今年ヒロシさんのDIRMSが行われたことが記憶に新しい、日清のパワステが無くなってしまうと言うことで、日頃お世話になっているアミューズ所属のアーティストのライブが、98年6月6日に日清POWER STATIONにて行われた。 その名も、パワステ FINAL COUNTDOWN SESSION「来ればわかる!!」。 当日私は、チケットを持っていなかった。というか入手できなかった。 S.Yさんが当日会場でチケットの余っている方(ダフ屋じゃなくて)から譲ってもらったとの情報で急遽、見せていただくことになった。 譲ってもらった方と、S.Yさんに感謝、感謝。
FINAL COUNTDOWN SESSION
『来ればわかる!!』
〜NISSIN POWER STATION〜
6/6(sat) OPEN 17:00/START 18:00
進行は、にせルパンの寺脇さんと加藤さん。
- 爆笑大森シェイド
- (大森隆志(SAS)、サンプラザ中野・パッパラー河合(爆風スランプ )、JUNJI・NATIN(SIAM SHADE))
- M1. HIGHWAY STAR
- M2. 勝手にしやがれ
- M3. ツッパリハイスクール ロックンロール
ルパンで、観客が引きながら始まったライブは、サンプラザ中野氏のカップヌードルの中にマイクを突っ込むという、大森さんの酔っぱらいぶりで更に引く…。 その後、交換のマイクを探していた大慌てのスタッフが、私の足を踏んで走り去ったことは誰も知らない。これは誰のせい?
- すきま家具
- (関口和之(SAS)、上地等・島袋優(BEGIN)、小倉久寛)
- M4. CRAZY G
- M5. ティコ ティコ
- M6. 悲しき雨音
- M7. 北風小僧の寒太郎
ダメ押し(?)の、すきま家具では関口さんと小倉さんの素人っぽい漫才トークが…。 二階席の桑田さんは、漫才に笑いながらも、関口さんのウクレレの上手さに感心していた様子。「だてにクマとウクレレを売っていないな」と思ったに違いない。
- THE 日清とパワーステーション
- (野沢"毛ガニ"秀行・松田弘(SAS)、バーベQ和佐田(爆風スランプ)、中シゲヲ(THE SURF COASTERS)、衛藤利恵、DJ TAKAWO、原育美・丸山優子・白土直子・佐藤浩之・宮内大(SET))
- M8. BEST OF MY LOVE
- M9. I CAN'T HELP MYSELF
- M10. UPSIDE DOWN
- M11. PICK UP THE PIECES
- M12. PLAY THAT FUNKY MUSIC
- M13. I'LL BE THERE
- M14. YOU KEEP ME HANGIN' ON
- M15. STOP IN THE NAME OF LOVE
弘さんと毛ガニさんの見事なリズムに観客は魅了された。M16. ボンゴ天国・・・+三宅裕司、野添義弘(SET)
ロドリゲス三宅による熱心なダンス指導で観客は乱舞。
- PPM(ピーター・ポール&マギーミネンコ)
- (原由子(SAS)、比嘉栄昇・島袋優(BEGIN))
- M17. パフ
- M18. 悲しみのジェット・プレーン
- M19. 天使のハンマー
- M20. サンフランシスコ ベイ ブルース
- M21. 風に吹かれて
きれいな声のBEGINとマギーミネンコこと原由子のハーモニー。M22. みんないい子・・・原由子&寺脇康文
悪い子バージョンとも違い、異色のデュエットで寺脇さんが嬉しそう。
- 嘉門雄三ブルースクインテットwith 八木のぶお
- (桑田佳祐・原由子(SAS)、バーベQ和佐田・ファンキー末吉(爆風スランプ)、中シゲヲ(THE SURF COASTERS)、八木のぶお)
- M23. STOMY MONDAY
- M24. ALL YOUR LOVE
- M25. HOOCHIE COOCHIE MAN
- M26. AIN'T NO SUNSHINE WHEN SHE'S GONE
- M27. ROCK ME BABY
- M28. HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
- M29. SWEET HOME CHICAGO
私達観客は後になって気づくが、桑田さんがPARADISEの一部(I know,I know,I know…)を披露。M30. BIG STAR BLUES(ビッグスターの悲劇)・・・サザンオールスターズ
M31. 勝手にシンドバッド・・・出演者全員
久々の"生サザン"を聴けた観客は、あまりの狂喜ぶりに後ろからの強力なプッシュで死にそうになっていた。いつもなら"カモン!"であるが、"ちょっと下がってあげて!"という正反対のコメント。それにしても、けが人が出なくてよかった。バブルのなかでのバンドブームで生まれたパワステが、10年経った"平成大不況"という一つの時代の流れで無くなってしまうことで、ニッポンの芸術・文化の儚さを感じた。 「パワステは無くなってしまいますが、我がサザンは永久に不滅です。」 かしこ。