楽園都市の夢 設定

 

 

 

*世界観*

 

魔法が栄華を極めている『黎明界ガルドラシル』。

様々な種族の生き物が居る。

天使や悪魔は、結界一つ隔てた『重鎮界アスガルニヴル』に住む。

たまに結界を超えこちらがわに姿を現す者も。

 

 

 

*種族*

 

人族:普通の人間。その種族特性はバロメーター的役割もになう。

(例:獣人族は人族を超える敏捷性を持っている Etc.)

魔法能力値・身体能力値はほぼ平均。

世界の人口の約3分の1を占め、いくつもの都市を形成しており、倭族など特殊な文化を持った人種も。

 

獣人族:耳が猫や犬のような形状をしており、尾が生えている。

特筆すべき点は運動能力の高さ。

一般に同種族間で小さな集落を形成し暮らしており、森人族と親交が深いといわれている。

割と人口は多く、最大の獣都市は『チェリオ』。

 

森人族:エルフの意。主に人族とそれに準ずる種族から成る俗世間を嫌い、深い森の奥に住む。

身体的特徴はやはりその尖った耳で、魔法スキル値が飛びぬけて高い。

深森の長と呼称される神的存在を崇拝する。

楽園都市『ティ=クル』にのみ他の都市の何十倍もの人数の森人が住んでいる。

 

飛翔族:一般に翼の一族と呼称される。伸縮自在の白い翼を持つ、異界の天使に似た種族。

他に、頬や額に小さな紅い刻印を刻むのも特徴。

身体能力的に見ると人族と同じ程度。

わりと都市に住まうものが多く、大都市としては飛翔都市『ライク』『レインフォース』などが挙げられる。

 

紋刻人族:人族の亜種。体に金で文様が刻まれており、魔法能力値は森人族をも超える高さを誇る。

最大にして唯一の紋刻都市『イグニート』が100年ほど前に滅びてから人口が激減。

元々古代種で『イグニート』以外では滅多に見られなかった為現在は絶滅したのではないかという噂さえある。

 

竜人族:人族に準ずる存在。外見的・能力値的には人族と変わらない。

竜と心を通わせることが可能で、騎乗竜は竜人族からしか入手できない。

人口的に見ると少数族だが都市型の生活を好む為竜都市『ランガ』『ロウガ』に代表されるように都市保有数は多い。

 

聖魔の血脈:特殊な例。一族というより、重鎮界からやってきた上級悪魔の血を継ぐもの、またそれそのものを指す。

美麗かつ魅惑的な外見をしており、たいてい交配種族と変わらぬ身体的特徴を持つ。

生命が異常をきたしており、『裁きの黒天使』がもつ聖なる剣でしか滅さない。

忌み嫌われる存在であり、その根元として破壊衝動の塊であるという点が挙げられる。

そのため、聖魔の血脈を継いでしまったものはそれを隠し続け、放浪する。

 

裁きの黒天使:上級天使。しかし黎明界での聖魔殺戮という役を担っている為に堕天使、黒天使などと呼ばれる。

黎明界にも複数滞在していると言われ、普段は他の種族のように装い世界を巡っているらしい。

寿命は無尽蔵といっていいほど長く、外見も本人の望むままの姿に保たれる。

ただ、悪魔も天使も人間的な感情の持ち主であることは黎明界において意外と知られていない。

 

 

 

*その他*

 

楽園都市『ティ=クル』:その名の通り、地上の楽園とされている。本来は『選択の地』という。

かの地に到達するための苦難の多さから伝説・幻化してはいるが自足自給都市としてきちんと機能している。

世界一多種族が集っているという。シンボルは『はじまりの樹』。

 

はじまりの樹:楽園都市に聳える、幹の直径が2kmにも及び梢は雲を突き抜ける、という巨大な樹。

世界を創造した神が具現化したものだといわれている。

実際は、宿っていた神格は既に失われている抜け殻だが、未だ青々と葉を茂らせている。

その不思議な力に引き寄せられ多くの者が楽園都市を目指す。