す。「予防」としてのご来院を奨励しております、ので。

「 カイロ治療」は、癌や炎症・進行性の病変は、当然ながら施術の適応外となります。

適応症例と言うよりも当院が得意とするケースは、骨格の歪み・関節の可動域の不具合やアンバランスから生じる症例が施療の対象となります。が、痛みの有無に関係なく、身体の体癖改善などは 「予防」 として 積極的にご来院を奨励しています。

整形外科病院の検査で「全く異常なし」との結果であったとしても、自覚症状が歴然として在る場合は、体験記5  のセシリアさんのケース やむち打ち後のように、骨格や神経系の機能障害(働き =機能性が悪く「自律神経失調症」に進むケースも多く散見し、これらは当院ではクレイゾーンながらも適応症 に近いと感じた場合は、ご相談に応じています。勿論軽いケースと思われても、お断りする基準は設けてありますので、その点もご了承下さいね。

病院の専門医が、「問題なし」とのご判断があった場合は、悪性疾患などがスクリーニング(除外)され、却って安心して当院では施療に専念出来ます 、ので先ずは専門医のご診断を仰がれることをお奨めし尊重しています。



※当院では、筋骨格、骨盤、関節の可動範囲減小、身体の癖、ご本人が気づかない程度の歪みなどの調整にも特に気をつけて、今後もその方針で研鑽していく所存です。

身体の働き(機能性) 面での不協和症状の改善アプローチは、 専門的に細分化し過ぎて見失いがちな、木を見て森を見ない過ちとして、留意しています。その方が置かれている背景も根本的な改善にはとても大切な要因と思っています。

再発させないポイントの一つに、目先の“痛み改善”のみに囚われないこともあげられます。症状のみを追い掛ける対症療法 (慰安的治療・痛み止め=ブロック注射)とは 全く異なった見方(理論)からの対応を心掛けています。

普段からご自分の身体や癖を知ることは、ライフスタイルの検証を含め、再発防止や予防への根本的なアプローチとして その真価が発揮されま、視覚から状況判断できる映像化(レントゲン・MRIなど)は今後も奨励いたします。



※ 重要な事ですので、一部繰り返しになります。

最先端での技術開発の著しいCTやMRIを用いた「科学の眼」を通し痛みの原因を確認することは、非常に大切です。

が、そこで「正常範囲・異常なし」とされても、その映像は可能な限りご持参下さい。愁訴に関連した施術に直結するヒントの「お宝の山」だからです。

また、その 後の再発防止の日常生活でのアドバイスや支援もそれ以上に大切な事柄なのです。

当 外苑前カイロは、そんな点をも重要な治療のテーマとして研鑽して行きたいと考えます。

木梨さんのレントゲン(側面像)
仙骨の基底角SBA50度(日本人の平均は35度±2)。この映像は、その症状解除,寛解による具体的な対策を提供 するだけでなく、再発防止の抑止力としても、視覚的にも大貢献です。

 腰椎椎骨の後縁をなぞるジョジーズラインは、L4/5でブレークし、L3椎骨中心からのファーガソンライン(重心線)も正常の位置からは大きく前方に外れ、斜位像でもないのに、L4の椎骨(椎弓部)に分離状態があることが理解されました。



※ 今後も引き続き、『個人差・症状差を尊重し、再発し難い身体作り』を念頭に、それぞれの個人的特性を最優先に考えていく所存です。

 痛みや症状の持つメッセージを正しくキャッチし、身体も心も余裕を持って、 「健康管理」に寄与して行きたら嬉しく幸せに思います。

また、ストレス.マネージメントを独自に併用。 新境地を展開中、お互いが、今よりももっとすっきりと納得できるよい結果を手にしていたいと思います。勿論、この点はご希望される方のみのオプションとなります。

痛みがあっても無くても「外苑前カイロ」は、大歓迎です!。
来院動機は、何であれ一向に構いません。

大切なのは、如何にご自分の弱点に気づき、よい状態を心掛け、「本当にご自分が望む”幸せ”に近づくか」にかかっているか、でありましょう。

これからも、再発防止、根本的アプローチを通し

  「予防にまさる治療はない」に、徹っして

           「あなた色のしあわせ作り」

   の一端を健康管理面から応援させて頂きます。

 どうぞ 今までとは、一味異なった体験にご期待ください!
 
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その後の木梨さんの近状
お子さんの手術後も順調で、家族で海外赴任も無事任期を勤め、今は再びご家族3人東京で暮らしています。

 赴任中もも帰国後も全く問題なく、「今も穏やかに生活しています」。と、毎年 の節目にお頼りを頂いております。


【追加】

あの当時は、MRIも無く、客観画像情報はレントゲンのみでした。今はMRIの力も動員され、更に危険の少ない「無痛療法」もオリジナルに開発され 、鍼麻酔方式をはじめ各種の鍼も導入されて、痛みの解消期間の短縮が可能となっています。

  今後の治療法の改善にも ご期待下さい。
 

  【 MRI: 視覚による比較 】
  ■ 腰椎

 
 体験記46  「健康管理」の盲点・MRIで原因明白
                      (脊柱管狭窄症×2

   体験記37 レントゲン正常、ヨガ・ストレッチで動き正常に。
                   しびれ の原因は、MRIで特定。


   体験記19
   小野寺さん 過去最大のヘルニア改善例


 

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2000 夏 残暑の候
カイロフォーラム新聞からHP用に再編成 (文責:快 路人)