京畿道 竜仁 2005.8.13
実に3年ぶりの韓国バシング! 今回、舞台となったのはソウル近郊(京畿道)。

今や韓国内ではルアービルダーとして不動の地位を築いた感のあるテさんが今日のガイド。彼とは結構前から知り合いだが実際に釣りに行くのはこれが初めて。テさんのフィッシングスタイルやハンドメイドルアーに釣果にも興味があり、連れて行ってもらうことになった。

出発は朝4時半。テさんの家から京釜高速道路(ソウルと釜山を結ぶ)に乗り、目指すは龍仁という街。ここは某財閥系の研修院があったりエバーランド(その財閥が経営)という遊園地があったりで有名なところ。途中、本日の朝食となるキムパプ(海苔巻き)を買い込むが、「キムチが売ってない!」と叫ぶテさんはやっぱり韓国人だなあ、と思う(笑) この後、結局キムチは手に入れることが出来ず、テさんにとっては不満の朝食となったのであった・・

・・せっかく撮った画像を紛失・・。画像なしで勘弁してください・・

さて。到着したのはシンウォンという貯水池。ここに鮒を放流して巨大管理釣り場としているのだが、鮒師達は湖上の小屋にいる(湖上に小屋を浮かべトイレもついているしベッド?もあるらしい。お腹が空いたら管理人を電話で呼べば食事を運んでくれる)。陸っぱりは我々だけ、時刻は6時半くらい。テさんはおもむろに沖へ向かってトップ(自作)を投げ始めるが僕が借りたのはちょっとヘビーなスピニングロッド。まあ、悩むことなく常をリグってワームをつけた。
とにかく浅い。1.5M以下ではないか?と思いながら引いてきたら50cmくらいの深さのところでクッとバイト??・・・あわせたが乗らない・・・。もう一度引いてきたらまたクッと・・。ラインスラッグをとってグッとあわせるが乗らない・・。ギルか?と思うが、どうなんだろう・・?
凝りもせず、また同じところを同じように引いてきたらまたクッと来た(笑) 今度はバイトと同時にガツンとあわせたら乗った。「あ〜あ、やっぱりギルか」なんて思ったら上がってきたのは20cmくらいの小バス。「こいつか、さっきからのバイトは」と思い、また投げたらまたバイト(笑) もう1本、同じサイズを釣るが、ここではそれまで。テさんもワームで1本上げてた。
ん?と気がついたらおっさんがやってきてポットに入ったコーヒーを「飲みますか?」なんて聞いてきた。「いや、いらないけど・・」なんて言ってたらこの人、管理人。要は「釣り料金払って」ってこと。一人5,000ウォン(550円くらい)でした。



そのシンウォンはただの野池ってな感じで攻めどころがない。水門とか流れ込みとか水路とかに慣れている僕としてはなんとも攻めづらいのだ・・。で、ほとんどバイトもないので移動することに。

次に来たのはどこかわからないけど(笑)これまで貯水池(写真はnadoproさんのサイトから拝借)

大減水中です・・。
ここの奥には乳牛用の牛舎があるのだ「BSE対策のため関係者以外立ち入り禁止」なんて書いてある(-_-;) 感染しないよなあ・・。
nadoproさんはここでもトップを投げている。なんでも「サイズは小さいが数が出る」とのこと。見えバスも何匹か見たが確かに小さい。30cm以下でしょう。
僕はやっぱりワームでチロチロと常吉をやったりテキサスにしてみたりしたがノーバイト。写真で見える奥の木のほうなんて好ポイントっぽいが陸上からは行けない・・。なんとか近づくが結局ノーバイト。ところが、nadoproさんはただの水面にトップを投げて4本獲ったとか(離れていて僕はわからず)。けっこう水質もいいのでワームだと見切られてしまうのかな?と思うが他のリグも持っていないのでひたすらワーム(^^ゞ



全然釣れないので昼休み。
テさんが「前から行ってみたかった」という食堂へ行くと、そこはなんと「ドットリ」の店だった。とは言っても何だかわからないだろうが、ドットリってのはどんぐりを原料とした寒天みたいなもの。ここで説明されてますが、この写真のような寒天状のものは焼肉の付けあわせとかでもよく出るのだが、それをご飯として食べると言う。写真がないのが残念だが、「この寒天状のものが澄まし汁の中にご飯と共に入っている」という感じである。が、これが実に美味しい。韓国でこのくらいさっぱりとした食べ物も珍しいが、はっきり言ってこれはアタリだ♪ 聞けば、このどんぐり原料をベースとしたすいとん(
韓国ではスジェビと言う)もあるという。次回の楽しみが出来た♪

さて、釣りは再開したが、相変わらずバイトもない。で、ここでnadoproさんが貸してくれたのはこの自作ペンシル?なんでも午前中のヒットは全てこれ。午後も知らない間にこれで釣ったらしい。

最初はわからなかったが(笑)、これはドジョウを模して作ったものらしい。トップウォ−ターなのに、着水すると沈んでしまう・・(^^ゞ 「これって何?」と思ったが、このルアー、水中では倒立しているらしい。なんでもドジョウは泳ぎだすときに一度立つそうで、それを再現したものとか。なんともマニアックであり「これはトップじゃないんじゃないか?」とも思うが、2回目のキャストでいきなり水面を割ってバイトが来た!「なんてこった!」と思うがいつものようにトップではアワセられず乗らなかった・・(-_-;)
ただ・・、水面で反応があるということは倒立の必要性はない訳で、このルアーはもう少し違う使い方をするのかな?本来は。その効果は次回にでも確かめさせてもらおう。

結局、ここではそのまま釣れず(-_-;)、朝一で入ったシンウォンに戻ることにした。
夕マヅメにあたり、小バスの活性が高いのか、対岸のお兄ちゃんがバンバン釣ってる・・小さいけど・・。こちらも負けずにと(相変わらず)常吉を投げ込むとバイト!でも引きがそれほど強くないのでそのまま引っこ抜くがこれも20cmちょっとくらい。ま、大体こんなサイズです



と言うわけで今日はここまで。久しぶりの韓国バシングを楽しめたし、一応釣れたし(^^♪
恐らく、ソウル近郊のバスポイントとしてはこんな感じの貯水池なんだろうなあと思う。これから韓国駐在が始まる予定なので、こまめにレポートしますね。

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